高橋維新のページ

　2Dのパズルアクションです。主人公を操って色々なギミックを解きながら進んでいくゲームです。操作は極めて単純で、非力な主人公は左右移動とジャンプ、あと何か物をつかむ（＋スイッチを押す）というアクションしかできません。攻撃はできず、ゲーム中に登場する敵はギミックを利用して倒すしかありません。ただそれに反して道中の仕掛けは複雑なものが多く、パズル要素はかなり強めになっています。リトルナイトメアシリーズやハコボーイシリーズに似たゲームだと言っていいでしょう。
　タイトルは日本語にすると「辺獄」らしいですが、その名に違わず主人公が行く道は全てが白黒で描かれたダークでグルーミーな舞台となっており、ひとたびミスをすれば体が串刺しになったりバラバラになったりすることもあるなど、徹底的に孤独で陰惨な世界観が表現されています。この「雰囲気」を味わう雰囲気ゲーの側面も持っているので、好きな人は好きなんじゃないでしょうか。ボリュームは少なく初見でも2時間ぐらいで終わるとは思いますが、価格相応でしょう。

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