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サイマル放送【SIMULCAST】

サイマル放送(さいまるほうそう)とは1つの放送局が2つ以上の異なる媒体で全く同一の内容を同時に放送することを言う。

この事例としては、古くから「NHKのど自慢」が総合テレビと第一ラジオで同時放送されており、最近の例では、地上アナログテレビジョン放送と地上デジタルテレビジョン放送を行っている放送局において、アナログの電波で送信されている内容と全く同じ内容をデジタルの電波で同時に送信している場合などがこれに当たる。

サイマル放送は、前出のケースのように視聴者の受信設備が完全にデジタル放送に対応できるように移行する間の経過処置として行われる場合だけでなく、災害時などの緊急時には、受信者の手段を選ばす確実な伝達を図る上でも有効なため、NHKなど2系統以上の電波媒体(チャンネル)を持っている放送局において、テレビジョン放送と中波放送などで機動的に行われることもある。 もちろん、番組構成上の理由で行われる場合もある(2004年9月に神戸に拠点を持つサンテレビとラジオ関西の例がある)。

デジタル移行関連では、過去にアナログCS放送であるCSバーンが終了し、デジタルCS放送のパーフェクTVへ移行する際に番組供給事業者が行った例がある。
2005年12月07日(水) 20:15:25 Modified by mizunobara




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