あおいの何の本読んだ? - 千里眼 運命の暗示 〜松岡圭祐〜
 ・・・あらすじ・・・
捕らわれた岬美由紀を救いだすため、嵯峨敏也と蒲生誠は東京湾唯一の無人島・猿島に向かう。
しかしそこには既に、メフィスト・コンサルティングの罠が張り巡らされていた。
中国15億人を一斉に操り日本侵攻に向かわせるメフィストの集団マインドコントロールのからくりとは?残された猶予はわずか24時間。
そこにはオカルトや超常現象ではない、科学的"催眠暗示"の巧妙なトリックが隠されていた―。
岬美由紀と友里佐知子、ふたりの運命の行方は?
「催眠」の入絵由香が見たミドリの猿の正体とは?
そして日本を襲う未曾有の危機の結末は?圧倒的な迫力と面白さ、リーダビリティとオリジナリティを誇る超娯楽エンターテインメント3部作、遂にここに完結。

 ・・・余談・・・
上記の文は刊行当時の宣伝文句であり、ここからもわかるように千里眼シリーズは本作で一応の区切りがつくはずだった。
だが、友里佐知子との決戦が描かれなかったせいか、もしくは本書がシリーズ中最高の売り上げ記録を達成したためか、わずか数ヶ月で次作「洗脳試験」の登場と相成る。
文庫版ではそのための橋渡しの場面が描写されているため、ハードカバー版よりも文庫版のほうがお勧めできる。

         (05.11.19〜11.26)




松岡 圭祐著

税込価格 : \1,680 (本体 : \1,600)
出版 : 小学館
サイズ : 四六判 / 330p
ISBN : 4-09-386066-1
発行年月 : 2001.1
利用対象 : 一般




・千里眼シリーズ

・・催眠 特別編
・・千里眼
・・ミドリの猿
・・運命の暗示
・・洗脳試験(千里眼)
・・千里眼の瞳
・・千里眼のマジシャン
・・千里眼の死角
・・ヘーメラーの千里眼
・・ブラッドタイプ
・・背徳のシンデレラ 上・下