普遍性

 普遍性とは、すべての物に通ずる性質のことを指します。

 私達は、なぜか知りませんが、対象を見たとき、馬であるかそうでないかという判断は、馬という普遍性を根拠とする基準があるからこそ、誰もが馬を馬だと認識できるわけです。

 これは、個々の物や事には、個々の物やことの普遍性があるからこそ、個々の物や事でありえるといえます。
 ちょっとややこしいですが、馬を例にあげれば、馬としての普遍性のないものに、馬であるということは認識し得ないということです。
 つまり、普遍性とは、それから対象が連想し得る性質だということがいえます。

 そして、感じ方、見る視点は違えど、「感動」という一点において共通する。
 これを普遍性と私は考えています。
 普遍性とは、もしかしたら、イデアやメタファーというものが含まれているのかもしれません。

 しかしながら、「すべての物に通ずる性質」なんて本当にあるの?

 という疑問もあるとは思います。

 が、この疑問は、現実を無視しているからこそ生じるものです。

 現実や経験、体験を前提に、その疑問を自問自答してみてください。

 つまり、「連想し得ないものへ、連想してみる」ということです。そもそもこの行為は、論理的にすら矛盾しています。

イデア

WRITER:呟き尾形
(注:呟き尾形の解釈です)
2005年08月03日(水) 20:30:27 Modified by tubuyaki1




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