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オペック【OPEC】

[Organization of Petroleum Exporting Countries]
石油輸出国機構


11の石油輸出国で構成される生産と価格の調整機関

石油価格の相場に合わせて、加盟国の生産量を調整し、輸出を保護することを目的としている。OPECは、世界で約4割の石油を生産しており、石油の確認埋蔵量では4分の3以上を占めている。

サウジアラビア、クウェート、イラン、イラク、ベネズエラの5ヶ国で1960年に結成したのが始まりである。その後、カタール、インドネシア、リビア、アラブ首長国連邦、アルジェリア、ナイジェリアが加わり、今では計11ヶ国となっている。

1973年と79年の石油危機(オイルショック)は、OPECによる原油価格の大幅な引き上げによって起きた。しかし、現在では、イギリス、ノルウェー、メキシコなど非OPEC産油国の増産もあり、OPECの価格支配力は低下している。

OPECは、2000年4月から、原油価格に目標価格帯を設定し、相場が目標価格帯から外れると加盟各国が自動的に増減産できる制度を導入した。

このところのガソリン価格の上昇は、原油相場の高騰が反映されたものである。OPECはすでに増産することを合意しているので、ガソリンなど石油製品の小売価格も落ち着くものと見られる。

時事用語のABC
2005年12月16日(金) 09:37:02 Modified by mizunobara




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