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暴君と暴姫

スレ番号 タイトル カップング 作者名備考 レス
避2暴君と暴姫ディアブロス♂×ディアブロス♀名無しさん非擬人化278〜280

※作者様へ
文頭における半角スペース(空白)ですが、そのままコピペすると
枠線
が出てしまいますので、全角へと変更させていただきました。
コピペが定石ではございますが、見易さを優先させていただくことをご容赦ください。

ご意見がございましたら、トップページのコメント欄にご一報ください。

暴君と暴姫


「…ったく、ふざけんなよ」 
 夜の砂漠でこう呟いたのは、砂漠の暴君ディアブロスである。その視線の先には、食い荒らされたサボテンの跡が残っていた。
 このところ彼は不機嫌であった。というのも、最近自分の縄張りのサボテンが何者かによって悉く喰らい尽くされているのだ。
 そのため連日空腹に苛まれ、何をしても何を見てもイライラが治まらない。普段は気にも留めないデルクスの群れも、視界を横切っただけで尻尾を叩きつけたくなる。…いや、実際に叩きつけ、そして角で串刺しにしている。そのせいで、彼の双角は薄い血の色に染まっていた。
 一応彼なりに犯人を調べてはみた。そして、サボテンの食べられ方や群生地の横にある下から突き上げられたような砂の跡から、犯人がどんな者なのかも大体の検討はついていた。
 自分と同じ種族―――すなわち、角竜である。
 しかし肝心の犯行現場を中々押さえられない。どうやら縄張りへの侵入者は夜間に行動しているらしかった。ディアブロスはいつも夜はすぐに寝ているが、最近は空腹も手伝って不眠が続いている。それが余計にイライラに拍車を掛けており、『どうせ眠れないなら』と、現在月の灯りだけを頼りに縄張りを巡っていたのだ。
 …とはいっても、そう簡単に犯人は見つからない。2、3時間ほど探して見たが、いたのは彼が貫いたデルクスの死骸くらいだった。
「仕方ねえ…。水でも飲みに行くか」
 歩き回って疲れた彼は、一旦捜索を諦めて水飲み場へ赴くことにした。

 砂の中を突き進み、ディアブロスは小さなオアシスにたどり着いた。そしてゆっくりと地上へ這い出ると…、
「…?」
 どうやら先客がいたようだ。こちらの気配を察知したのか、水を飲んでいた『先客』はこちらを振り向き、鋭い眼光を向けた。
 目についたのは二本の角―――そう、先客は紛れもない角竜であった。
「お前か、俺のとこのサボテンを喰ってやがったのは」
 ディアブロスは開口一番に問う。
「…へえ、あなたがここの主なの」
 相手が返事を返す。声音からして、どうやらメスらしかった。
「弱そうな竜が餌場を牛耳ってるって聞いて来たんだけど」
「何だと…?」
「白昼堂々と入ってきても、全く気付かないもんねぇ。気付いてても逃げてたんじゃないの?」
 相手はこちらを煽り立ててくる。どうやら喧嘩を売りに来たらしい。
「てめえ…。ちと言葉が過ぎるんじゃねえか」
 元々気性の荒いディアブロスは、不眠と空腹によって更に苛立っている。このときの彼は、些細な悪口でも激昂するほどに荒ぶっていた。
「え?何?やるの、私と?止めといた方がいいよ」
「上等だァ!お前のその角、へし折ってやらぁ!」
「ふーん、そう…。じゃあ」
と、彼女は体勢を低くすると、

「後悔するなよ」

瞬間、地に亀裂が入らんばかりに踏み締め、砂を巻き上げ突進してきた。

 ディアブロスも角を構えて突っ走った。それから一瞬の後、超重量と超重量がぶつかる轟音が大気を揺らす。 
 そしてほんの数秒の鍔迫り合いが起こり、
「ぐあっ!」
それに負けたのは縄張りの主のディアブロスの方だった。十数日間の飢餓と不眠に蝕まれた躰では、十分な力を発揮できなかったのだ。
「その程度っ!?」
体勢を崩したディアブロスに、彼女は全体量を乗せたタックルを浴びせかける。まともに喰らった彼は、自身の身の丈の2倍ほど吹っ飛んだ。
 ディアブロスは直ぐに躰を起こすことができず、咄嗟に頭だけを持ち上げた。すると、視界の左から塊が飛んでくるのが見えた。直ぐ様もたげた頭を下げる。一瞬遅れて頭上を鉄塊のような尻尾が通り過ぎた。
「くっそ、力が出ねぇ…」
 いくら屈強な飛竜といえ、生きるためのサイクルから逸脱してはまともに闘えない。ディアブロスは奮戦し致命傷こそ負わないものの、徐々に追い詰められていく。
 やがては壁際まで追いやられ、逃げ場の無い絶対絶命の状況に陥ってしまった。
(まずい、このままじゃやられる…)
 ディアブロスはこの状況を打破する一手を得るために、瞬時に思考を巡らす。しかし、その間にも相手はゆっくりにじり寄ってくる。
「呆気ないわねぇ…。じゃ、さよなら」
 相手はもはや勝ったと思っているのか、決め台詞のような言葉を残してゆっくりと飛び掛かる準備をした。
 後ろには岩の壁。前には今にも突撃せんばかりの敵。そして相手が止めを刺しにこちらに突撃した瞬間、
(そうだ…!)
ある一手を思いつき、わざと脚を滑らせ体勢を崩した。
「えっ…」
 突然の挙動に直ぐ様対応しようとする相手のディアブロスだったが、全力で飛び掛かった為にその勢いを止められず、硬いものを貫く轟音と共に嫌と言うほど岩盤に角を突き刺した。
「っく、抜けない…!」
 彼女は必死に抜こうとするが、角は岩盤の奥深くにまで飲み込まれており簡単には抜けない。こうなれば形勢は逆転、先はどまで追い詰められていた方のディアブロスは直ぐに起き上がり、尻尾を思い切り廻して脚払いをかけた。
 角を抜くために脚を踏ん張っていた彼女としてはたまったものではない。彼女の躰は一瞬宙に浮いた後、角が突き刺さったままの姿勢で地面を揺らしつつ突っ伏した。
 すかさずディアブロスは彼女の上からのし掛かる。動きを封じるためだ。彼女は束縛から逃れようど必死に躰を捩ったが、上からの圧力と抜けない角は如何ともし難い。やがては諦めたのか、もがくこともしなくなった。
「…参ったわ。私の負けよ、好きになさい」
 相手からの敗北宣言。ディアブロスは見事に勝利したのであった。
「手こずらせやがって…。さて、どう料理してやるか…」
 勝利の余韻に浸る間もなく彼は降伏させた敵の処遇を考える。この溜まった怒りを解消するには、角で突き刺し貫くか、尻尾で気が済むまで殴り付けるか…。

と、不意に彼の鼻を甘い匂いがくすぐる。自身の真下にいるメスのディアブロスから香ったものだった。
 メスからはオスを引き寄せるある種の匂いが発せられる。先の死闘では生死を争っていた為に、そのようなものには気づかなかったのだ。
(そういえばコイツ、メスだったな…)
そう思った瞬間、彼は下腹部から沸き上がる生物としての本能を感じた。そして、彼としては今最も相応しいと考える処遇を考え付いた。
「おい、ちょっと腰を上げろ」
 ディアブロスは自身の下のメスに命じる。
「えっ…?ええ…」
 彼女は戸惑いながらも言う通りにした。すると、尻尾の付け根の下の方に熱く太い何かが触れた。
 何を、と彼女が問おうとした瞬間、膣の入口に強引に先程の“何か”がねじ込まれた。
「えっ!?ちょっ、何…ッ!?」
 彼女の驚嘆の声も虚しく、ミチミチと肉が押し分けられる音が立てられ中に侵入してくる。いきなりの出来事に混乱する彼女の頭に、痛みと快楽の波が押し寄せた。
「あっ…!」
 甘く弱々しい声が上がる。彼女の膣の最深部に、オスの象徴たる剛直な性欲の塊が突き込まれたのだ。
「ぐあっ…!流石にキツ…っ」
 ディアブロスは呻きながらも腰を動かし始める。
 彼は十数日間の飢餓により、少なからず生命に危機が訪れていた。そうなると高まっていくのは生命を繋げる働き、即ち繁殖欲。それが今爆発し、溜まっていた苛立ちと共に発散させようとしているのだ。
「いっ…やっ、痛いッ、抜いてぇ…!」
 メスのディアブロスは悦を掻き消す激痛に堪えかね、喘ぎながら哀願する。しかし前には自身の角が刺さったままの岩盤、後ろからは押し込まれた一本の角。どこにも逃げ場は無かった。
 彼女の気持ちにはお構いなしに、尚も膣への執拗な責めは続く。一種の拷問を味わうような気分だったが、しばらくすると内から愛液が染み出し、肉を無理やり押す音に、ズリュ、ズチュッ、と水音が混じり始めた。
「はっ、強姦されてんのに感じてるのか」
「そんなっ、訳ッ…、いっ、あっ!」
 挑発に反論できる余裕は今の彼女には無い。それは痛みによるものではなく、快楽に支配されつつあるためである。
 彼女の頭は悦に水没し、ビリビリと痺れている。気持ちよくなること以外はもう考えられない。それを体現するかのように、肉棒が突き立てられる度に淫らな水が音を立てて溢れ、砂の上に落ちていく。
「あっ、んッ、んあッ、ああっ!」
 彼女の喘ぎ声は徐々に大きく、甘く、そして色を帯びていく。そのうち段々と感度が高まり、快楽の波は大きくなってきた。そしてそれは最高潮に達し、足腰はガクガクと震えていった。
 (イく…!)
そう彼女が感じた瞬間、
「っく、出る…!」
最深部に肉棒が思い切り叩きつけられた後、それが脈打ち熱い液体をぶちまけた。
「あああああッ…ぁッ!」
彼女の膣は肉棒の出す液体を一滴残らず絞り取らんと締め付け、全てを飲み込む。彼女の躰は陸に揚げられた魚のように一瞬大きく痙攣したあと、ゆっくり地に臥した。
 2頭のディアブロスは、同時に果てたのであった。

「…ったく、ふざけんなよ」
真昼の砂漠でこう呟いたのは、砂漠の暴君ディアブロスである。その視線の先には、数日前に交わったメスのディアブロスがいた。
「しょうがないじゃない、あなたがあんなことしたんだから。子供ができるのは当然よ」
 そう、先日の行為によって、2頭の間には新しい命が芽生えたのだ。
「だからっつっても、俺がお前の身の回りの世話を全部しろっていう理屈はおかしいぞ」
「オスはメスを守るものよ。それに、飢え死にしそうなあなたにサボテンを食べさせてあげたのは何処の誰?」
「元はと言えばお前が俺のとこのを食わなければよかったんだろ…」
 ディアブロスはそう言いつつも、今は番となった彼女にこう言った。
「仕方ねぇ、その代わり俺みたいに強いのを生めよ?」
「ふふっ、私みたいに可愛い子を生むかもね」
 2頭の角竜は互いに頬を摩り寄せた。暴君と暴姫は、それぞれの心に少しだけ愛を持ったのだった。
2018年10月23日(火) 06:26:43 Modified by peach_115




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