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 2016年8月6日放映のめちゃイケを見た。

 今回は前週放映された山本圭壱2時間半スペシャルで放映しきれなかった残りである。主には、前回の最後に加藤が山本に説教していたシーンを、その場で観客として見ていためちゃイケメンバーと軍団山本のインタビュー映像で構成されていた。
 筆者には、山本がいなくなってから彼らがどのように思っていたかは単純に興味深かったので見ていられたが、笑いや感動は当然前回よりパワーダウンしていたため、無条件に褒められたものではない。

 何より、一番聞きたいのは山本本人の話なので、それがないと片手落ちである。まだ、それは早いということだろうか。

 ちなみにめちゃイケメンバーと軍団山本から話を聞いていたインタビュアーは総監督こと片岡飛鳥氏であった。前回の感想はメディアゴンの方に載ったので、かなり控え目で分かりにくい記述になっているが、筆者はめちゃイケがおもしろくなくなった原因は、単純に片岡氏が番組作りの一線から離れたからではないかという仮説を立てている。前回と今回の放映を見て、その仮説への確信が強くなっている。
 前回と今回のオンエアでは、その前までずっとイマイチだっためちゃイケに、往年のセンスの良さが戻っていたからである。

 片岡氏はナレーションの台本からテロップの大きさまで、細かい部分にこだわるタイプの作り手ではないかと筆者は見ている。今回の山本スペシャルでは、山本の紹介の時に見られたポケモンGOのパロディなど、ディテールに片岡氏らしさが出ているのである。片岡氏が細かい部分にもこだわりながら手ずから編集したから、ちゃんとできていたのではないだろうか。
 この仮説が正しいとすれば、めちゃイケもあくまで片岡氏という作り手の映像作品だということになる。それならば、片岡氏が作らなければおもしろくなくなるのは自明の理である。モーツァルトの弟子が作った曲に「モーツァルトのレベルに達していない」と文句をつけるのは酷というもんであろう。まあただ、めちゃイケという看板を背負うからにはモーツァルトを目指さないといけないのだが。

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