・・・あらすじ・・・
豪華客船はなぜ沈められたのか。
昭和２０年、弥勒丸は嵐の台湾海峡に沈んだ。
２３００人の命と金塊を積んだまま。
総統の密使は喪われた恋人たちに引き揚げを迫った。
人間の誇りと勇気を問う長編。

奇蹟の船はたったひとりで戦い誇り高く死んだ。
われわれが平和と繁栄のうちに葬り去ったもの。
弥勒丸は日本人の良心そのものだった。
老人は五十年余の沈黙を破り、悲劇の真相を語り始めた。
極限の愛と死を描く巨編、感動の結末へ。

　・・・感想・・・
浅田次郎の作品は『プリズンホテル』『王妃の館』から入ったので、「浅田次郎はコミカルな作品を書く人」と言う印象を持ってました。
そしてそのつもりで読み始めた『シェエラザード』
う〜ん、、、まったく違うぞ！

終戦間際に沈没した弥勒丸を引き上げようと言う壮大な計画。
その弥勒丸に込められた哀しい物語。
読みながら、最後の方は涙！涙！
いろんな愛を教えられました。

これ、数年前にNHKで反町隆史主演でドラマになりましたよね。
このドラマも良かったなぁ！

（05.05.31〜05.18）

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シェエラザード　上

浅田 次郎著

税込価格 ： \1,680 （本体 ： \1,600）
出版 ： 講談社
サイズ ： 四六判 / 351ｐ
ISBN ： 4-06-209607-2
発行年月 ： 1999.12
利用対象 ： 一般


シェエラザード　下

浅田 次郎著

税込価格 ： \1,680 （本体 ： \1,600）
出版 ： 講談社
サイズ ： 四六判 / 352ｐ
ISBN ： 4-06-209958-6
発行年月 ： 1999.12
利用対象 ： 一般