休日の午後、今日もまた二人は生まれたままの姿で重なっていました。

「はぁっはぁっ…れーなっ…イクよぉ…!」
「あぁんっ…え、えりっ…えりぃ…えりぃっ…れーなもぉ…!」

いきなりですが、ラストスパートの正常位真っ最中。
下で仰向けになっているれいなの性器は天に向けられるようにM字で抱えられ、その上からかめい君が圧し掛かる。
まさに上から下へと叩きつけるような激しくも力強い変則正常位。
下のれいなは彼の体重とスプリングの効いたベッドの間で窮屈な体勢でサンドイッチ状態になっています。
その体勢はたしかに少し苦しいのですが、その窮屈さに彼の愛と本気を感じ、自動的に快感へと変換されるようです。

「れーなぁっ…イこっ…一緒にぃっ…ふあぁっ…はぁぁあぅっ!」
「いっしょ…いっしょにぃぃいいい…んんんうぅうむぅっ!!」
「ふうぅう…んふぅ!…うわぁぁあぅうっっっ!!」

愛の言葉を口と口とを合わせて叫び、混じり合わせながら二人は果てました。
叩きつけられるように出し入れされていたペニスは最後の一突きで強く、深く打ち付けられ、
サーモンピンクの小さな性器の入り口から奥底までを占領し、内部を容赦なく白く染め上げます。
さらにもう二突き、三突きとするたびに新しい子種がペニスを昇り胎内に放出される。
両者の止まらない痙攣、そして雷に打たれたように爪先までビリビリと突き抜ける快感。
その快感をもっと味わいたくて自然と腰が動くかめい君。
最奥までペニスをハメ込んだまま内部を上下左右にぐちゅぐちゅと音を立てて掻きまわすと、
思わずれいなの腰も動き出し、痛いぐらいにきゅうきゅうと締め付けてしまいます。
そして最後の一滴を放出し力尽きたかめい君はグッタリと力が抜け落ち、れいなの身体に倒れこみました。
れいなの方も彼の熱と重さを味わうように髪や背中を撫でながら意識を飛ばすのでした。


……
………



「はぁ、はぁ、はぁ…ふぅ…ふぅ……れーな?」
「んんぅ…?………ぇり……はぁっ、んぷっ…」

意識を取り戻し名を呼び合うと息が整う前に改めて唇を合わせます。
荒く熱い息が二人の間で何度も交換され、体内を熱くさせる。
息が落ち着くまでの間、二人は口付けを止めようとしません。

「はぁ…れーなだいすき…」
「ふふっ…れーなも…」

互いの唇同士を繋げていた唾液の糸がプツンと切れる。


「…ふぅ……どうだった?」
「…なにが」
「なにって…気持ちよかったかなぁって」
「…聞かんでも…わかっとぉやろ…?」
「ウヘヘw そうだね、ボクも同じぃ…w」
「…///」

赤く染まった頬をさらに赤くさせるれいな。
照れ隠しで目を合わせず、口を尖らせます。


「あのさ…」
「うん?」
「重いからそろそろ…」
「あっ、ごめんね?ごめん!」

果てた時のままの恥ずかしくも窮屈な姿勢に流石に疲れてきたれいな。
彼は謝りながら腕立てをするように素早く身体を起こしてくれたのですが、
彼のぬくもりが離れ、遠ざかっていくのが少し寂しかったりします。

「…ちょっと、苦しかった?」
「…うーん、ちょっとだけ、ね…」
「そっかぁ…」
「でも全然平気やったし…むしろ良かったかも…密着感とか…?」
「んへへw…ありがとw」

ツンデレが基本の彼女の素直な気持ちが聞けてかめい君の笑顔が弾けます。


「あ、こっちも早くしないとね…」
「あぁっ…うんっ…///」

こっち、とは繋がったまま二人の性器のこと。
奥深くに沈んだものをゆっくり引き抜いていくと互いの身体がまたピリピリしびれる。
そしてそれに引きずり出されるように白く泡立った愛の結晶がドロドロと姿を現します。
萎んでも十分大きな先端がちゅぽんっと引き抜かれると広がった穴は小さく元に戻り、
やがて収まりきらなかった子種が逆流し、シーツを汚しました。

「んふっw ごめんねれーな、今日も沢山しちゃったw」
「もぉ…いっつも言うとるやろぉ…」
「ごめぇん…」

脱力し動けないれいなに代わり枕元のティッシュで丁寧に拭き取るかめい君。
れいなが喋りお腹に力が入るたびに溢れてくるので何枚もティッシュを使います。
やっと拭き終わり隣に並ぶと何も言わなくても頭を少しだけ上げるれいな。
いつものようにその空間に腕を差し入れれば腕枕の完成です。

「でもれーなの中ってすんごく落ち着くんだもん」
「言い訳になってなか」
「でもでも本当の気持ちだよ?」
「…中だけ?」
「…ウヘヘw 外もぉw うぅん、全部ぅw」
「…もぉw」

いつものイチャイチャをしながら横を向き顔を合わせる二人。

「…ボク、早く結婚したい」
「…れーなも」
「…だから早くオトナになりたい」
「…うん」
「…絶対幸せにするk」


カチッ ブーン………ピタッ


ベッドの横の扇風機が止まる音が、かめい君の言葉を遮ります。
どうやら間違ってタイマーをつけていたようです。

「にひひw 最後まで言えんかったねw」
「あっ、くっそーw」
「扇風機止まった時の絵里の顔チョーウケたんやけどwww」
「ちょっw そんなとこ見ないでよwww」

今度はかめい君まで頬を赤くします。

「はぁ〜w ウケたぁw ……しかし…あれやね、暑くない?」
「うん…かなり暑い…」

節電のためクーラーは控えて扇風機を使っていたため、室温は30℃を超えていました。
二人とも行為に無我夢中で部屋の暑さに気が付かなかったようです。

「扇風機つけるっちゃん、うんしょ…」
「あぁいい、ボクが付けるから。」
「うん」

バスタオルを腰に巻き扇風機をつけるかめい君。
扇風機の優しい風が火照った身体をひんやりと冷ましてくれます。

「はい、れーなも」
「ありがと」

やっと身体が動かせるようになり起き上がったれいなの肩に、
お揃いの柄のバスタオルをかけてあげます。

「そうだ、れーなアイス食べる?」
「うん食べる」
「箱のしかないけど、バニラとチョコどっちがいい?」
「えっと…バニラかな。」
「バニラね。今取ってくるからw」

階段をトントンと音を立てて下りていくかめい君。
れいなは扇風機に当たりながら額から流れる汗をタオルで拭きます。
余談ですが元々はれいなは汗をかきにくい体質なのですが、
彼と付き合うようになってからは行為の時だけ大粒の汗をかくようになりました。
おかげで新陳代謝も良くなりお肌もぷるぷるになってたり…するのでしょうか?

(絵里には死んでもHのおかげとは言わんけどね!)

そうですよね、失礼しました。



「れーにゃーアイスだよぉーw はいバニラ、ボクはチョコw」
「ありがとーw」

差し出したのは四角柱型の棒状のバニラアイス。
食べやすいようにと袋から出して持ってくる辺りにさり気ない優しさを感じます。

「うぅーん!んまぁいw 安物だけど良い味してますよw」
「やっぱ夏はアイスやねぇ…」

ベッドの上から外の景色を眺めしみじみとアイスを口にするれいな。
まるで猫がミルクを飲む時のようにペロペロと舐めます。

「んへへw」
「なん?」
「ん、かわいいなーって」
「どこが?」
「いや、噛まないでぺろぺろする派なんだなぁと思ってねw」
「…なっ!…また変なこと考えとーやろ!」
「え、変なことって?」
「えっ…(違うの?)…そ、そのぉ…」

全くやましい気持ちなどなく猫みたいで可愛いなぁと思っていたかめい君。
いつも下ネタばかり言ってるのでれいなもついついそっちの方かと勘違いしてしまいました。
ただ、れいなの分かりやすい反応にかめい君はすぐにエロモードへ。

「その、なに?w れーなが思う変なことってなぁに?w」
「…いじわるっ!」
「もぉ恥ずかしがっちゃってw ホントえっちな子だなぁ〜w」
「うっさい、うっさい!…って、あっ」

ぺろぺろしながら怒っていたら溶けたアイスが顎を伝ってこぼれ、れいなの胸元にかかりました。
かかったアイスは体温で溶けて流れ出し、やがてれいなのツンと尖がった美乳へ。

「ほらー!絵里のせいやろぉ。ベタベタになるけん、ティッシュ…」
「待って、待って!ボクが綺麗にするからw」
「ん?…あっ!ちょっまっ…てぇって…あぁ…///」

こんなおいしい状況をかめい君が我慢できるわけもなく、
座っていたれいなを優しく押し倒し、白く汚れた胸を舌で舐め取っていきます。

「ちゅっ…むちゅっ…ぺろっ…」
「んっふぅ…あぁ…もう…きれいに…はぁん…なったやろぉ?」
「…まぁだw」

悪戯顔でそう言うとれいなが落としそうになっているバニラアイスを受け取り、
溶けそうなアイスをれいなの胸に塗っていきます。

「つめたっ…!」
「でもきもちいーでしょ?w」
「…よくないっ…はぁん…」

アイスを使っての胸への愛撫をやめないかめい君。
四角柱の側面で全体にアイスを伸ばしプルプルと形を変えるれいなのおっぱい。
アイスの尖った角で桃色の輪っかや突起を念入りに弄ると苺のように膨らみます。
小ぶりで可愛いれいなの胸は、今やケーキのスポンジのようです。

「んふっwおいしそw」
「くぅ…っ………ひゃぁんっ!」

その冷たさに感じてしまうれいなは目をつぶって疼きを押さえていたのですが、
不意打ちで右胸にも同じ冷たさを感じ声をあげてしまいました。

「いい声w…こっちはチョコ味だよ?w」
「はぁぁ…んもぉ……ぁんっ…」
「ねぇねぇ、前にもこんなことしたよねw」
「んあっ……おぼえとらんってぇ…」
「台所で生クリーム塗ってしたじゃんw あれ思いだしたw」

実は鮮明に覚えているのですがあえて忘れたフリのれいな。

「なつかしいなぁ…あっ、こぼれそう!ちゅっ…ちゅるるっ…」
「はぁんんっ!……はぁ、はぁ、はぁ…………もう、はやくぅ……えりぃ…」
「ん?全部舐めて欲しいの?w」

目を合わせたまま何も言わずコクコクと頷くれいな。
アイスを塗られるだけのジラしプレイに呼吸もあがり胸の先端もピンと主張しっぱなし。
もう身体が我慢できなくなってます。

「じゃあさ……(ゴニョゴニョ)……って言って?w」
「や、やだっそんな恥ずかしいっちゃん…///」
「いいからいいからw」

かめい君の恥ずかしいお願いを嫌がりますが早く刺激が欲しいれいなは、
諦めたように一つ溜息をつくと、出来るだけ平静を装って言葉にします。


「………れーなの……おっぱい…たべて?///」


「…ウヘヘw ありがとw」


数分前に離れた二人がまた一つに重なる。
心も身体も全てで愛し合う若い二人には、限界なんてあってないようなものなの。



暑っちぃ季節の熱っちぃカップル編 おわり

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