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HUMANITY

 StrayTchiaと同様に、発売と同時にゲームカタログに追加された作品です。本作もTchiaと同じようにたくさんいるゲーム紹介系YouTuberが誰もやっていなかったので、手を出してみました。

 ゲームの中身は、パズルです。プレイヤーが操るのは柴犬です。ステージ中には、「放っておくとひたすら直進するだけの人の群れを無限に出し続けるドア」があります。柴犬は方向転換やジャンプといった人の群れの動きを変えるスタンプをステージ中に配置できるので、このスタンプを使って人々の動きを操作・制御し、ゴールまで導くと、ステージクリアとなります。基本的には、人の群れがずっと湧き続けてくる中でリアルタイムでスタンプの配置を考えていなかければならないのですが、ゲームを進めていくと、人の群れが止まっている状態でスタンプの配置を考えなければならない(=群れを始動させるともうスタンプの配置をいじれない)ステージや、柴犬で人を引き連れて動き回るステージといったバリエーションも出てきます。
 特に後者のバリエーションはゲーム性が結構異なるので、賛否両論あるかと思いますが、私は好きでした。こういった変化は飽きを防止するのに良いと思います(当然入れすぎるとゲームの軸がブレるので、このあたりのバランスはゲーム制作における永遠の課題だとは思います)。
 自動で延々動き続ける何かの動きを制御して適切なゴールに導くというゲーム性は、私がやったことのあるゲームの中だと、「マリオvs.ドンキーコング 突撃!ミニランド」に似ていると思いました。もっと古典的なところで言うと「レミングス」でしょうか。ストーリーや舞台設定含めて、全体的なビジュアルは統一感のある美しい仕上がりになっているので、この手のパズルが好きな人はやって損はないと思います。

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