高橋維新のページ

　2023年8月のフリープレイの1作です。
　一言で言うと、2Dゼルダにソウルライクを掛け合わせたような作品でしょうか。
　グラフィックは、「夢をみる島」のリメイクみたいなトゥーン調で、それをクォータービューで斜め上から見下ろす画面構成になっています。プレイヤーは主人公のカラスを操り、目当てのソウルを刈り取ることになっていくのですが、このあたりの世界観や、断片的な説明しかないストーリーテリングは実にソウルライク的といっていいでしょう。難易度もそれなりに高く、ボス戦では敵の攻撃を的確に避けながらちまちまと削っていくプレイングが求められます。その点も、ソウルライク的です。
　とはいえシリーズに慣れた人であれば5戦や10戦もかからずに突破できるボスがほとんどですし、デスペナルティも一切ないので、ソウルライクの中では難易度は低めです。ゲームデザインや世界設定は全体的に首尾一貫しており綺麗にまとまっているので、よくできた作品です。ボリュームは少なめ（大ダンジョンが全部で3つ＋大ボスは両手で数えると指が余るほど、ストーリークリアまでのプレイ時間は初見で迷いながらやっても10時間〜20時間程度）ですが、安く手に入るならソウルライクの入門編としてどうぞ。

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