当wikiは、高橋維新がこれまでに書いた/描いたものを格納する場です。

 2016年10月29日のめちゃイケを見た。今回は、2016年2月27日の三中スペシャルの時にやっていた「オカ柳徹子」の第2弾である。前回訪れたのは秋田県の「岡村」という場所だったが、今回の舞台は横浜の「岡村」である。

 前回を見たときに筆者が書いた感想を要約すると以下の通りである。
・仕込みなしで素人と絡むという企画のコンセプトが「鶴瓶の家族に乾杯」と同じであり、特に目新しさがない。
・岡村が主に絡む若い層より、鶴瓶が主に絡むジジババの方が、カメラをあまり意識せずに好き勝手に動くのでおもしろい。

 それを受けて、かどうかは知らないが、今回は1回目よりだいぶ仕込みっぽい展開が増えていた。番組では、横浜の岡村出身であるというゆずが早々にオカ柳徹子と合流する。ゆずと一緒にゆずゆかりの地を回るが、閉まっていたり、人々の反応が鈍かったり、小道具がちゃんとしていなかったりして、あまりうまく行かない。全体的には、めちゃイケが得意なドキュメンタリーコントに近くなっていた。「ゆずと一緒に街ブラロケ的な番組をやろうとするけど、全然うまく行かない」という笑いである。そうだとすれば、「うまく行かない」という展開が笑いの中核を担うことになるため、番組が用意した既定路線ということになる。つまりは、仕込みなのである。ゆずの母校の岡村中学校など、仕込みでなければあんなに協力してくれるわけなかろう。

 まあ、ドキュメンタリーコントになってしまったら全盛期のめちゃイケにかなわないので、そこまでして続ける企画ではないだろう。

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