この作品もエロいです。姉妹二人とも圭祐のことが好きだという設定ですから、姉妹から誘われてそれぞれ処女をもらってしまう。うーん、なんて超(幸せ)展開なんだ!
あとは、姉妹二人にこれでもか、これでもかとエッチなことを・・・
最後は、3Pになだれ込むのですが、やはり3Pの前には、圭祐の鬼畜な一言。
「僕の願いを聞いてくれたら、イかせてあげる。」
「な、なに。」
「まどか姉さんと三人でやりたい」
これを少なくとも一人の女性に納得させないと3Pなどできません。
鬼畜だとののしるのもよし、自分もやってみたいと思うのもよし。
でも、せっかくだから、この本を読むときぐらいは、鬼畜=男の甲斐性とでも思って、エロを楽しんでみませんか?
この作品は、姉のまどかが歌人(短歌を詠む人)であることがエッセンスになっています。
エッチのあいまあいまに、短歌が詠まれていて、それが物語の進行に関係しています。
新しいチャレンジだと思いました。
「妹の恋にふるえるまなざしを守って妬んで妬んで、守ろう」
妹と圭祐が相思相愛になって、自分の恋心を封印しようとして詠った歌です。
結局、圭祐の鬼畜ぶりが全てを圧倒するのですが・・・
さて、最後になりましたが、作品にあわせて「めたぼdeぽん」もここで一首
「紺青の夜空に光る希望の矢今こそ絞れ若月の弓」
おそまつでした。(全くひねりなしw 短歌って難しい^^;)
追記
この作品は、いわゆる「誘惑もの」といわれる作品になります。
主人公は、誘惑されるわけですから、最初はやや頼りなげな行動をとっています。そこで誘惑されて主人公も初体験をする。そして自分の行為で感じている相手(女性)をみて、自信を持ち始める。
そんな展開なんですが、そこでこんな思いが書かれていたり・・・
「僕、大人になったんだ。すごいな。」(P.67)
これまでも、
銀盤プリンセス 生意気なMドレイ、
お姉さんはサンタクロース!などでヒロインが誘惑する展開の作品もあったのですが、主人公の自信の表れはストーリーの中で匂わせるようにしているだけで、このように明確には書いてはいませんでした。
この作品以降、「わかつきひかる」さんは、主人公の少年が自信をつけていく様を明確に書くことが多くなります。それが「子宮頸管粘液」「キュンキュン」と並ぶ「わかつきひかる」さんの特長のひとつといえると思うのですが、この作品がまさしくその初めての作品と言えます。