最終更新:ID:9vkmez8eRA 2011年02月02日(水) 22:40:56履歴
『おはよーれーな…』
『ビクッ………さゆ??…お、おはよー……』
『はぁ……良く眠れたけど……なんか頭がクラクラするの……風邪かn、きゃっ!!』
『どーしたと??』
『絨毯ビチョビチョのまんまだったの……』
『さゆ……ソファも拭いといてね……///』
『…れーなが拭いてよ…さゆみまだ眠い……』
『自分のやろ!!///………だいたいれーなはあれ始末せな……///』
そう言って庭を指差します。
『……そうね………お部屋はさゆみに任せるの……』
朝の寒さがキツイ庭に出て、ホースで水を撒いて雪をとかしていきます。
(さっきの会話………どっかで聞いたことあったよーな……
…もしかして正夢??……ってことはこれから///……)
有らぬ妄想にふけって、1人ドキドキするれいな君。
ホースから飛び散ってる水が、夢の中で飛び散ったオシッコと重なります。
(…これはきっと神様のお導きったい!!W)
その頃、暖房の効ききっていない部屋ではさゆみんが絨毯を拭いています。
『……寒っ………てか…さっきのやりとりどっかで……
…もしかして正夢??……じゃぁこれから///……』
『『おはよーさゆ』』
『ビクッ……あっ……おはよーございますなの…』
愛ちゃんとがきサンが一緒に起きてきますが、夢の時とは違い、なんだかスッキリした顔です。
『…良く眠れました??』
『うん……まぁね』
『でもあーしずっと夢見てたみたい………眠りが浅いと夢見るって聞いたことあるやよ……』
『あっ……私もずっと夢見てたのだ…///』
何故か頬を赤らめるがきサンをさゆみんが不思議に思います。
『…それって初夢になるわけですよね??……』
『……そ、そーなるのだ///…』
(何赤くなってるんだろう………エッチな夢でも見たのかな??……
…でも…さゆみの夢の方がエッチな自信があるの!!…)
『あれ??……れーな君は??……和室にもいなかったがし……』
『あっ……れーなは…今ちょっと……』
その時リビングのドアが開いてれいな君が入ってきます。
『あっ、愛ちゃんがきサンおはよ−』
『れいな君??…どこ行ってたの??』
『あっ……ちょっと……(ここはうまくはぐらかしといた方がいいっちゃんね…)…
……そ、早朝ランニングに……』
『へ??』
『(嘘下手過ぎ……)……まぁ…さっさとえり起こして朝ご飯食べましょ−』
女の子3人で朝ご飯を作ってる間に、れいな君がえりちゃんを起こしにいきます。
『えりー…朝やって…』
『えりが1番丁寧に洗ってあげたんです……よ??………って…あれ??』
『何寝ぼけとるん??……皆で朝ご飯作っとるから、えりも早く起きて手伝わな…』
『…あ……うん……(おかしいなぁ……夢だったのかなぁ……)……れーなぁ…あけおめエッチってしたっけ??』
『な、何言っとるん!?///……そんなのするわけなか!!///……(やっぱり正夢!?///)』
『…うーん……ま、いっか……後でたっぷりしよーね??W』
『そ、そんなんいいけん早く顔洗ってくると!!///』
『はいはい……』
5人揃って、おせちはないものの、正月らしくお餅を食べます。
『ホントはお雑煮も作りたかったんだけど…お蕎麦も食べるの忘れてたし……バランス悪いけど我慢してね。』
『美味し−からなんでもいいっちゃん♪』
『普段お米食べないのにお餅は食べるんやね??』
『お餅うまか♪♪』
『あっ…そーだ…一応…お風呂沸かしてあるんだけど……』
『よくやったさゆ!! ご飯食べたら皆で入ろう!!』
『『『『み、みんなで!?///』』』』
えりちゃんの提案に皆心臓がバクバクします。
そして脳裏に微かな記憶が浮かび上がります。
『もちろん!!W…れーなも一緒に入る??W』
『…う………///』
皆を見ると顔を赤らめてそっぽを向いています。
『…れ、れーなは………………入んなくていいっちゃん///……』
『えぇ!? れーなつまんな−い!!……このへたれーな!!』
『へたれーなってゆーなぁ!!///』
その後、平和に時が流れ女の子は皆でお風呂に入っています。
今のうちに布団を片付けておこうと、皆の布団を畳んでいきます。
そこには当然シミは無く、ちょっと残念なれいな君。
『やっぱり正夢やなかったんやね………てか一緒に入るって言えば良かったっちゃん///
………あぁ!!…へたれーなぁ!!!』
ボスッと布団に倒れ込むれいな君。
布団から漂う女の子の匂いにしばらく酔いしれます。
(同じ石鹸使ってるはずなのに、どーしてこんな匂いが違うんやろ………)
お風呂場から聞こえる笑い声を身に纏い、朝日の差し込む和室でぼーっとします。
色々あったものの、楽しい年越しだったなぁ、と振り返り、
今日は皆自分の家に帰ってしまうんやね…、と思い少し寂しくなります。
『皆と一緒に暮らせたらなぁ………』
そんなことを思いながら、冷え切った指先をさすり、布団を片付ける作業にもどります。
布団を片付け終わると、ちょうどお風呂から上がって来たみたいで、黄色い声が大きくなります。
『あぁ良いお湯だった…って、はぁ……またこれ着なきゃいけないのか……』
『………パンツくらいは変えたいね…』
『…まぁ…仕方ないでしょ……って、愛ちゃんとがきサンそんなパンツ履いてたっけ!?……』
『あぁ!!///……これは///……』
『えり??…パンツだったられーなに借りればいいの!!』
『あっ…そーだね!! ナイスさゆ!!W』
そう言うとガラッと脱衣所の扉を開け、スッポンポンで廊下へ飛び出します。
『きゃっ///……いきなり開けないでよ…』
素っ裸のまま廊下を渡り、和室の扉を開けます。
『あっ…れーな…パンツ貸してもらうから♪W』
『えり!?///……なんで裸///……って待って!!…貸すなんて一言も…』
プルプル震えるえりちゃんのお尻を追ってれいな君も廊下へ出ます。
追いかけながらチラッと横を見ると…
『きゃぁ!!///…見ないで!!///』
全裸で立ち尽くしてる3人の美女が目に入り、足を止めてしまいます。
『…ま、正夢!?///……おっぱいが6つ……おっぱいが6つ…………バタン!!』
『………れ、れーな!?///…大丈夫??……きゃっ!!血!?……あれ??…鼻血??……』
10分後………
『あっ…へたれーなが起きましたよ!!W』
『もぅ……鼻血出して気絶とか……漫画じゃないんだから……』
今の状況がわからず、辺りを見回すれいな君。
『……あれ??…れーな何して……』
『さゆ達の裸見て気絶してたんですよ!!……ったく…えりの裸見ても気絶しなかったくせに……プンプン!!』
『まぁ…無事で何よりやよ……で、これから皆で初詣行くことにしたんだけど…れいな君も行くでしょ??』
『あ……うん…』
どうして女子はこ−ゆー事が好きなのかな、とあまり乗り気では無いれいな君ですが、
皆が楽しそうなので黙ってついて行く事にします。
『じゃぁ…れいな君も着替えるのだ……あっ……パンツ借りたんだけど…良い??///』
『あ///………べ、別にいいっちゃん///……』
『もぉ!!そんなんいいから早く着替えてよ!!』
『わかったっちゃん………いてて…たんこぶできとぉ……』
結局着替えるのも面倒臭かったので、スウェットにそこら辺にあったコートを着て家を出ました。
雪で遊ぶ4人を横目に家のカギを閉めます。
『……混んでるかなぁ??………』
『まさかぁ……あのオンボロ神社に人なんてそうそう来ないでしょ…W』
『こらっ!! えり!! バチが当たるのだ!!』
『でも…確かにあそこの神社に人いるの見たことないやよ……』
『…でも逆にそーゆートコの神様って…お参りされる事少ないからお参りした人には優しくしてくれそーなの♪W』
和気あいあいと雪が溶けきっていない道を歩いて行きます。
4人の女の子に1人の男の子が囲まれてるという、不思議な集団ですが、
れいな君が女の子に見えたのか、すれ違う人は誰も変な目で見てきません。
やっぱりれーなはえり達の妹だと思われてるのかなぁ??W
などといじられて、怒り出すれいな君ですが、どこか幸せそうな顔をしています。
ようやく神社へたどり着きますが、石段を上る途中雪で滑り、れいな君が転びそうになります。
バッと皆で支え、れいな君は4人の美女に上から覗きこまれます。
『…あ、ありがと///…』
『『『『どーいたしまして♪』』』』
皆の笑顔にポッと赤くなるれいな君。
皆からの愛を感じて心がほっこりします。
『……やっと着いたね…』
『結構遠かったのだ…』
『さぁ…皆でお参りしましょー!!』
『あっ……れーなお金忘れた……』
『もう……しっかりしてよ……仕方ないなぁ…はい5円!! ご縁があるよーに!!W』
『………………れーな…ご縁なんていらん……今のままで十分ったい///……』
『キュン///………そうですね………じゃぁ奮発して10円にしよっか!?///』
『10円で奮発って……まぁどーせだから…さゆみも10円にしよっと///…』
『じゃぁあーしも///…』
『…私も///…』
口には出さないものの、皆気持ちは同じみたいで、れいな君に習って10円を取り出します。
『…ここは今年の主役、さゆみが鈴を鳴らすの!!』
『なんでさゆが主役なのだ??』
『さゆは兎より可愛いやよ♪W』
『ありがとぉ愛ちゃん!!!』
『はいはいっ……2礼2拍手1れいな!!』
『【な】はいらんって!!………』
(((((いつまでもこの5人でいられますよーに…)))))
『…………れ−な何てお願いした??』
『言ったら叶わなくなるけん///……』
『…がきサンは??』
『私も言わないのだ///…』
『…愛ちゃんは??』
『あーしも内緒///…』
『…さゆ??言いなさい??W』
『…えりのドSとれ−なのドMが治りますよーにって♪W』
『ちょっ…そんなん神様に願わないでよ!!…れーなはドMのまんまが可愛いんだから♪W』
『……えりのドSが治りますよーに…』
『ちょっ れーなまで!!』
『アハハハW…これから皆どーするやよ??』
『うーん……何もすること無いの………暇なの……』
『何言ってんの!?…新年会もするんでしょ!?』
『そーだったのだ…』
『ついでにもう一泊しよう!!…良いよね!?…れーな!?』
『れーなは良いけど…』
『決まりぃ!!W』
『でも着替えがないやよ…』
『着替えなんて洗濯すりゃいいですよ!!W』
『それにパンツだったらいくらでもあるの♪W』
『ちょ さゆぅ…///』
『じゃぁ泊まらせていただくのだ!!』
『じゃぁ皆でパンイチで新年会だぁ!!W』
『パンイチでする必要は無いがし!!///』
(…パンイチ///……)
来た道をまた和気あいあいと帰っていく5人。
笑い声と笑顔は絶える事ありません。
神様への願いが届いたのでしょーかね??W
いや…もしかしたら、5人の心の片隅にあった願いが先に叶うかもしれませんね♪
(((((初夢が正夢になりますよーに)))))
おわり
『ビクッ………さゆ??…お、おはよー……』
『はぁ……良く眠れたけど……なんか頭がクラクラするの……風邪かn、きゃっ!!』
『どーしたと??』
『絨毯ビチョビチョのまんまだったの……』
『さゆ……ソファも拭いといてね……///』
『…れーなが拭いてよ…さゆみまだ眠い……』
『自分のやろ!!///………だいたいれーなはあれ始末せな……///』
そう言って庭を指差します。
『……そうね………お部屋はさゆみに任せるの……』
朝の寒さがキツイ庭に出て、ホースで水を撒いて雪をとかしていきます。
(さっきの会話………どっかで聞いたことあったよーな……
…もしかして正夢??……ってことはこれから///……)
有らぬ妄想にふけって、1人ドキドキするれいな君。
ホースから飛び散ってる水が、夢の中で飛び散ったオシッコと重なります。
(…これはきっと神様のお導きったい!!W)
その頃、暖房の効ききっていない部屋ではさゆみんが絨毯を拭いています。
『……寒っ………てか…さっきのやりとりどっかで……
…もしかして正夢??……じゃぁこれから///……』
『『おはよーさゆ』』
『ビクッ……あっ……おはよーございますなの…』
愛ちゃんとがきサンが一緒に起きてきますが、夢の時とは違い、なんだかスッキリした顔です。
『…良く眠れました??』
『うん……まぁね』
『でもあーしずっと夢見てたみたい………眠りが浅いと夢見るって聞いたことあるやよ……』
『あっ……私もずっと夢見てたのだ…///』
何故か頬を赤らめるがきサンをさゆみんが不思議に思います。
『…それって初夢になるわけですよね??……』
『……そ、そーなるのだ///…』
(何赤くなってるんだろう………エッチな夢でも見たのかな??……
…でも…さゆみの夢の方がエッチな自信があるの!!…)
『あれ??……れーな君は??……和室にもいなかったがし……』
『あっ……れーなは…今ちょっと……』
その時リビングのドアが開いてれいな君が入ってきます。
『あっ、愛ちゃんがきサンおはよ−』
『れいな君??…どこ行ってたの??』
『あっ……ちょっと……(ここはうまくはぐらかしといた方がいいっちゃんね…)…
……そ、早朝ランニングに……』
『へ??』
『(嘘下手過ぎ……)……まぁ…さっさとえり起こして朝ご飯食べましょ−』
女の子3人で朝ご飯を作ってる間に、れいな君がえりちゃんを起こしにいきます。
『えりー…朝やって…』
『えりが1番丁寧に洗ってあげたんです……よ??………って…あれ??』
『何寝ぼけとるん??……皆で朝ご飯作っとるから、えりも早く起きて手伝わな…』
『…あ……うん……(おかしいなぁ……夢だったのかなぁ……)……れーなぁ…あけおめエッチってしたっけ??』
『な、何言っとるん!?///……そんなのするわけなか!!///……(やっぱり正夢!?///)』
『…うーん……ま、いっか……後でたっぷりしよーね??W』
『そ、そんなんいいけん早く顔洗ってくると!!///』
『はいはい……』
5人揃って、おせちはないものの、正月らしくお餅を食べます。
『ホントはお雑煮も作りたかったんだけど…お蕎麦も食べるの忘れてたし……バランス悪いけど我慢してね。』
『美味し−からなんでもいいっちゃん♪』
『普段お米食べないのにお餅は食べるんやね??』
『お餅うまか♪♪』
『あっ…そーだ…一応…お風呂沸かしてあるんだけど……』
『よくやったさゆ!! ご飯食べたら皆で入ろう!!』
『『『『み、みんなで!?///』』』』
えりちゃんの提案に皆心臓がバクバクします。
そして脳裏に微かな記憶が浮かび上がります。
『もちろん!!W…れーなも一緒に入る??W』
『…う………///』
皆を見ると顔を赤らめてそっぽを向いています。
『…れ、れーなは………………入んなくていいっちゃん///……』
『えぇ!? れーなつまんな−い!!……このへたれーな!!』
『へたれーなってゆーなぁ!!///』
その後、平和に時が流れ女の子は皆でお風呂に入っています。
今のうちに布団を片付けておこうと、皆の布団を畳んでいきます。
そこには当然シミは無く、ちょっと残念なれいな君。
『やっぱり正夢やなかったんやね………てか一緒に入るって言えば良かったっちゃん///
………あぁ!!…へたれーなぁ!!!』
ボスッと布団に倒れ込むれいな君。
布団から漂う女の子の匂いにしばらく酔いしれます。
(同じ石鹸使ってるはずなのに、どーしてこんな匂いが違うんやろ………)
お風呂場から聞こえる笑い声を身に纏い、朝日の差し込む和室でぼーっとします。
色々あったものの、楽しい年越しだったなぁ、と振り返り、
今日は皆自分の家に帰ってしまうんやね…、と思い少し寂しくなります。
『皆と一緒に暮らせたらなぁ………』
そんなことを思いながら、冷え切った指先をさすり、布団を片付ける作業にもどります。
布団を片付け終わると、ちょうどお風呂から上がって来たみたいで、黄色い声が大きくなります。
『あぁ良いお湯だった…って、はぁ……またこれ着なきゃいけないのか……』
『………パンツくらいは変えたいね…』
『…まぁ…仕方ないでしょ……って、愛ちゃんとがきサンそんなパンツ履いてたっけ!?……』
『あぁ!!///……これは///……』
『えり??…パンツだったられーなに借りればいいの!!』
『あっ…そーだね!! ナイスさゆ!!W』
そう言うとガラッと脱衣所の扉を開け、スッポンポンで廊下へ飛び出します。
『きゃっ///……いきなり開けないでよ…』
素っ裸のまま廊下を渡り、和室の扉を開けます。
『あっ…れーな…パンツ貸してもらうから♪W』
『えり!?///……なんで裸///……って待って!!…貸すなんて一言も…』
プルプル震えるえりちゃんのお尻を追ってれいな君も廊下へ出ます。
追いかけながらチラッと横を見ると…
『きゃぁ!!///…見ないで!!///』
全裸で立ち尽くしてる3人の美女が目に入り、足を止めてしまいます。
『…ま、正夢!?///……おっぱいが6つ……おっぱいが6つ…………バタン!!』
『………れ、れーな!?///…大丈夫??……きゃっ!!血!?……あれ??…鼻血??……』
10分後………
『あっ…へたれーなが起きましたよ!!W』
『もぅ……鼻血出して気絶とか……漫画じゃないんだから……』
今の状況がわからず、辺りを見回すれいな君。
『……あれ??…れーな何して……』
『さゆ達の裸見て気絶してたんですよ!!……ったく…えりの裸見ても気絶しなかったくせに……プンプン!!』
『まぁ…無事で何よりやよ……で、これから皆で初詣行くことにしたんだけど…れいな君も行くでしょ??』
『あ……うん…』
どうして女子はこ−ゆー事が好きなのかな、とあまり乗り気では無いれいな君ですが、
皆が楽しそうなので黙ってついて行く事にします。
『じゃぁ…れいな君も着替えるのだ……あっ……パンツ借りたんだけど…良い??///』
『あ///………べ、別にいいっちゃん///……』
『もぉ!!そんなんいいから早く着替えてよ!!』
『わかったっちゃん………いてて…たんこぶできとぉ……』
結局着替えるのも面倒臭かったので、スウェットにそこら辺にあったコートを着て家を出ました。
雪で遊ぶ4人を横目に家のカギを閉めます。
『……混んでるかなぁ??………』
『まさかぁ……あのオンボロ神社に人なんてそうそう来ないでしょ…W』
『こらっ!! えり!! バチが当たるのだ!!』
『でも…確かにあそこの神社に人いるの見たことないやよ……』
『…でも逆にそーゆートコの神様って…お参りされる事少ないからお参りした人には優しくしてくれそーなの♪W』
和気あいあいと雪が溶けきっていない道を歩いて行きます。
4人の女の子に1人の男の子が囲まれてるという、不思議な集団ですが、
れいな君が女の子に見えたのか、すれ違う人は誰も変な目で見てきません。
やっぱりれーなはえり達の妹だと思われてるのかなぁ??W
などといじられて、怒り出すれいな君ですが、どこか幸せそうな顔をしています。
ようやく神社へたどり着きますが、石段を上る途中雪で滑り、れいな君が転びそうになります。
バッと皆で支え、れいな君は4人の美女に上から覗きこまれます。
『…あ、ありがと///…』
『『『『どーいたしまして♪』』』』
皆の笑顔にポッと赤くなるれいな君。
皆からの愛を感じて心がほっこりします。
『……やっと着いたね…』
『結構遠かったのだ…』
『さぁ…皆でお参りしましょー!!』
『あっ……れーなお金忘れた……』
『もう……しっかりしてよ……仕方ないなぁ…はい5円!! ご縁があるよーに!!W』
『………………れーな…ご縁なんていらん……今のままで十分ったい///……』
『キュン///………そうですね………じゃぁ奮発して10円にしよっか!?///』
『10円で奮発って……まぁどーせだから…さゆみも10円にしよっと///…』
『じゃぁあーしも///…』
『…私も///…』
口には出さないものの、皆気持ちは同じみたいで、れいな君に習って10円を取り出します。
『…ここは今年の主役、さゆみが鈴を鳴らすの!!』
『なんでさゆが主役なのだ??』
『さゆは兎より可愛いやよ♪W』
『ありがとぉ愛ちゃん!!!』
『はいはいっ……2礼2拍手1れいな!!』
『【な】はいらんって!!………』
(((((いつまでもこの5人でいられますよーに…)))))
『…………れ−な何てお願いした??』
『言ったら叶わなくなるけん///……』
『…がきサンは??』
『私も言わないのだ///…』
『…愛ちゃんは??』
『あーしも内緒///…』
『…さゆ??言いなさい??W』
『…えりのドSとれ−なのドMが治りますよーにって♪W』
『ちょっ…そんなん神様に願わないでよ!!…れーなはドMのまんまが可愛いんだから♪W』
『……えりのドSが治りますよーに…』
『ちょっ れーなまで!!』
『アハハハW…これから皆どーするやよ??』
『うーん……何もすること無いの………暇なの……』
『何言ってんの!?…新年会もするんでしょ!?』
『そーだったのだ…』
『ついでにもう一泊しよう!!…良いよね!?…れーな!?』
『れーなは良いけど…』
『決まりぃ!!W』
『でも着替えがないやよ…』
『着替えなんて洗濯すりゃいいですよ!!W』
『それにパンツだったらいくらでもあるの♪W』
『ちょ さゆぅ…///』
『じゃぁ泊まらせていただくのだ!!』
『じゃぁ皆でパンイチで新年会だぁ!!W』
『パンイチでする必要は無いがし!!///』
(…パンイチ///……)
来た道をまた和気あいあいと帰っていく5人。
笑い声と笑顔は絶える事ありません。
神様への願いが届いたのでしょーかね??W
いや…もしかしたら、5人の心の片隅にあった願いが先に叶うかもしれませんね♪
(((((初夢が正夢になりますよーに)))))
おわり
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