高橋維新のページ

　風のクロノアシリーズのナンバリング2作（「風のクロノア door to phantomile」と「風のクロノア2 〜世界が望んだ忘れもの〜」）のリマスター作品です。私は2の原作をリアルタイムでプレイしており、なかなか良い印象を持っていたので、ゲームカタログに追加されたこのタイミングで手を出してみました。
　リマスターなのでグラフィックは大なり小なり綺麗になっているのでしょうが、他の面はほぼベタ移植だと思われます。1の原作はやっていないうえに、2の原作についての記憶も遠い彼方なので、確実なことは言えませんが。

　クロノアシリーズは色々な作品が出ていますが、少なくとも上記の2作は横スクロールのアクションです。ゆえにどうしてもマリオシリーズと比べてしまうのですが、比べれば比べるほどマリオの完成度に気付かされます。本作もつまらないわけではないですが、マリオの刺激に慣れているとどうしても白湯を噛まされているような味気なさばかりが前に出てきてしまいます。
　ボリュームも少なく、トロコン（1と2で別々にプラチナトロフィーがあるわけではなく、手に入るプラチナは1つです）までやっても10時間前後でしょう。一応2の方は1と比べればステージのバリエーションも増えているため、幾分マシになっています。ノスタルジーだけでゲームを楽しめるわけではないということが分かっただけでも収穫でしょう。

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