「ただいまー…」

鍵を開けると部屋の中はすでに暗くなっていた。
日付が変わる前に何とか家に帰れたが旦那と娘はもう寝ちゃっているみたい。
バーゲンセールで買った99%オフのバッグをソファーに投げ捨て、まずは家族の顔が見たい。
6連勤で疲れ果てて帰ってきた日には余計にね。

「ただいm…って、ちょっとれーな、起きて!風邪ひくよっ?」

寝室に入ってまず目に飛び込んで来たのはベビーベッドに持たれかかるように眠る旦那・れいな。
手にはガラガラと哺乳瓶を持ってる辺り、そうとう娘と格闘した様子。

「んあぁ?…あ、さゆぅ…おかえりぃ…んぅ〜〜〜」
「ちょっ、ちょっとぉ!」

いきなり寝ぼけたまま唇を尖らせ迫ってくる。年中発情期とはこのことか。
もちろん仕事で疲れて帰ってきた嫁としては拒否しますよ。

「…おかえりのチュウやろぉ?ちゅ〜〜〜」

ただ一度言いだすと聞かないのがれいなの悪い所。
エッチがしたいからって寝てる彼女の家にピッキングして侵入した病的レベルだし。
だからこういう時はさっさと終わらせるのが一番。
れいなの尖らせた唇にさゆみの唇を軽く合わせて、ただいまって心で思う。
それが通じたのか顔を離すと『おかえり〜w』っと、くしゃくしゃにした眩しい笑顔を向けてくる。

「…はい、早くベッド行って!」
「…へいへ〜い、おやすみぃ〜…」

そう言ってれいなは娘のベビーベッドからハイハイで移動して夫婦のダブルベッドに潜り込んだ。
ほんと、大きな赤ちゃんだこと…。
さて、今度は愛する我が子にご挨拶。

「優樹〜…ただいまぁ…お利口にしてたかなぁ?…」

起こさないように小声で。でもプニプニとしたほっぺにはどうしても触りたくて指でツンツン。
ちょっと違和感を感じたのか小さな手で頬を撫でてから、もう一度寝息を立て始めた。
お腹を痛めて産んだ娘の顔を見たら疲れなんて吹っ飛びそう…なんだけど現実はそう甘くない。
このまま寝ちゃうのもいいけど、ちゃんと疲れを取るためにお風呂に入ろう。そうしよう。



「あーあつい、あつい…」

火照った身体とドライヤーの熱が残った髪を扇風機で冷ます。
今日は旦那がお風呂掃除していてくれたので一番風呂を頂いた。
パートナーが潔癖気味だとズボラ気味のさゆみには色々便利。
湿った身体に薄ピンク色のバスタオルを巻いて冷蔵庫を開き、水だしの麦茶で喉を潤す。
グビグビと喉を鳴らして飲んで「ふぅー!」と溜息。お酒が得意でないさゆみにとって夏はこれに限る。

そのままソファーに座って日課のテレビの番組表と睨めっこをするさゆみ。
えっと…しゃべくり、しゃべくり…あった。予約録画っと…はい終わり。
本当はこのまま録り溜まってるドラマとか見たいんだけど今日はもう眠い。
明日から連休だしゆっくり見よう。いざ、テレビと扇風機を消して寝室へ。



何も悪い事してないのに忍び足で寝室を徘徊するさゆみ。れいなはともかく優樹を起こしたら大変だから。
出来るだけ音を立てないように、もう一度身体を拭いてバスタオルを洗濯物カゴに入れる。
そしたら姿見に自分の裸が写った。
カーテンの隙間から差し込む月明かりに照らされる、妊娠前と変わらない雪女みたいに白くて細い自分の身体。
ちょっとおっぱいのサイズは大きくなった気はするけど、大事な部分の…えっと、色とか形とかは綺麗なまま。
エロ旦那は、さゆは奇跡っちゃ!とか小躍りして喜んでたけど、これでも努力してるんだからね?
まぁ努力って言っても、なんたら財閥?の『産後も美しい身体でいられる薬(人体に無害)』をヘソクリで買っただけってのは内緒で。

なんて事を想いながら無意識にモデル立ちとかグラビアポーズつけてる自分に気付いて恥ずかしくなった。
誤魔化すように収納ボックスから可愛いだけで色気のカケラもないパンツを穿いて、歳の割りに子供すぎるパジャマを着る。
…こういうのが好きなんだからしょうがない。
さて、旦那の眠るベッドに潜る前に娘のいるベビーベッドをもう一度。

「…まさきぃ、おやすみぃ…」

娘の頭を優しく撫でて、小さな手の平に自分の小指を握らせる。あーやばい可愛い。
日に日に成長していくこの子をもっと抱きしめたいし遊びたい。
早くれいなのお給料上がらないかな。出来る事なら一日でも早く専業主婦になりたーい。
コンビニのバイトも楽しいから辞めたくはないんだけど、やっぱりちゃんとしたお休みが欲しい。

「ま、しょうがないけどね…」

お腹を冷やさないようにタオルケットを直してあげて今度こそ娘におやさゆみん。
幸せな時間を過ごして一つ大きなあくびをして、旦那の眠るダブルベッドに入る。
ちょっと狭いので横向きでこちらを向いて眠るれいなの身体を奥に押したら仰向けに倒れた。
妻としての経験上、れいなは一度本気で寝たらそうそう朝まで起きないので多少手荒に扱っても大丈夫。
広げさせた腕を枕にしてれいなに抱きつくように眠る。

「はぁ…」

仕事で疲れて帰って来て、ベッドの上でれいなに密着するこの時が、帰ってきたなぁって実感する時。
なんだろう?れいなの体温とか匂いとか?とにかくすんごく安心する。幸せ。
この前テレビで結婚相手は体臭で決めろ!なんて言ってたけど、
さゆみが好きになった人が男臭い苦手なタイプじゃなくて本当に良かったw

「んうぅ…」

バサッ

「もぉ…」

さゆみが抱きついたせいで暑いのか、れいながタオルケットを足元に蹴飛ばした。
殴られたり蹴られたりするような物理的な物には強いれいなだけど結構病弱。
ポリネシアに居た頃はそんなでもなかったらしいんだけど日本に帰ってきてから変わったらしい。
お腹を冷やして朝トイレで下しても知らないよ?なんて思いつつかけてあげる。
さっきは娘に今度は旦那に。似たもの親子だねホント。

そしてタオルケットを持ってお腹にかけようとしたらとしたら何かに手が触れた。

「ん?………アホっ」

さゆみの手に触れたのはパンツの中でガチガチに硬く肥大化しているれいなのアソコだった。
男の人の身体ってどういう仕組みになっているのか分からない。
だって寝てるんでしょ?意識ないんでしょ?朝勃ち?ってか深夜だし…謎なの。
でもそこに触れた時、れいなの身体はビクッとなった。ふ〜ん、気持ちいいんだ。
タオルケットをめくって、デコピンの要領で先っぽを弾いてみる。

「…はぁっ!……ふぅ………zzz」

やっぱり感じてるみたい。何だかそれが楽しくて何度もピシピシ弾いちゃうw
気持ちいいのか痛いのか、どちらとも言えない表情を浮かべるれいな。
いつもベッドでれいなに好き放題されてるさゆみの仕返しだ。

「…ひゃっ!…にゃっ!…はうっ!」

猫みたいに可愛い喘ぎ声にニヤついてら余計にアソコが大きくなった気がするんだけど。
なに、れいなって意外にM?w なんかパンツの先っぽの部分の生地が濡れてるし。

「…まぁ、このままオアズケってのもいいかもね…w」

明日からはれいなも休み。どうせこっちが望む暇もなく求めて来るんだ。
そのためにも今は旦那を抱き枕代わりにして休養を…。

「さゆぅ…」
「…ん?」
「さゆぅ…」
「…なに?」
「…ぐぅ…」
「…寝言かよ」

「………とぉ…」

「…?」
「さゆ…好いとぉ…」
「…」
「…可愛かぁ…」
「…」
「…」
「…」
「…愛しとぉ…」

さゆみの耳元でれいなが甘ったるいセリフをこぼして来た。寝言で。
このアホはさゆみがそういうのに弱いって寝ていても覚えているんだろうか。
だめだめ、もう寝なきゃ。絶対寝なきゃ。絶対に…ね。



しかしそのまま眠れるはずもなく、気付けばさゆみはれいなのパンツに手をかけていた。

「ちょっとだけ、ね…?」

自分もなんだかんだでスキですなぁ〜なんて自虐的に笑ってから慎重にパンツを下ろして行く。
すると、風を切るように勢いよく現れた馬鹿デカいちんちんが、さゆみの目の前で大暴れ。
普段はシメジみたいに可愛いサイズなのに今じゃ…直立したアナコンダ?白ヘビ?
色とか形とかはネットで見た他の男のブツと比べる限り超綺麗なんだけど、
よくこんな凶器を当時処女だったさゆみに矛先を向けて来たもんだと思うわけで。

「…痛かったんだから。」

人差し指でペニスを倒してから、指を離すと起き上がりこぼしのようにブルンッと元の直立状態に戻る。

「ふふっw…そうとう溜まってるね、れーな…」

ここ数日お互いに仕事が忙しくてご無沙汰だった事を思い出すさゆみ。
嫁をオカズにする変態旦那の事だから、さゆみの写真とかで一人で処理してんだろうと思ったが、この勃ち具合どうやら違う。
もしかしてさゆみの事を待っていてくれたのかな?なんて思ったら複雑だけどちょっと嬉しくなる。
でもさっき歯磨いたばっかりだし…と妙に現実的な事を考えちゃったのでお口はナシで。
ベッドから降りて、パジャマのズボンとパンツを脱ぎ棄てて、枕の下をゴソゴソ。

「あった。…さすがに二人目は、まだ早いでしょ?」

袋を破ってショッキングピンクなゴムを取り出し、れいなの暴れん棒将軍に装着。
れいなの場合、毛が挟まる心配がないからこういう時は便利。

「よいしょっと…」

れいなの下腹部に跨ってから自分のアソコをチェック…自分でも引くぐらい準備万端。
そのまま中腰でれいなのペニスを掴み、ゆっくり自分の性器に触れさせていく。
ゴムがあるので粘膜同士のアノ感触を味わえないのは残念だけど、
それでもれいなの硬い先っぽとクリちゃんを擦り合わせるだけでビリビリと刺激が来て声が溢れる。
なんだか自分のヤラしいお汁をゴム付きのれいなにコーティングしてるみたいで恥ずかしい。

「あっ…あぁっ…」

気付けばさゆみのお汁でベトベトになっているれいなの分身。こっちも準部万端。
いよいよ挿れてみようと思う。上手くいくか分からないけど…。

「んっ……あぁっ………んんっ…」

少しずつ少しずつ。牛の歩みのようにさゆみの中に呑み込まれて行くれいな。
出産までしたのにさゆみのアソコの狭さは相変わらずで、れいなの馬鹿デカいブツはなかなか収まろうとしてくれない。
れいなの出っ張った部分がさゆみの弱い所をひっ掻くたびに、快感が身体を貫き痙攣を起こす。
どうやらあれだけの回数をシてきたのに、いつまで経ってもさゆみの中はれいなの形を覚えないらしい。
だかられいなは猿みたいに求めてくるのかな。困ったものなの。

「んんっ!………はぁぁ…はぁ…ふぅ…」

乱れた呼吸を整えながら、ヌチュッというエッチな音と共にれいなの全てを受けとめた。
お腹に手を当ててさゆみの中に収まったれいなを感じる。ビクビクと脈打ってる気がする。
何だかそれがたまらなく幸せで、心がトクトクと満たされて行くのが分かる。
好きな人と身体で繋がって、心も一つになって…やっぱさゆみエッチが好きかも。

「れー、なぁ……ぁっ…あぁっ…ああんっ…」

余韻に浸る暇もなくさゆみの腰は小刻みに動き始めてしまう。
身体を前に傾け浅めに出し入れするとGスポットとかいう所にれいなの出っ張りが擦れてヤバイ。
いよいよ気持ち良くなってきたのか全身からドッと汗が噴き出してきた。
もうパジャマが汗を吸って気持ち悪いのでその辺に脱ぎ捨てちゃって、ついでにれいなの着ている派手なTシャツもめくってしまう。
月夜に浮かぶさゆみとれいなの白い肌。その肌と肌をぴったりと重ね合わせていく。
ひんやりスベスベのれいなの身体は熱く火照ったさゆみにはとても気持ち良く、
時折さゆみの乳首とれいなの乳首が擦れ、甘い声が口からこぼれる。

「…ぁっ…れーなぁっ…あぁんっ…」

もう我慢できない。起きてもいい。夜這いだなんて馬鹿にされてもいい。
すでに脳もアソコもれいなに支配されたさゆみは、お構いなしに唇を奪って舌を絡ませてしまった。
そして荒い呼吸とヌチャヌチャとした性器の擦れる卑猥な音が寝室に響き、さゆみを耳から刺激する。
さらにれいなのペニスはさゆみの中を持っていきそうな程に硬さと大きさを増していた。
なのにさゆみの腰はより激しくなる一方で、パチンパチンとお尻をれいなの下腹部にぶつけてしまう。
あまり騎乗位ってものをシた事がなかったけれど、自分で動く分だけ制御が効かない。止められない。

「……あぁんっ!……やぁんっ!」

……パンッ!……パンッ!

一旦れいなのペニスが顔を出しそうなほど引き抜いてから、さゆみの奥めがけて一気に叩きつける。
それがれいなが見つけてくれたさゆみの弱点。大きすぎるれいなのだから当たるさゆみの奥の奥。
2年ぐらい前までオナニーもまともにシた事がなかった自分に、まさかそんな場所があるなんて夢にも思わなかった。
でも今じゃ寝てる旦那のペニスを無断で借りて、自分でその場所を責め立ててる。
それもこれも全部れいなのせい。さゆみはこんなにエッチな子じゃなかったんだから。

「ああぁっ!ぅああっ!お、おかしく…なるぅ…!」

潤滑油の役割を果たしていたさゆみのお汁が白く泡立って、れいなのタマタマまで流れてる。
もう声なんて抑えられない、優樹お願いだから起きないで。もうスグだから、もう少しだけ。
そんな事考えながらもさゆみとれいなのピストン運動は煙が出るんじゃないかというほど早くなる。

「あっ、あっ、だ、だめえっ!んああっ…!」

れいなの先っぽが当たる。さゆみの一番弱い所に容赦なく。ゴツゴツって。
唇を離してれいなの顔を見たら、眠りながらも眉をひそめて苦しそう。あぁれいなも限界なんだ。
どうせなら一緒にイキたい。れいなと、大好きな人と一緒に。

「あぁああんっ!あっ!あっ!イクっ…イクイクイクっ!」
「う゛っ…!」
「れーな!れーなっ!れーなぁっ!れーなぁあああっ!」
「くぅっ…!」

さゆみの中から脳まで雷に打たれたように痺れ、あらゆる神経を刺激された身体が過敏に反応する。
体内を巡ったまま収まる気配のない快感。そして絶頂。
さゆみはれいなの上でうずくまり、声にならない声をあげながらガタガタと身体を震わせていた。
そしてれいなを包むさゆみの中はギューギューと蠢き、限界までキツく締め上げると、
ペニスは今日一番の太さと硬さに変化し、さゆみを乗せたままビクンッビクンッと腰が跳ねた。



事を終え、やっと呼吸が整い手足が動くようになったさゆみ。
見ればれいなのちんちんは元通りのシメジサイズに戻っていて、さゆみの中から抜け出ていた。
手を伸ばして先っぽにかろうじて付いていたゴムを外してみるとズッシリと重い。
れいなの精液のせいでゴムが水風船ぐらいに膨らんでるけど、これは普通の量なのかな?
よくわかんないけど、まさに水風船の要領で結んでゴミ箱にポイ。
ティッシュでさゆみとれいなのアソコを拭いてから、再度れいなの隣にゴロンと転がり腕枕。

「ぐぅ…」

しかしよく起きないなぁ。ニブい奴だと学生の頃から思ってたけど想像以上。

「ハァ〜………んぁっ、ふぁ〜あぁだめだ…もう寝よ…」

大きな大きなあくびが出た。完璧睡魔がやってきた証拠。
今さゆみ全裸だけど全然身体動かないしこのまま寝ちゃってもいいよね?
多分朝起きた途端にれいなは迫ってくるだろうけどいいよね?
調子に乗るかられいなには言わないけど大好きな人とするエッチって本当に気持ちいいし、幸せだもん。

「…ちゅっ………おやさゆみん…」

れいなのほっぺに口付けてから、出来る限り密着してさゆみは目を閉じた。
明日も幸せな一日でありますように。





お疲れ嫁さゆの幸せな日常 おわり
 

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