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19夏出場校寸評

[出場校寸評]


<北海道・東北>

*北北海道  旭川大高 2年連続9回目


甲子園史上初となるタイブレークの犠牲となった夏から1年。仁義なき戦いが甲子園に帰ってくる。
悔しさを知る中軸の持丸、菅原が残り、打線の迫力は増している。決勝は小刻みに9点を重ねた。
投手はエースの能登と、20キロのダイエットに成功した杉山の両右腕。継投がカギを握るか。
夏の初戦7連敗中の北北海道勢だが、昨年の旭川大高を含め3試合で延長戦、6試合で2点差以内と紙一重が続く。
久々の連続出場となった旭川大高には連敗ストッパーとしての期待も大きくなりそうだが果たして。

注目選手
持丸 泰輝(捕手)
昨年の夏にも出場したがマモノに魅入られノーキャッチ判定に落球と散々な結果に。
以降バッグには、先輩中筋大介捕手(現仙台大1年)から貰った「落球」と刺繍された革手袋を入れている。

*南北海道  北照 2年連続5回目


チームの中心はエースで4番の桃枝(もものえ)。地区大会の初戦で1イニングだけ控えが投げたが、それ以外を一人で投げ切った。
打っても地区大会決勝でお誕生日2発、道大会初戦でも3打点の活躍だが、実は新チーム結成初日で脱走した経験も持つ。
そんな脱走経験を持つエースをリードするのは、この夏抜擢された2年生キャッチャーの佐藤。相性がいいらしい。
センバツでは2度ベスト8に進出した経験を持つものの、夏は昨年も初出場校に競り負けるなどここまで4戦全敗。
初めて連続出場するこの夏は、甲子園のプレー経験のある選手こそいないものの、直属の先輩の無念を晴らす機会にしたい。

注目選手
水川 大地(投手)
春の北海道地区予選で1球を投げ右手尺骨骨折になってしまった143キロ右腕。
夏の大会は未登板だったが甲子園までには実戦登板が可能になる予定。予選で計60イニング845球を投げぬいた桃枝を少しでも助けたい。

*青森  八戸学院光星  2年連続10回目


春夏合わせて節目となる20回目の甲子園出場を、6試合で72得点という猛打で勝ち取ってみせた。
センバツでは4番だった近藤を3番に、7番だった原を4番に上げると、近藤が6お誕生日、原も4お誕生日と爆発。
打順と同様に投手陣にもメスが入る。センバツで2失点完投の後藤はこの大会初戦の最後に1イニングを投げただけ。
宿敵・青森山田戦では背番号11の横山海が1失点完投すると、他にも山田、下山、渡辺など多彩な投手を起用した。
東北王者として鳴り物入りで出場したセンバツは3安打完封負けだっただけに、その分も躍動できるか。


*岩手  花巻東 2年連続10回目


節目となる10回目の夏の甲子園出場を、花巻東としては初めてとなる連覇で成し遂げる形となった。
半ばアウェイ状態だった決勝の大勝が目立つが、2回戦と準決勝ではリードを許す展開もあるなど決して楽な道のりではなかった。
それでも強打だけでなく機動力を駆使した攻撃、エース・西舘以外にも複数の投手が先発で結果を出すなど層の厚さで乗り切った。
昨年はセンバツ8強も準々決勝で大惨敗、夏は初戦で延長の末に競り負けて下関国際(山口)に甲子園初勝利献上。
悔しさをよく知るメンバーが今はメジャーで活躍する菊池雄星、大谷翔平でも出来なかった夏連続出場。悔しさは自ら晴らす。


*秋田  秋田中央 45年ぶり5回目


決勝の相手は春の準決勝で逆転負けしていた明桜。決勝も4点リードを追いつかれるなど嫌なムードが漂っていた。
延長11回には1死二、三塁のピンチを背負うも、ライトフライから飛び出した二塁ランナーをフォースアウトに。
さらにベンチからの指摘で先に生還していた三塁ランナーをアピールプレーで3アウト目を置き換えるなどチーム一丸で乗り切った。
マスクを被るのは1年生ながら正捕手を任された野呂田。準決勝で満塁お誕生日を放つなど、勢いにも乗っている。
市立高だった時代に甲子園で3勝。初出場の1968年には8強入りもした。県立校となって初の聖地で昨年のフィーバーに続けるか。


*山形  鶴岡東 3年ぶり6回目


決勝では先発全員安打で全員得点。ピッチャーも計6人を起用、守っては5試合でやらかしをわずか1つに抑えた。
突出した選手がいない、というよりは総じて高いレベルにまとまっての県制覇を成し遂げたと言ってもいいだろう。
中軸の一角の丸山はマウンドに立つこともある二刀流。打ってはお誕生日3発の活躍を見せた。
下位打線に目を向けると、8番を打った宝田が準決勝、決勝だけで5安打7打点の大当たり。甲子園では打順が上がるかもしれない。
ここ5年で3度目の甲子園と常連になりつつあるが、過去6回の甲子園で通算2勝はやや寂しい。初の複数勝利を挙げステップアップしたい。


*宮城  仙台育英 3年連続28回目


6回を終えて15−10という壮絶な乱打戦。荒れ模様の試合を落ち着かせたのはまだ15歳の1年生右腕・伊藤だった。
昨年の中学総体で準優勝に大きく貢献した男は、残り3回を1安打と相手の勢いを完璧に封じ込めて胴上げ投手となった。
さらに、6回無失点と好投した準々決勝をはじめ3試合に先発した笹倉も1年生と、若い力が3連覇の大きな原動力となった。
上級生も負けてはいられない。昨夏甲子園のマウンドを経験した大栄らが、決勝の借りを返してくれるはずだ。
昨夏は初戦で0−9の完敗。そこから打撃強化に励んで決勝で打ち勝った。春夏通算40回目の出場。昨年の轍は踏まない。

伊藤 樹(投手)&笹倉 凪(投手)
昨夏の中学全国総体で準優勝した秀光中から入学してきた剛腕コンビ。
伊藤は1年生離れした完成度を誇る右腕。笹倉は最速147kmのストレートが魅力の左腕。
胴上げ投手となった伊藤は総体の決勝で投げ合った森木(現高知)とLINE友達でもある。ライバルより一足早く聖地を体験する。

*福島  聖光学院 13年連続16回目


エース左腕の須藤は決してスピードのある投手ではない。だが、ピンチでも冷静にコーナーに投げ分け、アウトを重ね続けた。
準決勝、決勝は2試合続けてこの須藤が完封。決勝で奪った三振はわずかに3つ。打たせて取るピッチングが真骨頂だ。
打たせて取る、となると気になるのは守備だが、準決勝・決勝はやらかし0。これはウイルス克服か、はたまた潜伏期間なのか。
今の選手たちが小学校に上がる前から続く連覇はとうとう13にまで伸びた。春は早々に姿を消しただけに重圧は相当なものだったはず。
連覇の重圧から解き放たれ、真の不動心を身に付けた選手たちがどこまで躍動するか。今年こそベスト8の壁を越えたいところだ。


<関東>

*茨城  霞ケ浦 4年ぶり2回目


好投手ひしめく茨城でひときわ輝きを放ったのは、身長186センチの大型右腕・鈴木寛。決勝では1安打完封を披露。
延長12回までもつれた4回戦も完封すると、準々決勝、準決勝はリリーフとして登場とフル回転の活躍を見せた。
投手起用の在り方が問われがちな昨今、少しでも楽にするためには決勝で爆発した打線の働きが甲子園でも必要か。
過去春夏1回ずつの甲子園では共に接戦を演じながら勝利には届かない。三度目の正直に期待したいところだ。
大会中には前回出場時のエースの社会的やらかしが発覚しただけに、その名前を塗り替える活躍に期待したい。


*栃木  作新学院 9年連続15回目


9連覇を果たしたが、今年に関していえば決して本命とは言えない存在だった。秋は準優勝、春は公立校に敗れ8強止まり。
春に敗れた直後に3年生はグラウンドでの練習を禁じられたほどのどん底から、這い上がって来たのが今のチームだ。
迎えた準々決勝では秋に敗れた佐野日大を圧倒してコールド勝ち。決勝では安打数で下回りながら得点効率で上回った。
キャプテン・石井の兄は現・日本ハムの内野手。兄も主将として甲子園に出場し、夏は4強入りを果たしている。
弟として兄を越えられるか。3年前の全国制覇以降は盛岡大付、大阪桐蔭相手に初戦で敗戦。まずは初戦を突破して勢いに乗りたい。


*群馬  前橋育英 4年連続5回目


5試合でコールド勝ちは1つも無かったが、完封勝利が実に3試合。鉄壁のディフェンスを武器に再び頂点を目指す。
エースの梶塚は40イニングを投げてなんとよんたま0という抜群の制球力を武器に、相手打線を打たせて取るのが持ち味。
その梶塚をリードするのは2年生捕手の須永。打撃では中軸の一角を務め、準決勝ではお誕生日、決勝もタイムリーを放った。
全国制覇を果たした6年前も堅守のチームだった。甲子園でも初戦・2回戦を1−0で勝利と、チームカラーは当時とダブる。
優勝した時以外では3回戦進出が最高。久々の上位進出へ、守り合いなら負けないという自信を持って挑む。

注目選手
梶塚 彪雅(投手)
全5試合に登板して2完封、防御率は0.68、四球は0という抜群の安定感でチームを引っ張るエース。
名前の彪雅は氷河が由来。広大な氷河のごとく壮大な気持ちを持ち、常に冷静な人間であるようにと両親に名付けられた。
市立太田戦ではスクイズに対してとっさにボールの軌道を外し、江夏の21球を彷彿とさせるスクイズ外しをする等、由来を感じさせる一面を見せた。

*埼玉  花咲徳栄 5年連続7回目


埼玉記録をさらに更新する5連覇を達成。一昨年の全国制覇校は投打に充実。再び頂点を狙う戦力を揃えてきた。
打線では昨年から主力の井上、韮沢、羽佐田の中軸が充実。特に羽佐田は打率.593の大当たりで井上の後ろに控える。
さらに、この夏は7番に入った2年生・太田が打率.667と羽佐田を越える大当たり。経験に新たな戦力が加わって厚みを増した。
エースの中津原は春までオーバースロー。が、打ち込まれて春ベスト8止まりに終わり、ここでサイドスローに転向。
結果、県大会でノーヒットノーランを達成するなど課題だった投手力も劇的に改善。伸びしろを残して全国に挑む。


*千葉  習志野 8年ぶり9回目


美爆音を轟かせながらの快進撃を見せた春の記憶も冷めやらぬ中、激戦区を勝ち上がっての春夏連続出場を果たした。
センバツではリリーフエースとして控えた飯塚の活躍が光ったが、この夏は準決勝に先発して完投とモデルチェンジか。
春ではその飯塚に繋ぐ役目だった山内は決勝で完投。自らジエンゴとなるお誕生日を放つなど、飯塚に並ぶ柱になりつつある。
センバツで打撲を負い、100%のプレーとはいかなかった主将・根本も完全復調。決勝では先頭打者お誕生日を放ってみせた。
春に敗れた相手こそいなくなってしまったが、2年生も多いチームはむしろ挑戦者の立場。センバツ越えで44年ぶりの全国制覇を目指す。


*東東京  関東一 3年ぶり8回目


Wエースの存在で頂点に立った。決勝は背番号10の谷が先発し、7四死球を出しながらも被安打2に抑えて完封した。
その谷は昨秋の時点では背番号1。その谷からエースナンバーを奪ったのが土屋。こちらは準決勝で8回を完投している。
2人が交互に先発する形で勝ち上がったが、果たして聖地ではどちらが先にマウンドに立つか。米澤監督の選択は。
攻める方では19盗塁と足を絡めてチャンスを拡大して畳みかける攻撃を得意。準決勝ではランニングお誕生日も記録した。
準決勝まで打撃不振ながら決勝で3打点の活躍を見せた渋谷は天然キャラ。周りが盛り立てる人望で聖地も勝ち上がる。


*西東京  国学院久我山 28年ぶり3回目


エースの高下は188センチの長身。サイズだけなら、OBで甲子園出場こそないもののドラフトで競合した河内貴哉(元・広島)がダブる。
が、高下の真骨頂は変化球を丹念に投げ込む投球術。技巧派のピッチングが本格派でも開けられなかった扉を28年ぶりに開いた。
攻撃では決勝戦にスリーバントスク水を成功させたり、準々決勝ではサヨナラ満塁お誕生日が出たりと、ここぞの場面に強い。
28年ぶりの夏の甲子園は現・ロッテ監督の井口氏が2年生の時以来。ここまで春夏合わせて5回の甲子園で全て初戦敗退している。
スポーツ紙の取材に「でも、応援歌は福浦ばかりでしたね」と茶化した偉大な先輩に、甲子園初勝利をプレゼントすることができるか。


*神奈川  東海大相模 4年ぶり11回目


このところの東海大相模といえば、5年前の「140キロカルテット」に代表されるように投手力がクローズアップされがち。
もちろん、その間も打線は十分強力だったのだが、今年に関していえば投手よりもむしろ打線の力に焦点が当たることになりそうだ。
決勝で1イニング3お誕生日の離れ業をやってのけた鵜沼、山村、西川の3人はいずれもまだ2年生。山村は決勝でさらにもう1本打った。
3年生も負けていられない。3番で主将の井上はポイントゲッター。5番・金城は元・プロの父譲りの打撃センスの持ち主だ。
また3年生マネージャーには門馬監督の娘である門馬花(はな)さんがいる。2年前には門馬監督の息子である門馬大(ひろ)選手も背番号5をつけ試合に出場していたが、親子3人での甲子園出場は叶わなかった。
投手陣の踏ん張り次第では、4年前に続いての全国制覇もあり得る。夏の甲子園の連勝をどこまで伸ばすことができるかに注目。

注目選手
金城 飛龍(外野手・内野手)
去年の神奈川代表横浜高校には度会博文を父に持つ度会隆輝がいたが、今年の神奈川代表には金城龍彦(現巨人2軍コーチ)を父に持つ金城飛龍がいる。
持ち前の俊足強打っぷりに加え、父親譲りの泥臭さも兼ね備える彼が甲子園で大暴れすることがあれば、親子3代でのプロ入りも見えてくる。

*山梨  山梨学院 4年連続9回目


センバツ初戦での24安打24得点という鮮烈な印象も冷めやらぬ中、夏も猛打炸裂となるか。初の4連覇達成だ。
甲子園ですでにお誕生日3発の山梨のデスパイネこと野村は県大会お誕生日0に終わったが、打率3割台と繋ぎに徹した。
5試合で39得点と、猛打が目立つのは相変わらずだが、センバツ2回戦で13残塁で2得点に終わっただけに打線はやはり水物。
そこで、かつて横浜高(神奈川)を指揮した渡辺元智氏の教えで、今は守備にも力点を置くようになり、決勝も好守を連発。
過去10年の戦績は出場6回で2勝6敗。甲子園ではポツポツと1つは勝つが、なかなか1大会2勝が遠い。
猛打に守備のエッセンスを加え、同校初の甲子園2勝目を挙げられるか。


<北信越>

*新潟  日本文理 2年ぶり10回目


チーム打率は4割を超える。あの終わらない夏を思わせる繋がりのある打線で、今季は秋・春に続き優勝、県内公式戦無敗だ。
投げる方では負傷で春の登板を見送ったエース・南が復活。その南抜きでも春の北信越4強と控え投手の層も厚い。
大井前監督(現総監督)が退き、教え子でもある鈴木新監督になって2度目の夏で掴んだ甲子園の切符だがその道のりは平たんではない。
とりわけ、昨年秋には引退した3年生による飲酒が発覚するなど規律面でもほころびが出ていただけに引き締めがあったか。
気付けばあの準優勝から10年。5年前はベスト4と結果を残す。5年周期で今年も躍進となるか、禊ぎの夏にもなりそうだ。


*長野  飯山 初出場


春の大会は地区大会で姿を消していた。というのも、学校があるのは新潟との県境という豪雪地帯・飯山市。
実戦練習が少ないハンディを抱えたが、夏に向けて課題を克服し一気に躍進、飯山市から初の甲子園を射止めた。
ピッチャーは左の岡田、右の常田(ときだ)の両輪が軸。常田は2年生ながらプロの視線も集める本格派だ。
決勝では中盤に制球を乱した岡田を常田がリリーフ。再三のピンチをしのぐと最後は自らサヨナラタイムリーも放った。
決勝の相手・伊那弥生ケ丘は男子ソフトボールも毎年決勝で雌雄を決する好敵手(なお参加校は2校)。ソフト部のリベンジも果たしていざ聖地へ。

注目選手
常田 唯斗(投手)
中学時代から既に注目株で、進学の際は私学の強豪校からもオファーが来た。
しかし、父憲一さんが監督を務めた少年野球チームで野球を始めた常田は地元飯山を選択。
飯山の前身となる飯山北で主将だった父の思いも乗せ、甲子園で躍動できるか。


*富山  高岡商 3年連続20回目


甲子園をよく知る1・2番コンビが強力。主将の森田は昨年から1番。選球眼もよく、準決勝・決勝の2試合だけで6四死球を選んだ。
2番に座るのは昨年の甲子園初戦でお誕生日の井林。決勝でも満塁お誕生日を放つなど、今時流行りの攻撃的2番である。
投手陣は昨年のエース・山田(現・JR東日本)ほどの迫力こそないものの、右サイドスローの荒井がテンポよく投げる。
昨年は高岡商として初となる甲子園1大会2勝を達成。3回戦では敗れはしたものの、王者・大阪桐蔭相手に好ゲームを演じた。
経験も十分なチームが目指すのは昨年より上。1大会3勝以上と、72年ぶりとなるベスト8以上を果たすことができるか。

注目選手
堀 裕貴(外野手・投手)
去年の甲子園ではセンターを守っていたが新チームでは投手としての練習を本格化、4番とクローザーの二刀流でチームに貢献する。
握力は右が68キロ、左が62キロとパワー満点。MLBのブライス・ハーパーに憧れる怪力打者が甲子園で投打に暴れられるか。

*石川  星稜 2年連続20回目


各地でプロ注投手がマモノの魔力に魅入られたかのように姿を消していく中、前評判通りに奥川を擁して勝ち上がってきた。
3回戦でリリーフ登板すると、準々決勝、決勝は完投。準決勝も一時逆転を許したもののリリーフとして4イニングを投げている。
連戦を見据えれば、早めに打線が援護して、奥川抜きでも春の県大会を防御率0.79で制した投手陣の出番を増やしていきたいところか。
1番・東海林は決勝戦での満塁お誕生日を含めて県大会3お誕生日と当たっている。内山、山瀬ら経験豊富な面々にも期待したい。
4季連続の甲子園出場と、甲子園を熟知してはいるが昨年夏のタイブレークでの敗戦など、ここ一番の弱さを払拭できるか。


*福井  敦賀気比 2年連続9回目


昨年の甲子園では木更津総合(東千葉)に1−10の大敗。この展開に東監督はベンチ入り選手18人を全員起用する結果に。
所謂「思い出」起用が効いた。この時4番手で登板し、3失点を喫した笠島が2年生エースに成長。決勝では完封、準決勝でも好リリーフだ。
当時のエース・木下は冬にひじを痛めた影響で野手に専念。4番に座り決勝でも貴重な犠牲フライを打つなど要所要所で4番の仕事をした。
この他、リリーフの一角を務める黒田、6番サードの野道が昨夏の試合を経験。大敗の屈辱を晴らしに聖地に戻ってくる。
夏にはマウンドに立たなかった木下も、春の北信越では2試合に先発しており、打つだけでなく投げる方での雪辱もあるかもしれない。


<東海>

*静岡  静岡 4年ぶり25回目


静岡の名門として有名な高校だがここ最近はパッとしなかった。
秋は中京大中京に東海大会で2-11と完敗。さらに春季では静岡大会2回戦で消えていた。
「この世代は弱いとずっと言われ、耐え忍んできたのがいまの3年生。その頑張りがこの決勝で出た」と栗林監督は語る。
実際、大会7試合で25犠打、3失策の手堅さ。49四死球と球を見極める集中力も光る。
名門校にも維持がある。そんな試合をマモノ民は期待している。

注目選手
斎藤 来音(外野手)
静高打線を引っ張るのは俊足強打の三塁打男。1年時の神宮大会では明徳義塾の市川(現ヤクルト)から1本、2年時の選抜では駒大苫小牧相手に2本の3塁打を放った。昨年10月に椎間板ヘルニアを発症してしまい復帰したのは5月。しかし、夏の静岡予選での令和初のお誕生日を記録するなど調子は上々。
ちなみに名前(らいね)の由来はライオンらしい。

*愛知  誉 初出場


愛知は大荒れ展開の連続であった。なんと中京大中京を除くシード校3つがベスト16にも入れず消えた。その中には選抜優勝校東邦もいた。
東邦・愛工大名電・享栄の私学3強が消えた愛知大会。いったいどこが行くのかと愛知県民は不安。
そのシードをことごとく消していったのが誉と星城の2つ。そして切符を手に入れたのが準決勝で中京大中京を倒した誉であった。
制球力が持ち味の左腕・杉本と直球で押すエース右腕・山口の継投が勝ちパターン。
打線は沢野、吉田、林山の中軸に長打力があり、好機で確実に得点するチャンス強さが持ち味。
ジャイアントキリングを連発したこの高校は甲子園でも大物食いを狙う。
なお、当校にブラスバンド部が存在しないことで友情応援を頼った結果、なんと東邦の吹奏楽部が駆けつけることに。
選抜では大阪桐蔭に助けてもらった東邦が、今度は助ける番になる。

*岐阜  中京学院大中京 3年ぶり7回目


大会を通して大差がつく展開が多く、全65試合中27試合がコールド試合というハイパーレイプ無法地帯と化した岐阜を制したのは名門であった。
優勝した中京学院大中京は6試合中5試合でコールド勝ち。チーム打率が4割を超える一方で、失点は打撃戦となった決勝の6点だけで、準決勝までの5試合は無失点だった。
内角を攻める変化球が武器の左腕不後ら投手陣の層は厚く、強肩の主将藤田とのバッテリーがチームを引っ張る。
中京商から名が変わってもうすぐ20年。そろそろ優勝したい。

注目選手
藤田 健斗(捕手)
守備はもちろん勝負強い打撃でもチームに貢献するキャプテン。U18の一次候補に選ばれ代表合宿で得たものをチームに還元、後一歩が届かないチームを甲子園に導いた。代表合宿には星稜・山瀬や智辯和歌山・東妻も参加。甲子園での再会を誓った元チームメイトとの対戦が実現するかどうかも見所だ。

*三重  津田学園 2年ぶり2回目


センバツで名門・龍谷大平安(京都)に敗れはしたものの、延長11回まで気迫の投球を見せたエース・前は夏もマウンドに君臨。
初戦を除く4試合に先発し、31イニングで38奪三振と、県内レベルでは格の違いを見せており、夏は一気に主役に躍り出る可能性も。
一方で、センバツはその前を援護できなかった打線。県の決勝では6・7・8番がそれぞれ1打点ずつを挙げるなど下位も勝負強くなってきた。
センバツでは3安打と気を吐いた小林世直の「世直し」がクローズアップされたが、裏を返せば中軸が沈黙していたのも事実。
夏は初出場の一昨年も初戦を突破。過去4回の甲子園で初戦突破を2度しているが2勝はまだない。プロ注エースを擁して壁を越えるか。


<近畿>

*滋賀  近江 2年連続14回目


昨夏、主人公・吉田を擁し準優勝の快挙を果たした金足農業に「奇跡の2ランスクイズ」で敗れてなお、グッドルーザーとして前を向き、あるべき姿を見せた選手たちを、野球の神様はきちんと覚えていた。
県大会では、なんと全戦通してノーエラーの無敵モード。
甲子園の切符を賭けた決勝戦では、相手チームが仕掛けた「あの時」を彷彿とさせるスクイズを仕掛けられるも、息の合ったプレーで冷静に対処。
チーム、そしてバッテリーの成長をこの上ない形でアピールし、忘れ物を取りに行くため、近江ブルーがまた甲子園に翻る。
今度の主役は、俺達だ。

注目選手
林 優樹(投手)&有馬 諒(捕手)
昨夏にサヨナラ2ランスクイズを浴び、号泣し立ち上がることができなかった当時2年生のバッテリー。
だが決して戦意を失うことなく、むしろその屈辱を糧に成長してきた。
今夏は覚悟の重さを見せる鬼神の如き強さを発揮し、県大会防御率はなんとゼロである。

*京都  立命館宇治 37年ぶり3回目


昨年決勝で龍谷大平安相手に0−11の惨敗。前回の夏の出場から36年間で準優勝7回と「シルバーコレクター」となっていた。
その平安には秋の公式戦でも競り負け。迎えた夏の舞台では準決勝で激突。因縁の相手を下して称号返上の機運が高まった。
決勝では7回までリードを許す展開も8回に追いつき、9回も勝ち越しのピンチをしのいでからのサヨナラ劇と粘り腰が身についている。
準々決勝も乱打戦の末1点差で制するなど、紙一重の戦いを続けてきただけに、競り合いに活路を見出していきたいところ。
夏のトンネルの中にあって、21世紀に入り3度センバツに出場するも全て初戦敗退など、過去5戦全敗の甲子園で初勝利なるか。

注目選手
上田 龍一郎(外野手)
京都大会決勝にてサヨナラ適時打を放った3年生外野手。昨年の決勝でも出場したがその時は龍谷大平安相手に0-11の大敗。里井監督からは相手の歓喜の輪を見ておけと言われた。「あの時は悔しすぎて泣けなかった」と振り返る上田。甲子園では歓喜の涙を流せるか。

*大阪  履正社 3年ぶり4回目


以外にも春夏連続出場は初めて。
打線では大阪大会4本塁打の井上や小深田、内倉を軸に、長打力のある打者がそろう。
投手陣は最速145キロの左腕清水に加え、2年生右腕岩崎が成長し、投手層に厚みが出てきた。
もちろん優勝候補筆頭。
去年圧倒的に強かった大阪桐蔭に続いて大阪代表夏連覇に挑む。

注目選手
野口 海音(捕手)
ダイバーのインストラクターを父に持つ強打の捕手。名前は「みのん」。長男は万太(まんた)、次男は仁平(じんぺい)と海に関する名前が付いている。ちなみに海音のあだ名はゴリラ。
同校の先輩でもある坂本(現阪神)2世とも呼ばれる。岡田監督曰く高校時代の坂本より評価は上とのこと。

*兵庫 明石商 2年連続2回目


春の選抜4強である明石商が甲子園に帰ってくる!
春は準々決勝で智辯和歌山に劇的な勝利をおさめ初の4強進出も、準決勝では優勝した東邦に惜敗。あの悔しさを胸に秘めて、さらなる成長を遂げている。
投手面では150キロの速球を投げる中森、兵庫大会3試合で先発して好投した杉戸ら投手層は厚い。
打撃面でも打率5割超で2本塁打の安藤、勝負強い主将・重宮、来田ら上位打線は強力。
今回もまた来田がヒットを打つたびにキタ━(゚∀゚)━とレスをするマモノ民で吹き荒れるだろう。

注目選手
来田 涼斗(左翼手)
去年の夏、1年生恐怖のリードオフマンとしてマモノ民を畏怖させた男が春に続いて帰って来田――(゚∀゚)――!!
毎日5食で8合のご飯を食べて体づくりに励んで来田この男はまだまだ暴れたりない様子。
マモノ民の来田いに応えて、「か来田」にはならずに大暴れしてほしい。

*奈良 智弁学園 3年ぶり19回目


去年は奈良大付属、おととしは天理と以外にも3年ぶり。2年いずれも打撃面での敗北であった。
だが今年は違う。奈良大会記録を塗り替える12本塁打を放ち、圧倒的な打力で勝ち上がった。
以外にも夏の優勝はまだしていない。春の優勝は2016。今回出場している高松商とのシーソーゲームで手に入れている。
今年こそ優勝して最後は元気のない行進を見せつけたい。

*和歌山 智辯和歌山 3年連続24回目


決勝は12-1と大勝し、春に猛威を奮った強力打線は新1年生加入によりさらに強力に。特に上位は打率4割超えが多数並ぶ。
しかし今夏マモノ民の恐れるのはその打棒ではなく、智弁和歌山らしからぬ守備力であろう。未だにどこかの高校がエラーすると「この智辯和歌山!!」と言い過ぎる悪口が飛んでしまうが、今年の本家は一味違う。
5試合を戦って失点は1。内外野の安定感はもちろんの事、例年は不安材料のはずの投手も左右に複数揃え、継投で危なげなく勝ち上がってきた。
中谷監督の帰還と同時に入学した選手が最終学年となる今年、そろそろ夏優勝してほしいと思っているマモノ民も多い。なんだかシルバーコレクターになっているし早く優勝しろよこの智辯和歌山!

注目選手
黒川 史陽(二塁手)、西川 晋太郎(遊撃手)、東妻 純平(捕手)
マモノ民にも馴染み深い3名が甲子園に帰って来る。今夏甲子園出場を決めた事により、そろって史上10〜12人目の甲子園5季連続出場を果たした。
相変わらずの好守、強打は県大会でも発揮され、その勢いのまま5度目の聖地に乗り込んでくる。
最後の夏、日本一の夢を果たせるか。

徳丸 天晴(右翼手)
春から4番を務める外野手。1年生。
県大会では複数安打は当たり前、タイムリーも当たり前と暴れに暴れ打率は5割。1年生らしからぬ貫録を備えた期待のルーキー。


<中国>

*岡山  岡山学芸館 4年ぶり2回目


開幕戦に登場し、1点リードを許して迎えた9回裏2アウト。右中間への当たりに相手センターが捕球体勢に入った。
岡山で一番短い夏になるかと思われた次の瞬間、同じく打球を追っていたライトとセンターが交錯、ボールがこぼれ落ちる。
その間に2人のランナーが一気にホームインしてサヨナラ。ここから一気に勢いに乗り、頂点へと駆け上がっていった。
開幕戦、決勝戦を含み6試合中3試合が1点差、それもロースコアで逆転勝ちだ。全てで丹羽→中川のリレーでものにしている。
春夏合わせて3度目の甲子園。過去2回は共に1−7での完敗。まずは2点目の奪取、そして初勝利を手にしたいところだ。


*広島  広島商 15年ぶり23回目


広島野球の礎はこの高校にあるといっても過言ではない。
弱者でも勝つことが出来るということを『広商野球』という形で初めて証明し、甲子園大会黎明期から昭和後期までを彩ってきた名門が帰ってきた。
最後の甲子園以来因縁のライバル広陵相手に公式戦で15年間勝てず辛酸を舐め続けた。
昨年も夏大会前に不祥事が発覚。好感触だったチームにショックを与え、大会も敗れた。
そんな幾多の困難を乗り越え春季大会では広陵を破った如水館に勝利し優勝、復活を予感させた。
そして今夏大会、準決勝で広陵を破り15年ぶりの決勝進出。
尾道高校との決勝では10点差を3点差に迫られるも、自力の強さで逃げ切り、令和初年度で甲子園返り咲きを果たした。
パワー野球が席巻する昨今、往年の広商野球は甲子園でも旋風を起こせるか。



*鳥取  米子東 28年ぶり14回目


連覇を狙う鳥取城北との熾烈なシーソーゲームに競り勝ち、春夏連続、そして「大正・昭和・平成・令和」全元号での甲子園出場を果たした。
春の県大会でも鳥取城北を制して優勝しており、外野から見れば古豪完全復活と言っても過言ではないだろう。
今夏の熱闘甲子園のテーマソングを歌うOfficial髭男dismのボーカル藤原の母校である点も、今回の快挙に何か運命的なものを感じずにはいられない。
センバツでは神宮王者の札幌大谷に破れ初戦敗退の結果に終わったが、今回はその雪辱を晴らし、5年ぶりの県勢1勝、そして実に62年もの間遠ざかってしまっている県勢2勝を果たせるか。

注目選手
福島 悠高(内野手)
山陰のおかわり君こと福島悠高は農家生まれの巨漢。好きな言葉は「ジャンプの前には1回しゃがむ」、趣味はUFO探しとキャラが立っていて活躍次第ではマモノ民の心をつかむかもしれない。
選抜にも出場したが、結果は無安打1三振と不作に終わった。夏は豊作を目指す。

*島根  石見智翠館 4年ぶり10回目


決勝では最大5点あったリードを守り切れずに延長戦へ、そして延長13回に2点を勝ち越されるという苦しい展開。
しかしその裏に途中出場の東田、キャプテン・関山愛の連打で1点差に。が、関山愛が公文式走塁術で三塁で封殺になってしまう。
それでも勢いは止まらなかった。さらに2連打で再度チャンスを作ると、代打の代打で登場の伊藤のタイムリーでついに同点に。
最後は2アウト満塁からストレートのよんたまで決着。二転三転した試合を制して4年ぶりに復活を果たしている。
関山愛は弟の関山和と組む二遊間の守りにも注目。初戦で味方と交錯して脳震盪を起こし、以後出番のない正捕手・天野の復帰にも期待。


*山口  宇部鴻城  7年ぶり2回目


去年の夏は決勝でぐう聖坂原監督率いる下関国際に惜敗し、甲子園の舞台を逃していた。
しかし今年は違う。3回戦で因縁の相手下関国際とあたるも8-1と快勝。大きな自信をつけて甲子園の切符まで駆け抜けた。
主将の田中や原田、岡田ら5人が本塁打を放ち、打線には破壊力がある。
エースの左腕池村は181センチの長身から投げ下ろす速球と、大きく曲がるスライダーを武器に相手の打線を沈黙させる。
こんなチームをみて坂原監督が一言。
「宇部鴻城さんの選手、甲子園(球場)まで駆け抜けていきましたよ。
うちも見習わないといけないぞと(笑い)。
僕らは昨年ベスト8です。宇部鴻城さんにはこれを超えてもらわないとダメ。
甲子園で行わないといけないのは選手らの努力、気持ちの入ったプレー、監督の正しい采配だけ。
負けて悔しがるのもダメ。涙は優勝するときまで温存。
来年は下関国際も負けませんよ。お互い意識して切磋琢磨すればいいんです。」

<四国>

*香川  高松商 23年ぶり20回目


3年前、そして今春と甲子園に舞い戻り復活を印象付けた古豪が、ついに夏にも帰ってくる。
決勝の英明戦は行き詰まる投手戦。9回表の土壇場で1-1に追いつかれるも、エース香川がギリギリで踏ん張り、裏にキャッチャー安部が好投手・黒河からサヨナラ打と、チームのモットー「コツコツネバネバ」を体現するような展開で甲子園の切符を掴んだ。
日程の関係上米子東に一番乗りは譲ったものの、こちらも4元号全てでの出場達成となっている。

注目選手
谷口 聖弥(二塁手)
センバツでイレギュラーを好捕しNT疑惑を囁かれた、高松商の強固なセンターラインを支えるキーマン。
特に決勝では抜ければ得点のピンチで好捕を連発し、エースの香川を幾度も救って勝利の立役者となった。
守備力では今大会でもトップレベルと言ってもいいだろうが、驚くことにまだ2年生である。

香川 卓摩(投手)
ご存じ香川出身香川代表の香川。
春ではその精密なコントロールで春日部共栄を扇風機にした。
しかし夏は万全ではない。腰に大きな爆弾を抱えた状態で戦う。
香川出身香川在住の香川県民は香川代表香川出身の香川をあえて香川の地で応援しよう!

*徳島  鳴門  2年連続12回目


去年花咲徳栄に逆転負けをくらったあの鳴門が帰ってきた!!
エースの左腕西野は徳島大会全5試合で完投。高校通算31本塁打の4番浦は打率6割を超える。渦潮打線はまだ健在。先発メンバーの半数以上が昨夏の甲子園経験者だ。
徳島大会では徳島商に苦戦をするも、決勝では富岡西に大勝。勢いそのままでやってくる。
さらに、鳴門は2013、2016と3年周期でベスト8に入っているというジンクスがある。
今年は2019。そのジンクスを超えて、久しぶりに四国に優勝旗を持って帰りたい。

注目選手  
塩唐松 宏将(二塁手)
その珍名でマモノ民達を盛り上げさせた塩唐松が帰ってくる。
昨夏はその名でマモノ民をコンビニまで塩唐揚げを買いに行かせた男であるが
そのプレイは堅守、猛打とまさに本物。今年も塩唐揚げがvipでトレンド入りするだろう。

*愛媛  宇和島東 9年ぶり9回目


昭和最後の春の王者が、令和最初の夏の王者へ!
昭和最後の春の王者となった時、地元の小さな子供たちを率いていたのはマモノ民にはおなじみ故上甲監督。
その教え子であり、甲子園経験もある長瀧剛(39)監督が、今年宇和島東に赴任しての甲子園出場である。長渕剛じゃありません。
監督曰く「大会に入る前からとても甲子園に行けるようなチームではないと思っていたが、少しでも夢を意識しながらやってこられたのがいい結果につながった」とのこと。
昭和の最後に猛威となった牛鬼打線ほどの打力はないが、走攻守しっかりバランスのあるチームが今年躍動する。


*高知  明徳義塾 2年ぶり20回目


軟式150kmのスーパー1年生・森木を擁する高知を決勝で下し、3季ぶりの甲子園出場を決めた。
決勝戦に登板した先発投手は、データを与えないようそれまで秘匿させられていた2年生右腕・新地。
その新地が高知打線を森木のソロ一発のみの準完封に抑えつつ、打っては打線が先発を崩し、予定より早くリリーフした森木の動揺に付け入った。
決勝前のメディアのインタビューに対しては「森木は四国NO1。打てないでしょうね」「先発?市川(明徳OB・現ヤクルト)です」と答えるなど、チームを率いる馬淵監督もまだまだ絶好調。
今年の初戦明徳の生贄になるのはどの高校か。

<九州・沖縄>

*福岡  筑陽学園  16年ぶり2回目


春の選抜では8強にもなり、神宮大会も九州代表として出場している学校がコンスタントに出場。
しかしながら地区予選はなかなかに過酷であった。福岡大会では再三の逆転劇を演じた。
投手陣は西、菅井、西舘の「三本の矢」が継投する。大黒柱の西舘がロングリリーフに回ることも。打線は打率が5割近い進藤をはじめ、一発のある選手がずらりとならぶ。
まだ夏に勝利がない高校は、全力で勝利を取りに来る。

注目選手
進藤 勇也(捕手)
守備だけでなく打撃でも貢献するまさにチームの扇の要。送球では甲斐キャノンこと甲斐拓也(現ソフトバンク)、配球では野村克也氏を参考に研究をしている。

*佐賀  佐賀北 5年ぶり5回目


全国制覇で「がばい旋風」と呼ばれたあの夏から12年と干支が一回りした。当時のWエースのうち1枚が現監督として注目を集める。
一昨年秋に就任した久保監督は昨夏や今春と初戦敗退を喫しながらも、この夏は初戦でシードを撃破。采配にも自信が生まれた。
全国制覇当時の監督で今は副部長を務める百崎氏は「一番成長したのは久保」と選手よりも先に監督の名前を挙げるほど。
12年前との最大の違いは当時は継投が主戦術だったが、今年は軟投派エースの川崎が軸。打ち気を外しながら三振も取れる。
過去4回の甲子園は優勝した12年前以外は全て初戦敗退。初戦敗退か優勝か。妙なジンクスがあるだけに初戦の行方に注目だ。


*長崎  海星 5年ぶり18回目


今季は秋も春もサヨナラ負けを喫しており、夏はノーシードから。初戦から強豪との対戦が続いたが軒並み強打でねじ伏せた。
唯一投手戦になったのが準決勝。タイブレークまでもつれ込んだこの一戦に競り勝つと、決勝では再び打線が爆発した。
投げる方はエース・柴田からの継投がパターンだが、決勝では点差がついたこともあり柴田が初完投。これで一皮むけるか。
打つ方は最近のトレンドにのっかった「2番最強打者」。新チームスタート時は4番だった大串がバント無しで振り回してくる。
夏の勝利は17年前までさかのぼる。他チームの代表曲を拝借することが多いヒトデブラバンがどんな曲を繰り出すかにも注目だ

*熊本  熊本工 6年ぶり21回目


春夏合わせて42回目の出場を決めた名門だが、今季は秋も春もベスト4ともう一歩のところで頂点を逃し続けていた。
が、この夏は必勝パターンを確立。3年生の林か蓑茂が先発し、2年生の村上がリリーフ。5試合中4試合をこの形でものにした。
決勝では打撃絶不調だった2番・吉山が決勝のスリーバントスク水を敢行。積極采配を見せたのはこの4月から指揮を執る田島監督。
OBでエースだった田島監督だが、現役時代には甲子園に届かず。4年前からコーチとしてチームに関わるが、一昨年センバツは初戦敗退。
春夏合わせて42回出場の名門でも、今の選手も監督も甲子園での勝利の味は知らない。積極采配で6年前に続いて初戦勝利となるか。

*大分  藤蔭 2年連続3回目


昨年チームを28年ぶりの甲子園に導き、その28年前に選手宣誓を務めたことでスレでも話題になった原監督が1月、脳梗塞で倒れた。
まだ46歳という若さでの突然の病。チームに動揺が無いわけがない。秋ベスト8のチームは春にベスト16で姿を消しノーシードとなった。
それでも、部長から昇格した26歳の若き新指揮官・竹下監督の下、昨年覇者としてではなく挑戦者として挑んだ夏で再びの快進撃。
決勝では継投もピタリとハマり、先制、中押し、ダメ押しと理想的な点の奪い方もあって完璧な試合運びを見せた。
笑撃の小芝居で爪跡を残した夏から1年。4回目の甲子園で、リハビリに励む前監督に初勝利を、そして昨年食べ損ねたすきやきを。

*宮崎  富島 初出場


日章学園・日南学園など名門高校が多数消えた宮崎の代表となったのは、昨春のセンバツ出場校であった。
昨春は荒れた試合をしてしまい、マモノ民から「智弁とみしま」といわれるほどのネタ校とされた。
しかし今年は違う。投手の黒木は準決勝、決勝と1人で投げ続け、最速140キロ台を誇る直球で勝負。
宮崎から公立校が出るのが実に7年ぶり。「智弁とみしま」の名を返上してほしいところ。

注目選手
黒木 拓馬(投手)&黒木 剛志(外野手)
富島が誇る黒木コンビ。決勝の小林西戦では4番の剛志が先制となる適時打や、お誕生日を放つ活躍。エースの拓馬も要所を締めるピッチングで応え、チームを甲子園に導いた。

*鹿児島  神村学園 2年ぶり5回目


準々決勝は8回まで三塁すら踏めないという劣勢。それでも3点を追う9回にすないぽを挟んでの4連打で一気にひっくり返した。
決勝ではスタメンに3人名前を連ねた田中がそれぞれに活躍。数年前に話題になった東筑(福岡)の石田伝説を思わせる田中伝説か。
なお、その決勝では松尾姓も2人スタメンにおり、5番から9番が田中→松尾→田中→松尾→田中とまるでブーメラン継投のような並びに。
準々決勝からの3試合は全て逆転勝ちと、今年のチームは逆境にもめげない。精神力も兼ね備えて秋春夏と全制覇した。
春は準優勝の経験があるが、夏は3回戦が最高成績。鹿児島勢としても2006年・鹿児島工のベスト4以来ベスト8も無いだけに躍進を期待したい。


*沖縄  沖縄尚学 5年ぶり8回目


昨今珍しくも無くなった野球留学生だが、海を越えて、となると話が違ってくる。が、関東や大阪よりよほど近いところからだが。
台湾からの留学生・崔哲瑋は2年生ながら初戦でスタメン4番に抜擢。決勝でも5番に座り先制の2点タイムリーを叩き出した。
そんな2年生に負けじと、崔に代わって途中出場の吉里が決勝の延長戦では一時勝ち越しとなるタイムリーを放っている。
ピッチャーもこの日不調のエースを早々に見切って継投に出るなど、ベンチも一体となって死闘を制してみせた。
8回目の夏の甲子園だが、初出場時以外の6回は全て初戦突破。夏の最高成績・ベスト8を越えていくことができるか。


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2019年08月04日(日) 16:17:48 Modified by wasabi66

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