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RoboCop: Rogue City

 2025年4月のフリープレイに入ったのでやってみました。
 開発はテヨンというポーランドの会社、発売元はNaconというフランスの会社です。

 私は、ロボコップの原作映画についてはほとんど知りません。Wikipediaによれば、本作は映画の2と3の間の話らしいです。とはいえ本作のストーリーは単体で理解できる内容にはなっています。映画の知識があればより楽しめるのかもしれませんが、どの程度変わるのかは分かりません。
 ゲームは、オープンワールドではなく、ほぼ一本道のミッションクリア形式です。ごくごく小規模なオープンフィールドとしてデトロイト(ロボコップの舞台)のスラム街が登場しますが、ここは色々なミッションでちょくちょく訪れて事件の捜査をすることになります。メインミッションとは別のサイドクエストも、それなりに用意されています。
 戦闘はFPS形式のガンシューティングです。しかし一般的なガンシューティングゲームでよく見られるカバーリングというシステムはありません。しゃがんだりすることはできないので敵の攻撃が当たらない位置に逃げたければ普通にスティックで移動するしかありません。カバーリングがないということは「カバーリングから身を乗り出す」というアクションもないので、敵を撃ちたい場合はやっぱり普通にスティックで移動して全身を丸のまま晒すよりありません。まあ、それでも何とかなるバランスにはなっているので、ロボコップの固さを表現できてはいると思います。原作再現の一手法として、ありなのではないかと思いました。原作再現と言えば、本作のデトロイトは体感治安がゴッサムシティ並みに悪いのですが、これもハードでバイオレントな原作の雰囲気を忠実に再現しているのやもしれません。
 ボリュームは短めです。サイドクエストに一通り手を出しても1周10時間〜15時間程度で終わるでしょう。FPSとしては中の上くらいの良作です。原作ファンであれば、もっと色々とエキサイトできるのかもしれません。

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