当wikiは、高橋維新がこれまでに書いた/描いたものを格納する場です。

 2019年9月12日放映のアメトーークを見た。今回は「私生活芸人っぽい芸人」であった。

 2019年4月25日放映回で岡野がプレゼンしていた「人生ギリギリ芸人」とほぼ同じ趣旨である。酒やタバコやギャンブルが大好きな破滅的芸人たちに自身の私生活のおかしさを語ってもらうという内容である。対して蛍原の隣には私生活がキチキチしている渡部・原西・ロバート山本という3人がいて、雛壇の面々とケンカをする構図になっていた。
 雛壇の面子は、リーダーの大悟以外は格も実力も物足りず、ほとんど自分の番目が来た時にしかしゃべれていなかった。それでも大悟一人の奮闘でおもしろいシーンは数々作れていた印象である。大悟以外の雛壇メンバーは、もっとちゃんとMC横の面々とケンカをしなければならない。彼らを理不尽に貶めなければならない。自分が正論でツッコミを入れられた時も屁理屈で食い下がらなければならない。どう聞いてもおかしな理屈を振りかざして自分の弱さ・汚さを正当化する行為こそが、芸そのものである。今回の出来だと2回目のチャンスがもらえるかは怪しく、そういうところはとことん冷たいのがテレビ業界なのだが、「次」があったら頑張って欲しい。

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