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舟状骨骨折

【概念】

舟状骨骨折は、骨体部骨折・ショパール関節部骨折・結節部骨折の3種類に分類できる。骨体部骨折は、外傷時の直達もしくは介達外力により生じる。発生頻度としては、非常に稀であるが発症した時は重症であり、その他の2型骨折より疼痛は残存しやすい。また、ショパール関節部骨折は、内反により受傷しやすく距舟靱帯の張力により剥離骨折?を伴う。また、結節部骨折は外反により受傷しやすく、後脛骨筋の強力な牽引により剥離骨折を起こす。ショパール関節部骨折と結節部骨折は、足関節捻挫受傷時に合併しやすい。

【症状】

舟状骨部の局所圧痛があり、同部位に著明な腫脹がみられる。結節部骨折では、後脛骨筋の収縮・伸張により疼痛が発生する。ショパール関節部骨折では足関節内反により疼痛が生じる為、歩行によって疼痛が生じる場合もある。

【診断】

受傷機転を聴取し、舟状骨の結節部・ショパール関節構成部に著明な圧痛があれば、本疾患を疑う。足関節捻挫にて合併している場合は、捻挫損傷部だけに捉われやすい為、注意を要する。
また、X線撮影により同部位の背側・内側からの側写・斜位からの3方向にて撮影する。

【X線】

X線撮影により同部位の背側・内側からの側写・斜位からの3方向にて撮影する。
転位がなければ、判断に困る場合があるが、患者の主訴と照らし合わせながらX線を確認する。

【治療】

3種類の骨折に関わらず、足関節のギプス固定が8週前後は必要になる。結節部骨折で転位の強い場合では、後脛骨筋の収縮により転位してしまう場合もあり、軽度底屈・内反で固定する場合もある。
時に、体部骨折では強い転位を伴う場合があり、その場合は観血的整復を施行する。

【見解】

舟状骨は内側縦アーチを形成する重要な骨であるため、受傷後の長期間の固定や治癒遅延により内側縦アーチの低下がみられる場合がある。骨癒合が得られた後はインソールを挿入する症例もある。
2008年09月23日(火) 23:59:28 Modified by medireha_jiten




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