『あれ〜? えりは〜??』
『お帰りお二人さん!!W ちょっとお手洗い行ってた!!』

さゆのパジャマはちゃんと処理しましたよ!W
とでも言いたそうに手をヒラヒラと振って見せます。

(……えりめ……)

『じゃあ、久しぶりに5人揃ったということでぇ…席替えしましょー!!W』
『『は!?』』
『だって合コンとかでも席替えってあるでしょ??』

は!?と言ったのもちろん兎と猫。
えりちゃんの提案に2匹の下半身もビックリです。
ってか合コンじゃないんですから、ちゃんとツッコんであげなきゃダメでしょ!!

『今更席替えなんて…』
『おぉ!! 良いねぇ!! じゃあ私さゆの隣座ろっかな♪』
『じゃあ、あーしはれいな君の隣。』
『えー!? えり1人じゃーん!!! そんなにえりの事嫌いですか!?』
『だってえり立ってたから…』

3人はキャピキャピやってるものの、兎と猫はえりちゃんに睨みを効かせてます。

(( えりぃ… ))

   《席替え後》

     テレビ
       重
    亀  垣
     猫愛

『さゆよろしくなのだ!!』『れいな君よろしくやよ』『『……』』
『…はい!! じゃあ席替えも終わったから皆でトランプやりますよぉ!!W
 罰ゲームは【感じてはいけない】にちなんでケツバット−!!W』
『『え!?』』

いつ用意したのか、プラスチック製のバットをこたつの上に掲げます。
明かに猫と兎は動揺します。

『もちろん1位の人がビリの人にやるんですよ?W』
『えー!? さゆだったら良いけどカメとか絶対強そう!!』
『さゆみはそんな乱暴な事しないの…てかしたくないの!! えりぃ…やっぱり罰ゲームはやめない??』
『えー!? 罰ゲームある方がスリルあっていいじゃん!!W(ニヤリ)』

((そりゃぁスリルだらけですよ…))

『いいから♪いいから♪…じゃあまずはババ抜きやりますよ!!』

そう言うといつものポケポケでトロトロなえりちゃんからは想像もできない程のテキパキさでカードを配っていきます。
さぁほぼ強制的にババ抜きが始まりました。
まずは誰がババを持っているんでしょう??

(う…ババがおるったい…)
あらら、れいな君いきなりババですか…

『じゃあジヤンケンやりますよぉ♪……じゃーんけーんぽい!!』
『おぉ!! 一人勝ちったい!!』

(まったく…何喜んでるの…今はそれどころじゃないの…)

さゆみんの言う通り、今の状況なんて忘れてれいな君ははしゃいでます。

『じゃぁあーしがれいな君の引けばいいんやね』

いよいよババ抜きスタートです。

(愛ちゃんババ取ってぇ………ドキドキ)

『えい!!……あー…揃わなかったやよ』

(おぉラッキーったい!! いきなりババ引越しっちゃん!!)

『じゃあ次は私ね……これかなっ!?………やったぁ揃ったぁ!!はいっ次はさゆね♪……ってあれ??』

『ん?? どーしたの??』
『…そのTシャツれいな君と色違いなのだ!!』
『ほんとなの……気づかなかっ………!!』

Tシャツの柄を見ようとしてあることに気がつきました。

(やばっ!! 乳首ちょっと透けてるの!! しかもたってる…///)

そのことにがきサンも気がついたのか『あっ…』と声を漏らします。

『ん?? がきサンどーしたん??』

Tシャツの柄を確認しようとれいな君はさゆみんの方を見ますが…

『な、なんでもないのだ!!』

ばっとさゆみんを隠すようにれいな君とさゆみんの間に身を滑り込まします。
しかしそのせいでずっとなんとなく目をそらし合っていたれいな君とがきサンの視線が交わります。

((ドキッ…………))

『何やってるやよ…早くしないと日が暮れるやよ』
『そ、そーなのだ!!……は、はいさゆ…』
『え、えい!!…あーぁそらわ……揃わなかったの…///(何噛んでんのよ…)』
『ひ、日頃の行いが悪いからやん!!……ハハハ…』

各々の事情でギクシャクとした空気が流れますが、えりちゃんはニコニコしてます。

(ウヘヘW…れーなとおそろ…しかもちょっと小さめのTシャツにして正解でしたよ♪W さゆかわい…W)

少しずつ空気も良くなっていき、その後は皆が順調に手札を減らしていきます。

残り1枚となったさゆみん。
がきサンのカードを引きます。
『えーっと…これなの!!』
残り1枚ということで皆が注目しています。
しかしさゆみんは…

(げっ……揃っちゃったの……マズイの…)

そうなのです!!
実はこのババ抜きでは1位になっても罰ゲームを執行する役があるのです。
つまりさゆみんとれいな君は勝っても負けてもいけないのです!!

(…仕方ないの…ここは揃ってない体でやり過ごすの…
 …でも…もしそうしたら次揃うときはカードが一周しないと…ここは賭けなの…)

『あぁ…揃わないの……あと1枚だったのにぃ!!』
『ほんとに揃ってないの??W ちゃんと見た方がいいですよ♪W』
『さ、さゆみだって数字くらい分かるの!! 馬鹿にしないで欲しいの!!
 (えりってエスパーかも……ニヤニヤしちゃって…)』

なぜかさゆみんの状況がわかるえりちゃん。
簡単にはやらせません。
そして遂にさゆみんが待ち望んでいた時が…(正確には、今は望んでいませんが)

グチュッ…
『ひゃん!!』
『さゆ??どーしたのだ??』
『な、なんでもないの///』

こたつの中ではえりちゃんが足を伸ばして兎ちゃんの穴に足の指を突っ込んでます。

(嘘をつく子はオシオキですよ!!W)

足の指を器用に動かして穴をクチュクチュしていきます。

『は、はやく!!///…えりの番なの!!///(えりやめてぇ!!///)』
『うーん………迷いますねぇ……』
『……ん…ハァ…(や、やばいのぉ…///)』

(さ、さゆ??………もしかしてえりに??///………ここはれーなが助けてあげるったい!!)

顔をほてらせているさゆみんにれいな君が気付きます。
そしてうまく愛ちゃんとがきサンに話しかけて、さゆみんから注意をそらしてあげます。

(…れ、れ−な…ありがとぉなの……ポッ///)

ちょっとキュンと来るさゆみん。

(チッ……れーなめ……)

ちょっとイラッとくるえりちゃん…

『……はいっ!!…じゃぁ次れーな引いて!!』
『……えーと…どれにしよー…じゃぁこr…痛っ!!』

えりちゃんはこたつの中に手を入れておもいっきりちびれいな君をつまみます。

(まさか…これは…)

『じゃぁ……これ……??……痛っ!!』

(やっぱりぃ!! えり卑怯やろ!!!)

ニヤニヤ笑いながられいな君を見つめるえりちゃんはどこぞの漫画の死神みたいです。

『さっきから何か痛がってるけどどーしたん??』

そう言って愛ちゃんはこたつの布団をめくり上げようとします。

『な、なんでもないけん!!』

大慌てで布団を抑えつけます。
その様子に愛ちゃんも何かを感じ取ったようです。

(あっ…年頃の男の子やもんね…何にもしてなくてもちんちん勃っちゃうこともあるんやよね……
 …でもちっちゃいからズボン履いてたらバレないと思うんだけど…)

……まぁ普段通りの愛ちゃんでしたね。W
どっちにしてもれいな君は依然厳しい状況に置かれています。

『じゃあ…これにしよっかな……(痛くないっちゃん)……えいっ……(うわっ…やっぱりババやん)』

文字通り操縦桿を握られたれいな君は戦意喪失です。

(れーな…情けなか……グスッ)


猫と兎が亀の支配下になりその後も順調??に場のカードは減っていきます。

『えいっ…やったー!! 1抜けー!! ウヘヘヘヘ!!W』

(ふぅ…早めにあがってくれて良かったと……)
(よしっ!!…もう1位は決まったしさっさと抜けるの!!)

『じゃああーしもいくやよ………揃ったぁ!! 2番やよぉ』

えりちゃんに続き愛ちゃんも抜けます。
しかしここでいよいよやばくなってきました。

(そろそろあがらんと……)
『じゃあ次はさゆみの番ね……(がきサンごめんなさい…さっきから手札丸見えでしたよ♪)
 …やったぁ♪ あがりだぴょん♪』

ここでさゆみん難無く勝ち抜けます。
そしていよいよ残す所2人となってしまいました。

(う……ヤバイっちゃ…しかもよりによってがきサンったい…)

張り詰めた空気が流れます。

『次…れーなが引けばいいんやろ…??』
『うん…』
『(残り1枚……がきサンが2枚だから……)………これで決めるったい!!』

勢い良くカードを引きます。

『げっ……』
『おぉ…面白くなってきましたねぇ!!W』

えりちゃん大喜びです!!

(早くれーなの象さん、皆に見せてあげたいですよ!!W)

『よし…次は私ね……』

(頼む!!……ババを…ババを!!)

『えいっ……あぁ…ダメだったのだ…』
『ちょっとがきサンしっかしてよぉ!!』
『その言い方は酷いのだっ!!』
『だってえり女の子のお尻じゃぁ、おもいっきりケツバットできないですもん!!(それにれーなの象さんが…)』

(ふーっ…セーフったい……いや気ぃ抜いたらいけんっちゃん!!…次こそはっ!!………って、ん??)

がきサンのトランプの向こう側でさゆみんが胸のあたりで左を指さしてます。

(れーなのとばっちり受けるのもヤだからここは協力してあげるの♪ それに借りは返す主義なの!!)

(さゆ…………乳首透けてるっちゃん///…た、たっとるし///)

さゆみんの優しさに気がつかず、さゆみんのエロさに気がつきました。
が、俄然やる気が出てきたようです。

(おぉし!! 気合い入ったぁ!! さゆπパウァー!!!)

ちびれいな君も元気一杯になり、最高のコンディションです。
『おりゃあ!!!』

ズバっと左側のトランプをとります。

『……やったぁ!! 揃ったぁ!!』
『あー…負けてしまったのだ…』
『はいっ!! じゃあ罰ゲームはがきサン!!(ちっ……しっかりしてよ…がきサン…)』

えりちゃんはプラスチックバットを素振りしながらがきサンを隣に呼び寄せます。

『じゃあ…がきサンお尻出してください♪W』
『え??…わかったのだ…///』

そう言うとがきサンはパンツごとパジャマを下にずり降ろしていきます。
ビックリしてさすがにドSのえりちゃんも半分くらい降ろした所で慌てて制止します。

『あぁ!! パジャマは履いたままでいいんですよ!!/// お尻を突き出してってことですよ!!』
『え!? そーなの!?/// 間違えたのだ///』

慌ててパンツを履き直します。
がきサンの半ケツを真正面から見たれいな君は下半身カチコチになって放心状態です。

『ふぅ…ビックリしましたよ………それじゃあいきますよ……そりゃぁ!!! スパーン!!!!』
『いたーーーっ!!!!!』

スイングの風圧でトランプが巻き上がります。



つづく...

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