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Dishonored: Death of the Outsider

 Dishonoredシリーズは、SkyrimFalloutシリーズで知られるベセスダがパブリッシャーとなった主観視点の3Dステルスアクションゲームです(開発は、昨今マイクロソフトによって閉鎖されるというニュースが話題になったArkane Studiosです)。ナンバリングには1と2があり、本作はスピンオフ作品となります。リリース順で言うと本作が最新作で、作中の時系列も1→2→本作になるようです。分かりやすくていいですね。
 前々からこのシリーズには何となく興味はあったので、一番ボリュームの少なかった本作から手を出してみました。

 3Dステルスアクションなので、プレイ感はHITMANシリーズと似通っています。本作ならではの特徴は、魔法のような特殊能力(ワープとか、透視とか、そんなようなの)と、前近代的(スチームパンク的)な舞台設定でしょう。
 
 ステルスアクションゲームの醍醐味は、見つからずに目標を達成する手順を試行錯誤しながら考えていくパズルゲーム的な部分だと思っています。そして、それは本作でも十全に楽しめます。難易度を下げれば派手にドンパチしながらごり押しすることも可能である一方、前述のような魔法じみた特殊能力が色々とあるので、全体的なステルスアクションとしての難しさは控え目です。ステルスゲームの入門編としてお勧めできるでしょう。
 ただ前述のように本作はリリースも時系列も一番後ろなので、私はストーリーがほぼ理解できませんでした。ストーリーを深く理解したい人は素直にリリース順にやった方がいいと思います。ただ、洋ゲーにありがちなあってもなくてもいいような(=理解してもしなくてもいいような)ストーリーだという印象は受けました。
 また本作はボリュームも少なめです。全5ステージしかなく、2つ目と3つ目のステージは同じ町が舞台です(行き来できる場所に若干違いがあります)。ゲームクリアするだけであれば10時間もかかりません。逆に言えば、サクッと本シリーズに触れてみたい人にはお勧めです。

 ステルスアクションゲームとしては、前述のHITMANシリーズもありますし、私お気に入りのMimimi作品たちもありますし、メタルギアという金字塔もあります。どれもゲーム性は優れているので、あとは舞台設定や登場キャラクターといったフレーバーの部分を気に入れるかどうかで選んでいけばいいと思います。

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