OpenGL de プログラミング

単純なループで、配列の各要素ごとに処理を与える場合、
「parallel_for」で並列化できる。

[並列化したいループの例]

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const int NUM = 500;
double a[NUM];

for(int loop = 0; loop < NUM; ++loop)
{
	Function(a[loop]); //各要素にFunction()を実行する
}

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parallel_forを用いて並列化する時に必要なのは、
関数オブジェクト(クラス)であり、その中に

• 並列処理をするデータ用のメンバ
• コンストラクタ
• オペレータ「()」の定義

を記述する。

※オペレータ「()」の定義部分に並列処理部分を書く。


[例]

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class ADD_1000
{
private:
	double *data;  //処理用データメンバ

public:
	//コンストラクタ
	ADD_1000(double *p):data(p){}

	//オペレータ
	void operator()(const blocked_range<int>& range)const
	{
		for(int n = range.begin(); n != range.end();++n)  //並列したいループを書く
		{
			data[n] +=1000;
		}

	}
};

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並列化するには、「parallel_for」に「範囲と定義したクラス」をわたせば、
勝手に並列処理する。

[例]

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class ADD_1000{ ... ... };
　... ...

double a[NUM];
　... ...

tbb::task_scheduler_init Tbb_Init;

　... ...

parallel_for( blocked_range<int>(0,NUM,100),ADD_1000(a) ) //並列化

　... ...

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まず、第1引数に範囲を指定する。
　blocked_range<型>(開始位置、終了位置、grainsize（※100〜100,000ぐらい）)

第2引数には、クラスをわたす。

※上の例以外にも

　ADD_1000 C_para(a);
　parallel_for( blocked_range<int>(0,NUM,100),C_para);

や

　ADD_1000 *C_para = new ADD_1000(a);
　parallel_for( blocked_range<int>(0,NUM,100),*C_para);

も可能。(とにかくクラスの実体をわたす)

grainsizeは分割の単位。

auto_partitioner()は一番良い分割範囲ではないが、比較的良好な結果を出すように
分割してくれる。

　parallel_for( blocked_range<int>(0,NUM),ADD_1000(a),tbb::auto_partitioner());

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サンプル　→ TBB::parallel_for