・・・あらすじ・・・
墜落事故の後、新会長に就任した国見の組織改革が始まった。
主人公・恩地は、ご遺族係から突然、会長室の部長に抜擢された。
だがそこには、政・官・財を巻き込んだ暗闇が繰り広げられていた…。
権謀術数に溺れる会社の魑魅魍魎(ちみもうりょう)、利権を貪る政治家と官僚。
航空会社を蝕む腐敗の構造が、しだいに白日の下にさらされるが…。
航空会社の“闇の構図”を描き切った今世紀最後の傑作。
・・・感想・・・
大企業や政治家と言うものはこうもお金に汚い人間の集まりなのか!と、憤慨してしまう。
自分自身は「貧乏でも庶民でよかった!」というのうが素直な感想。
腐りきった国民航空にメスを入れるべく国見は奮闘するが、その全てが裏目に出てひとり空回りしてしまう。
一人浮いてしまってる国見会長と、片腕として働いている恩地を応援せずにはいられない。
(06.10.28〜11.03)
山崎 豊子著
税込価格 : \1,785 (本体 : \1,700)
出版 : 新潮社
サイズ : 四六判 / 379p
ISBN : 4-10-322817-2
発行年月 : 1999.8
利用対象 : 一般
沈まぬ太陽1 アフリカ篇 上
沈まぬ太陽2 アフリカ篇 下
沈まぬ太陽3 御巣鷹山篇
沈まぬ太陽4 会長室篇 上
沈まぬ太陽5 会長室篇 下