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THE FIRST SLAM DUNK
良かった点
気になった点
その他細かいこと
改めて思った原作自体へのツッコミどころ
THE FIRST SLAM DUNK 
※完全にネタバレをしていますので、読む際はご注意ください。
普段滅多に映画館に足を運ばない私ですが、ネタ作りだと思って見てきました。
弟は私より先に本作を見ており、その弟から「山王戦をメインに描いている」という情報は得ていたので、当然ながら不安はありました。なぜなら、私も弟も原作漫画を何度も読み込んでいる原作の一ファンなのですが、そんなファンの目線からすると、山王戦は感動のエンターテインメントとしてこれ以上にないほど完成されているからです。原作者の井上先生本人も、山王戦を上回る内容の試合を描くことができずに、そこで原作を終了させてしまったほどです。それほど完成されている山王戦をヘタにいじると、山王戦どころか、有終の美を飾った『SLAM DUNK』という作品それ自体をぶち壊しにしかねせん。
ところが本作は、なんと原作者の井上先生本人が監督と脚本まで務めているというではありませんか。原作も連載終了から25年以上が経っています。もしかしたらこの映画化も、ちゃんとしたアイディアと勝算があってスタートしたプロジェクトなのかもしれません。そう自分に言い聞かせても不安が残るほどに山王戦の完成度は高いのですが、口の悪い弟もそこまで酷評している感じではなかったので、とまれかくまれ見てみることにしました。
結論から言います。惜しいです。泣きました。泣いたのは認めます。でも、号泣には足りないです。そして泣けたのも、山王戦という原作のパワーによるものであり、映画としてはツッコミどころが結構多かったです。
普段滅多に映画館に足を運ばない私ですが、ネタ作りだと思って見てきました。
弟は私より先に本作を見ており、その弟から「山王戦をメインに描いている」という情報は得ていたので、当然ながら不安はありました。なぜなら、私も弟も原作漫画を何度も読み込んでいる原作の一ファンなのですが、そんなファンの目線からすると、山王戦は感動のエンターテインメントとしてこれ以上にないほど完成されているからです。原作者の井上先生本人も、山王戦を上回る内容の試合を描くことができずに、そこで原作を終了させてしまったほどです。それほど完成されている山王戦をヘタにいじると、山王戦どころか、有終の美を飾った『SLAM DUNK』という作品それ自体をぶち壊しにしかねせん。
ところが本作は、なんと原作者の井上先生本人が監督と脚本まで務めているというではありませんか。原作も連載終了から25年以上が経っています。もしかしたらこの映画化も、ちゃんとしたアイディアと勝算があってスタートしたプロジェクトなのかもしれません。そう自分に言い聞かせても不安が残るほどに山王戦の完成度は高いのですが、口の悪い弟もそこまで酷評している感じではなかったので、とまれかくまれ見てみることにしました。
結論から言います。惜しいです。泣きました。泣いたのは認めます。でも、号泣には足りないです。そして泣けたのも、山王戦という原作のパワーによるものであり、映画としてはツッコミどころが結構多かったです。
良かった点
先に済ませておきましょう。
絵のクオリティは流石です。特に試合中は選手たちが本当にヌルヌルと動きます。井上先生の水墨画のような陰翳のあるタッチも再現度が高いと思います。目頭のピンク色をちゃんと描いているところや、唇の描き方なんかを見ると、「あっ、井上雄彦の絵だ」と思えますよ。
絵のクオリティは流石です。特に試合中は選手たちが本当にヌルヌルと動きます。井上先生の水墨画のような陰翳のあるタッチも再現度が高いと思います。目頭のピンク色をちゃんと描いているところや、唇の描き方なんかを見ると、「あっ、井上雄彦の絵だ」と思えますよ。
気になった点
まず本作は、『SLAM DUNK』の原作（あるいはアニメ）のファン向けの映画だということは、明らかだと思います。映画もいきなり山王戦から始まりますが、どういう大会のどういう試合なのか、山王や湘北が世間からどう評価されているのか、あるいは両校にどういうメンバーがいて、それまでどういう試合をして勝ち上がってきたかについては、詳しい説明がほとんどありません。新規勢は、この時点で置いてけぼりになると思います。ちなみに細かいことを言うと、深津がリョータに対するインテンショナルファウルをとられる原作準拠のシーンがありますが、2023年現在は「インテンショナルファウル」から「アンスポーツマンライクファウル」という名前に変わっています（私が持っている完全版のコミックスにもその旨の註が入っています）。映画でも、原作準拠のまま「インテンショナルファウル」という名前を使っており、そのことに対して何の註釈も説明も入りません。これも映画が原作ファン向けに作られていることの証左でしょう。このシーンは原作でも印象的なものであるため、台詞を変えてしまうと違和感が生じると判断したのでしょう。
このように原作ファン向けの映画の割りに声のキャストがアニメ版から総とっかえになっていたり、アニメで使われていた楽曲が一切使われていない点は、公開前から文句を言われていたと思います。ただ私はアニメをほとんど見たことがないので、この点はあんまり不満はありません。アニメを知らずに本作を見た場合、違和感なく入れると思います。演技力やキャスティングに問題はありませんでした。
さて原作ファン向けに作るということであれば、原作への目配せが非常に大事になります。山王戦の結末や展開を大きく変えてしまうと、ブーイングものでしょう。それは、何度も強調しますが、山王戦の完成度が非常に高いからです。
しかし、本作で描かれているのは、実は山王戦だけではありません。原作ではさほど描かれていなかった（それゆえファンの間でも謎とされている）宮城リョータの過去が、新規のエピソードとして描かれています。山王戦の合間合間に、そのリョータの過去のシーンが挟まれるというのが本作の全体の構造になっています。そのため、制作側としてはリョータを主人公として位置付けているのだと思います。現に、スタッフロールでもCASTが最初に表示されるのはリョータです。
ところが、このリョータを主人公に据えるという映画全体の構造が、原作の山王戦と不協和音を生じることは、原作ファンならばすぐに想像がつくと思います。原作の山王戦では、リョータは一番目立っていないからです。もちろん、あの深津と40分ずっとマッチアップをしていたので、「山王戦の影の功労者はリョータ」という声があるのも確かなのですが、それはあくまで穿った見方であり、試合中に目立つのは湘北の他の4人です。この4人は、過去のトラウマを払拭したり強敵との対峙で開き直ったりして、一人の選手として覚醒していく様子がつぶさに描かれています。これらのシーンが山王戦の一番の見どころなのです。ところが映画の方ではあくまでリョータが主人公なので、この4人の覚醒の様子は、描かれてはいますが、非常に中途半端な感じで端折られています。例えば、赤木覚醒の一番のきっかけになった魚住は、そもそも出てきません（過去の回想シーンでそれらしき人が仙道と一緒に一瞬映りますが、山王戦の会場には来ていません）。というか、原作では会場で試合を見ていた海南勢も一切登場しません。
となれば、リョータの過去の掘り下げに全力を尽くして欲しいところですが、それもどこか中途半端に終わっています。原作から読み取れるリョータの過去で、掘り下げ甲斐のあるものには、以下のようなものがあります。
�＾太樟萓犬箸匹里茲Δ暴于颪ぁ△匹里茲Δ覆海箸魘気錣辰討�たか（リョータは田岡茂一の誘いを断ってわざわざ「弱小」と言える湘北に入っていたはずです）
�∈婿劼気鵑箸匹里茲Δ暴于颪ぁ△匹里茲Δ亡愀犬鮨陛犬気擦燭�
��グレていた時代の三井となぜ喧嘩になったか
�ぞ屠魅丱好栄瑤砲�ける赤木との交流及びエンジョイ勢との軋轢（木暮を除けば、部内で赤木の味方になり得たほぼ唯一の存在のはずです）
このうち本作で描かれているのは、��と�い�ちょろっと、だけです。まず�，鉢△蓮�一切描かれていません。��も、きちんと描けば三井との絡みで熱いシーンが作れたはずなのに、ほぼ喧嘩のシーンを描いているだけです。なんで喧嘩になったのかはよく分かりません。そもそも三井がグレた理由も、原作を読んでいるだけではいまいちハッキリしません。そこも併せて掘り下げてやれば、山王戦における三井の覚醒もまた違った形で描けるチャンスだったのに、それをわざわざ棒に振っています。�い癲△舛腓蹐辰箸靴�描かれておらず、あんまり響いてきません。前述のように魚住は登場しないので、赤木覚醒のきっかけになっているのはこのエンジョイ勢との軋轢の過去なのですが、何で嫌なことを言われた過去を思い出しただけで覚醒したのかが伝わってきませんでした。そこは過去にリョータに言われた頼もしい一言を思い出させる（あるいはリョータが試合中に同じことを言う）とか、やりようはあったと思います。
代わりにリョータの過去として何が描かれているかといえば、バスケがうまかった兄ソータの死、なんですね。悲しい過去ではあるのですが、山王戦とどういう関係があるのかがイマイチ伝わってきません。前述のように山王戦の合間合間にリョータの過去が挟まれるという構成なので、試合中何か挫けそうなことがあるたびに過去の事実を思い出して覚醒するという展開（過去の何かを思い出してぶち当たった困難を一つ一つ乗り越えていくという意味では、『スラムドッグ＄ミリオネア』的とも言えると思います）を繰り返せば、少しやりすぎで鼻持ちならない感じではありますが、舌を巻くストーリーになったと思います。でも断片的に語られるリョータの過去と今の出来事として展開されている山王戦の関係性は最後までよく分からないので、「リョータは可哀想な子なんだな」という感想しか残りません。兄の死が、悲しさの記号としてしか使われていないのです。三井との喧嘩や、転校先の中学で同級生から殴られたという過去も一緒です。いずれも悲しさの記号でしかないのです。もっと掘り下げれば、もっと完成度の高いお話になるのに、それをしていないのです。そもそも中学で生意気なために殴られたという過去は、原作における沢北のエピソードと丸カブリしています（映画では沢北の過去はカットされています）。キャラクターの悲しい過去を色付けするために持ってきたアイディアが発想が記号的で貧しいことを示す一つの象徴的な点でしょう。
結局、原作における山王戦の完成度が高かっただけに、それをほとんどいじれなかったのが問題の根底にあると思います。その結果試合中のリョータも原作から外れるような振る舞いはほとんどせず、覚醒のきっかけになるような出来事も試合中ではほとんど作れなかったのでしょう。そのために過去の事実と試合中のリョータを結びつけるようなこともできず、ただ単にとってつけただけの印象が残るわけです。また他方で、やっぱりリョータよりも湘北の他の4人の方が目立ってしまいます。とはいえ、この4人から得られる感動も、原作からは大分目減りしています。それはリョータの過去がちょくちょく挟まるので試合に集中できないことと、適度に内容が端折られた結果原作が持っているパワーが減退してしまったことが原因です。
この出来であれば、本作の新シーンを全て削って原作を忠実にアニメ化してくれた方が良かったと思います。
まあ目減りしているとはいえ原作パワーで十分感動はできるので、原作ファンは見てみるのもいいと思います。ただ、『SLAM DUNK』を全く知らないという人は、確実に原作から読みましょう。絶対に原作の方が感動できます。
このように原作ファン向けの映画の割りに声のキャストがアニメ版から総とっかえになっていたり、アニメで使われていた楽曲が一切使われていない点は、公開前から文句を言われていたと思います。ただ私はアニメをほとんど見たことがないので、この点はあんまり不満はありません。アニメを知らずに本作を見た場合、違和感なく入れると思います。演技力やキャスティングに問題はありませんでした。
さて原作ファン向けに作るということであれば、原作への目配せが非常に大事になります。山王戦の結末や展開を大きく変えてしまうと、ブーイングものでしょう。それは、何度も強調しますが、山王戦の完成度が非常に高いからです。
しかし、本作で描かれているのは、実は山王戦だけではありません。原作ではさほど描かれていなかった（それゆえファンの間でも謎とされている）宮城リョータの過去が、新規のエピソードとして描かれています。山王戦の合間合間に、そのリョータの過去のシーンが挟まれるというのが本作の全体の構造になっています。そのため、制作側としてはリョータを主人公として位置付けているのだと思います。現に、スタッフロールでもCASTが最初に表示されるのはリョータです。
ところが、このリョータを主人公に据えるという映画全体の構造が、原作の山王戦と不協和音を生じることは、原作ファンならばすぐに想像がつくと思います。原作の山王戦では、リョータは一番目立っていないからです。もちろん、あの深津と40分ずっとマッチアップをしていたので、「山王戦の影の功労者はリョータ」という声があるのも確かなのですが、それはあくまで穿った見方であり、試合中に目立つのは湘北の他の4人です。この4人は、過去のトラウマを払拭したり強敵との対峙で開き直ったりして、一人の選手として覚醒していく様子がつぶさに描かれています。これらのシーンが山王戦の一番の見どころなのです。ところが映画の方ではあくまでリョータが主人公なので、この4人の覚醒の様子は、描かれてはいますが、非常に中途半端な感じで端折られています。例えば、赤木覚醒の一番のきっかけになった魚住は、そもそも出てきません（過去の回想シーンでそれらしき人が仙道と一緒に一瞬映りますが、山王戦の会場には来ていません）。というか、原作では会場で試合を見ていた海南勢も一切登場しません。
となれば、リョータの過去の掘り下げに全力を尽くして欲しいところですが、それもどこか中途半端に終わっています。原作から読み取れるリョータの過去で、掘り下げ甲斐のあるものには、以下のようなものがあります。
�＾太樟萓犬箸匹里茲Δ暴于颪ぁ△匹里茲Δ覆海箸魘気錣辰討�たか（リョータは田岡茂一の誘いを断ってわざわざ「弱小」と言える湘北に入っていたはずです）
�∈婿劼気鵑箸匹里茲Δ暴于颪ぁ△匹里茲Δ亡愀犬鮨陛犬気擦燭�
��グレていた時代の三井となぜ喧嘩になったか
�ぞ屠魅丱好栄瑤砲�ける赤木との交流及びエンジョイ勢との軋轢（木暮を除けば、部内で赤木の味方になり得たほぼ唯一の存在のはずです）
このうち本作で描かれているのは、��と�い�ちょろっと、だけです。まず�，鉢△蓮�一切描かれていません。��も、きちんと描けば三井との絡みで熱いシーンが作れたはずなのに、ほぼ喧嘩のシーンを描いているだけです。なんで喧嘩になったのかはよく分かりません。そもそも三井がグレた理由も、原作を読んでいるだけではいまいちハッキリしません。そこも併せて掘り下げてやれば、山王戦における三井の覚醒もまた違った形で描けるチャンスだったのに、それをわざわざ棒に振っています。�い癲△舛腓蹐辰箸靴�描かれておらず、あんまり響いてきません。前述のように魚住は登場しないので、赤木覚醒のきっかけになっているのはこのエンジョイ勢との軋轢の過去なのですが、何で嫌なことを言われた過去を思い出しただけで覚醒したのかが伝わってきませんでした。そこは過去にリョータに言われた頼もしい一言を思い出させる（あるいはリョータが試合中に同じことを言う）とか、やりようはあったと思います。
代わりにリョータの過去として何が描かれているかといえば、バスケがうまかった兄ソータの死、なんですね。悲しい過去ではあるのですが、山王戦とどういう関係があるのかがイマイチ伝わってきません。前述のように山王戦の合間合間にリョータの過去が挟まれるという構成なので、試合中何か挫けそうなことがあるたびに過去の事実を思い出して覚醒するという展開（過去の何かを思い出してぶち当たった困難を一つ一つ乗り越えていくという意味では、『スラムドッグ＄ミリオネア』的とも言えると思います）を繰り返せば、少しやりすぎで鼻持ちならない感じではありますが、舌を巻くストーリーになったと思います。でも断片的に語られるリョータの過去と今の出来事として展開されている山王戦の関係性は最後までよく分からないので、「リョータは可哀想な子なんだな」という感想しか残りません。兄の死が、悲しさの記号としてしか使われていないのです。三井との喧嘩や、転校先の中学で同級生から殴られたという過去も一緒です。いずれも悲しさの記号でしかないのです。もっと掘り下げれば、もっと完成度の高いお話になるのに、それをしていないのです。そもそも中学で生意気なために殴られたという過去は、原作における沢北のエピソードと丸カブリしています（映画では沢北の過去はカットされています）。キャラクターの悲しい過去を色付けするために持ってきたアイディアが発想が記号的で貧しいことを示す一つの象徴的な点でしょう。
結局、原作における山王戦の完成度が高かっただけに、それをほとんどいじれなかったのが問題の根底にあると思います。その結果試合中のリョータも原作から外れるような振る舞いはほとんどせず、覚醒のきっかけになるような出来事も試合中ではほとんど作れなかったのでしょう。そのために過去の事実と試合中のリョータを結びつけるようなこともできず、ただ単にとってつけただけの印象が残るわけです。また他方で、やっぱりリョータよりも湘北の他の4人の方が目立ってしまいます。とはいえ、この4人から得られる感動も、原作からは大分目減りしています。それはリョータの過去がちょくちょく挟まるので試合に集中できないことと、適度に内容が端折られた結果原作が持っているパワーが減退してしまったことが原因です。
この出来であれば、本作の新シーンを全て削って原作を忠実にアニメ化してくれた方が良かったと思います。
まあ目減りしているとはいえ原作パワーで十分感動はできるので、原作ファンは見てみるのもいいと思います。ただ、『SLAM DUNK』を全く知らないという人は、確実に原作から読みましょう。絶対に原作の方が感動できます。
その他細かいこと
・リョータ父をわざわざ死なせる意味はなかったと思います。これも死が悲しさの記号でしかないということの証左です。このうえ兄まで死ぬと設定としては盛りすぎ（というか、死が安くなりすぎる）なので、離婚して母子家庭って設定でも良かったと思います。
・リョータはお兄ちゃんとのお別れの時に「帰って来るな！」とまで言っていたのですが、死亡フラグを立て過ぎだと思います。展開が、読めてしまいます。そこまでして言わせた台詞なのに、その後のリョータがそれを悔いている描写がないことに違和感は残ります。
・河田がリバウンドをとろうとして花道と競った時に、花道の滞空時間の長さに「あれ……？ まだいる……？」と驚くシーンは原作から採用されていましたが、かなりサラッと流されていました。そのため、花道の滞空時間の長さが伝わってきませんでした。スローモーションにした方が良かったと思います。
・リョータ母の両頬に描かれていた点はなんなのでしょうか。両の頬に全く同じ配置で冬の大三角みたいな3つの点があったのですが、左右で全く同じ配置だっただけにシミやホクロやソバカスには見えませんでした。かと思えば、それが4つに増えているシーンもありました。。
・「スタッフロール後にもシーンがある」旨が記された看板が入場前に目に入りましたが、一枚絵が一瞬表示されただけでした。あれだけなら別にスタッフロールを律義に全部見る必要もないと思います。
・ソータもリョータもこのカタカナ表記が本名っぽかったんですけど、いいんでしょうかね。
・リョータはお兄ちゃんとのお別れの時に「帰って来るな！」とまで言っていたのですが、死亡フラグを立て過ぎだと思います。展開が、読めてしまいます。そこまでして言わせた台詞なのに、その後のリョータがそれを悔いている描写がないことに違和感は残ります。
・河田がリバウンドをとろうとして花道と競った時に、花道の滞空時間の長さに「あれ……？ まだいる……？」と驚くシーンは原作から採用されていましたが、かなりサラッと流されていました。そのため、花道の滞空時間の長さが伝わってきませんでした。スローモーションにした方が良かったと思います。
・リョータ母の両頬に描かれていた点はなんなのでしょうか。両の頬に全く同じ配置で冬の大三角みたいな3つの点があったのですが、左右で全く同じ配置だっただけにシミやホクロやソバカスには見えませんでした。かと思えば、それが4つに増えているシーンもありました。。
・「スタッフロール後にもシーンがある」旨が記された看板が入場前に目に入りましたが、一枚絵が一瞬表示されただけでした。あれだけなら別にスタッフロールを律義に全部見る必要もないと思います。
・ソータもリョータもこのカタカナ表記が本名っぽかったんですけど、いいんでしょうかね。
改めて思った原作自体へのツッコミどころ
・河田が桜木につくようになってから、赤木とマッチアップするようになったのは美紀男なのですが、野辺や一ノ倉よりも美紀男なんですかね。これが戦略的に正しい判断だったのかは未だに分かりません。やっぱり体格の問題なんでしょうか。バスケに詳しい人に聞いてみたいです。
・安西先生の「三井くんは、かつて混乱を」やっぱりあの場では絶対に言う必要がなかったと思います。試合終盤で選手の気持ちを盛り上げなきゃいけない監督としては、「三井くんは、知性ととっておきの飛び道具を」って言うだけで良かったじゃないですか。スラダン余計な一言ランキングを作るとしたら、彩子さんの「選手生命にかかわるわよ」に大差をつけて1位になると思います。モチベーター失格ですよ。ここは、唯一原作から直してほしかったところです。
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・安西先生の「三井くんは、かつて混乱を」やっぱりあの場では絶対に言う必要がなかったと思います。試合終盤で選手の気持ちを盛り上げなきゃいけない監督としては、「三井くんは、知性ととっておきの飛び道具を」って言うだけで良かったじゃないですか。スラダン余計な一言ランキングを作るとしたら、彩子さんの「選手生命にかかわるわよ」に大差をつけて1位になると思います。モチベーター失格ですよ。ここは、唯一原作から直してほしかったところです。
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