あおいの何の本読んだ? - 千里眼 ミドリの猿 〜松岡圭祐〜
 ・・・あらすじ・・・
嵯峨敏也は悪夢にうなされていた…。
多重人格と判断した入絵由香の恐るべき夜叉の顔をまのあたりにしたからだ。
ミドリの猿、その言葉の真意は?嵯峨はかつての恩師、倉石を連続変死事件の犯人と疑い極秘調査に乗り出した。
一方、いまや『千里眼』の異名をとるに至った岬美由紀は、見えざる敵の存在を察知する。
メフィスト・コンサルティング―史上最大のマインドコントロール組織がついに姿を現したのだ!小説・映画と複雑にクロスオーヴァーするメディアミックス人気シリーズ
「千里眼」三部作、波乱の第二作。

 ・・・余談・・・
刊行直前まで本書の題名は「千里眼2」だった(挿入されているアンケートはがきも「千里眼2」となっている)が、土壇場になって「ミドリの猿」という副題に変更された。
当時、映画版の「催眠」がヒットし、原作では幻覚にすぎなかった緑色の猿が話題になったことからの改変と思われる。
実際にミドリの猿について言及がなされるのは次作「運命の暗示」である。


 ・・・感想・・・
あれ?途中で終わっちゃうの??
岬美由紀は捕らわれたままやん!
助けなくっていいの??
で、終了しちゃいました。
う〜ん、この先いったいどうなっちゃうんでしょう?
本当に中国が宣戦布告してくるのでしょうか?
私の予感では、メフィストコンサルティングも、中国の開戦準備も全て友里佐知子の思惑通りに動いてる気がするんだけど?
と、まぁ、疑問符だらけ!(笑)

っていうか、前作の『千里眼』の恒星天球教が東京湾観音の胎内で密かに機材を持ち込み羽田空港の管制レーダーに嘘の情報を流したときと同じように、中国が開戦の準備に入ってるってこと自体、恒星天球教の嘘の情報だという気がしてならないのよね。
これって私の考えすぎ??

きっとこの続きは『運命の暗示』に託されたのでしょう。
ってことで、今日から読み始めました。
まださわりしか読んでないけど、な〜んか、こっちのタイトルの方が『ミドルの猿』に相応しいような気がしなくもないけど・・・?

     (05.11.12〜11.19)




松岡 圭祐著

税込価格 : \1,680 (本体 : \1,600)
出版 : 小学館
サイズ : 四六判 / 356p
ISBN : 4-09-386049-1
発行年月 : 2000.3
利用対象 : 一般




・千里眼シリーズ

・・催眠 特別編
・・千里眼
・・ミドリの猿
・・運命の暗示
・・洗脳試験(千里眼)
・・千里眼の瞳
・・千里眼のマジシャン
・・千里眼の死角
・・ヘーメラーの千里眼
・・ブラッドタイプ
・・背徳のシンデレラ 上・下