当wikiは、高橋維新がこれまでに書いた/描いたものを格納する場です。

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 2026年7月30日放映のアメトーークを見ました。今回は「字が汚い芸人」という企画でした。

 中岡直筆のネタ帳を苦労して読んでったら非常にしょうもないオチだったのはおもしろかったです。残りのの笑いどころは、字が汚い芸人たちの字の汚さそのものと、彼らが自分を正当化する屁理屈の数々だったわけですが、前者は、そこまで汚くない人と汚すぎて見ている方を引かせてしまうレベルの人しかいませんでした。後者についても、大喜利的にそこまでおもしろいことを言えている人はいなかったです。
 絵が下手とか、歌が下手とか、運動音痴とか方向音痴とか、普通に考えるとコンプレックスになる属性は数々あります。そして、その中には訓練でどうしようもないレベルのものもあるのは事実です。ただ、「字が汚い」というのは、他のコンプレックスと比べてどうにも笑っていいものかどうか迷ってしまうものである感は否めません。他のものよりも、現代社会で生きていく際の不利益が大きそうな気がするからです。芸人たちは笑って欲しそうなので、笑ってやるべきなのですが、気持ちよく笑うためには何か演出上の工夫が必要なのだと思います。そして今回のアメトーークにおける演出では十分ではなかったのもまた確かですが、ここまで言っている私にもどうすればいいのかは分かりません。正解を探す努力は続けていくべきでしょうが、どう料理しても食えない素材というものもこの世にはあるので、諦める潔さも必要だとは思います。たとえば、抗がん剤治療で頭髪を失った人を笑うというのは、いくら本人が「薄毛」として笑って欲しがっているとしても、なかなかに難しいものがあるのです。
 今後技術革新が進んで電子入力が主流になり、「手書きで字を書く」というスキルが今のお絵描き並みの特殊技術になった(=現代社会を生きていく上での必須技術ではなくなった)ら、絵が下手な人たちと同じように気持ちよく笑い飛ばせることができるようになるかもしれません。そういう意味では、大人しく天の時を待ち続けるのも一つの戦略でしょう。

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