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有痛性外脛骨

【概念】

人体には副骨と呼ばれる骨(いわゆる過剰骨)がある。種子骨や外脛骨もその一つである。外脛骨は足舟状骨の内側存在する。外脛骨の存在と疼痛の発生は必ずしもイコールではなく、外脛骨が存在していても無痛の事もある。疼痛が発生する時は、ほとんどが舟状骨に付着する後脛骨筋のover useや足関節捻挫や打撲などの外傷が原因である事が多い。
発生頻度はスポーツを行う学童期の児童に多い。また、サッカーやラグビーなどの足関節内側をダイレクトに使用するスポーツや足関節外反を強いられる動きで発生する。疼痛発生初期は舟状骨滑液包炎が主になるが、末期になると外脛骨と舟状骨間の繊維性軟骨結合が損傷されて骨軟骨炎症が疼痛の要因となる。

【症状】

舟状骨内側の膨隆が見られ、同部位の局所的な圧痛が存在する。骨膨隆自体は問題ではなく、後脛骨筋の過度な収縮やサッカーのインサイドキックのような足関節内側への直達外力による骨炎症が疼痛を発生させる。日常生活はほとんど問題なく過ごすことが出来る。しかし、骨炎症が重度の場合(骨軟骨損傷)は歩行も困難になることがある。


【診断】

X線撮影により診断は容易である。背側からのX線上に舟状骨内側の外脛骨の存在を確認できる。


【治療】

疼痛が強い場合は、1〜3週間程度運動を中止させ、疼痛軽減の経過を見る。大体は自然治癒することが多いが、偏平足や回内足の足部のアライメント不良やインサイドキックなどによる患部への繰り返される直達外力で疼痛が軽減しない症例も多い。消炎鎮痛剤や非ステロイド注射を行う場合もあるが、運動完全中止から8〜12週過ぎても鎮痛効果が得られない場合は、手術的治療の適応となる。

外脛骨摘出術
外脛骨が比較的小さい場合、当術が適応となる。

舟状骨部分切除術
外脛骨が舟状骨と骨癒合して突起状になって膨隆している場合には、第1楔上骨と距骨を結ぶ線まで舟状骨を切除する。

【私的治療】

有痛性外脛骨の重軽傷に限らず、易捻挫性足関節や偏平足などの機能不良足が認められる場合はインソールの適応であると考える。内側縦アーチの支持は足部過回内を制限する。また、後足部の内反は後脛骨筋の過収縮を抑えることができる。インソールは足部の形状に合わせての作製のみならず、易捻挫性足関節や偏平足の根本となる原因にもアプローチができ、有効であるため臨床現場ではよく利用する。

【私的見解】

副骨は全人類に存在するわけではなく、10〜20%の存在率と報告がある。
2007年10月06日(土) 20:09:47 Modified by mediwiki_sikkan




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