道重さゆみは大学二年生
大学生活にも慣れ毎日の代わり映えしない日々に物足りなさを感じていた

「今日もまたつまんない講義かな」
ゼミをする8階の研究室に向かうためエレベーターに乗む

8階のボタンを押し、エレベーターのトビラが閉まりそうになった瞬間
栗色の髪の女の子が大急ぎで走って来た

「待って!閉まらないで!」
さゆみはエレベーターの開くボタンを押してトビラを開けた
女の子が息を切らしてエレベーターに駆け込んでくる

「あ、、、どうもありがとう」
「どういたしまして(あ、可愛い女の子、一体何年生なんだろ?)」
女の子は「あーどうしよう!今日も遅刻だ」とつぶやいて3階のボタンを押した

エレベーターが3階に着いてトビラが開くと、女の子はその瞬間急いで駆け出そうとしたが
チラリと後ろを振り返り 一瞬さゆみの顔を見て、そしてまた急いで走っていった

(どうしたんだろ?さゆみのこと知ってるの?)

それからまた代わり映えのしない退屈な一週間が過ぎていった
先週エレベーターで起こった何気ない出来事は、頭の片隅でほとんど忘れ去られていた

「今日のゼミは発表だから、ちゃんとしなくちゃ」
さゆみは少し緊張しながらゼミのある研究室に向かっていた

エレベーターの前で8階のボタンを押す
4...3...2.. エレベーターがゆっくりと下に降りてくる

エレベーターのトビラが開くと中には女の子がいた
(あ、先週もいた可愛い子だ)

女の子はニコニコと笑い、なぜかエレベーターから降りようとしなかった
さゆみは(どうしてニコニコしているんだろう?)と不思議に思ったが
そのままエレベーターに乗り込み8階のボタンを押した

そしてエレベーターのトビラがスーっと閉まった

その瞬間、さゆみは、後ろから自分の体がギュッと抱きしめられるのを感じた
(え!?何!?)

後ろを振り向こうとした瞬間、頭を手で押さえつけられ、唇を何か温かくて柔かいもので強引にふさがれる
(え!?どういうこと!?)
そして、口の中に無理やり舌がねじ込まれ、だ液がトロトロと喉に流し込まれた
(ちょ、ちょっと、それは、ないでしょ・・・!)
さらに手がさゆみの胸をまさぐり、乳房が手の平で押し潰された
「あん・・・!」

さゆみは思わずもがこうとしたが体を押さえつけられて動けない
唇をふさがれ声も出せない
「ん・・・!」
指がずっとさゆみの胸をまさぐりながら乳首の位置を探している
(いや・・・!)
ブラウスに軽く盛り上がった突起に指が当たると、人差し指と中指でそれをつまみ
グニグニと円を描くように回しながら乳房の奥に押しこまれた
「ぁはんっ・・・!」
敏感な乳首への刺激に、唇をふさがれながらも思わず吐息が漏れる

栗毛の女の子はさゆみの頭をおさえつけていた手を外して唇を離し
さゆみの体を上からなぞるようにしながら、太ももからパンツへと指を這わせていく
さゆみは顔をそむけてグッと耐えている

(これ以上やられたら下着が濡れちゃう・・・!)
それでも栗毛の女の子は愛撫を止めず、さゆみの首筋を舌で舐め回す

「ヤ、ヤメて・・・!」さゆみはようやく絞り出す様に声を出した
「こういうことされるの、初めて?」 と女の子はさゆみの顔を覗き込んで訊いてきた
さゆみは苦しそうに喘ぎながら潤んだ大きな瞳で女の子を見る
女の子はアヒル口の両端を上げ、イタズラっぽく満足気にニッコリと微笑んでいる
(あ、かわいい・・・)さゆみは思わず、涙目に少しかすんで映る女の子の可愛さに見とれてしまった
「私、エリっていうんだ」女の子はさゆみの髪を撫でてつぶやいた
「エ、リ・・・?」

ちょうどそのタイミングで、エレベーターのトビラが開いた
「じゃあ、またね」さゆみの耳元で優しい声でそうささやくと、女の子はエレベーターから降りていった
エレベーターの前にはゼミのクラスメイト達が立っていた
「あ、さゆみん!」 半分放心状態になっているさゆみにクラスメイト達は声をかける
「さゆみん、ポーっとしてどうしたの?」「さゆみん、大丈夫?」
「あ、大丈夫、大丈夫、、、大丈夫だよ」 とさゆみは上の空で答えた


さゆみ視点バージョン

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