概要 
- Erlangを始めたのは、N times faster on an N core processorという言葉に惹かれたから
- 本当にそうなのか試してみた。
- 2コアで試したところ、大体そんな結果になった。
プログラム
重い関数
- 時間を体感するため、重い関数を用意
- 単純なフィボナッチにする。
fib(2) -> 1;
fib(N) ->
fib(N-2) + fib(N-1).
逐次処理版
start2(A,B) ->
io:format("start : ~p~n",[now()]),
io:format("~p~n",[fib(A)]),
io:format("~p~n",[fib(B)]),
io:format("end : ~p~n",[now()]).
io:format("start : ~p~n",[now()]),
io:format("~p~n",[fib(A)]),
io:format("~p~n",[fib(B)]),
io:format("end : ~p~n",[now()]).
並行処理版
fiba() ->
receive
{N, Pid} ->
A = fib(N),
Pid ! {self(), A}
end.
start(A,B) ->
io:format("start : ~p~n",[now()]),
P1 = spawn(?MODULE, fiba, []),
P2 = spawn(?MODULE, fiba, []),
P10 = spawn(?MODULE, waitres, [P1]),
P20 = spawn(?MODULE, waitres, [P2]),
P1 ! {A, P10},
P2 ! {B, P20},
ok.
waitres(Pid) ->
receive
{Pid, N} ->
io:format("waitres: ~p ~p ~p~n",[now(), Pid, N])
end.
receive
{N, Pid} ->
A = fib(N),
Pid ! {self(), A}
end.
start(A,B) ->
io:format("start : ~p~n",[now()]),
P1 = spawn(?MODULE, fiba, []),
P2 = spawn(?MODULE, fiba, []),
P10 = spawn(?MODULE, waitres, [P1]),
P20 = spawn(?MODULE, waitres, [P2]),
P1 ! {A, P10},
P2 ! {B, P20},
ok.
waitres(Pid) ->
receive
{Pid, N} ->
io:format("waitres: ~p ~p ~p~n",[now(), Pid, N])
end.
結果
- 手元のPC(Athlon X2)でfib(40)を2つ(start2(40,40), start(40,40))行ったところ、
- 逐次処理版・・・約47秒
- 並行処理版・・・約25秒
- 大体半分になった。
- システムモニタでみていると、
- 逐次処理版では、1つのコアのみ100%になるのに対し、
- 並行処理版では、2つのコア両方が100%となり、
- 並行処理の恩恵が感じられた。
- N times faster on an N core processor
というのもあながちうそではない。 - ただし、これは並行処理できるものがコアの数だけあるときが
最も効率がよくなることに留意- fibを1個だけ行うときは、コアが増えても効果はない。
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