経営学修士のこと
「ＭＢＡ取得者募集」などと言う場合、
暗にヨーロッパや、アメリカのビジネススクール（しかもTop10,Top20などと言われるところ）で
修士号を取得した人のことをさすことがほとんどです。

１．キャリアアップ

「27才になった優秀な企業人たちが学校に戻る。
卒業後はそれまでとは生活が変わり､最高の職につく。
学校に戻ることが完全にその後の経歴を変えてしまうような制度は他にない。」

控えめに言ってトップ5のビジネススクールでのＭＢＡ取得は弁護士、公認会計士などと並ぶ、最高レヴェルの資格の1つです。
ＭＢＡはビジネスに直結する資格であり、資格取得者は15万ドル以上の年収を手に入れ、その数十〜数千倍の利益を企業にもたらします。

２．転職

ビジネススクールの卒業者の年収はトップ５までは平均１６万ドル、
トップ２０まででも平均１０万ドルを超えています。平均就職率を見ても
ほぼ全ての人が希望の仕事についていることが予想できます。

３．経営者教育

それぞれのビジネススクールは独自の方法で経営者を育てます。
ケーススタディを重視するスクールや経営に必要な理論や知識を重視するスクールなど教育方針も様々です。
自分の目標とする経営者、コンサルタントの出身校を調べてみてスクール選びの材料として検討するのも良いかもしれません。

４．外国語の習得・異文化の吸収

最近、アメリカのビジネスマンの間でヨーロッパにＭＢＡ留学することが見直されてきています。
異文化、異なったビジネススタイルを肌で感じることは、その国に実際に行かなければ実現できません。
グローバル企業の経営にあたって、異文化での生活や第二、第三外国語の習得は大きな力となると思われます。

５．人脈の形成

世界のトップ企業から派遣された幹部候補生に人脈ができます。
起業してその地位に登る人もいるでしょう。
ファイナンスや、エンジニア、コンサルタントとして活躍する人もいます。
トップレベルのビジネススクールは、世界のトップクラスの人材にピンポイントで人脈を形成できる場とも言えるでしょう。

その他

授業以外にも夏季インターンシップなど、魅力的なプログラムが豊富です。
その国のトップの企業がＭＢＡ取得過程の学生を受け入れます。
自分の専門と全く違う業種を体験できる場となるかもしれませんし、
同じ業種の会社を体験することで、より深く専門分野を知ることもできるでしょう。