2019年2月21日放映のアメトーークを見た。テーマは「ろくでなしBLUES芸人」だった。
まあ、いつものことであるが、表現作品を扱うとホメ回になってしまうのでおもしろくなりようがない。今回もおもしろかったのは濱家がスベるところだけであった。
ギャグ要素もある漫画なのでマンガ自体の笑いどころも紹介されてはいたが、それまでのストーリー展開で植え付けられた各登場人物のキャラクターや行動様式といった前提知識がある状態でそのシーンを読むからおもしろいのであって、全体の流れを無視してそのワンシーンだけを切り取ってスタジオで再現しても白けるだけである。むしろ漫画がおもしろくない印象を与えてしまうので、この手の笑いどころの切り取りはやめたほうがいいと思う(あるいは、漫画の時点でもうおもしろくないシーンを無理やり紹介している可能性もあるが)。ひな壇の面々もしゃべり足りない様子であった通り、全42巻もある漫画を1時間のOAで紹介しきるというのが土台無理な話なのである。断片的な話の連続で、イマイチ魅力も伝わってこない。
ただ一応、ケナシの要素も部分的にあった。主に話題になっていたのは千秋というヒロインのツッコミどころであったが、スタジオにいた作者もこのヒロインのことを嫌いだということだったので、所詮は事前に設定された許容範囲の中でケナシの真似事をやっているだけだろう。
ずうっと主人公ともどかしいままの関係を続けるヒロインというのは少年漫画にはよく出てくる(高橋留美子の作品では特によく見る)ので、千秋に対するケナシは漫画(ひいては、フィクション全体)へのケナシにつながっていく話である。あの程度に止めてしまってはこちらも拍子抜けである。
まあ、いつものことであるが、表現作品を扱うとホメ回になってしまうのでおもしろくなりようがない。今回もおもしろかったのは濱家がスベるところだけであった。
ギャグ要素もある漫画なのでマンガ自体の笑いどころも紹介されてはいたが、それまでのストーリー展開で植え付けられた各登場人物のキャラクターや行動様式といった前提知識がある状態でそのシーンを読むからおもしろいのであって、全体の流れを無視してそのワンシーンだけを切り取ってスタジオで再現しても白けるだけである。むしろ漫画がおもしろくない印象を与えてしまうので、この手の笑いどころの切り取りはやめたほうがいいと思う(あるいは、漫画の時点でもうおもしろくないシーンを無理やり紹介している可能性もあるが)。ひな壇の面々もしゃべり足りない様子であった通り、全42巻もある漫画を1時間のOAで紹介しきるというのが土台無理な話なのである。断片的な話の連続で、イマイチ魅力も伝わってこない。
ただ一応、ケナシの要素も部分的にあった。主に話題になっていたのは千秋というヒロインのツッコミどころであったが、スタジオにいた作者もこのヒロインのことを嫌いだということだったので、所詮は事前に設定された許容範囲の中でケナシの真似事をやっているだけだろう。
ずうっと主人公ともどかしいままの関係を続けるヒロインというのは少年漫画にはよく出てくる(高橋留美子の作品では特によく見る)ので、千秋に対するケナシは漫画(ひいては、フィクション全体)へのケナシにつながっていく話である。あの程度に止めてしまってはこちらも拍子抜けである。
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