当wikiは、高橋維新がこれまでに書いた/描いたものを格納する場です。

 2016年12月30日放映のアメトーーク年末5時間SPを見た。

 「パクリたい-1グランプリ」「運動神経悪い芸人」「出川と狩野」「アメトーーク大賞」の4本立てである。この企画は、去年の年末SPと全く同じラインナップである。ちなみにおととしとも一緒である。

 「アメトーーク大賞」は基本的に2016年のアメトーークのおもしろいところをつなげて編集したものなので、新規の映像ではない。だから、特に言うことはない。
 「運動神経悪い芸人」と「出川と狩野」は天然ボケがメインコンテンツなので安定しておもしろい。筆者はどちらにも結構飽きているが、まあ今年初めて見る人もいるだろうからこれ以上は言わない。
 「パクりたい-1グランプリ」は、人工ボケのコンテンツなのでおもしろさはどうしても「運動神経悪い芸人」と「出川と狩野」には劣ってしまう。まあでも、十分おもしろいからそれでよい。

 ザキヤマとフジモンがやった方がおもしろいのは、2人のフラと、あとアドリブで色々変化を入れられるからである。あそこまでやってこそ真の「ネタ」である。
 それから父が言っていること(ということはすなわち、欽ちゃんの言っていたことなのだが)であるが、きちんと動きの「止め」をピシッとできているかららしい。

 なぜ動きの止めをピシッとできるとおもしろくなるのかは筆者にも説明できないが、それ自体は確かなことなので、もう一度言っておく。お笑いでもダンスでも一緒なのだが、動きのキレを出すのに必要なのは、動いている最中よりも止まっている瞬間である。「止め」をピシッとやらないといけない。パクりたい-1グランプリでパクられた面々のうち、売れていない人たちにはこれができていない人が多い。止めるべきところで止められずにダラッと手足が流れていってしまっているのである。

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