当wikiは、高橋維新がこれまでに書いた/描いたものを格納する場です。

 2018年8月30日放映のアメトーークを見た。テーマは「悲しきチャンピオン芸人」だった。

 M-1・THE MANZAI・R-1・キングオブコントなどの賞レースで優勝したもののパッとしない芸人たちを集めてその悲哀をおもしろおかしく語るという典型的なケナシ回だった。
 まあ、それなりにおもしろかったが、それなりにしかおもしろくなかった。雛壇の面々がそれほど売れていないのもさもありなん、という感じである。彼らは事前に用意しておいたことしかしゃべれないので、他の人がフィーチャーされている時は黙ってしまう。宮迫や川島がせっかくトークを広げてくれても反応できず、ガヤや相互の絡みもないので全員別撮りでもいいぐらいである。だから、売れないのである。
 ザ・ノンフィクションのクダリは今回の白眉だった(個人的にはもっとしつこくやって欲しかった)が、それだって川島と宮迫の手柄である。もう1回言うが、だから売れないのである。

 まあ、テレビでおもしろくなれないのであれば、ネタと営業を中心に生きるのも立派な芸人の道である。ネタがウケるのだったら、それで良いではないか。

管理人/副管理人のみ編集できます