→作評トップ
本当は、私の中の死にゲーブームの流れで、2Dの死にゲーと言われているHollow Knightをやってみたかったのですが、トロコンが難しそうだったのでインターバルとしてこちらに手を出してみました。Hollow Knightとの共通点は、2Dのアクションゲームであるところと、マップが入り組んでいて探索要素が強めなところです。
欧米では本作のような探索要素強めの2Dアクションゲームに「メトロイドヴァニア」というジャンル名がついているそうです。その手のゲームを代表するメトロイドシリーズと悪魔城ドラキュラシリーズ(英題が"Castlevania")の合成語だということです。
本作は、悪魔城ドラキュラの開発スタッフの一人であった五十嵐孝司氏がクラウドファンディングで集めた資金をもとに制作したそうです。本作に先立って関連作として"Bloodstained: Curse of the Moon"とその"2"の二作がリリースされています。世界観や登場キャラクターが本作と共通しているみたいです。
私は悪魔城ドラキュラシリーズはやったことはありません。"Curse of the Moon"の二作もやっていません。なので以下は本作の特徴を箇条書きする形で進めます。
・2DのアクションRPG。敵を倒すと経験値を得られ、レベルアップしていく仕様。
・面クリア型ではなく、ひとつながりになった広大な迷宮が舞台。
・「迷宮」とはいってもバイオシリーズみたいにひとつの大きな建物を探索する感じではない。いくつかのエリアに分かれており、エリアごとに様相はだいぶ異なる。砂漠地帯もあればマグマ地帯もあるし、水エリアもあれば氷でツルツルのエリアもある。
・マップは入り組んでおり、探索要素が強め。
・迷宮は全てがシームレスにつながっているわけではなく、部屋がたくさんつながっているイメージである。部屋間の移動時にはごく短いロード時間が挟まる。部屋を移動すると、倒した敵は全て復活する。
・武器や魔法といった装備の種類は豊富で、戦い方は様々。
・同じ武器でもランダムな性能差があるというようなことはない。つまり、仁王シリーズ等に見られるようなハクスラ要素はない。ただ武器の強化やステータスの向上には敵のドロップする素材をたくさん集めたりしないといけないため、そういう意味ではハクスラと同じような「作業」をする必要はある。ステータスをとことんまで突き詰めて上げていくとなると結構な作業量が必要。
・死にゲーというほど難しいわけではない。ボスはたくさんいるが、難易度調整は可能(ノーマルとハードとナイトメアの3種)だし、回復アイテムも豊富に用意されているので、アイテムをジャブジャブ使いながらのごり押しという戦法もとれる。またレベルアップや武器強化やステータスへのドーピングといった前述の成長要素を利用して主人公を強く育成してから挑むということも可能。つまり、立ち回りを完璧にせずともなんとなく倒すことはできる。
・主人公はミリアムという女性。露出度は結構高い。
私はゲームを進めるうちにどんどんハマっていきました。前述の通りミリアムの露出度は結構高いので、プレイ開始直後はわりと面食らったのですが、ゲームを進めるうちに前述のような特徴を持つかなり硬派なゲームだということが分かっていったので、当初の不安は吹き飛びました。
個人的には、死にゲーみたいに立ち回りを磨く楽しさよりは、色々な素材を集めながら主人公を強化していく楽しさの方が優ったのですが、前者に楽しみを見出すことも可能な見事なバランス調整がされていると思います。各ボスをノーダメージで倒した時に得られる特殊なアイテムも用意されており、プレイヤーが練習すればきちんと反映されるようにできているゲームだと思います。未プレイの方は試してみてください。
※オートセーブがないので、結構な頻度で画面が固まるのは心臓に悪いです。特にハイジャンプやアクセラレイターといった高速で移動する技を使うとその傾向がひどくなります。エラー落ちも1回では済みませんでした。ここは明確に改善してほしいところです。3Dのゲームではないのにここまで動きが重くなるのは純粋に不思議です。
欧米では本作のような探索要素強めの2Dアクションゲームに「メトロイドヴァニア」というジャンル名がついているそうです。その手のゲームを代表するメトロイドシリーズと悪魔城ドラキュラシリーズ(英題が"Castlevania")の合成語だということです。
本作は、悪魔城ドラキュラの開発スタッフの一人であった五十嵐孝司氏がクラウドファンディングで集めた資金をもとに制作したそうです。本作に先立って関連作として"Bloodstained: Curse of the Moon"とその"2"の二作がリリースされています。世界観や登場キャラクターが本作と共通しているみたいです。
私は悪魔城ドラキュラシリーズはやったことはありません。"Curse of the Moon"の二作もやっていません。なので以下は本作の特徴を箇条書きする形で進めます。
・2DのアクションRPG。敵を倒すと経験値を得られ、レベルアップしていく仕様。
・面クリア型ではなく、ひとつながりになった広大な迷宮が舞台。
・「迷宮」とはいってもバイオシリーズみたいにひとつの大きな建物を探索する感じではない。いくつかのエリアに分かれており、エリアごとに様相はだいぶ異なる。砂漠地帯もあればマグマ地帯もあるし、水エリアもあれば氷でツルツルのエリアもある。
・マップは入り組んでおり、探索要素が強め。
・迷宮は全てがシームレスにつながっているわけではなく、部屋がたくさんつながっているイメージである。部屋間の移動時にはごく短いロード時間が挟まる。部屋を移動すると、倒した敵は全て復活する。
・武器や魔法といった装備の種類は豊富で、戦い方は様々。
・同じ武器でもランダムな性能差があるというようなことはない。つまり、仁王シリーズ等に見られるようなハクスラ要素はない。ただ武器の強化やステータスの向上には敵のドロップする素材をたくさん集めたりしないといけないため、そういう意味ではハクスラと同じような「作業」をする必要はある。ステータスをとことんまで突き詰めて上げていくとなると結構な作業量が必要。
・死にゲーというほど難しいわけではない。ボスはたくさんいるが、難易度調整は可能(ノーマルとハードとナイトメアの3種)だし、回復アイテムも豊富に用意されているので、アイテムをジャブジャブ使いながらのごり押しという戦法もとれる。またレベルアップや武器強化やステータスへのドーピングといった前述の成長要素を利用して主人公を強く育成してから挑むということも可能。つまり、立ち回りを完璧にせずともなんとなく倒すことはできる。
・主人公はミリアムという女性。露出度は結構高い。
私はゲームを進めるうちにどんどんハマっていきました。前述の通りミリアムの露出度は結構高いので、プレイ開始直後はわりと面食らったのですが、ゲームを進めるうちに前述のような特徴を持つかなり硬派なゲームだということが分かっていったので、当初の不安は吹き飛びました。
個人的には、死にゲーみたいに立ち回りを磨く楽しさよりは、色々な素材を集めながら主人公を強化していく楽しさの方が優ったのですが、前者に楽しみを見出すことも可能な見事なバランス調整がされていると思います。各ボスをノーダメージで倒した時に得られる特殊なアイテムも用意されており、プレイヤーが練習すればきちんと反映されるようにできているゲームだと思います。未プレイの方は試してみてください。
※オートセーブがないので、結構な頻度で画面が固まるのは心臓に悪いです。特にハイジャンプやアクセラレイターといった高速で移動する技を使うとその傾向がひどくなります。エラー落ちも1回では済みませんでした。ここは明確に改善してほしいところです。3Dのゲームではないのにここまで動きが重くなるのは純粋に不思議です。
本作はリリース後順々にDLCが追加され、その量も膨大になっていますが、最後に追加されたこのDLCにだけ追加トロフィーがあったので、プレイしてみました。
ドミニクを主人公にした小規模かつクラシックな2Dメトロイドヴァニアになっています。クリア時間は、追加トロフィーのコンプリートまでやっても10時間前後でしょう。
クラシックを意識したからなのか、ジャンプに魔界村のような妙な慣性がかかるので、慣れるまでは大変です。あと、上下の足場をつなぐ階段が色々な場所に登場するのですが、この階段に乗るには、上りの場合は十字キーまたはスティックの斜め上を入力しながら、下りの場合は斜め下を入力しながら歩く必要があります。上下の入力がないと、階段をスルーしてそのまま水平に移動してしまいます。他方、方向キーの下を入力しながら出すアクション操作もあり、下り階段付近だと意図せずに階段を下りていってしまう事故が割りと頻発したので、鬱陶しかったです。あとこの階段ですが、ジャンプや落下で着地する場合も上下のいずれかを入力しておく必要があります。入力していないと、階段をスルーしてそのまま落下していきます。このへんの仕様は、直感的とは言い難く少々不可解でした。
また、実時間で約3分半(某攻略サイトによると、215秒らしいです)ごとにゲーム内の昼と夜が変わるという仕様があり、昼夜が変わると登場するモンスターが変わります(全体的に夜の方が敵の物量や質が厳しめになります)。ホルスの目というアイテム(店売りもされています)を使えば昼夜はすぐに逆転させることができますが、3つしか携行できないうえに序盤はこれを潤沢に入手する余裕もないので、なかなかに厳しいです。特に、夜になると本来安全地帯であるはずの街の住人が全て敵になってドミニクに襲い掛かってくるうえに、買い物もできなくなる(一部例外あり)ので、かなり心を折られます。序盤で夜が来てしまった場合は昼が来るまで安全地帯で待っているのが最適解であることも多く、探索の自由度を妨げていると思いました。また各地の商人も、昼と夜で場所が変わっている者もいれば、(前述したように)昼と夜のいずれか一方にしか営業していない者もおり、こちらの仕様も煩瑣なだけでした。後半は金も潤沢になってくるのでホルスの目をジャブジャブ使ってもそこまで支障はないのですが、これを店で補充する際にも商人の営業状況を気にして場合によってはホルスの目を使ったりする必要があるので、ややこしいだけなのです。ゲームプレイの前半でも後半でも、質が違うだけで絶えず鬱陶しさの方が勝っている仕様だと思いました。
→作評トップ
ドミニクを主人公にした小規模かつクラシックな2Dメトロイドヴァニアになっています。クリア時間は、追加トロフィーのコンプリートまでやっても10時間前後でしょう。
クラシックを意識したからなのか、ジャンプに魔界村のような妙な慣性がかかるので、慣れるまでは大変です。あと、上下の足場をつなぐ階段が色々な場所に登場するのですが、この階段に乗るには、上りの場合は十字キーまたはスティックの斜め上を入力しながら、下りの場合は斜め下を入力しながら歩く必要があります。上下の入力がないと、階段をスルーしてそのまま水平に移動してしまいます。他方、方向キーの下を入力しながら出すアクション操作もあり、下り階段付近だと意図せずに階段を下りていってしまう事故が割りと頻発したので、鬱陶しかったです。あとこの階段ですが、ジャンプや落下で着地する場合も上下のいずれかを入力しておく必要があります。入力していないと、階段をスルーしてそのまま落下していきます。このへんの仕様は、直感的とは言い難く少々不可解でした。
また、実時間で約3分半(某攻略サイトによると、215秒らしいです)ごとにゲーム内の昼と夜が変わるという仕様があり、昼夜が変わると登場するモンスターが変わります(全体的に夜の方が敵の物量や質が厳しめになります)。ホルスの目というアイテム(店売りもされています)を使えば昼夜はすぐに逆転させることができますが、3つしか携行できないうえに序盤はこれを潤沢に入手する余裕もないので、なかなかに厳しいです。特に、夜になると本来安全地帯であるはずの街の住人が全て敵になってドミニクに襲い掛かってくるうえに、買い物もできなくなる(一部例外あり)ので、かなり心を折られます。序盤で夜が来てしまった場合は昼が来るまで安全地帯で待っているのが最適解であることも多く、探索の自由度を妨げていると思いました。また各地の商人も、昼と夜で場所が変わっている者もいれば、(前述したように)昼と夜のいずれか一方にしか営業していない者もおり、こちらの仕様も煩瑣なだけでした。後半は金も潤沢になってくるのでホルスの目をジャブジャブ使ってもそこまで支障はないのですが、これを店で補充する際にも商人の営業状況を気にして場合によってはホルスの目を使ったりする必要があるので、ややこしいだけなのです。ゲームプレイの前半でも後半でも、質が違うだけで絶えず鬱陶しさの方が勝っている仕様だと思いました。
→作評トップ
最新コメント