このウィキの読者になる
更新情報がメールで届きます。
このウィキの読者になる
カテゴリー
最近更新したページ
最新コメント
FrontPage by 名無し(ID:X/6N1nYYCA)
FrontPage by 名無し(ID:UGsB5MMxfw)
FrontPage by 名無し(ID:MEeG1R1l7w)
FrontPage by 名無し
VIP的2024春選抜チーム by 甲子園の泥2024
2024春試合結果 by 名無し(ID:HiiGGdeymA)
2024春試合結果 by sebango774
2024春用語解説 by 名無し(ID:3Wn7TlZkgg)
Menu

15夏試合結果

*15夏試合結果

第1日


第1試合 鹿児島実(鹿児島) 18−4 北海(南北海道)


レジェンド・王貞治氏の完璧な始球式で幕を開けた100年目の高校野球。
マモリズムを掲げる両校だが、初回に北海バッテリーが2連続ARAKAKIをやらかす波乱の展開。
北海の4番鎌仲に大会第1号お誕生日(本日リアルにお誕生日)が飛び出すなど、序盤は点の取り合いになった。
しかし、5回に鹿実がスク水も絡めて一挙10点。北海は出る投手がことごとく打たれ、守備も乱れてまさかの惨敗。
鹿実はショート・長谷部大器の再三の好プレー、リリーフもした有村が4安打と攻守に充実。
名門対決を圧倒して創立100周年に花を添えて2回戦へコマを進めた。


第2試合 中京大中京(愛知) 4−1 岐阜城北(岐阜)


岐阜城北のエース鷲見は120km/h前半の直球と80km/h前後のスローカーブを軸にした緩急が武器。
1回表、中京打線がそのスローカーブを捉えていきなり5連打で3点を奪う。
第1試合のレイプ再現か、とスレはざわめくが、その後中京打線は鷲見の遅球を打ちあぐねる。
相手ブラバンのマーチを口ずさむなどリズムを作り、味方の反撃を待った鷲見だが
打線は初回にやらかし絡みで1点を返したものの、終盤にはゲッツー3回の拙攻で万事休す。
最後は10桁奪三振を達成され、援護なく岐阜城北が甲子園を去った。


第3試合 上田西(長野) 3−0 宮崎日大(宮崎)


第1・2試合に引き続き初回から得点が動く。上田西が鮮やかな先制攻撃で2点を奪取。
これで気を良くしたか、168センチの草海がマウンドで躍動。宮崎日大打線をきりきり舞いさせる。
住民とマスコミのほとんどがノーマークだった男の快投に、スレもざわめきファンが多数出現。
宮崎日大もマシンガン継投、懲罰登板などで食い下がるも、最後まで草海を捉えられず。
上田西が2回目の出場で初勝利。草海は99球で6安打完封と、長野県勢として久々の夏・完封勝利を果たした。



第2日


第1試合 専大松戸(千葉) 2−4 花巻東(岩手)


初出場の専大松戸だが、エース原は制球が定まらない不安定な立ち上がり。
よんたま、すないぽでランナーが溜まったところに花巻東が軽打で先制する。
その後も快調にリードを広げるかに見えたが、ショートとレフトの同時やらかしで専大松戸に2点をプレゼントし、1点差に迫られる。
だが、バックが怪しいなら三振を取ればいいじゃない! とばかりに花巻東・高橋が力投。
ピンチは作るが要所を締めるピッチングで10桁三振を奪う。
専大松戸も5回途中からリリーフの角谷が被安打0の好投。9回2死では代打のセーフティバントからの連打で見せ場は作るが、及ばず。


第2試合 霞ヶ浦(茨城) 2−4 広島新庄(広島)


夏初出場同士のフレッシュな対戦。初回にZGSで霞ヶ浦の攻撃をしのいだ新庄が2回に2点を先制。
その後、一度追いつかれるが追撃をまたもZGSでしのぐと直後の6回に2点を勝ち越し。
そんな新庄の劇場型エース・堀が酷暑の中、足をつらせながらも力投。
最後は一打サヨナラのピンチを迎えるも何とか耐え抜き、広島新庄に夏初勝利をもたらした。
霞ヶ浦は住民に人気を博したホタテが4安打と爆発するもあと一本が出ず、甲子園初勝利はお預け。
発熱でベンチを外れたキャプテン・小杉の夏も終わった。


第3試合 九州国際大付(福岡) 8−2 鳴門(徳島)


両校とも昨夏の甲子園では初戦敗退。経験者が多く残るチーム同士の対戦とあって、好試合が期待された…が、九州国際大付が3回までに2点を幸先よく奪うと、六回には無死一、三塁から脇坂のタイムリーで1点追加。さらに、7〜9番の3連続タイムリーで7-0。これで勝敗は決した。九州国際大付の14人兄弟で6番目の三男の和歌山の福岡の富山は6回を4安打1点に抑える好投で住民の心もキャッチ。さらに吉井監督兼ショートも4安打の固め撃ち。ネタも豊富ながら確かな実力を見せつけた九州国際大付の完勝であった。一方、鳴門は今年の夏も投手陣が打ち込まれ、渦潮打線を発揮できず。要所で一打を欠き、反撃も2点どまり。2年連続で校歌を歌うことができなかった。


第4試合 東海大甲府(山梨) 8−7 静岡(静岡)


「富士山争奪戦」となった大会2日目第4試合。下馬評としては、五紙評価オールAの静岡が優勢かと思われた。その展開通り、2回を終わり静岡が2-1でリード。しかし、甲子園の重圧からか、静岡のエース・村木がまさかの乱調。東海大甲府は三回表に1死一1,3塁から3番・角山の最低限の犠牲フライで同点に。さらに松岡、五十嵐の連続タイムリーで畳み掛け5-2と一気に試合をひっくり返す。
しかし、世界遺産・富士山をやすやすと奪われるものかと静岡もすかさず反撃。3回裏、静岡は1死1,3塁から、大好きな安本先輩のタイムリー、平野のタイムリーで4-5と追いすがる。追われる東海大甲府は4回表に2点追加し7-4と突き放すものの、静岡は6回裏に1点、7回裏にはエラーに乗じて同点に追いつく。富士山を巡るノーガードの殴り合いにスレも大いに盛り上がる。
予想できない争奪戦の勝負が決したのは8回表だった。東海大甲府は相手失策で広げたチャンスに福武のタイムリーで勝ち越し。その後、東海大甲府はピンチを迎えるもののリリーフ・松葉が抑え、両チーム計24安打の富士山大争奪戦にケリをつけた。静岡はリリーフ・村松が好投したものの、勝利を呼び込めず。富士山を山梨県に獲られてしまった。



第3日


第1試合 今治西(愛媛) 0−6 早稲田実(西東京)


早実の怪物1年生清宮に注目が集まったこの試合。土曜日ということもあり、第一試合にも関わらず甲子園は満員に。
初回、早実が今治西・藤原の立ち上がりを攻めいきなり3得点。
マシンガン守備交代の後、3回途中からマウンドに立ち早実打線を抑えていた杉内投手だが、7回裏ついに力尽き清宮にタイムリーを浴びるなど3失点。
空振り西今治西は三振は2個と非常に少なかったものの、17個もの内野ゴロを献上し、無得点に終わった。
試合終了後、インタビューにまさかの小野塚アナ降臨。住民を沸かせた。


第2試合 明徳義塾(高知) 3−4x 敦賀気比(福井) (延長10回)


初戦無敗VS無敵という1回戦にはもったいないカードは、前評判にたがわぬ大熱戦。
試合開始直後、いきなりマモノが仕事。ファウルボールをフェアに変える魔術で明徳がチャンスを掴む。
動揺収まらぬ気比・平沼を捉え、明徳が先制、3回にも2点を追加し、初戦無敗のジンクスの強さを見せつける。

しかし、気比も負けてはいない。5回あたりから明徳投手陣を捉え始める。
5回こそ明徳センター・佐田の好返球に得点を阻止されるが、6回に林中のお誕生日、さらに3連打から犠牲フライで1点差。
8回にはマウンドに上がった佐田から、センバツで大活躍の松本のタイムリーでついに同点に。

ここから両校がっぷり四つの展開に。気比・平沼は序盤とは別人のピッチングを見せ、2人目に継投したと言われるほどに。
明徳・佐田もキレのあるスライダーでピンチを凌ぐなど住民の胃が痛くなる試合展開に。
スレでは登板を熱望する男・明徳・岸(4年)が再三マウンドに向かう中、試合は今大会初の延長戦へ突入。

延長10回裏。試合を決めたのは気比のキャプテンだった。篠原が満塁からタイムリーを放ち、ついに初戦明徳のジンクスを打ち破る。

試合終了後、マモノが再び仕事。校歌が途切れるアクシデントの中、球場全体にこだまする手拍子が気比ナインを祝福した。
最後は無敵に屈した明徳だが、結果的に1回戦で相手の校歌を歌わせないという意地を見せ、負けはしたが強さを見せつけた。

また、終わってみれば両チームともに失策0という非常に素晴らしい試合であった


第3試合 大阪偕星学園(大阪) 7−3 比叡山(滋賀) (延長10回)


前の試合のマモノの余韻が残る中始まった近畿対決。
ボールボーイのやらかし未遂も交えながら大阪偕星がまずは先行する。
焼き討ち不可避か、と思われたが比叡山が機動破戒を駆使して反撃し、接戦に持ち込む。
偕星1点リードのまま終盤に向かうも、ダメイデンや盗塁失敗も相次いだせいかイマイチ盛り上がりを欠く。
第2試合に盛り上がりすぎて疲れ切った住民が仏様のAAやヒエーAA、信長AA、池田AAで遊び出す中、迎えた9回裏。
比叡山は2アウトからチャンスを作ると、思い出代打かと思われた主将・河合の一打で同点に。
尚も一打サヨナラの場面に一気にスレは加速したが、比叡山はここで勝負を決めきれず。
大阪偕星は延長10回、2アウトからの6連打で4点と今度こそ焼き討ちを成功させて初出場初勝利を挙げた。
最後は小野塚アナがインタビュアーとしてこの日二度目の登場。住民を満足させた。


第4試合 白樺学園(北北海道) 3−4x 下関商(山口) (延長11回)


鮮やかな先制攻撃を果たした下関商が直後の守りで、色んな意味で魅せた。
判定が微妙だったとはいえ、「どこセン」を思わせる落球からの8−6−4−3のダブルプレー。
一気に住民の心を掴むと、一度は追いつかれるがスク水などで再びリードを取る。
が、ここで突如として雷を伴った激しい大谷襲来で試合は一時間弱に渡って中断。
住民がケツァールと阪神園芸を堪能した後再開した試合は膠着状態になり、スレも膠着状態に。
ラガーさんもついウトウトしてしまう。
その雰囲気を壊したのは白樺の主砲・加藤の一振り。打った瞬間というお誕生日で追いつき、
これでこの日は3試合すべてで3−3のまま延長戦に突入。第1試合とは何だったのか
白樺は2番手・中野が、下関は待望論がちらほら出る村長を出す暇もなく先発・森元が力投。
決着は11回。エラーで出たランナーを二塁に置いて、力投を続けた下関商・森元。
叩きつけた当たりはセンター前へ。返球できればあるいは……というタイミングでセンターが痛恨のお手玉。
「どこセン」の呪縛を振り払うようなサヨナラ劇で、下関商が20年ぶりの勝利を挙げた。



第4日


第1試合 津商(三重) 9−4 智弁和歌山(和歌山)


智弁が初回2点を先制するがシュビノサであれよあれよの大差。7Eに加え記録に残らないやらかしも。
津商は1点をまず返すと本来の力を発揮し、丁寧なプレーと判断力を見せ、さらにダブルスチールを試みるなど精神的優位に立った。
5回裏の魔曲不発で行き場を失ったマモノがVIPに襲来し、長い鯖落ちが発生。
8回には智弁・山本の魔曲2ランお誕生日も飛び出したが、崩れなかった津商業が下馬評を覆し初出場初勝利。アルプスも反り返る全力校歌も披露した。


第2試合 天理(奈良) 2−3x 創成館(長崎)


VIPが依然鯖落ちし続ける中行われた試合は締まった好ゲームに。
天理が先制するも、創成館がすぐ追いつく。スレは津商・坂倉AAで遊ぶ頃、VIPの鯖も復帰。
終盤は創成館が攻めて天理がしのぐという流れ。そしてこの試合は変則投手が共によく投げた。
7回裏は本来エースもケガでレフトに回っていた斎藤が好返球で勝ち越しを阻止。代役エースの変則投法・冨木を助ける。
一方で創成館も左アンダー・藤崎から水泳投法・水永に繋ぐ。
ここで、宇宙人(冨木)とアメンボ(水永)という、人類そして地球を超えた投手戦が繰り広げられる。そして、ついに9回裏へ。
勝負を決めたのはこの日ノーヒットの主砲・鷲崎のライトへの強烈な一打。
ブラバンも含めて互角同士の対決を制し、創成館が甲子園初勝利。智弁に続き、常連校がまた初出場校の前に散った。


第3試合 中越 (新潟)3−4x 滝川第二(兵庫)


近畿勢がこの日2連続で敗退ということもあって、不穏な空気が流れたこの試合。
双方が10桁安打を記録し、取っては取り返しの接戦となる。
6回裏の同点シーンでは滝川第二の山名がダブルプレーを狙った送球を顔に受けて負傷。病院送りになったものの、目の上を縫った程度で無事だった。
最後は滝川第二・結城宝(ゆうき たから)のHでこの日2試合目のサヨナラ、「滝川の宝物」などと評価された。


第4試合 仙台育英(宮城)12−1明豊 (大分)


他の常連校が1回戦で消える中、仙台育英の選手も相当緊張していた様子。
しかし蓋を開けてみれば明豊Pの立ち上がりを連打、2ランお誕生日からの三連二塁打で初回5点に始まり20安打10桁二塁打を記録した。
守ってはエースの佐藤世那が自己最速146km/hをマークし、多少制球を乱しながらも明豊打線をねじ伏せた。
圧倒的な打力を見せつけた仙台育英。
昨年の神宮覇者が今年こそ東北に優勝旗を持って帰るか期待がかかる。



第5日


第1試合 健大高崎(群馬) 10−4 藤井学園寒川(香川)


朝からVIPが鯖落ちし、試合を通してなんVで迎えるという不穏な立ち上がり。
それに乗じたか、1・2回は寒川が0に抑え、もしかしたら……という空気が一瞬流れる。
しかし、やはり足があるプレッシャーはあったか、3回にはやらかしなども絡みランナーが溜まる。
そこからはハルヒ、柴引おじさん、柘植とトゥギャ崎オールスターズのバットが唸りをあげ、一挙8点。
ホームスチールに代表されるようなスライディング技術の高さも見せつけ、機動破壊の健在ぶりもアピールする。
寒川もコントロール怪しいトゥギャ崎投手陣からボークなどもあって4点を挙げるも序盤の失点が重すぎた。
終わってみれば7盗塁、ノールックバント(はわわ)など見せ場をしっかり作ったトゥギャ崎が初戦5連勝を飾った。


第2試合 岡山学芸館(岡山) 1−7 鳥羽(京都)


1回戦のシメに登場したのは100年前の優勝校。まずは出場校中トップのチーム打率で住民を戦慄させる。
京都大会4割超えの打線はホンモノだったようで、初回にいきなり4番・小薗のお誕生日で2点を奪う。
だが、学芸会小芝居で「今年は野球のチーム」と豪語?した学芸館もすぐに1点を返して中盤までは膠着状態に持ち込む。
が、次の1点を奪ったのはレジェンド。コツコツヒットを重ねてじわじわとリードを広げていく。
学芸館も9回に思い出代打攻勢、ヒジ打ちと見せ場を作るも得点には繋がらず、「野球のチーム」としての熟成度の差が出た。
先発全員となる14安打を重ねたKSMS≠くそみそ打線が、一見地味とも見える試合をきっちり勝ちきった。
そしてレジェンドの復活を祝福するかのように、試合の終盤になってようやくVIPの鯖も復活したのだった。


第3試合 龍谷(佐賀) 1−3 秋田商(秋田)


2回戦最初の試合はちびっ子小柄な両サウスポー同士の投げ合いとなった。
168センチの秋田商・成田翔は序盤から快調に三振の山を築く。一時は桐光・松井の記録が視野に入るほど。
一方、162センチの龍谷・池田も毎回ランナーを背負いながら要所を締め続ける。
6回、7回はともに満塁のピンチを凌ぐなど味方の反撃を待つ秋田が打てなさすぎのいつもの展開とか言うな
成田も味方の再三にわたるやらかしに耐え抜くなど、どちらが先に決壊するかという試合展開。
8回裏、ノーアウト二、三塁が、三振→スクイズ失敗で潰れかかった後で、ようやく秋田商キャッチャー・工藤がタイムリー。
女房役がついに仕事をして秋田商は勝ち越し。最後は成田翔が三者三振、16Kの力投で締めた。
敗れたが池田も我慢の投球を見せ、池田ァ!の面目躍如と言えよう。



第6日


第1試合 鶴岡東(山形) 9−6 鳥取城北(鳥取)


山形県vs鳥取県ということもあってスレはやや大人しめであったが、鶴岡東は昨秋から県内無敗、一方鳥取城北は3年前の夏に寿司打線で住民を喜ばせたというだけあって、それなりの試合展開が期待された。
鶴岡東が2回に黒川のお誕生日で先制するが、鳥取城北もすかさず追いつく。
接戦になるかと思われたが、鶴岡東は直後の4回に、田辺の中前適時打で勝ち越し。さらに5回には先発・福谷のジエンゴなどで3点を追加し、一気に勝負を決めた。
福谷は寿司打線に6点を奪われながらも完投勝利し、打っては4安打を放った。エースの投打に渡る活躍で鶴岡東が夏の甲子園初勝利を手にした。
一方鳥取城北は寿司打線が小刻みに反撃を見せたものの、投手陣が堪え切れず。
2番手の西坂は1死も取れず2失点と、元氏という単位では計りきれない防御率に。3番手の沢田も6失点を喫してしまい、3年ぶりの校歌斉唱には届かなかった。
ちなみにこの試合で最も盛り上がったのは鳥取県初のスタバの紹介だった。

第2試合 高岡商(富山) 10−12 関東一(東東京)


試合序盤は関東一のスピードスター・オコエ瑠偉の独り舞台。
初回にファースト強襲の二塁打を打って先制のホームを踏むと、3回には1イニング2本の三塁打。
100年の歴史で2人目という記録を打ち立てる。主将・伊藤のお誕生日もあってこの回7点、8−0とする。
これは南砺福野の再来か、と思われた直後、高岡商打線が関東一投手陣を捉える。
4回にコツコツヒットを連ねて一気に得点を重ね、オコエの大暴投も誘発させるなど一気に7−8に。
6回には田越のタイムリーでついに8−8の同点に。「8−0は危険なスコア」が住民の脳裏をよぎる。
それでも関東一は7回にランナー一・二塁でオコエ。警戒しすぎたか、高岡商のピッチャー・北村が牽制悪送球。
二塁から一気にランナーが還って9−8。オコエも犠牲フライを打って10−8。今度こそ決まった、誰もがそう思った。
だが高岡商は諦めない。8回からマウンドの関東一の背番号1・田辺を捉え、またも田越が2点タイムリー。
この日4安打5打点の大活躍で10−10。再び試合を振り出しに戻した。
しかし、高岡商の不安要素、守備の乱れが最後に出てしまう。野選や暴投などで8回裏にまたも関東一が2点を勝ち越し。
最後は痛烈なピッチャーライナーからのゲッツーで試合終了。壮絶な打ち合いを関東一が何とか制した。


第3試合 石見智翠館(島根) 5−6x 興南(沖縄)


熱い試合展開もさながら、極端なトルネード投法に、石見智翠館のブーメラン継投と、どこから語ればいいのか分からない試合。
沖縄エース、先発・比屋根のトルネード投法は、バッターに背番号が見えるほどに腰をひねってからの放つ。
対する石見智翠館の先発は安藤。その安藤が3回によんたまで2死満塁になるとレフトの田中がマウンドへ行き、
マウンドの安藤はセンターへ行き、センターの須山はレフトへ行く。そして無失点に抑える。
続く4回も、安藤がマウンドへ戻り、田中がレフトへ戻り、須山がセンターに戻ったものの、
2死一三塁になるとレフトの田中がマウンドへ行き、マウンドの安藤はセンターへ行き、センターの須山はレフトへ。
5回も安藤から始まり、無死一三塁になるとレフトの田中が(ry
本人たちは「ブーメラン継投」と言っていたが、要するに「危なくなったら田中に丸投げ継投」である。
スレ民も「だったら最初から田中置いとけよ」「田中はウルトラマン的な何かで時間に制限でもあるのか」と困惑。
しかしさすがの田中も常に三塁ランナーを背負う状態からのスタートで抑えきるのは難しく、
5回、6回と安藤の出したランナーを生還させてしまう。
途中、安藤が完全に下がると、今度は橋本が代わりに安藤の役割を果たすが、やはりピンチの時は田中にブーメラン。

1-4の3点差で迎えた8回、2死からブーメラン田中がすないぽで出塁。
すると安打・暴投、よんたまなどが絡み一気に4得点!5-4とこの試合で石見智翠館が初めてのリードする形に。
その裏は最初から田中を登板させたおかげで0点抑え、9回へ。
ここで興南の投手も代わり、追加点はならず。あとは3アウトで守りきるだけ!よっしゃ今度も最初から田中だ!
けれど小刻みな継投の疲れもあってか、逃げ切ることならず。安打とメイデンをつないで同点、そしてそのまま逆転を許してしまい
ブーメラン達の夏は終わったのであった。

なおこの試合の継投

興南: 比屋根−宮里
石見智翠館: 安藤-田中-安藤-田中-安藤-田中-橋本-田中-橋本-田中


第4試合 花咲徳栄(埼玉) 15−3 三沢商(青森)


前二試合の興奮冷めやらぬ中、17時13分というナイターマニア歓喜の時間帯から始まった試合。
しかし初っ端から花咲徳栄が連続タイムリーなどで4得点。その後も毎回安打で計18安打の猛攻。
三沢商も2本のホームランで3点を返し意地を見せたが、序盤の大量失点が響き敗退。

津商のマネージャーと花咲徳栄キャプテンのことでリア充の爆破を祈っていたスレ民は不貞腐れるが
「津商ナインと花咲徳栄ナインが、津商マネと花咲キャプテンの逢瀬をニヤニヤ見守っていたら、
うっかり仲良くなって一緒にご飯を食べた」という高校生らしいエピソードを聞き、だいぶ緩和された模様。



第7日


第1試合 聖光学院(福島) 1−6 東海大相模(神奈川)


さんざん投手を苦しめた聖光ウィルスが、どういうわけか地区予選では失策0という状態で甲子園入り。
対する東海大相模は、昨年エース級投手が4人いたにも関わらず、謎の出し惜しみで初戦敗退。
聖光ウィルスが勝るか、監督の采配モンマジックが勝るかの期待に満ちた試合…だったにも関わらず、
聖光は立ち上がりこそ叩かれたものの、守備は鍛えられており、エラーはショートが1回のみ。歳内とはなんだったのか
対する東海大相模は、先発がエースではない吉田だったため「またモンマジックか?」と思われたが普通に好投。あ…あれ?
最後は調整とばかりにエースナンバーの小笠原登板。ストレート151kで球場を沸かし、東海大相模は難なく勝利をもぎ取った。
東海大カルテットと歳内は犠牲になったのだ…。


第2試合 九州学院(熊本) 3−5 遊学館(石川)


先制を許した遊学館だが、地方大会打率.255の打線が突如として繋がり始める。
この打率なのに「打撃のチーム」を自称していたのだが、実は石川の投手のレベルが高かったからの低打率のようだった。
実際、あっさりと春夏連続出場の九学・伊勢を捉え、3回には3連打、4回にも3連打で試合をひっくり返す事に成功。終わってみれば14安打を放った。
その秘訣はやはりスタンドで披露されたふしぎなおどりか。九学もおどりで対抗したが、威力は段違い。
MPを吸われながらも、中盤以降は九学・伊勢も粘りの投球を見せるが、打線は遊学館・小孫に封じられて援護が無かった。
期待の1年生4番・村上は音無しに終わり、最後に初めて背番号10桁の選手が起用されるも完全に思い出。ヘッドスライディングもままならなかった。
攻守踊全てに九学を上回った遊学館がベスト16へとコマを進めた。


第3試合 作新学院(栃木) 10−6 上田西(長野)


初戦で快投を見せた上田西・草海きゅんのピッチングを心待ちにする住民たち。
だが、作新打線が容赦なく草海に襲い掛かる。2回に先制し、連続無失点を止めると3回にも追加点。
一度は上田西も追いつくが、5回には三連打ですかさず突き放す。派手さは無いが堅実に繋ぐ打撃を見せた。
最後はニュース間に5点目を奪って草海をマウンドから引きずり降ろすと、リリーフ陣にも痛打を浴びせる。
終わってみれば17安打10得点の猛攻。再登板した草海からもキッチリ点をもぎ取って初戦を突破した。
上田西も作新2番手・有田を捉えるも、10失点はあまりに重く、頼みの草海が捕まっては勝ち目が薄かった。
住民からは草海に来年への期待を寄せる声が多く寄せられた。強打・作新は草海を打ち崩した勢いが果たしてつくか。


第4試合 鹿児島実(鹿児島) 3−7 中京大中京(愛知)


鹿実は5回の10点、中京は初回の4点と共に集中打を見せて初戦を突破。
だが、前半はその鹿実・橋本、中京・上野の両先発がその打線を抑え込む展開。
そして均衡を破ったのは中京だった。プロ注捕手の4番・伊藤が盗塁を仕掛けてチャンスを作ると
ミント矢田崎が勝ち越しタイムリーで打線に火が付く。結局伊藤からの5連打でこの回3点を奪取。
鹿実も粘りを見せて一時は1点差に迫るが、中京は鹿実リリーフの有村からも得点を重ねる。
捕まりかけた中京・上野も最後はまた自力で立ち直って9回は2三振を奪って締め、2試合連続の完投勝利。
最後は守備も乱れて名門対決に敗れた鹿実だが、この夏初めて追いかける展開でも諦めない姿勢を存分に見せた。
元エースの1番・有村、急成長の橋本、打率10割で終えた主将・森口、守備の大器・長谷部など随所に好素材を揃えた好チームであった。


第8日


第1試合 早稲田実(西東京) 7−6 広島新庄(広島)


広島新庄・堀と早稲田実打線の対決と目された一戦は、まず早実が主導権を握る。
3回に清宮のタイムリーで先制すると、4回には下位打線から2点を追加、堀をKOする。
これは早実ペースか、と思われた試合だったが新庄の迫田監督が動く。
4回裏、ここまで好投の早実・松本の制球難につけ込むと、早くも代打攻勢。
くねくね打法の松井、さらにエース・堀への代打・北谷が共にヒットを放つ大当たりで一気に逆転。
ダブルスチールも見せるなど、采配の力をここぞとばかりに見せつける。
が、エースを下ろした代償も大きかった。5回・6回にはリリーフが捕まり再逆転を許す。
8回にこの日プラトーンや笑顔でも目立った松井のよんたまを足掛かりに追いつくも、勝ち越しには至らず。
9回に早実9番・渡辺がしぶとくライト前に落として乱戦にけりをつけた。
早実は自慢の打撃力を見せつけ、新庄も17人を投じる総力戦と、戦前の下馬評とは違う展開ながら持ち味は出し切った。


第2試合 下関商(山口) 1−9 東海大甲府(山梨)


静岡を粉砕して富士山を獲得した東海大甲府打線はこの日も好調。
2回に、リードに専念するため9番に入る飯塚が、流して右中間スタンドへ2ランお誕生日。
5回には3番・角山のフェン直で3点目と、初戦好投の下商・森元を捉える。
ここで下商は2番手に村長を送り込み、続くピンチをゲッツーで切り抜けた。住民のボルテージも上がる。
だが、東海大甲府打線はすぐさま村長も捉えて続く6回に3点、リコールへと追い込む。
7回にも後任の高嶋からも3点を追加、下商はやらかし絡みで1点を返すのがやっとであった。
ポッチャー・菊地は足をつらせるまでは見事なピッチング。後を受けた松葉も味方のやらかしに崩れず試合を締めた。


第3試合 大阪偕星学園(大阪) 9−10x 九州国際大付(福岡)


まず主導権を握ったのは大阪偕星。姫野のサイレン間ヒットからチャンスを作るとドスドス岸のタイムリーと、セーフティバントで2点先制。
3回には連続すないぽから濱口が左中間を真っ二つにして4−0。初出場とはいえ、流石大阪代表、と住民を唸らせる。
が、九国も負けてはいない。3回に1点を返すとキャプテン・岩崎が左中間最深部へ3ランお誕生日、一気に同点に。
5回には犠牲フライで勝ち越すと、主砲・山本ムサシがレフトスタンドに3ランお誕生日。0−4を一気に8−4にする。
九国の凄まじさに恐れおののいたのもつかの間、大阪偕星も殴り返す。6回、九国の背番号1・富山に襲い掛かる。
岸のヒットにやらかしが絡んで1点、押し出しでもう1点、エース・光田の2点タイムリーでこの回4点。
8−8とノーガードの殴り合いにスレは大盛り上がり。そしてそれは7回の攻防でさらに加速する。
7回表、大阪偕星は姫野のソロで勝ち越すと、その裏、九国はムサシの2打席連続お誕生日ですぐさま同点に。9−9。
終わらせるのが惜しくなる熱戦だったが、最後はミスが明暗を分けた。
9回裏、ファーストのやらかし、キャッチャーのパスボールで貰ったチャンスを、九国は見逃さず、2番・山口のタイムリーで決着。
だが、この大熱戦に甲子園球場の観衆はもちろん、スレ全体からも大きな拍手が送られたのだった。

第4試合 敦賀気比(福井) 3−8 花巻東(岩手)


初戦明徳の死亡フラグをへし折った�無敵�敦賀気比と好左腕 高橋擁する花巻東の試合。
平沼は明徳戦に続き不安定な立ち上がり。1死満塁とされるも、のレーザービームで無失点で切り抜ける。しかし、調子は上がらず、3回に先制を許し、4回に3点を失いノックアウト。柿沼と化す。
気比ガイ打線に立ち向かうのは10桁奪三振を達成した高橋ではなく背番号17の加藤。これに拍子抜けしたのか、5回2死までノーヒットに抑えられるが、嘉門の二塁打とショートのやらかしで一、三塁として、キャプテン・篠原の3ランお誕生日で1点差に詰め寄る。
先発した加藤は3失点を喫するも、5回被安打3、自責点0と気比ガイ打線に見事なピッチングを披露した。
対する敦賀気比は平沼がノックアウトされ、背番号18の山崎に後を託す。そしてこの山崎が快投。5回、6回それぞれ2奪三振ずつ奪うなどパーフェクトに抑え込む。
…が、ここでモリシ降臨。何故か打席が回ってきた山崎に代打藤原を送る。が、結局三振に倒れ、住民を困惑させる。
そして、またしても平沼が登板。無難に2アウトを取るが、柿沼と化した彼は3連打で1点を失い、8回には5安打を浴びて3点を失う。
置物と化した松本と柿沼、アズマを擁した敦賀気比が姿を消した。


第9日


第1試合 仙台育英(宮城) 7−1 滝川二(兵庫)


序盤から下馬評通りに仙台育英が押し気味に試合を進める。2回に1点、4回にも1点を追加。
5回には郡司のお誕生日を含めて一挙4点、滝川二の先発・友井をKOし、ほのぼのレイプモードに。
滝川二はニュース間攻撃をするなど攻撃に決め手を欠く。頼みの切り込み隊長・根来も仕事が出来ず。
初戦で顔面負傷の山名が三塁コーチャーとして見つめる中、8回に代打・吉井の長打を足掛かりに一矢を報いるがそこまで。
1回戦に引き続き盤石の戦いぶりを見せた仙台育英が無難に3回戦へ進出を決めた。
無難すぎる試合展開とコミケのせいでスレはスローペースとなった。

第2試合 津商(三重) 2−4 鳥羽(京都)


三重大会かと思わせるような名前の一戦は三重じゃない方の鳥羽が先手を取る。(なお、三重の方の鳥羽は県大会初戦敗退)
よく練習試合をする間柄ということもあり、手の内を知る津商先発・板倉こと坂倉を3回に捉え、スク水失敗回避を挟みながら5連打で一気に3点。
コンパクトな打撃で相手を攻略したKSMS打線のテクニックが光った。守備も内野を中心にエース・松尾を盛り立てるなどこちらもテクニックが際立った。
津商は4安打に封じられて初戦の再現はならず。後半は再三先頭打者を出すも、その後が続かず凪ちゃんの夏も彼氏より先に終わった。
津商もショート・江川が守備範囲の広さを見せて再三の好プレーを見せ、打撃でも1打点を挙げるなどミスから崩れたわけではなかったが…
両校ノーエラーという締まったゲームだが、ロースコアのゲームということもありスレは第1試合に続いてスローペース。
これといった目玉選手がいないという試合ということもあり、目玉の発掘に精を出す一幕もあるなど、お盆休みらしいまったりムードに染まった。

第3試合 創成館(長崎) 3−8 健大高崎(群馬)


創成館の1番打者鳥飼の左中間フェンス直撃三塁打から始まり、その回犠牲フライで1点とったものの、その後両校無失点の静かな展開に。
どちらも変則投法で野手が大活躍。何度かランナーが出るも、健大高崎お得意の機動破壊は発動せず、代わりに創成館の機動を破壊すること数回。あまりの退屈さに、スレはしょうもないダジャレ大会会場と化す。
しかし5回裏、創成館の先発藤崎が捉まり3失点。エースのアメンボこと水永を引っ張りだすことに成功。
再度静かな展開に持っていくのかと思いきや、5回のチャンスでエースに代打を出した健大高崎のリリーフ川井の二段モーションギリギリの投球にスレ民ひやひや。
案の定、6回で一塁を牽制の際「ボークじゃね?」という球を投げるも、なぜか見逃される。
しかし7回で同じように牽制球を投げた際、帳尻合わせとばかりにボークに。しょうもないダジャレ大会をしていたスレも
「これがボークならさっきのもボークだろ」「僕はボークだと思う」「川井がかわいそう」と真剣に議論。
そのボークが功を奏し、創成館は同点にまで追いつくが、8裏でアメンボ水永が完全に捉まり、機動破壊からただの破壊にシフトチェンジ。
最後は校歌のAAで大規制を食らいながら幕を閉じた。


第10日



第1試合 早稲田実(西東京) 8−4 東海大甲府(山梨)


3試合連続となった早稲田実業の第一試合。まずは初回、ヒットと死球で出したランナーを5番・金子が返し1点を先制する。対する東海大甲府もその裏、2本のヒットで追い付き、早稲田実業に主導権を渡さない。
しかし3回、早稲田実業の打線が大爆発する。3番・清宮、4番・加藤が連続お誕生日で3点差と突き放し、東海大甲府の先発ポッチャー・菊池を出荷KO。その後も代わった投手・松葉を打ち込み、リードを広げる。
東海大甲府は遊撃手・五十嵐のファインプレーを始めとする堅守で反撃を待つが、相手のエラー絡みで3点を返しただけに留まる。自慢の攻撃力を見せつけた早稲田実業がベスト8一番乗りを決めた。
ちなみに、この日清宮は5打点を挙げる大活躍。桜島と共に打棒が大爆発する結果となった。

第2試合 鶴岡東(山形)0−1 花咲徳栄(埼玉)


序盤は両校譲らぬ……いや、両校譲り合う展開で推移。
先頭打者はよんたまややらかしなども含めよく出るも、ダメイデンや牽制死などでほとんど生かせず。
極めつけは4回表に飛び出したイミフメイデン。住民も実況・解説もモヤモヤを抱えたまま前半が終了。
終戦の日の黙祷を挟んで始まった後半戦も、堅田さん強襲の打球で盛り上がった以外は雰囲気が変わらず。
それでもようやく7回裏に花咲徳栄が7番・笹谷のタイムリーで均衡を破る。これをリリーフした高橋が好投で守り切った。
鶴岡東は9回以外毎回ランナーを出すもあと一本が最後まで出ず。先発・松崎を援護できず竹本の誕生日も飾れなかった。

イライラしたスレ民が作った試合ハイライト。スコアは点数ではなく残塁数。
鶴岡東
221101220 11 
花咲徳栄
01110012 6

ハイライト
1回表 送りバントをするもダブルプレー
2回表 四球、死球でチャンスを作るも無得点
2回裏 ヒット、ワイルドピッチ、送りバントでチャンスを作るも無得点
3回表 エラーやけん制悪送球でチャンスを作るも無得点
3回裏 スリーバント失敗+ランナー飛び出しダブルプレー。その後悪送球で出塁
4回表 送らないバント
5回表 けん制アウト
5回裏 けん制アウト
6回表 堅田さんがぎりぎり打球をかわす
7回表 代打の切り札(三球三振)
7回裏 ランダウンプレーでアウトにできず→次のボールをタイムリー
8回裏 サードファインプレーで0点にする
9回表 再び回ってきた代打の切り札が三振。ゲームセット

第3試合 東海大相模(神奈川) 11−2 遊学館(石川)


初回から相模打線が遊学館・小孫を捉える。連打でチャンスを作ると中軸のタイムリーに牽制やらかしも絡んで一挙4点。
小野塚さんのテンションもいきなり最高潮に。小孫が抑えるのが大前提の遊学館のゲームプランは早くも崩壊。
その後、小孫も一時立ち直りかけた頃に、小野塚さんがまさかのエラー(いえ、中村です)。
ヘコんでしまった小野塚さんを元気づけるかのように、相模打線が再び火を噴く。4回・5回と2点ずつ追加して8−0。小野塚さんのテンションも回復した。
相模の先発は小笠原。速球対策をして来た遊学館もポツリポツリとランナーは出すが、そこから先が続かない。
7回に長打攻勢で2点を返して意地を見せるが、リリーフ陣も捉えられて点差はさらに広がる。
相模は最後に2年生・北村も試運転させる余裕を見せての快勝。下馬評以上に力の差があった。そしてスレでは何故か中村アナが戦犯とされた。

第4試合 作新学院(栃木) 0−2 九州国際大付(福岡)


両監督が5、6点勝負と睨んだ一戦は、想定外の投手戦に。作新・倉井、九国・富山が要所を締める。
どちらかといえば押し気味に試合を進めたのは作新だったが、強攻策がとことん裏目に。
一方の九国も5回に吉井監督の2ベースで富山が本塁に突進するも、好返球で憤死と本塁が遠い。
第2試合とはまた違った閉塞感を吹き飛ばしたのは、主砲の一振り。6回、九国・ムサシの一閃で均衡が破れる。
7回には主将・岩崎が代わった作新・有田から貴重な追加点となるタイムリーを放って勝負を決めた。
富山が毎回のように走者を背負いながら凌ぎ切り、九国が関東4連勝を阻止、夏は初のベスト8進出を決めた。
作新は先発・倉井が粘りの投球を見せるも、攻撃に確実性を欠いたことで星になってしまった。


第11日


第1試合 健大高崎(群馬) 3−4 秋田商(秋田)(延長10回)


お馴染みトゥギャ崎の職人林が盗塁を見せると柴引おじさんのタイムリーで1点を先制。しかし二回に成田がHを放ち、
「じゃない方の成田」がよんたまで出塁、8番近野が逆転の2点タイムリーツーベースヒット。
4回にもノーアウト満塁からのスクイズという強攻策を「じゃない方の成田」が決め、3-1とする。
途中ハルヒが守備で交錯して3アウトをもぎ取るも担架で運ばれる、とても心配されたが守備には無事復帰。
トゥギャ崎も成田を捉えきれなかったが、8回ついに得意の起動破壊でゆさぶり欲しかった1点を獲得。
さらに走れないが打てるとNHKにさえ言わしめる頼れる柴引おじさんがタイムリーで同点。
試合は延長戦に。成田きゅんが死んじゃうと心配するスレ民をよそに秋田のキャプテン会田がツーベースヒットで出塁すると
ARAKAKIを挟んで1点をもぎとる。その裏、柴引おじさんがヒットを放ち、
走れない柴引おじさんに代走が命じられスレが盛り上がるも
キャプテン会田が最後のセンターフライを好捕。秋田が80年ぶりベスト8に進出。


第2試合 中京大中京(愛知) 0−1x 関東一(東東京)


初回から中京が満塁のチャンスを作ると、6番・佐藤の打球は左中間深くへのフライ。
これを関東一センター・オコエがランニングキャッチの大ファインプレー。緊迫する守り合いはこのプレーから始まった。
中京は関東一の先発・阿部から再三チャンスを作るがあと一本が出ない。関東一の守備も良く守った。
逆に関東一は中京先発・上野の前に手も足も出ない。5回まではノーヒットに抑えられる。
逆に中盤を過ぎてからは関東一ペースに。代わった金子が中京打線を封じ、打線が上野を捉え始める。
7回裏にはチャンスを迎え、上野のかつての僚友・鈴木が打席に。11球に及ぶ激闘は上野がずばさんで締めくくる。
8回表裏・9回表と両校チャンスを作るが、どちらの守りも集中して得点を許さない。住民の多くが延長を覚悟した。
が、終わりは一瞬だった。関東一の5番・長嶋が放った打球は一直線にレフトスタンドへ。サヨナラお誕生日である。
あまりにあっけない幕切れに涙も出なかった上野だが、スタンドへの挨拶を済ませた後に号泣。住民の涙も誘って散った。

第3試合 仙台育英(宮城) 4−3 花巻東(岩手)


東北がこんなに残っているのに東北の潰し合いなのかと嘆くスレ民が続出。
百目木と加藤という両者先発がエースでない戦いの幕開けを崩したのは仙台育英。
初回からチャンスに連打で2点をもぎ取る。しかし花巻東も即1点を返す。
初回の2点を失った加藤はエース高橋に交代。しかし高橋、
百目木のタイムリーで1点を追加され、3-1。そこからなんと無死満塁。
このピンチをショートライナーを好捕、三振、ショートゴロというPZGSを見せつける。
ショートの田老、再三に渡る好守備を見せて「ZST(残念そこはタロウ)」が爆誕。
余談だが点を取られているのにPZGSでいいのか、という談義が発生した。
花巻東もよく食らいつき、最後の1点を取る勝負の盗塁をしかけるも失敗。
百目木→百目鬼に覚醒し、セナにリリーフを託すもバットで大活躍。
「百目木を男にしたい」といった監督の発言通りの活躍で仙台育英が21年ぶりベスト8進出。

第4試合 興南(沖縄) 4−3 鳥羽(京都)


打力の鳥羽とトルネードエースの比屋根の対決という下馬評。悪送球がカメラマン席にマニアが歓喜している間に
タイムリーで興南が1点を先制。しかし、次の回すぐさまツーベースバント安打という珍記録をはさみつつ2-1で逆転。
やらか試合もそこそこにさらに1点を追加した鳥羽。3-1。しかし食らいつく興南、6回に結果スク水で1点を返し、
7回にも1死2,3塁で痛いスク水ミスがでるも、続いたタイムリーでさらに1点返して同点。
さらに興南が8回H→メイデンの際、タッチしにいってタッチアウト成功もボールが飛び出る。
1塁ランナーが3塁到達のナイメイ。そのチャンスを活かすタイムリーでついに興南逆転に成功。4-3。
そのまま鳥羽の打線を封じ込め、選手宣誓ができなかった48校のキャプテンの怒りを見事に正義の鉄槌としてぶつけてベスト8にコマを進めた。

第12日


第1試合 九州国際大付(福岡) 1−8 早稲田実(西東京)


打ち合いを予想された試合だったが、九州国際大付属がまさかの5安打。頼りの山本も4打数1安打と奮わず。
対する早実は話題の清宮だけでなく、これまで2安打の富田が、2打席連続HRと爆発。
7回には岩崎のヒットと宇都のタイムリーでなんとか1点返すも、初の準決勝進出はならず。

第2試合 花咲徳栄(埼玉) 3−4x 東海大相模(神奈川)


下馬評は圧倒的に相模優勢という情勢。実際、あっさり先制する2回までスレの雰囲気も穏やかだった。
しかし、ノーマークの花咲打線が今日の相模先発・吉田に襲い掛かる。3回にスライダーを狙い打って逆転。
これで動揺した吉田は4回にARAKAKIで追加点を献上。この予想だにしない流れにスレもにわかにざわめく。
そして門馬監督が動く。4回途中で小笠原を投入。直後に相模が追撃の1点を取ると花咲もリリーフの高橋にスイッチ。
6・7回と相模は立て続けにチャンスを迎えるが、三塁ランナーがゴロゴーで憤死。モリシを思わせる流れになる。
一方、小笠原を打てなかった花咲打線は8回に3・4番の連打でチャンスを迎えるも、ここは小笠原が踏ん張る。
このワンチャンスを生かせなかったところで最後は地力の差が出た。8回裏、高橋は痛恨のボークでランナーをまた三塁に置く。
このランナーをキャプテン・長倉がキッチリ最低限。ようやく三塁ランナーを還した。
9回には花咲の守備が乱れ、ポイントゲッターの杉崎のサヨナラ打。苦しみながら相模がベスト4進出を決めた。

第3試合 仙台育英(宮城) 6−3 秋田商(秋田)


昨日トゥギャ崎相手に延長10回160球完投の秋田商・成田翔のコンディションが心配されたが、
序盤3回をパーフェクトという前日の疲れを感じさせない見事な立ち上がり。スレが一瞬波乱を期待する空気に。
だが、新チーム発足後5回も練習試合を行い、仙台育英は手の内を熟知していた。
ここ2試合大人しかった平沢がチーム初Hとなるお誕生日をライトスタンドに叩き込んで先制。
5回は相変わらず怪しい秋田商の内野守備などからチャンスを作ると一挙3点を奪ってリードを広げる。
秋田商も主将・会田の一打で反撃するが、直後に仙台育英はすかさず突き放す。ここでついに成田翔は降板。
これで成田商も終わったか、と思われたが、続く7回に犠牲フライになる当たりをライトにいた成田翔が好返球で阻止。
5点を追う9回には、もう一人の成田(和)のよんたま(この日全打席出塁)を足掛かりに、やらかしも絡めて2点を返す。
成田商としての意地を存分に見せつけ、練習試合からの成長を見せて甲子園を去った。
※ただしNHK民は、スイッチャーのやらかしで最後のピッチャーライナーの瞬間を見ることはできなかった。
一方、仙台育英は最後にやらかしこそあったものの、それを除けば攻守に危なげなし。
お誕生日の平沢は守備も軽快で、一部にはショートの差と試合を分析する住民も。

第4試合 関東一(東東京) 5−4 興南(沖縄)


興南先発・比屋根の三者連続三振で幕を開けた試合は1点を争う好ゲームに。
先手を取ったのは関東一。5番・長嶋が日付をまたいでの2打席連続お誕生日で住民の度肝を抜く。
しかし、興南もすかさず取り返す。ピカ本の長打を足掛かりにやらかしも絡めてすぐに逆転。
関東一も譲らない。東京なのに見える伊藤がヒットを放つとこれもやらかしを誘って3回に追いつく。
4回にはノリにのっている長嶋の長打からチャンスを作ると内野ゴロの間に勝ち越しとシーソーゲームに。
その後は関東一の先発・田辺、興南・比屋根の好投で試合は進む。関東一は7回から昨日好投の金子をマウンドへ。
だが、金子を興南打線がすぐに捕まえる。連打でチャンスを作るとこの日スタメン起用の城間のタイムリーで同点に。
3−3のまま迎えた9回。役者の違いを見せつけたのはここまで空気だったオコエ瑠偉だった。
2死二塁の場面で比屋根の速球にバットを一閃、打球は一直線にレフトスタンドへ。
VIPは無事だったがなんJの鯖を落とす一撃で大量のお客さんが流入する中迎えた9回裏。
甲子園13連勝中の興南も意地を見せて1点を返すが、最後は金子が踏ん張った。
興南・比屋根は153球13奪三振完投と今大会3試合目で最高のピッチングを見せたが、あと一歩及ばず。
関東一が夏は初の4強進出。お隣が負ける前に消えるわけにはいかない、そんな意地を見た。


第13日


第1試合 仙台育英(宮城) 7−0 早稲田実(西東京)


立ち上がりは3939進んだ試合だったが、明暗を分けたのは3回の攻防だった。
仙台育英は9番・佐藤世那からの3連打で2点を先制、さらにボテボテの当たりが功を奏した内野安打でもう1点。
3点を追う早実はその裏すかさず満塁のチャンスを作って4番・加藤という最高の場面を迎えた……が。
ここで二塁ランナー・山田が牽制でタッチアウト。佐藤世那・平沢の連携でチャンスを断ち切る。
すると直後の4回、1点を追加してなおも2人ランナーを置いてここまで打率1割台の平沢。
早実2番手・上條の外寄りの球を引っ張ると右中間最深部へこの夏3回目のお誕生日、これで勝負が決まる。
仙台育英先発・佐藤世那は制球に苦しみよんたま・すないぽ合わせて7つを出してしまう。
だが、点差が開き強攻策しか取れなくなった早実打線の拙攻にも助けられて完封。26年ぶりの決勝進出となった。
早実は中軸がほぼ封じられ、最後は寂しい敗戦に。100年前と同じベスト4止まりで夏を終えた。

第2試合 東海大相模(神奈川) 10−3 関東一(東東京)


初回、相模打線が関東一の先発・阿部を捉える。先頭・千野からの3連打で2点を奪う。
さらに4番・豊田がお誕生日で早くも4点。この時点で阿部の投球数はわずかに10球であった。
結局阿部はアウト1つも取れずにKO。その後も関東一は内野陣のやらかしが相次ぎ、気付けば10桁失点に到達。
相模の先発は吉田。花咲徳栄戦のピッチングが記憶に新しく、住民も不安視したが要所を締めるピッチング。
吉田は7回を1失点にまとめて準々決勝の雪辱を果たした。そしてここで継投に。2年生の北村を期待する住民もチラホラいたが……
そして8回からは調整登板なのか、エース・小笠原がマウンドに。だが、関東一は研究済みだったか、この小笠原を捉える。
連打にARAKAKI、タイムリー内野安打に挟殺プレーのミスと続いて2点を返し、関東一も何とか一矢を報いた。
最終回もチャンスは作ったが、最後は長嶋がサードゴロゲッツー、一茂となって終戦。住民の一部が乳揺れにガッツくシーンが目立った。
東海大相模が5年ぶりの決勝進出を果たしたが、小笠原と監督の采配に一抹の不安を残しての勝利となった。

第14日 第97回全国高等学校野球選手権大会決勝戦


仙台育英(宮城) 6ー10 東海大相模(神奈川)


1試合平均7.2得点 1.6失点で、絶対的エース佐藤世那を中心に堅い守りと1回戦で一試合10二塁打の記録を残した猛打で勝ち上がり、準決勝で早稲田実業を完封した仙台育英と、1試合平均7.75得点 2.25失点で、151キロ左腕 小笠原慎之介と縦スラ右腕 吉田凌を擁し、アグレッシブベースボールを掲げ、攻めまくる野球で勝ち上がった東海大相模。似通ったチームカラーの両校が決勝でぶつかった。試合は白河の関に守られた東海大相模が圧倒的に有利だったが、試合展開は白熱した。
試合は初回から動く。千野、杉崎、豊田の安打で2点を先制。3回にも杉崎から長倉の4連打で2点を追加し、ワンサイド感を漂わせる。だが、仙台育英も反撃に出る。佐藤将太がやらかしで出塁し、青木、平沢、郡司、百目鬼百目木の4連打で3点を返す。ここまで両軍計7点入っているが、アウトの1/3を犠打で献上したどこぞのチームと違って犠打がないのがすごい。
しかし、決勝までに550球近く投げている佐藤世那にはやはり疲れがあるのか、東海大相模打線につかまり、4回も2点を失い、突き放される。
でも、なんとしても優勝旗を東北に持ち帰りたい仙台育英は6回、よんたまと連打で満塁として、打席には佐藤将太。粘った末の7球目。低めのチェンジアップを捉え、センターオーバーの走者一掃タイムリー3ベースで同点とする。佐藤世那も5回以降は見違えるようなピッチングで東海大相模をノーヒットに抑え込む。対する小笠原も7、8回を三人で終わらせ、投手戦の様相を見せる。
…だが、東海大相模についたのは白河の関パワーだった。9回表、先頭の打席に入った小笠原。初球の外角のフォークをフルスイングすると、打球がそのままスタンドイン。まさかまさかのお誕生日で東海大相模が勝ち越す。これに動揺したのは被弾した佐藤世那だけではなかった。レフトのやらかしも絡み、もう3点を失い、絶望的な4点差をつけられる。
9回裏、代打立山は3球目をショートフライ、6回に同点タイムリー3ベースを放った佐藤将太も2球目を打ち上げファーストフライで2アウト。打席には1安打の青木。後ろには一発のある平沢と郡司が控える。2ストライク1ボールからの4球目 外角高めのストレートを流すが、ライトは少し下がって捕球。ゲームセット
乱打戦となった決勝戦。両エースが8回まで6失点する苦しい中、試合を決めたのは、今大会最大の主人公 小笠原慎之介のソロホームランだった。
結果的に4点差はついたが、間違いなく高校野球100年の節目の大会に相応しい決勝戦であった。
最終回に力尽きた佐藤世那のの顔は涙で溢れていたが、やりきったという笑顔もあった。
そして、東海大相模は45年ぶり2度目の全国制覇おめでとう!

深紅の大優勝旗が白河の関を超えるのは近い。そう思わせた仙台育英の準優勝でありました。by奥島高野連会長
2015年08月25日(火) 10:58:44 Modified by ichiro_makiba




スマートフォン版で見る