OpenGL de プログラミング - 基本編23
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ポリゴンオフセット


例えばまったく同じ位置に物体を描画し、zバッファを有効にした場合、
glDepthFunc( GL_LEQUAL )などの設定では、正しく表示されない可能性がある。
(物体とそのワイヤーフレームを同時に描画する場合など)


[例]

glEnable(GL_DEPTH_TEST);
... ...
glutSolidSphere(1,20,20); //球を描画
glutWireSphere(1,20,20); //球のワイヤーフレームを描画

▲正しく描画されない可能性がある。

このような場合にポリゴンオフセットを使う事ができる。

つまり、描画物のzバッファにオフセット値を加える事で、
同じ位置だが、わずかに「前or後ろ」に存在するようにして、zバッファを比較する事ができる。
(詳しくは赤本などで)

使い方


オフセット値を決定と有効化すればよい。

[例]

glEnable(GL_POLYGON_OFFSET_FILL);
glPolygonOffset(1.f, 1.f);
glutSolidSphere(1,20,20);
glDisable(GL_POLYGON_OFFSET_FILL);



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