当wikiは、高橋維新がこれまでに書いた/描いたものを格納する場です。

 2019年8月1日放映のアメトーークを見ました。今回は「スポーツ推薦芸人」という企画でした。

 番組冒頭のナレーションでも言っていましたが、今回は宮迫を消すための編集がされていませんでした。今後は、最初から宮迫がいない状態で収録したものがOAされるようです。ホトちゃんと向かって左のゲストが一緒に映っている映像を久しぶりに見ました。まずは一安心といったところです。

 今回の企画はその名の通りススポーツ推薦で進学した経験のある芸人にその内情を語ってもらうというものです。その「スポーツ」は野球・サッカー・バスケ・バレー・柔道・フィールドホッケーと多岐に渡っていたので、少し話が散漫になった感は否めません。何よりスポーツ推薦というのは基本的には「すごい」ことなので、「一般入試の子らより勉強ができない」という形でしか「ケナシ」を入れられません。結局尾形の天然とティモンディ・高岸のキャラクターが一番おもしろかったので、スポーツ推薦芸人というテーマそれ自体はそんなにいいものではなかったと思います。
 尾形に関して言えば、「スポーツ推薦芸人への出演がまだ本決まりじゃない」という設定にして隠し撮りしたディレクターとの打ち合わせもおもしろかったです。尾形は本決まりじゃないスポーツ推薦芸人への出演を本決まりにするためにディレクターに必死にアピールするのですが、幼稚園でも小学校でもスポーツ推薦だったという無茶苦茶なこじつけができていました。きちんと本心からそう思っている人を演じられていました(本人に演じている自覚はあんまりないでしょうが)。笑いの世界で大事な「おもしろい牽強付会をする変な人(モンスタークレーマーとか勘違いしているブスといったような、コントの設定でよく見るキャラクター)」が(天然とはいえ)できていたということです。こういう形でも尾形の魅力をどんどん引き出していって欲しいと思います。

 今回ホトちゃんの横にいて宮迫の役割を担っていたのは有吉と陣内でした。陣内は基本的にあってもなくてもいいようなガヤしか入れていなかった印象があります。他方で有吉は、宮迫と違ってツッコミよりボケに回る瞬間が多かったです。少し毛色の違う笑いが増えてアクセントになるので、有吉がいた意味はあったと思います。宮迫がやっていたようなツッコミをする人はいなかったわけですが、今回主な笑いどころとなっていた尾形と高岸は(その強烈さゆえに)ツッコミがなくても単体でおもしろかったので、あまり必要性を感じませんでした。宮迫の代役の必要性や求められる役割については次回以降のOAを見てみないと何とも言えません。

 ちなみに、宮迫がいないことがハッキリとイジられることはありませんでした。有吉にイジられたホトちゃんが「ノらなしゃあないねん」って絶叫した一幕ぐらいだったと思います。ロンハーでは亮がいないことが散々イジられていたので、この番組でももっとどんどんイジって欲しいと思います。

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