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こちらも2023年8月にゲームカタログに追加された1作です。
狼人間が、魔女の魔法で人間の姫の姿を手に入れ、自分は異国の姫だと嘘をついて盲目の王子を連れ出し、魔物の巣食う森を抜けて魔女のもとまで目を治しにもらいに行く、というお話です。かなり端折った説明をしていますが、ストーリーが本作の肝なので、興味のある方は是非直接本作に触れてみてください。
ゲームそのものは、要庇護者と直接手をつないでエスコートをしていく内容なので、ICOを思い出しました。メルヘンチックな雰囲気も含めICOの影響は相当程度受けているものと思われます。本作を「2D版のICO」と評しても差し支えないでしょう。敵も登場しますが、そこまで戦闘要素は強くはなく、王子に指示を出しながら2人でステージギミックを解いていくゼルダ的なパズル要素がゲーム性の中心と思われます。そのパズルも難易度は全体的に低めです。ボリュームも少なく、1周10時間もかからないでしょう。トロコンも10時間前後で終えられると思います。
ストーリーは、ベタながら私はかなり好きです。クライマックスは涙腺にかなり来ました。そういう意味では、本作はゲーム性とストーリーとをうまく融合させることができた良作だと思います。王子と実際に手をつないで冒険という共同作業を繰り広げることで、プレイヤーの感情移入もどんどん深まっていき、ストーリー部分とゲーム部分とが車の両輪となって互いに手を取り合いながらプレイヤーを作品に引き込んでいく構造があるのです。ここは、お見事です。
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狼人間が、魔女の魔法で人間の姫の姿を手に入れ、自分は異国の姫だと嘘をついて盲目の王子を連れ出し、魔物の巣食う森を抜けて魔女のもとまで目を治しにもらいに行く、というお話です。かなり端折った説明をしていますが、ストーリーが本作の肝なので、興味のある方は是非直接本作に触れてみてください。
ゲームそのものは、要庇護者と直接手をつないでエスコートをしていく内容なので、ICOを思い出しました。メルヘンチックな雰囲気も含めICOの影響は相当程度受けているものと思われます。本作を「2D版のICO」と評しても差し支えないでしょう。敵も登場しますが、そこまで戦闘要素は強くはなく、王子に指示を出しながら2人でステージギミックを解いていくゼルダ的なパズル要素がゲーム性の中心と思われます。そのパズルも難易度は全体的に低めです。ボリュームも少なく、1周10時間もかからないでしょう。トロコンも10時間前後で終えられると思います。
ストーリーは、ベタながら私はかなり好きです。クライマックスは涙腺にかなり来ました。そういう意味では、本作はゲーム性とストーリーとをうまく融合させることができた良作だと思います。王子と実際に手をつないで冒険という共同作業を繰り広げることで、プレイヤーの感情移入もどんどん深まっていき、ストーリー部分とゲーム部分とが車の両輪となって互いに手を取り合いながらプレイヤーを作品に引き込んでいく構造があるのです。ここは、お見事です。
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