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ウォッチドッグス コンプリートエディション

 レギオンのシーズンパスでタダでダウンロードできたので、やりました。レギオンから時間が空いたのは、やり方が分からなくてしばらくレギオンのシーズンパスをダウンロードしていなかったからです。パッケージを開けるとジャケ紙の裏(ちょうどディスクで隠れる位置)にプロダクトコードが書いてあるとは思いもよりませんでした。もう少しちゃんとアナウンスして欲しいとは若干思っています。「シーズンパスは待ってりゃ配信されるのかな」なんて勘違いして暢気に構えてましたから。

 ウォッチドッグスシリーズの1作目です。オープンワールドで再現されたシカゴが舞台のアクションシューティングゲームです。元々はPS3とPS4の縦マルチでリリースされた作品のようですが、その原作のDLCをひとまとめにしてPS4で出したのがこの「コンプリートエディション」です。
 結論から言うと、レギオンよりだいぶおもしろかったです。乱暴に言えばGTAから飛行機を引いてハッキングを足したようなゲームなんですが、GTAにより近かったからこそ楽しめたのかもしれません。「ハッキングは基本的にボタンを押すだけの操作で進んでいくのでゲームとしてあまり楽しくない」というのはレギオンのまんまです。本作ではレギオンサイバーパンクに比べればハッキングでできることもまだまだ少ないので、とってつけたような要素にしかなっていないというのも否めないところです。ゆえに戦闘も、ステルスと銃器でのドンパチが主体になります。更に本作ではエイデンという固定の主人公がいて、しかもかなりアウトロー寄りの人物造形になっています。こういった諸々の点を捉えると、まだまだGTAから未分化だという印象が強烈に臭い立ってきます。だからこそ、GTA好きの私は楽しめたわけです。
 ただ、やっていることはずっと同じような事の繰り返しです。特にサイドミッションは数だけやたらありますが、撃ち合いと乗り物でのチェックポイントめぐりが多く、早い段階で飽きます。オープンワールドゲームはそういうものだと言えばそれまでですが。

・オンラインは2021年2月にプレイしましたが、まだまだたくさん人がいました。これは、私でもなかなか楽しめました。特に人から隠れてハッキングをするやつはドキドキして楽しかったです。
・警察から逃げながらチェックポイントを回るサイドミッション等が終わっても、手配された状態が解除されないのは非常に面倒くさかったです。特に本作は、手配された状態を解除するのに時間がかかることが多いので。
・「手配された状態」と「敵組織から追われている状態」を解除するのは最後まで面倒でした。追ってくるパトカーや敵の車をハッキングで潰すことはできるのですが、潰しても潰しても新しいのが出てきてキリがないのです。結局、ハッキングで封鎖できる橋を渡って敵を引き離すのが一番楽でしたが、そのような橋はたくさん配置されているわけではないので、遠距離を移動しなければならない場合は非常に面倒でした。
・ストーリーは、裏切りが多く結構暗いです。デッドセックは登場はしますが、レギオンほどガッツリ本筋に関わってはきません。

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