いつものように絵里先生のおうちにお泊まりしたれいな

「れーな!wもう8時過ぎだよ。遅刻しちゃうよ?」
「んん…別によかやん」

そう言って枕に顔をうずめた

「良くない…起きて?」
「今日はいかない。眠たか」
「だーめ!」

れーなを揺さぶって無理矢理起こす

「もぉ…せんせーうるさか…」
「絵里、これでも一応先生なんだからね?サボりは許しませんよ?」

いつもよりしつこいっちゃん…
そこで3時間目に家庭科の授業があったことを思い出したれいな
絵里をからかうようにいった」

「わかったわかったw家庭科の授業にはちゃんといくっちゃんw」
「もぉ!w」

ちゅっとれいなにキスをして絵里は学校に向かう


ホームルームが始まる前に自席で仕事をするふりをしてなまけていたら
なぜか保健室の三好先生が職員室にいて、声をかけられた

「おいっ」
「…なん?」

れいなの口調がうつり自分でもびっくりした

「今日来れるよね?」
「今日?あ!」

言われるまで忘れてた…
合コンに行く約束

「来てくれないと男女人数合わないんだからね?」
「うぇぇ。でもぉー絵里合コンはちょっとw」
「そろそろ恋人ほしいでしょ?チャンスじゃん」
「恋人」

…その言葉をきいて今朝のれいなの寝顔を思い出した

「とにかく!絶対きてね!こないと許さないからw」
「えええ。ちょっっ」

絵里の返事もきかずに立ち去ってしまった

「どーしよ…」

れいなには合コンにさそわれたことを話してない。

恋人だという約束はしていなくても
傷つく顔をみたくないから
あのヤンキー猫のすぐ拗ねるところもヘタレで繊細なところも絵里が一番わかっているから

仕事を終え、三好先生と店に向かった
すぐに合コンが始まった

「自己紹介します!」

男が自己紹介をし、みんなが盛り上がっていた
絵里はリアクションをとらず、だだ黙ってお酒を飲んでいた
きちゃった…
れーなには高校の仲良しのミニ同窓会と嘘をついた
れいなの顔を思い出し、さっきから上の空だった

「具合でも悪いんか?」

はっと我に返る
隣の男の子がさっきから生懸命話しかけてくれていたらしい

「あ。大丈夫です。ごめんなさい」
「あんまし話きいてなかったでしょ?w俺、愛だから。よろしくな」
「あ…よろしく」
「彼氏いるん?」
「いないよ」

愛という男は絵里を笑わせようとたくさん話しかけてくれる
でも絵里は、素直に笑えない
れいなへの罪悪感から笑う気分になれなかった
それでも最初よりうちとけ、愛と会話を楽しむようになった

そんなとき隣のテーブルに新たに客が案内されてきた
髪の毛を金髪やメッシュにした派手なグループだ
そのなかに何処かで聞いた事がある声がした

恐る恐るみてみると
…れいなだった

…れいな

「あれぇ?田中さん」
「三好先生?」

三好先生はれいなにきづいた
すっかり酔っ払っている三好先生

「なんしとーと?」
「れいなこそなにしてんのぉ?w」
「なにって、ごはん食べにきただけやけど」
「お酒は禁止だよ!w」
「酒なんか飲まんし…てか先生こそなに、合コンかいな?」
れいなは絵里に気付いていない逃げ出したくなった
「悪いー?あたしだけじゃないよ亀井先生もいるし!」
「亀井先生?…あっ」

…気づかれた

「あ…田中さん」

どうしていいかわからずとりあえず会釈する
二人の間に気まずい空気が流れた

「なんだよれいなせんこうかよwまだ学校なんかいってたのかよw」
「うるさいっちゃ」

不良との会話にもどるれいな

「亀井さん?」
「はいぃ」

ぼけっとしてると愛に話しかけられた
しばらく話していると、れいなが席をたった
…帰るみたい
一瞬目があうとすごく悲しそうな目をしていた


二次会を断り、早足で帰る。
後ろから足音がきこえた。
振り向くと、高橋くんがおいかけてきていた

「高橋くん」
「はあっ…亀井さん歩くのはやいのおっ…。家まで送らせてよ」
「でも、そんなの悪いよ」
「女の子ひとりで帰すわけにいかんよ。大丈夫なんもせんよ」笑ってそういった。

まあいいかと、一緒に帰ることにした。

「なあ、アドレス教えてくれん?」
「えっでもあたし…」
「そんな真剣に考えないで。俺、亀井さんのこと気に入って。これっきりにしたくないんよ。なっ。」

一生懸命に頼む高橋くんをことわれなかった。
家のちかくで、別れた。
高橋くんは嬉しそうに、メールするからと手を振った
ーれいな今日はきてくれないかな…
合鍵は渡してあるけれど。
部屋のドアの前に人影…
れいなだった。
部屋に入らないで、れいなが絵里を迎えてくれた。

「せんせー、おかえり」
「…ただいま」

れいなは切ないような怒ってるようないままでにないような顔をして
とにかくいつものヘタレなれいなとは違った。

「中にはいってたらよかったのに。風邪ひいちゃうよ?入ろ?」

玄関に上がる。
すると急にぐっと重さを感じる。
後ろかられいなが覆い被さってきたのだ。

「れいな?」
「せんせー。同窓会楽しかった?」
「いやその…」

覆い被さられているから表情はみれない。

「ばり楽しそうだったやん」
「れいな…ちょっと絵里の話きいてよ!あれはさそわれてしかたなく」
「しかたなく?それで浮気したん?」
「ちがうよぉ」
「なにがちがうん?帰り送ってもらっとったやん」
「…え」
「全部みてたとよ。仲良さそうやったやん」
「ちがうよぉ…そんな」

れいなは静かにきれていて、言い返せない空気だった。

「もう言い訳ききたくなか」

れいながぽつりとつぶやいた。

「ひゃっ」

いきなり視界が真っ白になる。そこでようやくおしたおされたことにきづいた。

「言い訳ききたくなか。れいながわからせてやるとよ」

そういうとちかくにあったタオルで両手を頭の上で縛られた。

「やあっれーなっ…」

そして絵里の上に跨がりアイマスクで目隠しをした

「れいな…?いや…」

視界は真っ暗

「やだっれーなっ…んっ」

れいなの舌が首筋を這う
いつもより敏感に感じる。

「やあっ…あっ、はぁ…」
「感じとお?」

耳元で囁かれる

「んあっ…はぁ…うん」
「つぎこっち…」

れいなの手が絵里の熱くなったそこに触れた

「やっ…あぁっ…」
「うわ。こんな格好でこんな感じとおとか…せんせーやらしいっちゃね?」
「やあぁっれいなぁっ…やだ」
「せんせーが悪いんだから…やだとかいうな」

そう。れいなのいうとおり絵里のせい。

「んぁっ…れーな…もう」
「イクと?」
「あんっ…イ…クっ…ふあっ」

急にアイマスクを取られた

「せんせー。ほかのやつなんか見んな」
「うん…」

静かな部屋で携帯がなった。
ディスプレイには「高橋くん」の文字。れいなはまた不機嫌な顔にもどる。

「せんせーこいつが好きなん?」
「だからちがうってばあ」
「そんなのわからんやん」

それからのれいなは激しかった。何回も何回もイカされて。何回も何回も問われる。

「れいなのこと本当に好き?」
「好き、だからあ…もうやめて…あぁん」

喘ぎながら答えるたびにれいなは指の動きを速める。

「はぁん…あ、あ、あぁぁあっ」
「またイっちゃったん?」
「ふぁ…はぁ…んっ」

笑って、キスをしてくる。夢中で応える。

「んぁ…もう手ほどいて…」
「ダメ。逃げるんやろ?」
「逃げないよ。あぁぁんっ」
「信じられん」

れいなをすべて受け止めたいから…好きだから耐えられる。
でも…きづくと絵里の目から涙が流れていった。

「…グス…はぁ…」
「せんせー?」

絵里が泣いてるのに気づいたれいなは口を離した

「せんせー…ごめん」
「れいな…」
「れいななんかおかしいっちゃ…せんせーのこと独り占めしたい…できれば誰にも会わせたくないし…もう自分でもわからん」

そういってれいなは涙をうかべた。

「もういやあ…」

絵里はその涙にキスをした

「ん…不安だったんでしょ?」
「…へ?」
「れいなのことなら何でもわかりますよ?」
「…絵里はれいなが好きだから」

目を見て、そういった
れいなは絵里に抱きついて泣き出した。
子供のようにわんわん泣く背中を優しく撫でる。

「せんせえ…好き」
「知ってますよ?」
「やっぱり?」
れいなはふにゃんといつもの笑顔をみせた。



先生の合コン編 おわり

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