当wikiは、高橋維新がこれまでに書いた/描いたものを格納する場です。

 火曜の深夜枠に移ってきたロンハーは初めてちゃんと見ました。

 闇営業問題で宮迫らの謹慎処分を吉本が発表してから、ロンハーの亮の出演部分が再編集(=カット)されて放映されるということだったので、どうなっているかを確認するために見てみました。

 結論から言うと、亮は跡形もなくスッパリと消されてました。私が確認できた限り、声も姿形も1回も入っていませんでした。別に亮はこの番組では(というか、淳と一緒の番組だと)大したことをしていなかったので、スッパリと消されていても何も違和感はありませんでした。亮が消えたせいで番組のおもしろさが減退していたとも思えません。

 今回の企画は、雛壇に集まってもらった10人の男性芸人を藤田ニコルと小木が付き合いたい順にランク付けしていくというものでした。往年のロンハーの人気企画だった「格付け」とコンセプトは丸々一緒です。雛壇の面々には、小宮・クロちゃん・ナダル・久保田・草薙などの天然芸人(=ウケ狙いで何かやってもおもしろさが出せない一方で、素の部分におもしろさがある芸人)が揃っており、こういう人たちの素の部分の天然のおもしろさをイジっていこうという番組の狙いは強く感じ取ることができました。ただ姉妹番組のアメトーークでの露出も含めて結構見慣れた人たちだったので、これから番組のクオリティを維持していくにはどんどん新しい天然のスターを発掘していく必要があると思います。
 そしてニコルも小木も下位にランク付けされた人たちにあんまり毒づかないので全盛期のロンハーの下衆なおもしろさは出しきれていませんでした。有吉がいればもうちょい攻められたのかなとも思いますが、攻める題材が前述のように「見慣れた天然芸人たち」に過ぎないため、そこまで変わんなかったような気もします。肝心要の企画内容が「格付け」と一緒で、キャスティングにも既視感が強いため、おもしろさが頭打ちになってしまっている(=企画のアイディアが出た段階で予想される撮れ高を超えることがない)ということだと思います。
 ロンハーは、この枠に移ってからの方がおもしろくなっていると思います。深夜枠ゆえにキツめの下ネタも出せるので、下衆な番組の雰囲気にマッチしています。これからもどんどんおもしろい天然を掘り出していって欲しいものであります。今回の企画は尺を埋めるためのツナギみたいなものに過ぎないと思いますから、攻めの姿勢を忘れないでください。これでも、エールのつもりです。普段の私なら「こんな場ツナギみたいな企画をやっているようじゃダメである」って書いていたと思います。

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