高橋維新のページ - DARK SOULS REMASTERED
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DARK SOULS REMASTERED

 Bloodborneからの流れで手を出しました。本当はDemon's Soulsがやりたかったのですが、PS4ではできなかったのでダクソにしました。

 ファンはよくご承知でしょうが、ゲーム性はBloodborneとソックリです。こっちの方が元祖なので、その言い方も変ですが。

 共通点をそのまんまBloodborneのページからコピペします。
・フロムのアクションゲームである。
・プレイヤーが主人公を操って敵を倒しながら進んでいくゲームである。
・難易度が高い。敵の攻撃力が高く死にやすい。こちらの装備も知識も揃っていない序盤は特にキツい。
・何度も死にながら立ち回りを指に叩き込んでいくスパルタな死にゲーである。
・ただ、経験は裏切らない。何度も挑んでいれば自分の実力が上がっていくことは確かに実感できる。強いボスを倒せた時の感慨はひとしお。
・フィールドの各所にチェックポイント(今作では「篝火」という名前)があり、そこで回復や消費アイテムの補充ができる。
・チェックポイントから各種ゲージの回復や消費アイテムの補充ができるが、一度それをすると倒したザコが全て復活してしまう。
・死ぬとそのまんまオートセーブがされる。一度使ったアイテムは二度と戻ってこない。たとえボスに負けた場合でも。
・セーブデータは一つしか作れない。
・周回プレイをすると1周ごとに強制的に敵のステータスが上がっていく(上限あり)反面、得られるお金や経験値(本作では「ソウル」という名称のポイントがお金と経験値の双方を兼務している)が増えていく。
・ストーリーや世界設定は一応ちゃんとしたものがありそうなのだが、劇中でちゃんとした説明をしてくれないのでプレイヤーが自ら補充しなければならない領域が大きい。
・主人公が無口
・オンラインプレイも人気(私は一切やってません)

Bloodborneとの違い
・「篝火」という名称のチェックポイントではファストトラベルもできるが、中盤のとあるボスを倒すまでできないので、歩き回る必要がある。また、ファストトラベルができる篝火も一部に留まるので不便。
・ワンボタンで使える回復アイテム(今作ではエスト瓶という名称。Bloodborneの輸血液)は、篝火で回復をすれば無制限に補充される。ただ、補充上限数は最初から20というわけではなく、「人間性」というアイテムを使って上げていく必要がある。
・盾の実用性が高い。ザコ戦でもボス戦でも盾で1回敵の攻撃を受けて隙を作るというのは基本的な立ち回りの一つになる。
・武器の種類は、こっちの方が豊富。

 というわけでこのシリーズが好きな人は純粋に楽しめると思います。武器や防具は飛び道具や魔法も含めて豊富に用意されており、育てればだいたいは実戦に堪えるレベルになるので、楽しみ方は人それぞれです。豊富すぎるせいで(特に対人戦での)バランス調整に難がある場合もあるようですが、私は前述のようにオンラインを一切やっていないので何も言えません。ボスやステージに細かい不満がある場合もあるようですが、細かい話だと思います。まあ、篝火からボスまでのストロークが結構長くて再戦時にストレスが溜まる局面は多い気がしました(SEKIROと比べると主人公の動きは全体的にもっさりしているので、移動に時間がかかるうえに敵の攻撃もスイスイ避けることができないのです)。あと通常攻撃がR1、蹴りが「蹴りを出したい方向に左スティックを倒してからR1」というコマンドなのですが、移動も左スティックなので、前に踏み込んでから攻撃しようとすると蹴りが暴発しやすいのもいただけないと思います。また、ダッシュ中に×ボタンを押すとローリングではなくジャンプになってしまうので、敵から逃げつつローリングをするとジャンプが暴発するのも良くありません。武器は大量に手に入るくせにインタフェースにあまり工夫がないので、膨大な武器の中から装備するものや強化するものを選ぶときなどは苦労します。このあたりの快適性は後年の作品になるほど上がっていっています。
 
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