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18夏出場校寸評

[出場校寸評]


<北海道・東北>

*北北海道  旭川大高 9年ぶり8回目

全国一番乗りの原動力は投打の軸。プロ9球団のスカウトが注目するエース・沼田翔平はMAX146キロの本格派で決勝は5回まで相手をノーヒットに封じた。
打線では2年生4番の持丸泰輝。大会初日に始球式を行うレジェンド・松井秀喜が憧れと語る男はこの夏すでにお誕生日2発と、『北のゴジラ』の異名をとる活躍を見せている。
投手陣は沼田以外にも球威のある投手を抱え、140キロカルテットを擁し……と特大の死亡フラグを抱えているのが気がかり。
北北海道勢は初戦6連敗と全国で最も勝利から遠ざかる。旭川大高も最後の勝利から25年。準決勝で7やらかし、守備の改善は急務だ。

注目選手
沼田 翔平(投手)
実力だけでなく甘いマスクも注目の146km右腕。
日ハムスカウトもスター性あると評価するエースはかつて甲子園を湧かせた同じく北海道代表の大西のように活躍できるか。

伝 逸靖
彼がもし伝令で出てきたならスレ内がちょっとした盛り上がりを見せることになりそうだ。

*南北海道  北照 5年ぶり4回目

2016年秋、今の3年生が1年生だった秋にチームに激震が走った。相次ぐ不祥事による部活動の無期限停止。どん底からのスタートだった。
それでも翌年から活動を再開し、最後の夏にとうとう地獄から天国へと這い上がってみせた。原動力はエースの原田だ。
南北海道本大会4試合を1人で投げ切った変則左腕の特技はルービックキューブ。校内大会3連覇中の絶対王者が野球でも頂点に立った。
過去3度の夏の甲子園で未勝利。ルービックキューブで培った手先と集中力を武器に、原田が全国の舞台も攻略する。

注目選手
岡崎 翔太(外野手)
南北海道大会決勝でサイクル安打を達成した縁起のいい男。春の大会後、バトミントンのシャトルを竹バットで打つ練習で感覚を磨いた。

*青森  八戸学院光星 2年ぶり9回目

圧巻だったのは青森山田とのライバル対決となった準決勝。エース福山が打ち込まれ5回7失点も、3ランお誕生日4発でねじ伏せたのだった。
その福山は野球留学生の多いチームにあって八戸出身の地元っ子。2番手を務めることの多い中村はお隣岩手出身だが中学時代は軟式の選手だった。
この投手陣をカバーする強力打線が武器。過去3度の準優勝を乗り越えて東北に初の優勝旗を持ち帰る可能性は十分だ。
実は甲子園初戦10連勝中と強さを発揮するが、前回2年前の出場は2戦目で東邦(愛知)にあの大逆転負け。嫌な記憶を払拭できるか。

長南 佳洋(外野手)
八戸学院光星の主将にして打線の中核を担う男。
15年3月の東日本大震災の被災地を支援するイベントで松井秀喜氏から様々な話を聞いた。聖地で恩返しができるか。
ちなみに横浜の長南と読みは同じだが特に接点はない。

*岩手  花巻東 3年ぶり9回目(春夏連続)

春夏連続出場だが、決して平たんな道のりではなかった。初戦の一関一戦は9回に猛追を受け、ヒットの数では負けていたほど。
準々決勝・福岡戦では3点差を8回にひっくり返し、決勝のモリフ戦でも9回の逆転劇だが、これも相手のARAKAKIとやらかし絡みと楽な試合はなかった。
厳しい予選を勝ち抜いてきたが、チームにはセンバツで大きな忘れ物がある。準々決勝で大阪桐蔭に喫した19失点と完封だ。
センバツの1日最多得点を更新した日において唯一の無得点でネタにされた悔しさを晴らすチャンス。王者へのリベンジはなるか。

注目選手
菅原 颯太(内野手)
怪我の影響で今大会は代打での出場のみに留まっている主将。代打成功率は脅威の10割で、決勝の盛岡大附属戦でも同点に追いつく適時打を放った。

*秋田  金足農 11年ぶり6回目

昨年の決勝で敗れた明桜が決勝の相手。この相手に今年の春は地区大会と県大会でも勝利。今季3度目の対戦も制して昨年の3倍返し達成だ。
エースはU-18日本代表の一次候補にも選ばれた吉田。初戦でいきなり自己最速の150キロをマークするも中泉監督は「力んだだけ」と手厳しい。
しかし、吉田はその後も力投。決勝も最速147キロ、11奪三振で完封すると、中泉監督も「今まで見た中で一番の投球」と手放しで賞賛した。
終わってみれば、43回で57奪三振の奪三振ショー。1984年に4強、1995年には8強入りした古豪が吉田の手で久々に躍進しそうな予感だ。

注目選手
打川 和輝(内野手)
いかにも打ちそうな苗字を持つ100kg近い巨漢。
ちなみにエース吉田は冬場のトレーニングで彼を肩車と抱っこで担いで三塁ベースからフェンスまで往復するというトレーニングをしていた。

*山形  羽黒 15年ぶり2回目

15年ぶりとなる夏の甲子園への扉を、2試合連続となる延長でのサヨナラお誕生日でこじ開けた。それも2試合とも決めるべき選手が決めている。
準決勝では主将の秋保。練習試合ですらホームランの無かった男の一振りで秋の覇者・酒田南を退けて決勝に進むとまたしても延長戦。
そして決勝で決めたのは4番の竹内。役者の揃い踏みでベスト4入りした2005年センバツ以来の出場、夏は初勝利を目指してやって来る。
投げる方では見た目が完全に俺らなメガネのエース・佐藤に加え、2年生の篠田が大会中に急成長。まだまだ伸びしろを残しているのが不気味だ。

注目選手
佐藤 幸弥(投手)
スポーツ用ではない普通の眼鏡を着用した山形のメガネッシュ。大人しい顔とは裏腹にがっちりとした肉体から最速147kmの直球を投げ込む本格派。

*宮城  仙台育英 2年連続27回目

身から出た錆、とはいえ6月まで半年間対外試合を行えなかったという実戦不足になりかねない状況を、マンモス校ならではの工夫で補った。
対外試合が出来ないなら徹底した紅白戦を、と77人のチームを4つに分けてのリーグ戦を実施するなどして実戦感覚を磨いてきた。
辞任した佐々木前監督に代わり就任した須江監督は、系列の秀光中等教育学校で軟式日本一に導いた実績の持ち主。チームにも教え子は多い。
35歳の若き指揮官が甲子園でそのヴェールを脱ぐ形になる。生まれ変わった仙台育英を見せることができるか、一挙手一投足に注目が集まりそうだ。

注目選手
田中 星流・大栄 陽斗(投手)
3年田中が先発し2年大栄が締める、仙台育英勝利の方程式。決勝ではこの2人のリレーで古川工業を完封し、甲子園出場を決めた。
田中は浦和学院の福島迅捕手と中学時代に北海道選抜でバッテリーを組んだ経験がある。元チームメイト対決も注目だ。

*福島  聖光学院 12年連続15回目(春夏連続)

ついに干支一回り達成。戦後最多の連続出場をさらに更新した。エース・衛藤はセンバツ直後に右ひじにメスを入れるも予選で快投を連発。
準々決勝では12奪三振、リリーフ待機の準決勝・決勝もきっちり試合を締めた。冬場1日1000スイングの練習を越えた打線も夏に向け覚醒の兆し。
センバツとはちょっと並びを変えたクリーンアップからは決勝で須田とゴミ五味にお誕生日が飛び出した。不発に終わった春の雪辱を果たしたい。
過去11年間で初戦を9回突破するが、毎度のことながら準々決勝の壁が高い。今年こそ8強の壁を越え、その先へと進めるか。

注目選手
五味 卓馬(外野手)
活躍しても褒めてるんだかよく分からないことになってしまう聖光学院の4番打者。選抜ではあまりいい所を見せられず粗大ゴミとまで言われてしまう始末に。夏こそは資源ゴミになれるか。


<関東>

*茨城  土浦日大 2年連続4回目

秋に敗れていた明秀日立を準々決勝で、春に敗れていた霞ケ浦を準決勝で撃破。決勝ではかつてのチームメイトが監督として再度立ちはだかった。
取手二高の全国制覇メンバーだった小菅監督の下佐々木監督率いる常総学院を撃破。恩師・木内監督が草葉の陰で見守る前で連覇達成だ。
31年ぶりの復活だった昨年は浮足立ったか、初戦で5盗塁を決められ3やらかしも出るなどいいところなく敗れほろ苦い思い出に終わっていた。
その時のメンバーだった主将の鈴木やエースの富田が残り、昨年にはない経験という武器がある。昨年の忘れ物、32年ぶりの勝利を取りに行く。

注目選手
富田 卓(投手)
昨年の甲子園で打ち込まれたエースは簡単には立ち直れずに、秋の県大会では明秀日立にボコボコに打ち込まれた。それでも決して諦めずに研究を重ね、2年連続の甲子園出場の原動力となった。


*栃木  作新学院 8年連続14回目

県大会6試合中5試合で初回に得点と先制パンチを武器に8連覇を達成。特に準々決勝の佐野日大戦はその初回に3お誕生日で9点を叩き込んだ。
苦しい試合もあった。準決勝は石井のサヨナラお誕生日で競り勝ち。決勝はエース高山を連投の疲れから1回で諦めるも、リリーフ・林が好投した。
今井達也をエースに擁しての全国制覇からはや2年。その今井は社会的やらかしもありつつ、今年はプロ初勝利を挙げるなど飛躍の兆しを見せる。
その先輩に肩を並べることができるか。高山の具合が心配ではあるが、チーム一丸となって乗り越えることが求められそうだ。

注目選手
沖 龍(内野手)
おそらく今大会で1番名前が短い作新学院の好打者。打席でも塁上でも神経を集中させ、簡単に笑わない男だが、優勝を決めた時には弾けた笑顔を見せる等高校生らしい一面もある。

*群馬  前橋育英 3年連続4回目

マズい守備もあって決勝ではトゥギャ崎に3点のリードを許し8回の表を終了。ここから底力でひっくり返しての3連覇達成と相成った。
投手育成に定評のあるチームで今年のエースは本格派右腕の恩田。決勝では5失点も自責点を1にまとめるなど、早くも歳内賞の有力候補か?
打つ方では昨年甲子園でお誕生日の小池が一塁から捕手にコンバートされてチームの攻守の要に。準決勝では初回8得点と繋がると止まらない。
初出場初優勝の2013年、サッカーを披露し初戦敗退の2016年、優勝した花咲徳栄(北埼玉)に力負けの2017年と毎年見せ場は作るが今年はどうか。

注目選手
小池 悠平(捕手)
昨年の甲子園で2つのお誕生日を記録した大砲。去年は一塁手で出場したが今年は捕手として、去年の夏を経験したただ1人の選手としてチームを引っ張る。県大会決勝でも3安打と大舞台での強さはお墨付き。

*北埼玉  花咲徳栄 4年連続6回目

ご存知昨年のチャンピオン。頭ひとつ以上抜けているとの前評判どおりに北埼玉大会を危なげなく勝ちあがって連覇へ挑戦だ。
しかし、メンバーは昨年からガラリと入れ替わっている。なにせ、甲子園でのプレーを経験しているのは野村ただ一人だ。
右の大砲としてすでに高校通算56本塁打のこの男は、今年投手としても活躍。ともすれば野村一人にかかる負担は大きそうだが……
カンフル剤として期待がかかるのはスーパー1年生と名高い井上。すでにスタメンとしても活躍するこの男にも注目だ。

注目選手
野村 祐希(投手・内野手・外野手)
去年の甲子園でも大活躍したアメリカ生まれのスラッガー。新チームになってからは投手にも挑戦し、大車輪の活躍。しかし、その分負担が大きく、一時期務めていた主将も交代した。県大会では本塁打が0。夏連覇の重圧と戦うスターの動向に注目が集まる。

*南埼玉  浦和学院 5年ぶり13回目

実はご無沙汰となるモリシ。夏に限れば仙台育英(宮城)との大乱戦を演じた時以来、実に5年ぶりに帰ってくることとなった。
ここ数年は公立校相手にモリシが発動したり、昨年は花咲徳栄にタイムリー0本に抑えながら敗れたりとイマイチ噛み合っていなかった。
しかし今年は一味違う。育成に定評のあるモリシが大型右腕の渡邉、主砲の蛭間らをきっちり育て上げ、全試合で7得点以上を挙げた。
プロ注のサウスポー・佐野の状態が悪く登板0なのも何のそのという層の厚さ。花咲徳栄の次に続けるだけの戦力を整えてきた。

*東千葉  木更津総合 3年連続7回目

例年の特徴は本格派エースによく鍛えられた守りとソツのない攻撃。全力校歌に比べ正統派すぎてややもすると地味扱いされることもあった。
だが、今年の木更津総合は少々モデルチェンジを図っている。決勝は12安打のうち7安打が長打、これが連打になり畳みかける攻撃を身に付けた。
投手も兼任する野尻は準決勝でサイクルヒットを達成するなど、今大会は投打に渡って目立つ活躍となりチームを引っ張ってきた。
特に今年の夏は例年にない酷暑が予想される。「お水うめー!」の元祖ともいえるこの学校にはそういった方面からのアプローチにも期待したい。

注目選手
野尻 幸輝(投手)
木更津総合の二刀流。東千葉大会準決勝の東海大市原望洋戦では投げては6回0封、打ってはサイクル安打と大暴れ。

*西千葉  中央学院 初出場(春夏連続)

アクシデントが起きたのは5月終わり。投打の大黒柱・大谷が打球を側頭部に受け、頭がい骨骨折、外傷性くも膜下出血などシャレにならない診断結果が下りた。
夏本番まで1か月あまりという差し迫った時期に起きたこの緊急事態に投手陣が奮起。代わりにマウンドを主に守ったのは西村だ。
決勝戦での2失点完投をはじめ、代役としては十二分すぎる活躍で穴を埋め、準々決勝、準決勝での逆転勝ちを呼び込んだ。
一時は再起不能もささやかれた大谷も無事復帰。決勝でお誕生日を放つなど順調な回復を見せている。試練を乗り越えて一皮むけたか。

注目選手
大谷 拓海(投手)
7月に病院から出場許可がおり、大会には出場。
しかし、投球は2試合合計6回、打撃は決勝では本塁打を打ったものの準決勝までは11打数2安打と万全な状態とは程遠い。容赦なく暑さが襲う甲子園で、果たして彼はどれくらい出場できるのだろうか。

*東東京  二松学舎大付 2年連続3回目

初めて夏の東東京を連覇。これでここ5年で3回目の夏出場と、今や東東京の顔になりつつある存在。箔をつけるために上位進出したい。
2年連続の甲子園だが、今年のチームは若い選手が多い。東東京大会ではベンチ入りのメンバーの実に半分を1・2年生で占めた。
1年生にもすでにマスクを被り決勝戦で決勝タイムリーを放った山田や、5回戦で完封した香山など来年・再来年が楽しみな選手がいる。
過去2回の夏の甲子園ではいずれも初戦突破を果たすも2戦目で敗退を喫している。若いチームが勢いに乗って壁を越えることができるか。

注目選手
山田 将義(捕手)
二松学舎大付属といえばスーパー1年生。2014年には今村と大江のバッテリーが注目されたがこの山田も相当な逸材。U-12、U-15と国際経験も豊富でU-15では主将も務めた。決勝の小山台戦でも決勝打を放つなどの活躍をしたリアルドカベンに注目だ。

*西東京  日大三 5年ぶり17回目(春夏連続)

あの日大三も夏の甲子園は久しぶりの出場。春夏連続出場ではあるが、この夏は厳しい戦いの連続を潜り抜けての甲子園出場権獲得だった。
大会序盤で都立勢に3試合全てでリードを一度は許す展開。準決勝はここ4年で3度敗れた東海大菅生に初回3点の先制を許してからの逆転。
同門対決となった決勝も2度追いつかれる苦しい展開だったが、最後は持ち味の打線が力を発揮。4番・大塚のサヨナラお誕生日で決めた。
6試合で24失点のディフェンス、センバツで三重・定本の前に沈黙した打線と例年より脆さを感じさせるが、厳しい予選を経ての成長に期待だ。

注目選手
日置 航(内野手)
父・日置透も甲子園に出場したサラブレッドな主将。攻守にバランスの取れたショートでスカウトも熱視線を送る。ちなみに鳴尾浜での割り当て練習前には同校のOBでもある盪海出場したウエスタン・リーグのソフトバンク戦を見学。盪海錬音或兇世辰拭

*北神奈川  慶應 10年ぶり18回目(春夏連続)

センバツ4強の東海大相模、そして春に敗れた相手の桐光学園。2校に雪辱しての甲子園出場と、今年の慶應ボーイはちょっとばかし骨太だ。
センバツでも先発した生井は決して大きくない体を目いっぱいに使う力投派。最後は救援を仰いだが、東海大相模、桐光学園相手に試合を作った。
決勝ではお誕生日攻勢で主導権を確保するなど、センバツで5安打に封じられた打線もパワーアップを果たして聖地に戻ってくることになりそう。
前回出場も記念大会だったが、8強進出とオールドファンを喜ばせた。もし優勝すれば1916年以来102年ぶりというとんでもない記録になるが……

注目選手
善波 力(捕手)
苗字でピンと来た人も多いだろう。そう、明大善波監督の息子である。守備位置は父と同じキャッチャー。選抜にも出場し、逆転打を放つもリードで迷いが生じチームは敗退。悔しさを胸に甲子園でのリベンジを誓う。

*南神奈川  横浜 3年連続18回目

3年連続の夏の甲子園出場は実は初めて。激戦区神奈川の厳しさを物語るデータでもあるが、記念大会の増枠も生かして学校史上初の快挙達成だ。
投打ともに人材は豊富。エース板川に、2年生の及川は実績十分。1年生・松本も県大会でデビューするなど質・量ともに全国トップクラスか。
打つ方も、県大会で調子を取り戻した万波をはじめ、甲子園経験者がズラリと並ぶ。昨年・一昨年よりお誕生日は減ったが攻撃は堅実だ。
履正社(大阪)や秀岳館(熊本)といった世代トップクラスの学校と当たるくじ運の悪さもあり、最近2大会は不本意な結果。巻き返しを期す。

注目選手
万波 中世(外野手)
2年になってからスランプに陥ったかつてのスーパー中学生は今夏も大会前はベンチ外。それでも腐らずに下級生がやる準備を積極的に行ったり、通学時間では読書で心身を鍛えたりした。その結果、滑り込みでベンチ入りし、南神奈川大会準決勝では1年生以来となるバックスクリーン直撃弾を放つなど復活の兆しを見せた。

度会 隆輝(内野手)
元ヤクルトの度会博文を父に持つ内野手は佐倉シニアで全国制覇、U-15アジアチャレンジカップでも優勝しMVPも獲得したスーパー1年生。父に負けないはつらつプレーでチームを盛り立てる。

*山梨  山梨学院 3年連続8回目

初の3連覇で黄金期を迎えつつある。プロ注のエース・垣越は初戦で3イニングのアウト9つをすべて三振で仕留める圧巻の出だしを見せた。
その後はリリーフでの出番中心と消耗は少なめながら、準々決勝では2イニング全奪三振と快投を再現するなど万全の調子でやって来る。
そしてその垣越を温存しつつの勝ち上がりということは、それ以外のメンバーにも力が十分にあるということ。聖地での活躍に期待がかかる。
一昨年は1勝、昨年は初戦敗退と不本意だった過去2年。実は甲子園で2勝したことのない学校だけに、まずは壁を越えて勢いに乗れるか。

注目選手
垣越 建伸(投手)
15回26奪三振と脅威の奪三振率を誇るプロ注目のかき○。
中学時代は飛騨高山ボーイズで大阪桐蔭の根尾と凌ぎを削りあった。抽選の後には根尾と再会、「(組み合わせが)離れちゃったね」と笑いあった。


<北信越>

*新潟  中越 2年ぶり11回目

攻めのパターンを増やしての王座奪還だ。決勝の新発田戦、序盤・中盤はメイデンや盗塁など機動力を効果的に使い得点を重ねる。
そして終盤には主将の小鷹自らがお誕生日を放ってとどめを刺すなど、打力のあるところも見せての快勝であった。
過去10回の甲子園で初戦を突破したのは1995年の一度だけ。とりわけ、2年前は当時のエース・今村のノーノー寸前の好投を見殺しにしていた。
ライバルである新潟明訓や日本文理に陰りが見える今こそ、甲子園での活躍で黄金時代を築く足がかりを作っておきたいところだが。

注目選手
坂井 翔太(内野手)
2003年から同校で指導をしている本田監督が今までで1番の野手と絶賛する強肩強打の遊撃手。
2年前はスタンドから甲子園で応援、兄・琢真も出場したが惜敗。1年前は兄とクリーンナップを組んだが県大会決勝で惜敗。集大成の今年は見事に甲子園行きを決めた。まずは1勝し、兄越えを。

*長野  佐久長聖 2年ぶり8回目

2012年から7年連続で県の決勝進出。そして偶数年は必ず制してきたジンクスは今年も健在。決勝戦では逆転で接戦を制しての代表だ。
160人もの部員を抱え、激しい競争を潜り抜けてエースの座を掴んだ林は準々決勝以降を1人で投げ切るなど、安定感とスタミナに長けている。
打線も勝負強い。4番の西藤は準決勝で同点打に加え貴重なお誕生日、決勝戦でも同点打を放つなど、苦しい時に仕事ができる存在だ。
初出場でいきなりベスト4に進出してから24年。それ以降甲子園で2勝を挙げていない。まとまりのあるチームで久々の躍進となるか。

注目選手
林虹太(投手)・小山忍(捕手)
佐久長聖中時代からバッテリーを組む仲の2人。2年前の甲子園ではスタンド応援。今年はバッテリーとして聖地に戻ってきた。

*富山  高岡商 2年連続19回目

決勝戦では3点リードの場面でセーフティバントを内野安打にした8番・田嶋がユニフォームが肩から破れるほどのヘッスラを披露。
試合中にユニフォームを交換したため背番号が変わる、という珍事も起こしたが、それほどチーム全体で気合が乗っていることの証左だろう。
プロ注の左腕・山田は2試合のみ登板、13 1/3回で11失点とピリッとしない中、決勝は大島が完投するなど、底上げが進んでいる。
昨年センバツでお誕生日の4番・筏も健在。控え・下位打線も一丸となったチームが10年ぶりの勝利、上位進出に向けて出航といきたい。

注目選手
山田 龍星(投手)
MAX148kmの直球を武器に高い奪三振率を誇るサウスポー。
去年の夏は1.1回6失点と甲子園の恐ろしさを味わった。
安定感の無さは健在だが最高級の素材であることは間違いない。甲子園で一皮剥けるか。

*石川  星稜 2年ぶり19回目(春夏連続)

秋・春・夏と今季のチームは県大会全勝を達成。おまけに夏は5試合無失点と全く他校に付け入る隙さえ与えない圧勝劇であった。
投げる方では2年生エース・奥川。センバツ同様準々決勝・準決勝はリリーフだったが、先発した決勝は3安打完封と圧巻の内容。
そして打つ方は決勝戦で4番・南保が3お誕生日、5番・竹谷は4お誕生日と2人合わせて7お誕生日、2者連続も3回叩きこむ大暴れである。
さらにセンバツの時にはまだいなかった1年生も大型ショートで注目される内山が早くも中軸に入るなど春から戦力を上積みして上位を狙う。

注目選手
寺西 成騎(投手)
U-15のクローザーを務めたスーパー1年生は炎の体育会TVにて現阪神の福留孝介を空振りさせたことでも注目を浴びた。兄は松井秀喜2世とも呼ばれた寺西建。

*福井  敦賀気比 3年ぶり8回目

2015年のセンバツ制覇から早3年半。その夏に初戦明徳のフラグを粉砕しながらも次戦で炎上し春夏連覇の夢を絶たれて以来の甲子園だ。
今年は泥臭く甲子園を掴んだ。決勝は息詰まる投手戦から、押し出しと最低限の犠牲フライ。タイムリー無しで挙げた2点で勝利を掴んだ。
一方、準決勝までは全試合コールド勝ちと打線の基礎力は高い。下級生からスタメンだった主力が繋ぎの意識で大量点を重ねてきた。
3年前は好投のリリーフを下げて一度炎上した先発をマウンドに戻し再炎上。迷将の系譜に名を連ねてしまった東監督の汚名返上にも期待だ。


<東海>

*静岡  常葉大菊川 2年ぶり6回目

看板である打線の強さは今年も健在。決勝では2度のリードを許しながらもひっくり返し、学校名が代わってから甲子園に初登場だ。
キャプテンの奈良間は何と静岡大会で22打数18安打で打率.818を誇る。4番の根来は準決勝でお誕生日、決勝でも4安打の固め打ちを披露。
マウンドには1年秋からエースの漢人が立つ。決勝では14安打を浴びるもビッグイニングは作らせずに味方の反撃をジッと待ち続けた。
10年前の記念大会は決勝進出も大阪桐蔭(北大阪)に0−17の完敗。まずは静岡勢5年ぶりの初戦突破を果たして王者への雪辱を狙う。

注目選手
根来 龍真(捕手)
思わず「ねらー」と読んでしまいそうになるが正しい読みは「ねごろ」。
予選では奈良間が警戒されて歩かされることが多い中、きっちりとランナーを返し打点を積み重ねた。4番キャッチャーと負担は大きいがこの男の活躍は必要不可欠だ。

*東愛知  愛産大三河 22年ぶり2回目

長らく西愛知勢(というより名古屋勢)の天下にある中で東愛知勢に巡ってきた久々のチャンスを生かしたのは今季の実績十分のこの学校だった。
秋は県準優勝で初戦敗退に終わったとはいえ東海大会も経験。春もベスト8まできっちり勝ち残り、前評判の高い中を堅実に勝ち上がってきた。
エースの松原は三振を取るよりも打たせて取ってリズムを作るだけに守備のサポートは欠かせない。正捕手である監督の息子のリードがカギか。
甲子園は2000年のセンバツ以来となり、21世紀になってからは初登場。20世紀には果たせなかった甲子園初勝利を掴むチャンス、生かせるか。

注目選手

櫻井 仁生(捕手)
同校の櫻井春生監督の息子でもある2年生キャッチャー。大阪桐蔭との練習試合では満塁から走者一掃のタイムリーを放ちチームを勝利に導くなど、実力も確か。

*西愛知 愛工大名電 5年ぶり12回目

春は強いが夏は節電、というのがマモノスレにおける愛工大名電の位置づけ。だが、今年は一味違う愛工大名電を夏に見られるかもしれない。
決勝では稲生の2お誕生日を含む15安打でセンバツ出場の東邦を粉砕。犠打は7試合でたったの8つと、名電がメイデンに頼らない攻撃を見せる。
指揮官は「SKB(スーパー攻撃ベースボール)47」と部員47人のチームを表現する。おや、5年前にも似たようなスローガンを掲げていたような……
攻撃に極振りした結果、県大会では11−10、16−14という馬鹿試合打ち合いも経験。方針転換が吉と出るか凶と出るか、名電から目が離せない。

注目選手
稲生 賢二(外野手)
走攻守揃った2年生外野手。U-15ではチーム唯一の柵越本塁打を放った。西愛知大会決勝戦でも2本塁打。ボーイズ時代は1度も勝てなかった東邦石川がいるチームに打ち勝ち、甲子園出場を決めた。

*岐阜  大垣日大 2年連続5回目

大会前は県岐阜商・鍛治舎監督の戦いぶりにも注目が集まったが、この地での指導歴にはこちらの方が一日の長があった。2度目の連覇だ。
74歳になった阪口監督を驚かせたのは、昨年の甲子園も経験し今やエースで4番に成長した修行(しゅうぎょう)だ。
準決勝ではブーメラン継投で得意のフォークで火消し成功とお誕生日のジエンゴ付き。決勝も1失点完投と経験値の高さを見せつけた。
今年の酷暑で阪口監督の体調面に不安も残るが、昨年不本意なピッチングを見せた修行が1年間の修行の成果を披露したいところだ。

*三重  白山 初出場(春夏通じて)

「日本一の下克上」の達成だ。多くの住民は「白山ってどこだ?」だろうし、大多数の三重県民も「あの白山が!?」が正直なところだろう。
それもそのはず、夏の大会は2006年に1勝を挙げて以降、2007〜2016年まで10年連続初戦敗退、9回まで試合をすることすら珍しいチームだった。
兆しが無いわけではない。現監督就任以降地道に力を付け、昨年は11年ぶりに夏の大会勝利、秋・春も県大会3回戦までコマを進めていた。
それでも、学校史上39年ぶりのベスト8、そして初のベスト4から一気に聖地行きを決めた。「日本一の下克上」は果たしてどこまで続くか。

注目選手
パルマ・ハーヴィー
個性派集団白山で一際輝くフィリピン人球児。チームのムードメーカーで、伝令も担当。


<近畿>

*滋賀  近江 2年ぶり13回目(春夏連続)

3校がセンバツに出場した滋賀勢の中で、安定した勝ち上がりで唯一決勝にコマを進めて制覇。センバツ1勝を越える結果も期待できそうだ。
センバツでも4番として2試合で3安打を放った北村は、決勝でも勝ち越しの2点タイムリーを放つなどこの夏12打点と仕事のできる4番だ。
投手陣は継投が基本。準決勝・決勝は左の林、右の佐合、左の金城と、左右ジグザグの継投で相手打線に的を絞らせないパターンを持つ。
前回2年前の出場はエース・京山を先発させなかったことが裏目に出ての大敗。2001年以来となる1大会2勝以上を挙げることができるか。

*京都  龍谷大平安 4年ぶり34回目

準決勝まで全試合コールド勝ち。決勝も同じ規定ならば7回コールド相当の点差をつけて圧倒と、節目の大会で強さを発揮した。
コールドでねじ伏せた相手の中には今年のセンバツ1勝の乙訓も含まれているだけに、この夏は年季の違いを見せつけた格好になったか。
甲子園でもおなじみの原田監督は「おれはこの夏壊れるぞ」という謎宣言の下、ハイテンションでチームを鼓舞して結果を残した。
100回目という節目の大会に合わせたかのように甲子園通算100勝なるか。何か吹っ切れた名門が不気味な雰囲気を醸し出してきた。

注目選手
松田 憲之朗(内野手)
名門の主将にして4番を務める男はまさに平安のDNAを受け継ぐスラッガー。8歳年上の兄・松田龍篤も平安で主将を務め、従兄に平安OBで現西武の炭谷銀仁朗がいる。2017年12月のオーストラリア遠征では慣れない木製バットで4試合4本塁打と対応力も抜群。

*北大阪  大阪桐蔭 2年連続10回目(春夏連続)

センバツ王者も死線を潜り抜けての甲子園出場。100回大会にふさわしい力を持ったラスボス、あるいは主人公軍団が春夏連覇を目指す。
二刀流・NEOはもちろんのこと、完全復活を遂げた藤原、安定感のある柿木、平凡な名前で大きな仕事をする山田健太などなど……
もうマモノスレでもおなじみになった面々は、昨夏の悔しい逆転負けもよく知るだけに最後の夏にかける思いさえも他の強豪を凌駕するかも。
横綱・西谷監督はもし今大会無敗ならあのPL学園黄金期を率いた中村順司氏の勝率を上回る。昨年果たせなかった2度目の春夏連覇へ死角はあるか。

注目選手
中川 卓也(内野手)
昨年のベース踏み忘れから1年。ミスをきっかけに自身にもチームメイトにも100パーセントの確認を求め、春の甲子園では優勝。夏でも雪辱を果たし、チームを連覇に導けるか。

*南大阪  近畿大付属 10年ぶり5回目

2年連続夏は初戦敗退。昨年の初戦が今年の決勝の相手だった大商大堺と、シードの無い大阪ならではの面もあるが、古豪が初戦の壁を越えて復活だ。
プロ注サウスポーの大石を中心に守りが鍛えられている。7試合でやらかしは2つのみ、3回戦以降の5試合は全てノーエラーで乗り切っている。
決勝では「調子が悪かった」と語る大石だったが打たせて取るピッチングに徹して完封するなど、悪い時でも一定の内容を期待できる。
10年前の出場は初戦敗退と、これが大阪勢で夏の甲子園最後の初戦敗退。大阪で初戦の壁を越えた近大付が、伝統のセンター返しで甲子園でも初戦の壁をまずは越える。

注目選手
大石 晨慈(投手)
ビートたけしのスポーツ大将にて現東海大甲府の小野寺瑞生・濱将乃介と共にスーパー中学生として紹介されたこともあるサウスポー。3人の中で唯一夏の甲子園の土を踏むことになった。
ちなみに名前は「しんじ」と読む。

*東兵庫  報徳学園 8年ぶり15回目

2011、2013、2014、2017年とセンバツには顔を出していたものの、夏は実に8年ぶりの復活。名門が長いトンネルを抜けて復活だ。
2017年センバツ4強入りの立役者である小園が厳しいマークにあいながらも、後を打つチームメイトが繋いで貴重な得点を稼ぎ出す。
守りの固さはさすが名門。6試合でやらかしはわずかに1。決勝は6安打完封でタイムリー無しで挙げた2点を守り切った。
8年前はベスト4進出だが、それ以後の兵庫勢は2011年のベスト8進出を最後に夏の甲子園では1勝が最高。久々帰還の名門への上位進出の期待は高い。

*西兵庫  明石商 初出場

3年連続で跳ね返されてきた決勝の舞台を4度目にしてついに突破。初出場した2016年センバツでベスト8入りした新鋭がついに夏初出場だ。
昨年からエースのサウスポー・加田に加え、春からは右の福谷も成長し、現在は実質的に二枚看板と言ってもいい陣容の投手陣。
打線では1年生ながらすでに1番・レフトに定着した来田に注目。出塁すればキタ━(゚∀゚)━!のレスが乱れ飛ぶこと間違いなしの切り込み隊長だ。
準決勝では9回に3点差を追いついて延長でサヨナラ勝ち、決勝も一時逆転を許しながら再度ひっくり返すなど粘りもある。夏も躍進あるか。

*奈良  奈良大付属 初出場

昨年の1点差敗戦をはじめ、過去5度の決勝進出で全敗。6度目の挑戦も紆余曲折ありながらもとうとう夏の扉をこじ開けた。
5試合中4試合で10ケタ得点を叩き出した打線の強さが武器。チーム打率も4割5分を超えるなど、長打も繋がりも織り交ぜて打ちまくる。
決勝で9回に同点に追いつかれた場面では球審のサインを勘違いし、一度優勝決定と盛り上がったが落ち込むことなく勝ちきった。
2015年センバツに出場した際は優勝した敦賀気比(福井)と初戦で激突し、わずか1安打に終わった。その時の分も打ちまくれるか。

注目選手
植垣 裕(外野手)
決勝ではサヨナラ打を含む3安打4打点と大暴れ。守りでも好送球で9回裏の天理の攻撃を同点に抑えた。

*和歌山  智弁和歌山 2年連続23回目(春夏連続)

あの智弁和歌山でも、決勝戦では苦労する。昨年夏以来、秋・春、そしてこの夏と県大会を4季続けて制したが、全て2点差以内の接戦だ。
サヨナラの1点も泥臭く取りに行った。3番・林がメイデンの際にヘッスラまでして三塁へ到達。最後は黒川が最低限でホームに迎え入れた。
準決勝までの4試合は全て10ケタ得点で4試合連続のコールド勝ち。意外にもこれは和歌山県大会史上初。今年は史上最強のチームかもしれない。
現チームが公式戦で敗れたのは大阪桐蔭(北大阪)だけというのも有名な話。センバツ準優勝のチームが夏こそ頂点を極めることができるか。


<中国>

*岡山  創志学園 2年ぶり2回目

全56代表の中で最後に甲子園出場を決めたのがココ。投打にしっかりとした軸を持っており、新鋭が一皮むけて強豪へと躍進する予感も。
投げる方では2年生エースの西。右の本格派は準決勝の5安打完封をはじめ、5試合中4試合で完投するなどスタミナを兼ね備えた本格派だ。
打線も4番の金山が5試合全てでお誕生日の快挙。前を打つ中山も投手は出来るが県大会は野手に専念しこちらも2お誕生日と中軸は強力。
春夏合わせて5回目の甲子園だが、過去4回で1勝4敗となかなか勝てない。そろそろ全国で名前を売り出してもいい頃合い、それだけの戦力はある。

*広島  広陵 2年連続23回目

昨年の全国準優勝校も、今年は秋、春と勝ちきれずにノーシードからのスタート。それでも色々あった広島で名門が底力を見せつけた。
昨年お誕生日記録を更新した中村奨成のような大砲こそいないものの、攻守にバランスの取れた広島の名門らしいチームになっている。
準決勝の広島商戦では中村が1失点完投、決勝はその中村が投げず、3人の継投。3番手の森は5イニングノーヒットピッチと計算できる投手が多い。
豪雨の影響で10日遅れの開幕だった広島。優勝旗返還で来た広陵と選手宣誓の学校の2校のみの開会式だった。例年以上の期待を乗せて名門が戦う。

*鳥取  鳥取城北 3年ぶり5回目

秋・春と連覇していた昨年、一昨年には手が届かなかった甲子園の舞台。今年は秋、春無冠の状態からチャレンジャーとして掴み取った。
打線は全試合で7点以上を稼ぎ出した。決勝では2お誕生日こそあったものの、本来はコツコツ単打を繋いで畳みかける攻撃が持ち味だ。
投げてはこの夏エースナンバーを背負った難波が試合を作る。控えも左の浦林、右の野田がおり色々な形に対応することができそうだ。
ここ20年でわずか3勝とその間の勝利数が全国最少の鳥取勢。そのうち1勝を挙げているのがこの鳥取城北だ。下馬評を覆していけるか。

*島根  益田東 18年ぶり4回目

昨年夏は準優勝。その決勝の相手だった開星を3回戦に3お誕生日で粉砕して波に乗った。準々決勝、準決勝は集中打でビッグイニングを作る。
そして2年連続となった決勝戦では先発の和田が完封。試合を重ねるごとに投打の歯車がキレイにハマっていったような勝ち上がりだった。
今大会は5試合で得点が入ったイニングは12回。そのうち8回で一挙4得点以上と、取れる時にまとめて点を取りに行く攻撃が特徴的だ。
過去3度の甲子園は1点差で2回、2点差で1回敗れるなど惜しい試合を続けながらまだ勝利が無い。善戦マン返上で初勝利なるか。

*山口  下関国際 2年連続2回目 (春夏連続)

エースで4番が意地を見せての連覇達成だ。昨年から4番に座るエース・鶴田は決勝でのお誕生日も含め5試合全てで打点を挙げる仕事人。
投げても、大苦戦した準々決勝で延長10回を投げ切り、決勝では3安打完封と文句のつけようが無い内容でチームを3季連続の甲子園に導いた。
かき氷コピペ爆誕から1年。センバツでは創成館(長崎)と五分の戦いを演じるも甲子園初勝利には届かず、あのネタを返上するには至らず。
それでも、過去10年の代表が全て違っていた群雄割拠の山口から、久々に甲子園での経験が十分な学校の出陣。三度目の正直から躍進を狙う。


<四国>

*香川  丸亀城西 13年ぶり5回目

ノーシード校が躍進し、誰も予想しなかった8強・4強を経て香川大会を制したのは丸亀城西。
決勝では第1回大会出場の超伝統校・高松(旧制高松中、勝てば84年ぶり出場)との戦い。マモノが100年目の奇跡を願ったか、先制ややらかしランニングホームランを許すなど危うい展開ではあったものの、6回に持ち味の打線が火を吹き逆転、8回にも追加点で止めを刺し、実力で甲子園の切符をもぎ取った。
ちなみに、こちらも1918年の丸亀商業時代から続く長い歴史を持ち、かつては高松商などと共に「香川四商」と呼ばれた結構な古豪である。
レギュラー陣は昨年の決勝でアルティメットクラッシュされてしまった3年生10名が残っており、あと一歩で甲子園を逃した悔しさをバネにチームを牽引してきた。
四国ナンバー1ショートと名高く打棒も抜群の水野と、苦しい展開でも終始ニッコニコのエースナンバー大前は特に注目しておきたい。
春はかつて4強まで勝ち進み『春の丸亀商』と呼ばれたが、夏は未だ白星無し。100年目のこの年に、『夏の丸亀城西』として新たな歴史を刻めるか。

*徳島  鳴門 2年ぶり12回目

秋・春と県内王者。この1年を完全制覇といえば聞こえがいいかもしれないが、実際は苦しみに苦しんで甲子園への切符を勝ち取っている。
初戦となった2回戦の城南戦では、一時9−3とリードするも、継投ミスで9−13と逆転され、再度逆転してのサヨナラ勝ちだった。
準決勝の富岡西戦は6−10で迎えた9回裏にお誕生日2発などで5点を挙げてひっくり返し、決勝も先制されてからの逆転勝利だった。
継投ミスや準決勝での5やらかしなどディフェンスに不安はあるものの、この神懸かり的な逆転劇の連発は不気味。うずしおが聖地で猛威を振るう。

*愛媛  済美 2年連続6回目

昨年夏も甲子園で2勝。敗れた盛岡大付(岩手)戦での満塁お誕生日返しでマモノスレを大いに沸かせたのもまだ記憶に新しいところか。
今年のチームにも一発はある。決勝では相手を突き放す満塁お誕生日、そしてとどめを刺すバックスクリーンへの3ランお誕生日を叩きこんだ。
エースの山口直は上背こそないものの、球威のあるまっすぐに多彩な変化球を織り交ぜて愛媛大会5試合を一人で投げ切っている。
一人で、というあたりにOBの安樂の幻影が見え隠れするが、強力打線の援護で控え投手を送り込める体勢を作れるか。昨年の成績を越えたい。

注目選手
山口 直哉(投手)
愛媛大会を1人で投げ抜いた済美のエース。兄・和哉は同校OBで現楽天安楽と同級生。持って生まれた丈夫さと強心臓を武器に、兄の代で成し得なかった優勝を。

*高知  高知商 12年ぶり23回目

今年創部100年という名門が、記念の年に花を添える復活劇だ。その要因にはもしかすると幸運の女神の存在もあったのかもしれない。
今年の春チームには初となる女子マネージャーを採用。基本的に女子比率の高い商業高校にしては珍しい禁を破ったのが功を奏したか。
エース・北代は右の本格派で決勝は明徳打線を2点に封じた。打線も明徳のエース・市川に14安打を浴びせるなど十分全国クラスだろう。
初戦明徳フラグが有名だった高知勢だが、この高知商も実は1990年夏以降初戦6連勝中、平成では初戦全勝だ。その威光はまだ続いているか。

注目選手
北代 真二郎(投手)
最速140kmの直球と80km台のスローカーブやチェンジアップを操り明徳義塾打線をも翻弄した軟投派投手。


<九州・沖縄>

*北福岡  折尾愛真 初出場(春夏通じて)

6試合で35失点。ハッキリ言って多すぎる失点だがそれでも勝ち上がって来られたのは補って余りあるその攻撃力。6試合で55得点を叩き出した。
主将の松井は191センチの堂々の体格を誇り、一緒に主軸を張る野元は準々決勝以外全試合でお誕生日、なんと一人で6本もぶっ放している。
準決勝ではアクシデントも発生。背番号6の斉藤がユニフォームを寮に忘れ、試合はおろかベンチにも入れなくなる事態になりかける。
が、ここで「9」の背番号を外して「6」にすればいい、とキン肉バスター破りよろしくこの事態を乗り切り、斉藤は汚名返上の活躍もみせた。
そんな冷静で的確な判断力も魅せ、いざ初の聖地へと乗り込む。代わりに本来の背番号9が出られなくなったのは気にしない

注目選手
長野 匠馬(外野手)
強力打線の火付け役。6試合28打数13安打10長打で打率.464 3本塁打 18打点と1番打者としては脅威の数字を叩き出している。

*南福岡  沖学園 初出場(春夏通じて)

秋はベスト32、春に至っては初戦敗退。それでも5月の福岡地区大会で準優勝と浮上の兆しを掴んでいたチームで背番号10が覚醒した。
背番号1の石橋の投球がピリッとしない中、背番号10の斉藤は結局全試合に先発し、4回戦以降の4試合は完投、決勝は2安打完封してみせた。
スライダー、チェンジアップ、カーブ、フォーク、シンカーと多彩な変化球を駆使しつつ、勝負どころでまっすぐを打ち上げさせる強かさも。
初戦以外の5試合で全て甲子園経験のある学校を向こうに回しての快進撃。創部61年目、夏4度目の決勝挑戦で掴んだ聖地の舞台でも躍動できるか。

注目選手
齊藤 礼(投手)
不調のエース石橋に代わり県大会後半を投げ抜いた右の技巧派。オリックスの金子千尋を参考にし、甲子園出場経験したことのある強豪校相手に4連続完投。

*佐賀  佐賀商 10年ぶり16回目

「SASHO」のユニフォームが久しぶりに甲子園に帰ってくる。原動力はエース・木村。2回戦以降の5試合を一人で投げ切った。
打線にも粘りがある。準々決勝では1点ビハインドの9回表に2点を奪って逆転。準決勝は初回にいきなり3失点も小刻みな加点で逆転した。
この6月からチームに加わったメンタルトレーナーの影響がいい方向に出たか、多少の逆境ではへこたれない強い精神力を持っている。
前回出場から10年の間に佐賀北の全国制覇あり、剛腕の排出ありと色々あった佐賀野球。メモリアルの今年、名門が新たな1ページを刻む。

注目選手
木村 颯太(投手)
佐賀大会5試合完投の粘り強いエース。2年前の決勝で5-16と大敗した唐津商の打線を抑え、チームを甲子園に導いた。余談だが唐津商の打線には坂本勇人がいる。佐賀大会恐るべし。

*長崎  創成館 3年ぶり2回目(春夏連続)

昨秋の九州王者、神宮準優勝、センバツベスト8とチーム史上最強世代へとのし上がりつつある創成館が、3季連続の全国大会出場。名物校長がこの夏も甲子園にやってくる。
エース川原陸を始めとした投手王国ぶりは健在で、県大会で喫した失点はわずか3。センバツは骨折もあり本来のバッティングができなかった杉原も県大会でお誕生日を放ち復調をアピール。センバツでサヨナラお誕生日の松山隆一や、強力投手陣をリードする平松大輝といった野手陣も期待できる。
『ベストゲーム打線』にノミネートされた智弁2試合から5か月、再び我々に名試合を見せてくれるか。

*熊本  東海大星翔 35年ぶり2回目

2012年に東海大二から改名し、初の甲子園出場。2回戦で九州学院を無四球完封した制球力抜群のエース・山下が君臨した。
打線も欲しいところで一発が飛び出す。決勝では2点ビハインドを負った直後の攻撃に主砲・竹下のお誕生日で流れを変えた。
スポーツが盛んで、プロ野球選手、プロゴルファーを多数輩出する中、異彩を放つOBが『ONE PIECE』作者の尾田栄一郎。
35年分のありったけの夢をかき集め、甲子園に探し物を探しに行く航海が始まりそうだ。野球王に俺はなる

*大分  藤蔭 28年ぶり2回目

秋も春も県大会ベスト8と甲子園を視野の片隅に捉えていたが、夏に一気に加速。久方ぶりとなる聖地行きの切符を射止めた。
準決勝は乱打戦。一時はコールド寸前の6点リードも終盤に追い上げられて最後は2点差でのヒヤヒヤものの勝利だった。
一転して決勝は投手戦。前日7回途中でマウンドを降りたエース・市川が粘りの投球で最低限で挙げた1点を守り切った。
前回出場した28年前の主将で選手宣誓も務めたのが今の原監督。その経験を還元し、通算3度目の聖地でまずは初勝利を目指す。

市川 晃大(投手)
昨年8月までは野手で、ベンチ入りもしていなかったエース。
大会全試合を先発し、準決勝以外は完投。決勝7回に足がつったが最後まで行きますと力強く応え投げ抜いた。

*宮崎  日南学園 2年ぶり9回目

決勝戦は一進一退のシーソーゲーム。一時は3点を追いかける展開になったものの、自慢の攻撃陣が爆発し鮮やかな逆転勝利を収めた。
とりわけ、決勝戦で爆発したのが坂元。お誕生日に加え、三塁打2本に二塁打1本とサイクルヒット超えの大暴れをやってのけた。
決勝戦以外にも苦しい試合続きで、初戦を除いた全ての試合が3点差以内。センバツ2校出場という混戦の宮崎を象徴する勝ち上がりだ。
投手陣の踏ん張り次第で過去3度涙を呑んできたベスト8超えも狙えるか。激戦を勝ち抜いた選手たちの成長に期待だ。

注目選手
坂元 海(内野手)
超攻撃的打線の誇る恐怖の2番。ちなみに大会中、1度もバントの指示が出なかった。

*鹿児島  鹿児島実 3年ぶり19回目

19回目となる夏の出場回数はライバル・樟南と並んだ。鹿児島を代表する名門が創部100年・高校野球100回のWメモリアルイヤーを飾った。
投手陣では経験豊富な右の吉村に加え、県大会では左の立本も起用されるなどバランスの取れたディフェンスに仕上がっている。
打線も準決勝で16安打、決勝で18安打と尻上がりに調子を上げてきている。そして実は鹿児島勢は現在夏の甲子園で初戦6連勝中。
これは大阪に次いで全国2位の長さだが、その6年全てで2戦目で敗退している。名門がその殻を破って全国の舞台で存在感を発揮できるか。

西 竜我(内野手)
桜島打線の中核を担うせごどん。5月に左膝を負傷して復帰したのは鹿児島大会3週間前。徐々に調子を取り戻し予選決勝ではメモリアルイヤーを祝うかのような人生初満塁お誕生日を放った。

*沖縄  興南 2年連続12回目

日本最南端の地を制したのは今年も興南だった。去年1年生エースとして甲子園の土を踏んだ宮城大弥が1年たってさらに成長。
決勝では糸満を2安打完封する快投を見せた。去年は甲子園一番乗りから、初戦で智弁和歌山相手に先発し、
3回に6点の援護をもらいながらも5回途中4失点と役割を果たしきれず、その後の投手陣も智辯打線に飲み込まれた。
「不安になってしまった」と試合後のインタビューで語った彼は、今年こそ甲子園のマウンドで躍動してくれるだろうか。

注目選手
藤木 琉悠(投手)
宮城の影に隠れがちな同じく2年のサウスポー。5月の招待試合では明徳義塾を完封したこともあり実力は十分。父は沖縄を拠点に活動するマルチタレントの立川志ぃさー。
2018年08月20日(月) 20:22:56 Modified by hawks_oji




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