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ポイント&クリック形式のアドベンチャーゲームです。タイトルに「都市伝説」と入っている通り、フレーバーはホラーサスペンスです。
全6話構成ですが、最後までやると、全てのお話がひとつながりになり、そのうえで展開される二度のどんでん返しに鳥肌が立ちます。正直最初のどんでん返しは内容がかなり予想できるのですが、次のどんでん返しには度肝を抜かれました。
しかし、序盤の引きが弱いのが勿体ないです。
プレイヤーが操る主人公は福来あざみという女学生ですが、彼女がなぜか「都市伝説解体センター」という施設を訪れ、なぜか無茶苦茶な言いがかりでセンターの仕事を手伝わされるところから物語は始まります。あざみの素性も、よく分かりません。実はこのあたりは全て最後のどんでん返しの伏線になっているのですが、あざみがセンターの仕事に従事する動機が弱すぎて、プレイヤーとしてはいまいち感情移入できません。序盤に起きる事件も全体的にショボいので、興味が持続しません。第三話でようやく過去の殺人事件が語られるのですが、人死にが出るのはここまで進めてからです。正直この殺人事件は本作の根幹を為すかなり重要なインシデントなのですが、それにしては伏線の張り方が弱いです。第一話からきちんと人死にの出る事件を取り扱ってプレイヤーの興味を引き付けると共に、三話の殺人事件をもっと早いうちから(そして、もっと強く)プレイヤーに印象付けておいた方が、最後のどんでん返しは効果的になったと思います。序盤のゲームプレイは、はっきり退屈です。SNSという現代的なテーマを取り扱ってはいますが、それだけで誤魔化せるものではありません。
ボリュームは短く、謎解きの難易度も低い(最後は総当たりでどんな場面も突破できます)ので、エンディングまでやっても10時間もかからないでしょう。とはいえ、値段相応だとは思います。
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全6話構成ですが、最後までやると、全てのお話がひとつながりになり、そのうえで展開される二度のどんでん返しに鳥肌が立ちます。正直最初のどんでん返しは内容がかなり予想できるのですが、次のどんでん返しには度肝を抜かれました。
しかし、序盤の引きが弱いのが勿体ないです。
プレイヤーが操る主人公は福来あざみという女学生ですが、彼女がなぜか「都市伝説解体センター」という施設を訪れ、なぜか無茶苦茶な言いがかりでセンターの仕事を手伝わされるところから物語は始まります。あざみの素性も、よく分かりません。実はこのあたりは全て最後のどんでん返しの伏線になっているのですが、あざみがセンターの仕事に従事する動機が弱すぎて、プレイヤーとしてはいまいち感情移入できません。序盤に起きる事件も全体的にショボいので、興味が持続しません。第三話でようやく過去の殺人事件が語られるのですが、人死にが出るのはここまで進めてからです。正直この殺人事件は本作の根幹を為すかなり重要なインシデントなのですが、それにしては伏線の張り方が弱いです。第一話からきちんと人死にの出る事件を取り扱ってプレイヤーの興味を引き付けると共に、三話の殺人事件をもっと早いうちから(そして、もっと強く)プレイヤーに印象付けておいた方が、最後のどんでん返しは効果的になったと思います。序盤のゲームプレイは、はっきり退屈です。SNSという現代的なテーマを取り扱ってはいますが、それだけで誤魔化せるものではありません。
ボリュームは短く、謎解きの難易度も低い(最後は総当たりでどんな場面も突破できます)ので、エンディングまでやっても10時間もかからないでしょう。とはいえ、値段相応だとは思います。
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