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※正式なタイトルは上記のとおり「Ghost of Yōtei」ですが、wikiの表記上の問題で本ページの表題は「Ghost of Yotei」となっています。
ツシマの続編でございます。ゲームシステムはほぼそのままに、舞台を1603年の北海道に移した作品です。時間軸は前作と共通しているようですが、前作の要素は痕跡的な形でしか登場しません(前作主人公のその後がうかがい知れるサイドクエストがあります)。
いい意味で、普通におもしろかったです。本作だけをずっとやっていることができました。いいところも悪いところも、ほぼ前作のまんまなので、箇条書きにしておきます。
<いいところ>
・楽しい剣戟戦闘
・ついつい色々なところに行きたくなる美麗なオープンワールド(舞台となっている島は、海岸線の形状こそ北海道にそっくりですが、中身は全然現実を反映しておらず、フォトジェニックな景観がそこかしこに用意されています)
・復讐をテーマとした重厚なストーリー
<悪いところ>
・やっていることは徹頭徹尾同じ(ただ、オープンワールドゲームというのはそういうものです)
・たまに遠距離攻撃してくる敵や固すぎる敵が鬱陶しい
・時代劇調ではあるのだが、全体的にどことなく違和感が抜けない台詞回し(想像ですが、最初に英語で書かれた脚本を時代劇調の日本語に翻訳しているような気がします)
ストーリーについては、両親を殺されて復讐鬼と化した主人公・篤の、「このままひたすら復讐を続けるだけの人生でいいのか」という内面的な葛藤が大きなテーマになっています。作中における出会いや諸々の出来事を通じて彼女が復讐以外の生きる糧を見付けるというのが最終的な落としどころになっていますが、私は嗜好がラーメンハゲと同じなので、復讐譚は徹頭徹尾痛快な復讐譚であってほしいと思う質です。本作のように、ラーメンハゲ的な嗜好に対するアンチテーゼを導入するのであれば、斉藤が篤の両親を殺した理由をもっと明快に描写して欲しい(=斉藤側にも大なり小なり事情があったということが分かった方が、篤(及びプレイヤー)の葛藤もより深く悩ましいものになり、復讐にこだわる生き方をより相対化できる)ですし、最後に十兵衛を殺す必要はない(=復讐の輪廻から解脱できた篤にもっと幸せな結末を与えて欲しい)と思います。ただ、いずれも好みの問題だということは何度でも強調しておきます。
ちなみに1603年の北海道という舞台設定のため、アイヌが登場します。私は勝手に(Red Dead Redemption2のインディアンみたいに)闖入者(和人)とアイヌとの軋轢が描かれてそれがストーリーに深みを与えてくれるのではないかと期待していたのですが、その手の描写は一切ありませんでした。日本生まれの創作物ではなかなか描かれない過去の日本の暗部なので、今後の作品に託したいところです。
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ツシマの続編でございます。ゲームシステムはほぼそのままに、舞台を1603年の北海道に移した作品です。時間軸は前作と共通しているようですが、前作の要素は痕跡的な形でしか登場しません(前作主人公のその後がうかがい知れるサイドクエストがあります)。
いい意味で、普通におもしろかったです。本作だけをずっとやっていることができました。いいところも悪いところも、ほぼ前作のまんまなので、箇条書きにしておきます。
<いいところ>
・楽しい剣戟戦闘
・ついつい色々なところに行きたくなる美麗なオープンワールド(舞台となっている島は、海岸線の形状こそ北海道にそっくりですが、中身は全然現実を反映しておらず、フォトジェニックな景観がそこかしこに用意されています)
・復讐をテーマとした重厚なストーリー
<悪いところ>
・やっていることは徹頭徹尾同じ(ただ、オープンワールドゲームというのはそういうものです)
・たまに遠距離攻撃してくる敵や固すぎる敵が鬱陶しい
・時代劇調ではあるのだが、全体的にどことなく違和感が抜けない台詞回し(想像ですが、最初に英語で書かれた脚本を時代劇調の日本語に翻訳しているような気がします)
ストーリーについては、両親を殺されて復讐鬼と化した主人公・篤の、「このままひたすら復讐を続けるだけの人生でいいのか」という内面的な葛藤が大きなテーマになっています。作中における出会いや諸々の出来事を通じて彼女が復讐以外の生きる糧を見付けるというのが最終的な落としどころになっていますが、私は嗜好がラーメンハゲと同じなので、復讐譚は徹頭徹尾痛快な復讐譚であってほしいと思う質です。本作のように、ラーメンハゲ的な嗜好に対するアンチテーゼを導入するのであれば、斉藤が篤の両親を殺した理由をもっと明快に描写して欲しい(=斉藤側にも大なり小なり事情があったということが分かった方が、篤(及びプレイヤー)の葛藤もより深く悩ましいものになり、復讐にこだわる生き方をより相対化できる)ですし、最後に十兵衛を殺す必要はない(=復讐の輪廻から解脱できた篤にもっと幸せな結末を与えて欲しい)と思います。ただ、いずれも好みの問題だということは何度でも強調しておきます。
ちなみに1603年の北海道という舞台設定のため、アイヌが登場します。私は勝手に(Red Dead Redemption2のインディアンみたいに)闖入者(和人)とアイヌとの軋轢が描かれてそれがストーリーに深みを与えてくれるのではないかと期待していたのですが、その手の描写は一切ありませんでした。日本生まれの創作物ではなかなか描かれない過去の日本の暗部なので、今後の作品に託したいところです。
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