あおいの何の本読んだ? - 奪取 〜真保裕一〜
 ・・・あらすじ・・・
第10回山本周五郎賞、第50回日本推理作家協会賞長編部門受賞。

偽札造り──それは究極のだましのゲーム。
「そのお札を使ったところで、誰が被害者になるわけでもないんだ。おれの手を放れた紙幣は、また次の誰かの手へと伝わっていく。誰も気づかず、どこにも被害者はいない。札を造り上げた者だけが勝利者となる。……おれは決めたぞ、雅人。この先何年かかるか分からない。けど、必ずこのゲームに勝利してやる!」
偽札をつくりあげた者が勝利者となる!


1260万円。友人の雅人がヤクザの街金にはめられて作った借金を返すため、大胆な偽札作りを2人で実行しようとする道郎・22歳。
パソコンや機械に詳しい彼ならではのアイデアで、大金入手まであと一歩と迫ったが…。
日本推理作家協会賞と山本周五郎賞をW受賞した、涙と笑いの傑作長編サスペンス。

ヤクザの追跡を辛うじて逃れた道郎は、名前を変え復讐に挑む。
だがその矛先は、さらなる強大な敵へと向かい、より完璧な1万円札に執念の炎を燃やす。
コンピュータ社会の裏をつき、偽札造りに立ち向かう男たちの友情と闘いを、ユーモアあふれる筆緻で描いた傑作長編。
予想もできない結末に思わず息をのむ!!

   (04.05.25〜06.11)



奪取
真保 裕一著

税込価格 : \2,039 (本体 : \1,942)
出版 : 講談社
サイズ : 四六判 / 524p
ISBN : 4-06-208282-9
発行年月 : 1996.8
利用対象 : 一般