2月・・・厳しい寒波の影響で、今年の冬は東京にも多くの雪が降った。
北国に住む人々が聞けば鼻で笑われるかも知れないが、過密な交通インフラで辛うじて成り立っていると言ってもいいこの大都会ではほんの少しの雪が降っただけでその影響は甚大なものになる。
俺の住むこの眠らない街新宿でも、空から舞い落ちる冷たい雪に頭を抱える人々は非常に多かった。
「さて、と・・・これで今日の授業は終わりか・・・帰りの電車、ちゃんと動くかな・・・?」
大きな窓から雪のチラつく外を見てそう呟くと、俺は既に人の疎らになった講義室で帰りの準備を始めていた。
俺も今年で大学4年生・・・春先からは研究室に配属になって卒業研究のテーマも決めなければならないし、遅かれ早かれ就職活動も始める必要だってあるだろう。
その前に、冬の間金欠を理由にずっと我慢していたあの"天国"へまた足を運んでみたくなってしまう。
普段から割合質素な生活をしているお陰か冬休みを通してバイトで稼いだお金にもまた余裕が出来てきて、今日は財布の中に数枚の1万円札が入っていたのだ。

それから1時間後、俺は心配された雪の影響も無く新宿へと向かう山手線の中でふと腕時計に目を落としていた。
今は18時20分過ぎか・・・このまま行けば店に着くのは19時少し前になるだろうが、久し振りのお楽しみには多少の我慢があった方が気分も盛り上がるというものだろう。
そう言えば・・・以前9月頃に店に行った時は開店1周年で改装するようなことを言っていたっけ。
大勢のドラゴンの襲来が週刊誌の紙面を賑わわせたのは、確か去年の1月後半から2月の初め頃だったはず。
雌竜天国がオープンしたのもそのくらいの時期だったとしたら、そろそろ開店1周年になっている頃だろう。
やがてそんな記憶を掘り起こしながら帰宅ラッシュの新宿駅で電車を降りると、俺はすっかりと雪の止んだ暗い曇り空の下を歌舞伎町に向かって歩いて行った。

「ふう・・・雪は降ってなくても外は寒いな・・・あれ、張り紙があるぞ・・・?」
俺はようやっとの思いで目的のビジネスビルに辿り着くと、店の入口となるビル横の扉にA4サイズの案内の紙が貼ってあることに気が付いていた。
もしかして、今日はやってないのかな・・・?
そしてそんな一抹の不安を感じながらも扉に近寄ってみると、俺はそこに書いてある内容にホッと胸を撫で下ろしていた。

"Dragoness Heaven"店内改装に伴う臨時休業のお知らせ
当店は開店1周年を記念し、館内施設の大幅改装の為1月6日(月)より一時休業させて頂きます。
次回開店日は2月7日(金)19時予定となります。
「獲物」の皆様には大変ご不便をお掛け致しますが、雌竜天国の新装開店をどうぞお楽しみに!

「2月7日って・・・丁度今日じゃないか」
時刻は既に18時54分・・・1ヶ月以上に亘る長期休業明けだと言うのに自分の他に開店待ちの客の姿が無いのは少し不気味な感じもするが、終始暇な大学生の俺とは違って大半の客は仕事も家庭もある社会人なのだろう。
そして腕時計を睨みながら嫌に長く感じる数分間を過ごすと、俺は扉の横に備え付けられたカードリーダーのLEDが赤から緑色に変わったことを確かめて入館証を通していた。
ピッ
数ヶ月振りに聞くその認証音に、図らずも胸が高鳴っていく。
そしてそのまま足早にエレベーターホールへ向かって呼び出しボタンを押すと、まるで最初の客を待っていたかのようにすぐさまポーンという音が響いてエレベーターの扉が開いていた。

「あれ・・・階層が増えてる・・・?」
良く見ると、以前まで「1」と「B1」の2つしか無かったはずの操作盤に新たに「B2」のボタンが追加されている。
だが取り敢えず横に"受付"と書かれた「B1」のボタンを押してみると、長い長い下降時間を挟んだ後に既に見慣れた光景が目の前に広がっていた。
「新しい雌竜天国にいらっしゃい・・・あら、お久し振りね。改装後も1番乗りだなんて、流石だわ」
妖しげな黒フードを被った受付のお姉さんが、俺の顔を見てにっこりと微笑んでくれる。
そしてこちらも笑顔を返しながらカウンターに近付いていくと、その前に置かれたテーブルに見慣れない小さなディスプレイとマウスが置かれていたのだった。

「あれ?あんなの、前にもあったっけ?」
「ああ、あれはあなたの提案を聞いて、電子メニューを導入してみたの。早速使ってみて」
そう言えば前に来た時に確かそんな話をしたっけ・・・
毎回手作業で雌竜達のメニューを更新するのが大変そうだったから軽い気持ちで言ってみただけだったのだが、いざ実際にこうして電子メニューになってみると何だか不思議な感じがしてしまう。
とは言え前より便利になったことは間違い無さそうだし、とにかく使ってみるとしよう。
俺はそう心に決めてディスプレイの前に置かれた椅子へ座ると、軽くマウスを触ってみた。
その瞬間それまで暗転していたディスプレイが起動し、幾つかのメニューが表示される。
「どれどれ・・・"得意プレイ順"、"サイズ順"、"名前順"、"性格順"、"新着雌竜"、"全検索"と・・・」
成る程・・・電子メニューになったことで、より好みの雌竜を探しやすくなったわけか。
確かにこれなら前よりも使いやすいし、更新作業も楽になったのだろう。

「ちなみに新装開店に伴って輸送手段が強化されたから、僻地出身の雌竜も増えてるの」
「僻地出身って?」
「翼が無い種類の竜や、湖沼に棲む東洋龍とか・・・あとパートタイムで稀に出勤してくれる雌竜とかもいるわ」
そう言われて試しに"新着雌竜"のボタンをクリックしてみると、新しい者も含めてまだ指名回数が0の雌竜がたくさん表示されていた。
1つのページに5匹ずつ、写真やプロフィールの他にも詳細なコメントが整然と並んでいる様は圧巻だ。
そしてその中でもカラフルな雌竜達の写真のお陰で却って目立っていた純白の雌竜に目を付けると、俺は随分と拡張されたらしいそのプロフィールに素早く目を通していた。

名前:スノー(98歳)
体高:2.44メートル(Mサイズ)
体色:白
眼色:緑
翼:無し
性格:受★★★★☆☆☆☆☆☆攻
得意なプレイ:モフモフ
口調:古老
部屋:ノーマル
指名料金:6,000円/日
人気度:新
コメント:雪山出身の氷竜。
全身に纏う肌触りの良いフサフサの体毛に包まれたら、もう逃げられないでしょう。
気質は静かで大人しいですが、一旦獲物を捕らえたら満足するまでは決して離してくれません。
暖かい夜を過ごしたい方にもお勧めしています。

「いいね、これにするよ。今夜は随分と冷えそうだしね」
「それじゃあ写真の横のボックスをクリックしてチェックしたら、右にある指名ボタンを押してみて」
「ああ・・・」
言われるがままにスノーの写真の横にあるチェックボックスをクリックしてみると、他の雌竜の項目が全て網掛けになって選べなくなってしまう。
「あれ・・・これでいいの?」
「ええ。Sサイズなら複数選べるようにしているだけだから、気にしないで先に進んで大丈夫よ」
そうか、だからチェックボックスで選ぶようにしているのか・・・結構考えられてるんだな。
そんなことに感心しながら指名ボタンを押してみると、すぐに画面が切り替わり料金と部屋の案内が表示される。
「料金は宿泊料と指名料で合計9千円・・・部屋番号は地下1階の5番か・・・地下2階にも部屋があるのかい?」
「そうよ。水辺や水中に棲む雌竜用に、地下2階に広い浴場を備えた部屋が新設されたの」
「それじゃあ、今度来た時に試してみるよ」
やがて彼女にそう言うと、俺は指示された通り5番の部屋に向かって歩いて行ったのだった。

「ここだな・・・」
5番の部屋・・・ここは俺が初めてこの店に来た時にローラと出会った、思い出深い部屋だ。
色々なものが以前とは違う中でもここだけは手が入っていないのか、そんな重々しい扉の懐かしい趣が何故か妙な安心感を与えてくれる。
そして数回の深呼吸を終えて部屋の中に入ると、何とものの数秒で部屋の奥の扉が左右に開き、その奥から真っ白な体毛に身を包んだ大きな雌竜がゆっくりと姿を現していた。
これまでは部屋に入ってからも数分は待たないと指名した雌竜が姿を現さないことが多かったのだが、電子メニューのお陰で連絡体制も改善されたのかどうやら待ち時間も大幅に削減されたらしい。

「お主が、今宵のワシのお相手かの・・・?」
老齢の物静かな声とは裏腹に妖しい艶のある視線を真っ直ぐに俺へと突き刺しながら、見上げるような白い巨竜がその身をくねらせて迫ってくる。
俺はその迫力に圧倒されて部屋の扉の前から1歩も動けないまま眼前の白竜の動向を窺っていたものの、やがて大きなベッドの上に寝そべった彼女がフカフカの体毛に覆われたその体を仰向けにして俺を誘っていた。
「ならばほれ・・・早くここへ飛び込んで来ぬか」
この店に通い始めてから初めて指名した受け身な性格の雌竜だけあって、俺から近付いて来るのをじっと待つ彼女の様子がとても新鮮に映ってしまう。
だがサワサワと靡く白い長毛の感触が本当に気持ち良さそうで、俺は彼女から視線を外せないまま着ていた服を全て床に脱ぎ捨てるとまるで吸い寄せられるように彼女の許へと近付いていった。

フサッ・・・
「うあっ・・・」
何だこれ・・・彼女の脇に生えていた体毛を軽く指先で撫でただけなのに、そのあまりの肌触りの良さに背筋がザワッと粟立つ程の快感が走ってしまう。
「クフフフ・・・どうじゃ、ワシの体は?早く、この身に埋もれてみたいのじゃろう・・・?」
だったそれだけのことでその甘い誘惑の言葉に逆らう気力が跡形も無く消し飛んでしまい、俺はベッドに横たわるスノーの体に素っ裸のまま攀じ登っていた。

バフッ
「ああぁっ・・・!」
そして彼女の腹に飛び込んだ次の瞬間、柔らかい体毛の海がまるで底無し沼のように俺の体を絡め取り、極上のくすぐったさと暖かさが全身を優しく包み込んでいく。
「す、凄い・・・あ、暖かくて・・・気持ち良い・・・!」
ほんの微かに身を捩る度に無数の長毛がこれでもかとばかりに体中を愛撫し、俺はそれだけで彼女に抗う気力が吸い取られていくような気がした。
ジュブッ・・・!
「ふあっ・・・あっ・・・!」
だが心地良い毛皮に包まれて喘いでいる内に、何時の間にそこへ誘われたのか真っ赤に熟れた海溝にペニスが捕らわれた粘着質な音が何処か絶望的な響きとなって脳裏に過ぎってしまう。

「おやおや・・・そんなにワシの体が気に入ったのかえ・・・?」
「う、うわあぁぁっ・・・」
そんな不穏な彼女の声と突然の雌雄の邂逅に驚いて腰を引こうにも、餅のように柔らかな彼女の腹と何処までも沈み込むような分厚い体毛の海からはどうやっても逃げ出すことが出来なかった。
グギュッ・・・
「ひぃっ・・・!」
やがて全身を優しく撫で摩る竜毛の感触の中に、ペニスが締め付けられる強烈な快感が唐突に叩き込まれる。
どちらかと言うと受け身な性格だとはいえ、やはり彼女も雄に飢えた獰猛な雌竜・・・
その秘裂に咥え込んだ肉棒から精を搾るべく、煮え滾る愛液を纏った無数の襞が妖しい躍動を繰り返していた。

グシュッ・・・ジュグッ・・・ゴキュッ・・・
「あぅ・・・あ・・・き、気持ち・・・良い・・・」
「ほれほれ・・・辛いなら逃げても構わぬぞ?さもなくば、枯れ果てるまでワシに搾り取られるだけじゃからな」
どんなに必死に足掻いても逃げ出すことの出来ない蟻地獄の中で悶え転げる俺の様子を眺めながら、スノーが微かに嗜虐的な表情を浮かべてうっとりと目を細めていく。
情熱的な結合を果たしている雌雄の象徴は別にすれば特に体を拘束されているわけではないというのに、俺は極上の快感に喘ぎながら彼女の腹の上から逃れる術を完全に失っていたのだった。

サワ・・・サワサワ・・・
まるで体毛の1本1本が意思を持っているかのように、脇腹や腿の内側をくすぐったい感触が這い上がっていく。
たったそれだけでさえ彼女に身も心も捧げてしまいそうになる程の心地良さだというのに、ペニスを咥え込んだ竜膣がその獰猛さを剥き出しにして俺の精を搾ろうと激しく蠢いていた。
「はぁ・・・あ・・・うぅ・・・」
彼女の胸元を力無く掻き毟る俺の両手からも少しずつ力が抜けていき、それとともに美しい緑色の竜眼がますます凄艶な煌きを帯びていく。
自らの手の内で徐々に弱り力尽きていく獲物の痴態を愉しむかのようなその眼差しにたとえようもない危機感を感じながらも、俺は魂までもを包み込むかのような彼女の魔性の柔毛に成す術も無く溺れていった。

「クフフ・・・お主も最早、すっかりとワシの虜のようじゃの・・・では、止めを刺してくれようぞ」
そして完全に俺の抵抗の気力が燃え尽きたことを確かめると、彼女がそう言いながらゆっくりと長い毛尾を俺の体に巻き付けていった。
シュルシュル・・・
「う、うわああぁ・・・」
足先から徐々に暖かい尻尾に巻き取られていくその感触は極上の快感以外の何物でもなかったものの、じんわりと全身を締め上げる優しい圧迫感が却って俺の本能的な不安を煽っていく。
「ま、待って・・・」
だが微かな身動ぎさえできない程にみっちりと彼女の尻尾と体毛に包み込まれてしまうと、俺はそのまま激しく肉棒を扱き上げられてしまっていた。

ゴギュッ、グチュッ、ズジュッ・・・!
「あ、ああああぁぁ〜〜!」
白毛の牢獄に捕らわれたまま強烈な責め苦を味わわされ、射精を我慢しようなどという意思が芽生える間も無く大量の白濁が雄槍の先から彼女の体内へと迸る。
ビュビュッ、ビュルルル・・・
「おおう・・・若い人間の精は実に美味じゃのう・・・ほれ、もっと寄越すのじゃ」
ギュッ・・・グギュッ・・・ジュルルッ・・・
「あぐ・・・ふ・・・は・・・ぁ・・・」
分厚い肉襞でじっくりと舐め転がすように射精直後のペニスを弄ばれ、一旦は萎えたはずの肉棒があっと言う間に再度の屹立を強要されていた。

サワ・・・ザワザワザワ・・・
「ひっ・・・!?」
更にそれまで裸の体を優しく撫でていた彼女の体毛が、唐突に妖しくざわめき始める。
「どうじゃ、暖かいじゃろう?ワシら氷竜は、こうして体毛を擦り合わせることで極寒の地でも暖を採れるのじゃ」
確かに蠕動するかのように蠢く体毛の愛撫で微かに肌寒かった体がまるで炬燵の中にでも潜り込んだかのように心地良い熱に包まれたものの、その刺激が強制的に再起させられてしまった肉棒を更に固くそそり立たせていった。
「ああ・・・そんな・・・」
ギンギンに張り詰めた怒張が彼女の秘肉に擦り付けられ、それだけで達してしまいそうな快感が背筋を駆け上がる。
だが無上の心地良さと屈強な毛尾の拘束から逃れることなど出来るはずも無く、俺はだらしなく顔を緩ませながらも無慈悲に止めを刺される瞬間をただじっと待つことしか出来なかった。

「さてと・・・今度は流石のお主にも耐えられぬじゃろうて・・・覚悟は良いかのぉ?」
たっぷりと時間を掛けて擽られ続けた全身は微かに汗ばんでいて、より敏感に研ぎ澄まされた感覚がやがて来る射精の快感には到底意識を保ってはいられぬだろうという現実を容赦無く突き付けてくる。
俺は両拳を力一杯握り締めながら必死にその瞬間を待っていたものの、彼女もまたそんな俺の集中力が途切れる瞬間を辛抱強く待ち続ける腹積もりのようだった。
「ほれほれ、無駄な足掻きはもう止めたらどうかえ?」
「う・・・うく・・・」
そして・・・
何時まで続くとも知れぬ根気比べに忍耐力というよりは破滅を望む雄の本性が先に音を上げてしまうと、俺は胸の内に脆い覚悟を押し固めながら全身の力を抜いて彼女に身を委ねたのだった。

キュウゥ・・・
「あぁ・・・あっ・・・」
次の瞬間、ペニスを押し包んだ無数の襞がじんわりと肉洞を収縮させていく。
絶頂という名の奈落へと続く断崖絶壁の縁にしがみ付く獲物を煽り立てるように、緩慢だが容赦の無い圧迫感が少しずつ俺を逃れ得ぬ高みへと追い詰めていった。
「クフフフ・・・幸せそうに顔を蕩けさせおって・・・その我慢が何時まで持つかのう?」
ユサユサと毛尾に包まれた俺を軽く揺すりながら、スノーが喜悦を含んだ表情を浮かべている。
キュッ・・・キュッ・・・
「うあっ・・・だ、駄目・・・」
弱った獲物をじわじわと嬲るその責め苦に、俺はくぐもった喘ぎ声を上げながら身悶えることしか出来なかった。

「さてと・・・そろそろそのなけなしの気力も底を突く頃じゃろう?おとなしく、ワシの懐で昇天するのじゃ」
「はぁ・・・うぅ・・・」
全身を余すところ無く滑らかな毛皮に包まれて、そのモフモフとした感触とまるで雲の上で寝ているかのような天上の心地良さが次第次第に俺の心身を侵食し始めている。
断続的に肉棒へと襲い掛かる秘肉の締め付けも時間とともにより強くなり、俺は大きな彼女の手で頭を撫でられながらついに我慢の限界を迎えて2度目の精を放ってしまったのだった。

ドクッ・・・ドプ・・・ビュルル・・・
「あ・・・あああぁ・・・」
散々に焦らされたせいか2回目とは思えぬ程の大量の精が一挙に吐き出され、雌の本性を現して獰猛な牙を剥いた竜膣が屈服した雄をこれでもかとばかりにしゃぶり尽くしていく。
だが俺は度重なる愛撫と生殺しの快楽を味わわされたお陰で指先さえ動かせぬ程に消耗し切っていて、ほんの微かに頭を擡げただけで全ての力を使い果たしてしまったらしかった。
何時まで続くとも知れない長い長い射精感に意識が薄っすらと白いベールに包まれていき、やがて幸福な温もりだけが俺の感じる全てとなっていく。
そして1分にも5分にも感じられた精の放出がやっとのことで終わりを迎えると、俺は彼女の両手足でムギュッときつく抱き締められたまま底無しの白毛の海の底で意識を失ったのだった。

カーン・・・カーン・・・カーン・・・
「う・・・ぅ・・・?」
霞掛かった意識の奥に響く、朝を告げるチャイムの音。
俺は全身を覆う極上の温もりとフサフサな毛皮の感触に体を揺すりながら、ゆっくりと目を開けていた。
その俺の顔を、スノーの透き通った碧眼が慈悲深い輝きを湛えながらじっと見つめている。
「も、もう・・・朝・・・?」
「そうじゃ。随分とぐっすり眠っておったようじゃが・・・ワシの胸元は、正に天上の閨であったじゃろう?」
「ああ・・・もう、一生でもこうしていたいくらいだよ・・・」
言葉では言い表せない程の寝心地の良さに、なかなか体を起こそうという気力が湧いて来ない。
もう身も心もすっかり骨抜きにされてしまったような気分だ。
それでも何とか彼女の助けを借りてベッドから降ろして貰うと、俺は床に脱ぎ捨ててあった服を身に着けてからもう1度スノーの方を振り返っていた。
「ワシとの一夜は・・・満足してもらえたかの?」
「本当に最高だったよ。また今度指名させて貰ってもいいかな?」
「クフフ・・・ワシのこの身が恋しくなったら、何時でも呼ぶが良いぞ」
そんな彼女の嬉しそうな返事にこちらも満面の笑顔を返すと、俺はまだ体の芯に残っている彼女の温もりを味わいながらそっと部屋を後にしたのだった。

「お疲れ様でした。スノーとの一夜はどうだったかしら?」
恐らくは満足げだった俺の表情から最早聞かなくても分かっているだろうその答えを引き出すべく、カウンターにいた黒フードのお姉さんが明るい笑顔を浮かべながらそう聞いてくる。
「何て言うか・・・毎晩彼女と過ごしたいくらいだったよ」
「それは良かったわ。じゃあ、料金は9千円よ」
俺は財布から1万円札を取り出して彼女に渡すと、ふとカウンターの後ろにある大きな予定表へと目を向けていた。
「あれ・・・明日って、何かあるの?明日以外にも、日付に幾つか赤丸が付いてるけど」
「ああ、あれはパートタイムの雌竜が出勤する日よ。でも、どんな雌竜が来るかはお客さんには秘密なの」
「そうなんだ。じゃあ、明日は特別な雌竜が来るってことだね」
だがお釣りの千円を受け取りながらそう話を向けてみると、彼女から意外な返事が返って来る。
「そうね。要は日雇いの雌竜だから、意外な大物に出逢えたりするかも知れないわ」
「お、大物って・・・例えば?」
「ふふ・・・それは明日までの秘密よ。それじゃ、気を付けて帰ってね。昨夜は雪が27センチも降ったそうだから」
東京でそんなに雪が・・・?
ある意味雌竜との一夜よりも信じ難い彼女の言葉に絶句しながらも、俺は現実に帰還するべく帰りのエレベーターに乗り込んだのだった。

「うわっ・・・何だこれ・・・?」
それから数分後・・・俺は店の入口となっているドアから外へと目を向けた瞬間、降り積もった雪で一面真っ白に染まった街並みに思わずそう呟いていた。
雪が降ることさえ珍しいこの東京でまさかこんな雪国のような光景を目の当たりにするとは思っておらず、冷たい風の吹く外に出た後も人通りの少ない路地を歩きながらただただ溜息を漏らすばかり。
新宿駅の近くではまだ午前中だというのにタクシーを待つ人々が長蛇の列を成していて、雪のせいで電車を初めとした交通のほとんどが麻痺してしまっている様子が窺えた。
今日が土曜日で本当に良かった・・・
こんな状態では当然大学にも行けないだけに、今日はおとなしく家で過ごして夜にまたあの店に足を運ぶとしよう。
目の前の修羅場から目を逸らして今晩の楽しみを想像している自分に何となく軽い自己嫌悪を覚えながらも、俺はコンビニで1日分の食料を買い込んでから自宅へと急いだのだった。

ピピピピピピピ・・・ガシャッ!
その日の夕方、俺は18時半にセットしていた目覚まし時計を無造作に掴んで止めるとしばしの転寝に励んでいたベッドからゆっくりと体を起こしていた。
昨夜はスノーの暖かい胸元に抱かれながら12時間はぐっすりと眠ったはずなのだが、やはり巨大な雌竜とのまぐわいはその程度では到底癒し切れない程に激しく体力を消耗するものらしい。
とにかく、早いところ服を着替えてまた雌竜達に逢いに行くとしよう。
今日は地下2階に新しく出来たという広い浴場のある部屋に行ってみたいから、もちろん水竜や東洋龍といった種類のお相手を指名するつもりだ。

店に行くまでの道中は、大都会の週末の夕暮れ時とは思えない程に人の姿が疎らなのがとても印象的だった。
電車という最大の交通インフラがほとんど機能していない上にスタッドレスタイヤやチェーンを装着している車もほとんど無いこの街では、ほんの少し雪が積もっただけで途轍もない大混乱が起きるのだ。
滑り止めの付いていない偏平な靴で雪道を歩く人々が多く、ニュースによれば今日1日でも転倒などが原因で怪我をした人は関東地方だけで数百人にも上るという。
こんなツルツルと滑る雪の中でも平然と歩いていられるのは、恐らく北国出身の人だけなんじゃないだろうか?
だがそんなことを考えながらも慎重に歩いている内に何時の間にか例のビジネスビルの前に辿り着くと、俺は厳しい寒さから逃げるようにして入口のドアに入館証を通したのだった。

「あらいらっしゃい。雪は大丈夫だった?」
「ああ、家は割とここから近いから、歩いて来れるんだよ。電車は完全に止まってるみたいだったけどね」
俺はそう言って電子メニューの前に座ると、既に慣れた手付きでマウスを動かしていた。
「ふふ・・・気が早いのね。今日はどんな雌竜がお望みなのかしら?」
「今日は地下2階の部屋に行ってみたいんだけど・・・どうやって探せばいいかな?」
「それなら"全検索"のボタンを押してみて」
そんな黒フードのお姉さんの助言に従って"全検索"のボタンを押してみると、各雌竜の写真とコメント以外の項目がズラリと一覧表になって画面に表示される。
「それから?」
「表の上にある"部屋"の項目を押すと昇順と降順に並び替えが出来るから、そこから探すと良いと思うわ」

成る程・・・体色や眼色、翼の有無や何かもここで探すことが出来るわけか。
試しに"性格順"の項目を押して降順に並び替えをしてみると、全部で100匹近くいる中でもほんの数匹しかいない最も攻め気質な雌竜達の中にあの尾孔竜のエステルの名前が入っていた。
俺と同じく雌竜に激しく責められるのが好きな客が多いのか、人気度も52/78とかなりの好評価らしい。
「それで、気に入った雌竜はいたかしら?」
「あ、ああ・・・これにするよ」

名前:サクラ(24歳)
体長:8.15メートル(東洋龍Mサイズ)
体色:桃
眼色:青
翼:無し
性格:受★★★★★★★★☆☆攻
得意なプレイ:擽り責め、鱗擦り
口調:幼女
部屋:大浴場
指名料金:6,000円/日
人気度:0/1(指名回数/勤務日数)
コメント:東北地方の湖出身の東洋龍。
長い蛇体に巻き付かれながら細い舌先で擽られる責めは悶絶ものですが、気が付けば病み付き間違い無し。
無様な姿を幼い口調で罵られる屈辱に耐えられる方にお勧めしています。

やがて地下2階の部屋が割り当てられている20匹程の雌竜達の中から可愛らしい表情を浮かべた桃色の東洋龍を見つけ出すと、昨日と同じく横のチェックボックスをオンにしてから指名ボタンを押してみる。
「えーと・・・部屋は地下2階の1番か」
「じゃあ、楽しんできてね」
「ああ、そうするよ」
そして彼女に見送られながら再びエレベーターに乗り込むと、俺はドキドキと弾む胸を押さえながら「B2」と書かれた階層ボタンを押したのだった。

地下1階と同様に高い天井を確保しているのか、それとも胸の内で膨らむ期待感が俺の中の時間を引き延ばしているのか、十数秒にも感じられる長い沈黙を挟んでようやくポーンという電子音が聞こえてくる。
だが開いたドアの先に待っていた光景は、俺が想像していたものとは少しばかりその様子が違っていた。
直径10メートル程の円形に確保されたエレベーターホールの壁際に、1番から6番まで番号の振られた部屋のドアが並んでいる。
「不思議な間取りだな・・・何で上の階みたいに通路沿いに部屋を作らなかったんだろう?」
そう思って試しに1番の部屋の扉を開けてみると、俺はすぐにその理由を理解していた。

扉の先にあったのは普通のホテルの部屋と同じ8畳程の部屋で、宿泊に必要な1人用のベッドとシャワー室、それにトイレや一揃いのアメニティが置かれた洗面所が備え付けられている。
ホテルとの違いは、部屋の奥に外を見渡せる大窓の代わりに大浴場へと通じる擦りガラスの扉があることだった。
カラララ・・・
「うわぁ・・・」
更にはその扉も開けてみると、たっぷり20メートルは奥行きのある扇形の大浴場が俺の目に飛び込んでくる。
洗い場には一応シャワーが取り付けられているものの、その床も奥に見える広大な温泉も滑らかに磨かれた黒っぽい自然石で作られているらしく、天井の明るい照明を除けばまるで深い洞窟の中に沸く秘湯のような趣だ。
奥の温泉は浴場全体の凡そ7割程度を占めていて、向こうに行く程段階的に深くなっているらしい。
目立たないように壁に書かれている表示によると最大水深は2メートルで、手前の方は15センチと1メートルの全3段階の深さに3等分されているようだった。

お相手のサクラはまだ来ていないようだが、とにかく服を脱いで風呂に入ってみることにしよう。
俺はそう思って素早く裸になると、まずは洗い場で体を洗っていた。
備え付けのシャンプーやリンスは流石に高級品というわけではないものの、そうかといって酷い安物を使っているわけでもないらしく、単純な温泉宿としても十分通用する程度のクオリティはあるようだ。
だがシャワーで頭を流しながらそんなことを考えている内に、温泉の奥にあった大扉が左右に開く重々しい音が俺の耳に届いてくる。
そしてふとそちらに目を向けると、可愛らしい笑みを浮かべた桃色の雌龍がザバッと温泉に飛び込んでいた。

やがてしっかり体を洗い終えてから温泉の方に向かうと、長い蛇体をうねらせたサクラが水面から顔だけを出してじっと俺の方を見つめている。
「あたしを指名してくれたの、あなたね?」
その長大な体からは想像も付かない程に甲高い、何処か幼ささえ感じる彼女の声に、何だか奇妙な興奮が沸き起こってしまうのは最早俺がこの世界にどっぷりと浸かってしまっている証拠なのだろう。
「あ、ああ・・・」
「ありがとう!あたしね、昨日誰からも呼んでもらえなくてしょげてたの。ほら、早く入って!」
「まあ、他にもライバルが多いからね・・・それは仕方無いよ」
そんな彼女の言葉に釣られるように、俺は足首の辺りまでしか浸らない浅い風呂の中へと足を踏み入れていた。
流石に人間の胴体程もある太さに8メートルを超えるその巨体では水深2メートルのエリアから出るのは窮屈なのか、彼女が期待に満ちた妖しい笑顔とともに俺の接近を辛抱強く待ち続けている。

この浅い風呂は、多分ここで雌竜に組み敷かれても溺れないようにという配慮なのだろう。
俺はその先にある少し深い場所に慎重に体を沈めると、更に彼女に向かって近付いていった。
温泉のお湯はかなり透明度が高いらしく水中で身をくねらせている彼女の様子が丸見えで、温度も40度と丁度良い。
そしてようやく足が着かない程に深い奥の方に泳ぎ出すと、すかさず彼女が俺の体にその長い体を巻き付けていた。
シュルッ・・・ギュッ・・・
「あうっ・・・」
これまでにもローラの尻尾や巨竜達の舌に体を絡め取られたことはあったものの、やはり龍に巻き付かれるというのはそれとは少し感覚が違うものらしい。
その気になれば人間の1人や2人くらいあっさり締め潰せる程の凄まじい力に抱かれているというある種の絶望感が、温かい温泉の心地良さと相俟って一気に俺の抵抗の意思を奪い去ってしまったのだった。

足の着かない温水の中で力無くもがく両足をじっくりとその桜色の蛇体で巻き上げながら、彼女が水面から顔だけを出している俺の首筋にそっと長い舌を這わせていく。
「あは・・・捕まえたぁ・・・」
特段強く締め上げられているというわけではないのだが、水中で動きが鈍いこともあって彼女のとぐろに包まれた俺はもうほとんど体の自由が利かなくなっていた。
「それじゃ、食べても良いのよね?」
「え?」
澄んだ青色の瞳をキラキラと輝かせながら、サクラが不穏な一言を俺の耳元に囁いてくる。
だがその真意を探る暇も無く、彼女の大きな顎がカプッと俺の喉笛を咥え込んでいた。

「ひっ・・・!」
鋭く尖った牙の先端が幾つも首筋に触れ、生暖かい彼女の吐息が吹き掛けられていく。
「ま、待って・・・」
まさか食べるって・・・その・・・本当の意味で・・・?
最早何時首を噛み砕かれてもおかしくない危険な状況に、俺は必死に歯を食い縛りながら全身を硬直させていた。
ペロ・・・レロレロ・・・
「ひいぃ・・・」
手も足も全く動かせない巨龍の牢獄の中で執拗に無防備な首筋を弄ばれ、不安と恐怖が胸の内に膨らんでいく。
そして視界の端に僅かに見える彼女の龍眼がスッと細められたのを目にすると、俺はもう駄目だと思ってギュッときつく両目を閉じていた。

ジョリッ!
「うあぁっ!」
だが次の瞬間、想像していたのとは全く異なる場所へ想像していたのとは全く異なる刺激が叩き込まれる。
一体何が起こったのかと思って水中に目を落としてみると、桜色のとぐろの中から僅かに露出していた俺の肉棒がゴツゴツとした目の粗い鱗で覆われた彼女の尻尾で力任せに擦り上げられたらしかった。
ゴリッ・・・グリグリグリ・・・
「はぁっ・・・や、やめ・・・てぇ・・・」
太い龍尾を俺の股間に押し付けるようにしながら、適度にザラ付いたその鱗が執拗に肉棒と睾丸を摩り下ろす。
その異次元の気持ち良さに、俺は彼女に首を咥えられたまま激しく身悶えていた。
尻尾を左右に抉るようにしてペニスの裏筋に擦りつけながら、時折滑らかな蛇腹が睾丸を撫で上げる。
更には尖った尾の先端が背後から肛門を擽り始めると、俺はその邪悪な意図に気付いてビクッと尻をすぼめていた。

ミシッ・・・メリメリ・・・
「うぐ・・・う・・・く、苦し・・・」
「ほらぁ・・・抵抗しちゃ駄目よ。あたしに逆らったらどうなるか、分かるでしょ?」
ようやく無防備な急所に触れさせていた牙を離した彼女が、恐ろしい力で俺の体を締め上げながらあどけない表情を浮かべて静かな脅迫の言葉を投げ掛けてくる。
「それとも、息も出来ない程締め付けられながら搾られるのが好きなのかなぁ・・・?」
「うぅ・・・」
その決して逃れることの出来ない彼女の絶対的な拘束と幼さ故の残酷な笑みの前に、俺は興奮と恐ろしさに荒くなった息を吐き出すことしか出来なかった。

やがて俺の心が最初に音を立てて折れ砕けると、ぐったりと体を弛緩させて彼女に身を委ねてしまう。
店の性質上まさか締め殺されるようなことは無いにしても、僅かな身動ぎさえ封じられたこの状況ではどんなお仕置きをされるか分かったものではない。
「そうそう、良い子ね・・・あなたはもうおとなしくあたしの餌食になるしかないんだから・・・」
そう言いながら、彼女が俺の頬をペロリと舐め上げる。
「もう逆らっちゃ駄目よ」
ズブッ・・・
「うぐ・・・うぅ・・・」
そんな彼女の言葉が終わるや否や、鋭く尖った龍尾の槍が俺の菊門を貫き通す。
グ・・・ズグググ・・・
更にはゆっくりと奥に突き入れられてくるその硬い異物の感触に、俺はただ黙って耐え続けていた。

「あははっ・・・興奮してるの?こっちも大きくなってきたよ?」
肛門を深々と貫いた自身の尻尾を軽く左右に捻りながら、前立腺への強制的な刺激によって先程までよりも更に元気にそそり立ってしまった俺の肉棒へ彼女の視線がゆっくりと移動する。
「く・・・ぅ・・・」
そして今にも射精してしまいそうな程にビクンビクンと断続的な戦慄きを繰り返している瀕死の雄の様子に、サクラがついにそれまで隠していた自らの秘所を俺の前に曝け出していた。
「ほら見て・・・あたしの中・・・すっごく締まるのよぉ・・・」
最早成す術も無く呑まれるだけとなった憐れな生け贄に見せ付けるかのように、分厚い襞が幾重にも備わった淫靡な龍膣が澄んだ水中で暴力的な収縮を繰り返している。

「う、うわあぁっ・・・」
心の中では間違い無くその感触に期待しているというのに、俺はそれ以上の不安と恐怖に駆られて何処にも逃げ場の無い彼女のとぐろの中で動かぬ体を揺すっていた。
「あら、暴れても無駄だって言ったのに・・・それとも、もっと締め付けられたいの?」
一見優しげな、だが慈悲の欠片も見当たらない冷たい笑みを浮かべた彼女の言葉に、背筋がゾクリと震えてしまう。
そして一頻り俺が狼狽する様子を愉しむと、いよいよいきり立ったペニスが彼女の膣に埋もれていったのだった。
「は・・・あぁ・・・!」
水中での音の無い結合にもかかわらず、強烈な衝撃が俺の脳天を突き上げてくる。
一瞬にして根元まで呑み込まれた肉棒が周囲の柔肉にじんわりと締め上げられ、俺はたったそれだけで絶頂の一歩手前まで追い込まれてしまっていた。
「き、気持ち・・・良い・・・」
本能的に射精を我慢しようと股間に力を込めるものの、そんな雄の意地までもがじわじわと削り取られていく。

「あれれ?我慢してるの?もう、強情だなぁ・・・」
そんな彼女の言葉とともに、忘れていた尻尾がゴリッと抉り込まれる。
「うあっ!」
「このままギュッて締め付けてあげよっか?それとも、降参して自分で出す方が良いかな?」
その可愛い表情に嗜虐的な本能を滲ませて、なけなしの矜持を突く彼女の言葉が胸に刺さってくる。
「うく・・・ぐぅ・・・」
「ふーん・・・それでも我慢するんだ?そうだよね、あたしみたいなのに良いようにやられたら悔しいもんね」
だがそう聞こえた次の瞬間、それまで体を締め付けていた彼女のとぐろが僅かに緩んでいた。
腕や足を捕らえた部分だけは相変わらずきつく締まっているものの、胴体の方は随分と解けて蛇体の間に大きな隙間が幾つも空いている。

「でも、大人しく出した方が良いと思うよ?でないと・・・」
チャプン・・・
彼女はそう言い残して水中に顔を沈めると、おもむろに自らの蛇体の隙間からその鼻先を差し入れてきた。
そして・・・
ペロペロペロッ・・・
「ふあっ!?」
突然乳首をその細く尖らせた舌の先端で弄ばれ、予想外の快感にビクッと全身が硬直する。
チロチロ・・・レロ・・・コショコショコショ・・・
「ひあっ・・・や、止め・・・くすぐったいぃ・・・!」
更には背中や脇腹などにも舌先が這わされ始めると、俺は余りのこそばゆさに身を捩っていた。

ザバッ
「どう?あたしの擽り責めは?降参する気になった?」
「はぁ・・・はぁ・・・うぅ・・・」
ペニスと前立腺を手の内に握られた挙句に最後の我慢すらをも自ら放棄させようというサクラの熾烈な擽り責めに、俺は荒い息を吐きながら彼女のとぐろに凭れ掛かっていた。
「まあ、あなたが必死になるのも分かるけどさ・・・もしあたしの中で果てたら、全力で搾り尽されるんだし」
や、やっぱり・・・見た目は若くて可愛い雌龍だとは思ったものの、プロフィール通り彼女の性格は雄を容赦無く嬲り尽くす残酷極まりない魔女そのものなのだ。
「それじゃ、そろそろ止めを刺してあげるね」
そう言って再び水中に沈んだ彼女の様子に、俺は両拳をきつく握り締めてもうすぐ折れることになるだろう男としての意地を必死に保ち続けることしか出来なかった。

視界の端に覗く水中を漂うサクラの頭が、まるで獲物を値踏みするかのように俺の周りを行ったり来たりしている。
深々と根元までペニスを呑み込んだ龍膣は依然として微動だにしないものの、彼女の心臓の鼓動がささやかながらも断続的な刺激となって俺の意識を叩き続けていた。
そんな絶体絶命の窮地に陥った最中でも、彼女の言う"止め"を素直に待ち続けている自分が何だか恨めしい。
だがいよいよ周囲を漂っていた彼女がピタリとその動きを止めると、俺の目の届かない背後へ静かに消えていった。
「うぅ・・・」
これから一体何をされるのだろうかという不安に、思わず微かな呻き声を漏らしてしまう。
そして緊張に満ちた数秒後、屈強な龍尾で雁字搦めにされた俺の足の裏に再び彼女の舌先が触れたのだった。

コチョコチョコチョ・・・
「ふぐっ・・・う・・・うあっ・・・!」
全く身動きが取れない状況で足の裏を舐め擽られ、全身がビクッと激しく跳ね上がる。
だがくすぐったく感じたのは最初のほんの数秒で、次第にその切ない刺激が耐え難い苦痛に変わり始めていた。
チロチロチロ・・・レロン・・・クチュクチュ・・・
「ひぃっ・・・や、止めてぇ〜〜・・・!」
指の間に細い舌が入り込み、土踏まずを舌の腹で舐め上げられ、踝や足首までもがじっくりと舐り尽くされていく。
更にはそれまで俺の眼前で暇を持て余していた彼女の短い両手が動き出し、しばらく胸元をまさぐったかと思うと尖った爪先で器用に両の乳首を摘み上げていた。

キュッ・・・
「うあぁっ!」
その容赦の無い連続攻撃に思わず腰を突き上げてしまい、ペニスが深い龍膣の更に奥へと押し込まれていく。
コリコリコリ・・・
「だ、駄目・・・もう・・・助けがばごぼっ・・・」
やがて乳首を磨り潰すかのようなその指遣いに悲鳴を上げると、俺はいきなり水中へと体を引き摺り込まれていた。
く、苦しい・・・溺れ・・・る・・・
ゴリグリッ、レロレロ・・・コリッ、グギュッ・・・!
「んごぼぉっ!」
そして呼吸の出来ない苦しさにもがこうとした瞬間、ありとあらゆる性感帯へ壮絶な総攻撃が浴びせ掛けられる。
小刻みに震える舌先が足の裏を激しく這い回り、尻に突き入れられた尻尾の先端が前立腺を幾度も叩き、乳首を捻り上げられながら肉棒を万力のような力で締め上げられては水に溺れる俺に耐えられるはずも無く・・・
温かい温泉にその身を浸しながら、俺は盛大に彼女の膣へと屈服の白濁を吐き出したのだった。

ビュビュビュビュ・・・ビュルルルル・・・
「が・・・ごば・・・はぁ・・・ぁ・・・」
やがて余りの息苦しさに意識が飛び掛けた段になって、ようやく顔が水面の上へと引き上げられる。
だが必死に不足した酸素を取り込むべく大きく息を吸ったのと同時に今度は射精中のペニスが屈強な筋肉を纏った彼女の肉襞で何度も何度も咀嚼され、俺は別の意味で呼吸困難になりながら全身をビクビクと痙攣させていた。
ギュ・・・グギュ・・・ゴギュ・・・
「あが・・・かふ・・・」
精巣どころか尿道に残った精の残滓さえをも扱き取るかのようなその無慈悲な圧搾に、まるでこの世のものとは思えないような甘い甘い陶酔感が脳裏を埋め尽くしていく。
そして正真正銘最後の1滴までもが奪い取られると、俺は彼女に抱かれたまま温泉の中で意識を失ったのだった。

カーン・・・カーン・・・カーン・・・
「うぐ・・・うぅ・・・」
もう何度聞いたかも思い出せない、朝を告げるチャイムの音。
俺は昨夜の記憶をぼんやりと頭の片隅に思い出したものの、軋む体を動かす内にどうやら温泉ではなくベッドで寝ているらしいことに気付いて目を開けていた。
「あ、あれ・・・ここは・・・?」
見れば俺がいるのは大浴場の手前にある寝室のベッドの上だったらしく、床の上に恐らくサクラが俺の体を拭くのに使ったのだろう数枚の湿ったタオルが散乱している。
そしてそのすぐ傍で、8メートルの蛇体を小さく丸めた彼女が可愛らしい寝顔を浮かべて眠っていたのだった。

「ん・・・むにゃ・・・あ、起きた?」
昨夜のあの底冷えのする凄艶さは何処へやら・・・
幼い無邪気な笑みを湛えた彼女の甲高い声が、寝起きの俺の頭に鋭く突き刺さってくる。
「ああ・・・」
そんな可愛い彼女の顔にすっかり毒気を抜かれて鈍い返事をしてしまうと、俺はゆっくりとベッドから降りて脱ぎ捨てたままにしていた服を身に着けていた。
「それで・・・あたしとの一晩、気に入ってくれたかしら?」
「凄く良かったよ。溺れ掛けた時はちょっと苦しかったけど・・・何とか無事だったみたいだしね」
「あれはその・・・実を言うとそんなつもりは全然無かったんだけど・・・ちょっと夢中になっちゃって・・・」

え・・・?そんなつもりは無かった?
じゃああれは、たまたま起きた事故だったとでも言うのだろうか?
その割には、溺れてもがく体を押さえ付けながら随分と激しく責められたような気がするけど・・・
「そ、そうなの?まあいいや。満足したのは確かだしね」
「良かった・・・本当にごめんなさい。またその内、指名してね・・・?」
初めて指名されて舞い上がってしまった自分を恥じるように上目遣いでそう強請るサクラの可愛さに、俺は苦笑を浮かべて小さく頷くと彼女に見送られながら部屋を後にしたのだった。

さてと・・・後は受付に戻って料金を払うだけだな・・・
正直に言うと今夜やって来るという特別な雌竜のことがもう今から気になって仕方が無いのだが、多分カウンターのお姉さんに訊いても詳細についてはまだ何も教えてくれないのだろう。
やがてエレベーターで地下1階に辿り着くと、奥のカウンターから黒フードの女性が軽く手を振ってくれる。
「お疲れ様でした。サクラはどうだった?彼女、結構おっちょこちょいだから粗相をしてないと良いけど・・・」
「あ、ああ、大丈夫。とても良かったよ」
実際のところは危うく溺れそうになっただけに全く問題が無かったわけではないのだが、あんな可愛い雌龍に申し訳無さそうに謝られては怒ろうという気力も萎えてしまうというものだ。
そして昨日と同じように1万円札を出して彼女に渡すと、千円のお釣りを受け取って財布にしまい込む。

「それじゃ、今夜も来るよ。もう新しい雌竜が気になってしょうがなくってさ・・・」
「あら、ありがとう。それじゃその熱意に免じて、特別にあなたにだけ今夜の情報を教えちゃおうかしら?」
「え?」
今夜の雌竜に関する情報?一体何だろう?
「今夜来るのは、太平洋に棲む海竜なの。しかも性格はあなた好みの星9個」
「ず、随分攻め気質なんだね・・・他には?」
「後は今夜のお楽しみよ。それとあなたなら大丈夫だと思うけど、彼女を指名するなら早く来た方が良いと思うわ」
まあ開店と同時に入って来るのは現状では俺くらいしかいないから確かに問題は無いだろうけど、何か早く来ないといけない理由でもあるのだろうか?
「どうして?」
「パートタイムの雌竜はサイズにかかわらず料金が千円引きになるから、他に比べて指名が入りやすいのよ」

成る程、アルバイトと正社員の労働賃金の違いみたいなものか。
それに日雇いでたまにしか出勤しない雌竜にとっては料金が割安になることでより指名が入りやすくなるわけだから、店も雌竜もお互いにメリットのある制度なのだろう。
「そっか・・・良く出来てるシステムだね」
「電子メニューだからこそよ。これが手作りだったら頭がパンクしちゃうわ。だから、半分はあなたのお陰ね」
確かに、電子メニューなら特定の雌竜の指名料だけ安くしたりといった操作も容易なのだろう。
「ははっ・・・そう言われると何だか不思議な気分だな・・・とにかく、今夜また」
「ええ、待ってるわ」
何時来ても彼女がカウンターにいるような気がするけど、あの人は一体何時休んでいるんだろうか?
そしてそんなことを考えながらエレベーターで地上に出ると、俺は相変わらず真っ白な雪景色となった朝の歌舞伎町へと足を踏み出したのだった。

摩天楼を覆い尽くすどんよりとした曇り空から舞い落ちる純白の雪を肩に載せながら、昨日と同じく人通りの少ない大都会を家に向かって歩き続ける。
駅に向かう疎らな人影を見る限り多少は運行を再開している電車もあるようだが、何時何処で立ち往生するかも分からない以上明日は大学へ行かずに家で大人しくしている方が得策だろう。
あの店へ行くことばかり考えていたせいか今の今まで全く頭の片隅にも上らなかったのだが、冬季オリンピックも始まったことだし久し振りにテレビに齧り付くのも悪くない。
だが今日は・・・今日ばかりは、たとえどんなに刺激的な競技を観戦したとしてもまた店が開くまでの9時間余りを起きたまま過ごすのは苦行以外の何物でもなかった。

ピピピピピピ・・・
午前中にベッドに入って夕方に目覚ましの音で目を覚ます・・・
あの店に通い詰めている数日間は、大抵こんな昼夜逆転の生活を送るのが最早通例になっている。
まあほとんどの場合気絶するまで激しく犯されて男としての矜持を無惨に圧し折られるという結末を迎えるだけに、もしかしたら体力的にも精神的にも自分で思っている以上のダメージを受けているのかも知れない。
そんなともすれば惨めな思いをすると分かっていながらも冷たい雪が降る外へ出ようという足が鈍らないのは、それ以上に彼女達・・・妖艶な雌竜達との一夜が魅力的だという証左なのだろう。
やがてデジタル時計の表示が18時35分を指し示したのを目にすると、俺は素早くベッドから跳ね起きて服を着替えていた。

今夜来るという海竜・・・一体どんな雌竜なのだろう?
店側からすれば単にスポットで出勤する日雇い労働者のような扱いなのだろうが、それだけに客の立場からすれば珍しいお相手であることは間違い無い。
そしてそんなことを考えながら薄暗い歌舞伎町をしばらく歩き続けると、俺は丁度開店の3分前に例のビジネスビルへと到着していた。
幸い、俺の他に開店待ちをしている人はいないらしい。
まあ店にある部屋の数を考えてみてもその収容人数は精々が20人程だし、元々ドラゴンと夜を共にしようなどという趣味の人間はこの東京でもそれ程多くないのだろう。
よしんば仮にいたとしても、会社勤めの人々なんかは今の時間なら飲み屋で一杯やっている頃だし、妻が寝静まった深夜にひっそりとお忍びで訪れる人なんかの方が実際は多いんじゃないだろうか。
だがそうこうしている内に開店を告げるカードリーダーが入館証の受付を開始すると、俺は逸る気持ちを抑えて財布から黒いカードを取り出したのだった。

ポーン・・・
「いらっしゃい。待ってたわ」
「ははっ・・・外で待ってる数分間が凄く長く感じたよ。それで、どうすれば良いのかな?」
「お探しの相手は"新着雌竜"に入ってるわよ。ほら、座って」
もう何度も顔を合わせているだけに、黒フードのお姉さんも何だか対応がフレンドリーになったような気がする。
そして彼女に勧められるがままにディスプレイの前の椅子に座ると、俺はズラリと並んだ"新着雌竜"の写真の中に1匹だけ料金の安い海竜を見つけ出していた。

名前:ナギ(推定400歳)
体高:1.33メートル(海竜Mサイズ)
体色:薄紫
眼色:黒
翼:無し
性格:受★★★★★★★★★☆攻
得意なプレイ:ヒレ擦り、腹擦り
口調:古老
部屋:大浴場
指名料金:5,000円/日
人気度:新
コメント:太平洋出身の海竜。
月に1度だけ登場する、有無を言わせぬ押しの強さと涙脆い一面が魅力的な雌竜です。
大きなヒレや滑らかな腹部での焦らすような責めは絶品の一言ですが、過去に幾多の雄竜を食らい尽くしてきた彼女自慢の獰猛な秘所に捕らわれてしまったら最早泣き叫ぶ以外に成す術は無いでしょう。
意外に恥ずかしがり屋なので褒められると頬を赤く染めることがありますが、照れ隠しの報復にはご注意ください。

「えーと・・・これで良いのかな・・・?ナギって何か何処かで聞いたことがあるような気がするけど・・・」
やがて美しい薄紫と純白の皮膜に身を包んだ海竜の写真を眺めながら彼女を指名すると、ディスプレイに料金8千円と地下2階の2番という文字が表示される。
「ふふ・・・あなたなら、きっと彼女を気に入ると思うわ。それじゃ、頑張ってね」
「あ、ああ・・・そうするよ」
そしてお姉さんにそう励まされると、俺はいよいよエレベーターに乗り込んで地下2階へと降りていったのだった。

広い円形のエレベーターホールに並ぶ、大浴場が備え付けられた6つの寝室。
その中から2番と書かれた扉を開けると、俺は昨夜入った1番の部屋と同じ間取りらしいベッドのある手前の部屋で風呂に入るべく着ていた服をいそいそと脱ぎ始めていた。
カララララ・・・
更には軽い力で滑るように開く引き戸を開けて大浴場に入ると、まだ誰もいないことを確かめてから洗い場で体を洗い始める。
昨日の流れを考えれば、そろそろ相手の雌竜が姿を現すはずだ。
そしてそんなことを考えながらシャンプーで頭を洗っている内に、思った通り奥の扉が開いて美しい雌海竜がザバッと深い風呂の中に飛び込んだのが視界の端に過ぎったのだった。

やがて俺も手早く頭を洗い終わると、シャワーを止めながら浴場の方へと顔を振り向ける。
それと同時に先程の海竜が水面から顔を出すと、彼女が深さ15センチ程の浅瀬へとその大きな体を乗り上げていた。
「わっ・・・」
だがようやくはっきりと彼女の全身を目にした途端、その想像以上の大きさに思わず感嘆の声を漏らしてしまう。
プロフィールには体高1.3メートル余りと書いてあったから少し小柄なのかと思っていたのだが、手足で体を支えるのではなく腹を直接床に付ける海竜としてはそれでもかなり大柄な方なのだろう。
「フフフフ・・・よりにもよってこの私を選んでくれるとは、お前も随分と変わった人間のようだな・・・?」
老竜らしい深みのある、しかし透き通るような艶掛かったナギの声に、俺は何とか落ち着きを取り戻すとそっと彼女に歩み寄っていた。

細長い彼女の体は腹側が純白に、背中側が薄紫にと綺麗に分かれ、更に背中側には大きな鱗のような青い六角形の紋様が連なっている。
スラリと伸びた流線型の頭の後ろからは濃い紫色に染まる大小の角が伸びており、角の付け根からは水に濡れてキラキラと輝く赤い長髪が靡いていた。
しかもじっと俺を見つめている妖艶な黒い瞳には微かに金色の光が混じっていて、彼女と目を合わせているだけで何だか体中の力が抜けてしまうような魅力が全身から溢れ出している。
「どうした?何を固まっているのだ?」
「え?あ、いや・・・その・・・綺麗な海竜だなって思って・・・」
「なっ・・・で、出会ったばかりで一体何を言うのだ。夫でさえ、そんな世辞など滅多に口にはせぬというのに」
だが口ではそう言いながらも内心は嬉しいのか、俺から視線を外した彼女の頬が微かに赤らいでいる。
まあ俺としては本心を言ったまでだから、別に彼女を煽てようなどというつもりは全く無いのだが・・・

「た、確かにそうだね・・・って、夫がいるのか?」
「今日は住み処に残してきたのだがな。何をやらせても駄目な情け無い雄龍だが、もう随分長く共に暮らしている」
「そうなんだ・・・でも、夫がいるのにどうしてこんなところに?」
そして単純な好奇心からそう訊いてみると、ナギが浅瀬の上でゆったりと体を丸めていた。
「ある日、難破した船から投げ出されたのか海で漂流していた1人の若者を助けたことがあってな・・・」
「その人間とその・・・浮気しちゃったってこと?」
「浮気ではない!第一、海竜は深海でしか仔を孕めぬのだ。ただ・・・お互いに相手に興味を持っていたのだろう」
長年連れ添っている夫がいるにもかかわらず、人間とのまぐわいに興味を持ってしまった海竜・・・
その彼女が人間を求めて住み処から遠く離れたこの風俗店にやって来ているという状況を考えるに、恐らくはその時の思い出が忘れられないものになったのではないだろうか。

「人間と体を重ねたのはあれが初めてだったのだが・・・その夫とはまた違った趣が癖になってしまってな・・・」
「それで夫に隠れて、はるばる太平洋を横断してやって来たのか・・・」
「まあ、そういうことだ」
ナギはそこまで言うと、浅瀬で蹲っていた巨体をそっと起こして俺を誘っていた。
「さあ、無駄話はそのくらいでもう良いだろう?さっさとこちらへ来るのだ」
大きな胸ビレを左右に広げて雄を待つその様子は宛ら静かに獲物が罠に掛かるのを待つ蝿取り草のような危険な雰囲気を放っていたものの、それ以上に雄の本能を刺激する妖しい魅力が俺の体を引き寄せていく。
そして彼女に誘われるがままに浅い温泉の中に仰向けに寝かされると、いよいよ俺の上にずっしりとした彼女の巨体が覆い被さってきたのだった。

ペチャ・・・ググッ・・・
「うぅ・・・」
分厚い筋肉で出来た2枚の胸ビレで俺の両手を浅瀬に踏み敷きながら、薄っすらと粘液に覆われている滑った彼女の腹が俺の股間へと優しく乗せられる。
しかも暴れられないようにか尾の先が俺の左足首にシュルリと巻き付けられると、ナギが完全に制圧した獲物を品定めするかのように鋭い金眼を細めていた。
「フフ・・・こんな状況でも雄をそそり立たせるとは、お前も夫に負けず劣らず嬲られるのが好きなようだな?」
確かに、普通ならこんな大きな海竜に捕らわれたら命の危険は無いにしても恐ろしさに縮み上がってしまうものだ。
だが彼女の美しい姿とその内面に隠された嗜虐的な性格、そしてある意味純粋とも言える一面に、恐怖心などよりも遥かに強烈な魅力を感じてしまうのは俺がそういう性癖の持ち主だからというだけの理由ではないだろう。

「ま、まあね・・・」
ペニスの裏側に感じる重々しい彼女の体重に内心ハラハラしながらも、俺は素直に彼女の言葉を認めていた。
その返事を受けて、彼女が俺の股間に押し付けた自らの腹をゆっくりと左右に揺すり始める。
ニュル・・・ズ・・・ズリュリュ・・・
「は・・・ぁ・・・!」
だがほんの挨拶代わりだろうその軽い腹擦りに、俺は押さえ付けられた体をビクッと激しく跳ね上げていた。
粘液に覆われているせいで今まで分かり難かったのだが、一見滑らかに見えた彼女の純白の腹が微かなザラ付きを帯びていて、敏感なペニスの裏側を容赦無く摩り下ろしていく。
「き、気持ち・・・良い・・・」
グリグリとその腹を擦り付けられる度に凄まじい快感が叩き込まれ、俺は悶え狂いながら徐々に絶頂の高みへと追い詰められていった。

「最高の気分だろう?私の夫も、近頃はこうしてじっくり弱らせてから止めを刺されるのが好きらしくてな・・・」
「あ・・・ああぁ・・・」
その言葉とともに左右に揺れていた彼女の腹へ更に前後の動きが加わり、やがて円を描いてペニスを磨り潰すような苛烈な責めへと変化していく。
グリッ・・・ゴリゴリゴリゴリ・・・
「うあっ・・・そ、それ・・・はぁ・・・!」
「フフフ・・・果てながら肉棒を磨り潰されるのは極上の快楽だぞ。何しろ、老龍の夫が泡を吹くくらいだからな」
そ、そんなの・・・人間の俺に耐えられるのか・・・?
だが次第次第に容赦無くなっていく彼女の責めから逃れようにも骨が軋む程に力強く押さえ付けられた両手と尻尾を巻き付けられた左足は全く動かすことが出来ず、俺は微かに身を捩ることしか出来なかった。
その無力な獲物の様子に彼女の内に眠る残酷な雌の本能が掻き立てられたのか、いよいよ俺に止めを刺そうと凶悪な体重とともに凶器の腹がペニスを丸ごと踏み躙る。

「ああっ・・・も、もう・・・駄目だぁ・・・!」
ビュビュッ・・・
そしてついに耐え切れなくなって精を漏らしてしまうと、ナギが射精中のペニスを更にグリグリと抉り込んでくる。
「ぐあぁっ・・・た、頼むから止め・・・助けてぇぇ・・・」
その想像を絶する余りの気持ち良さにほとんど半狂乱になって泣き叫びながら、俺は1回分の射精が終わるまでペニスを磨り潰されて悶絶することしか出来なかったのだった。

「うぅ・・・」
天国なのか地獄なのか判らないその苛烈な責めに、射精が止んだ後もしばらく快楽の余韻が俺の心身を蝕んでいた。
「どうしたのだ?この程度の前戯でそんなに消耗しているようでは、私の中には到底耐えられぬぞ?」
これが・・・前戯・・・?
浅瀬の中に押さえ付けられていた両手は既に解放されていたものの、想像以上の疲労感にしばらくは指先を動かすことさえ出来そうにない。
だが何処からどう見ても虫の息となった俺の姿を見ても、彼女は表情すら変えずに今度は胸ビレで俺のペニスを挟んでいた。
ギュゥ・・・
「あぁ・・・そ、そんな・・・」
老竜らしく落ち着いた物腰のせいで余りその印象は無かったものの、彼女の性格はやはりプロフィール通りらしい。
弱った獲物を見れば憐憫を感じるより先に襲い掛かろうとするその無慈悲な獰猛さに、俺はガタガタと震えながらもナギの成すがままに身を委ねることしか出来なかったのだった。

ギュ・・・ギュウ・・・
「フフフフ・・・」
射精したばかりの敏感なペニスが、正に捕食者の愉悦とでも言うべき不敵な笑みを浮かべたナギの大きな胸ビレで挟まれたままじっくりと時間を掛けて揉み転がされてしまう。
しかもみっちりと筋肉の詰まった屈強な2枚のヒレは彼女の腹と同じく適度なザラ付きを帯びていて、まるでローションを塗ったスポンジのような感触が不思議な快感を呼び起こしていく。
「く・・・うぅ・・・」
だが肝心の体の方は激しい体力の消耗にほとんど動かすことが出来ず、俺はペニスを胸ビレで弄ばれながらただただ荒い息を吐いて必死に射精を堪えていた。

スリュ・・・グリュグリュ・・・
「くあっ・・・す、すご・・・い・・・」
分厚いヒレがギンギンに張り詰めた固い肉棒を左右から押し潰すように挟み込み、根元から扱くように軽く上下しながら前後にもゆっくりと擦り合わされていく。
「何だ?もう限界なのか?」
更には切ない苦悶の表情を浮かべていた俺の顔を一瞥すると、彼女がペニスの裏筋を片方のヒレでゆっくりと撫で上げていた。
スリュリュリュリュ・・・
「うああぁっ!」
まるで大きな舌でペニスを丸ごと舐め上げられたかのようなその強烈な快感に、思わず両手足を突っ張って思い切り腰を突き上げてしまう。
だが彼女はそのまま片ヒレでペニス全体をクルンと包み込むと、もう一方のヒレで今度は雄の先端・・・鈴口の辺りをサワサワと撫で始めていた。

ショリショリショリショリ・・・
「ひゃああぁぁっ・・・!」
細かなザラ付きが生む尿道の中まで犯されるかのようなその微振動に、何とか気力だけで持ち堪えていた我慢の堤防が一気に決壊してしまう。
ビュビュビュッ・・・ビュルル・・・
「フン・・・堪え性の無さは私の夫と良い勝負だな・・・まあ、人間にしては骨のある方なのかも知れぬが・・・」
なおも間欠泉のように白濁を噴き上げるペニスを胸ビレで揉みくちゃに嬲りながら、彼女がじっとりと鋭い視線を無力な雄へと注ぎ込んでくる。
「は・・・ぁ・・・き、もち・・・良い・・・」
彼女にとってはこれでさえただの前戯の延長でしかないのだろうが、俺はそんな無慈悲な彼女の性格よりも2度に亘って屈服の証を搾り取られたはずのペニスがまだ萎えていないことの方に激しい絶望を覚えていた。

「フフ・・・最早夢心地か・・・だが、本番はこれからだということを忘れてはいないだろうな・・・?」
そう言いながら、そっと体を起こしたナギが自身の下腹部に走った縦割れを俺に見せ付けてくる。
やがてその長い筋がゆっくりと口を開けると、中からたっぷりと愛液を纏った凶悪そうな肉壷が現れていた。
グブ・・・グチュ・・・
「う・・・あぁ・・・」
一目見ただけでその場から逃げ出したくなるような未曾有の恐怖と、あそこに入れられたら一体どうなってしまうのだろうかという破滅的な期待感。
俺は最早全くと言って良い程に言うことを聞かなくなった体を浅瀬に浸けたままその強硬に相反する感情の奔流を制御できずガタガタと震えてしまっていた。
そんな雄の動揺が伝わったかのように、無数の蕩けた肉襞がヒクヒクと虚空を咀嚼する。
ここは風俗店・・・如何に相手が月に1度しか現れないような特別な雌竜だとは言っても、俺が一言拒絶の意思を伝えれば彼女は"食事"を止めて元の物静かな海竜へと戻ってくれることだろう。
だがそのたった一言さえもが喉へと到達する前に息絶えてしまい、俺はゴクリと息を呑んだまま彼女に捧げられることになる生け贄の雄を再び屹立させてしまったのだった。

ミシッ・・・
やがてただでさえ動かない俺の両腕を再びその胸ビレで水底に踏み敷くと、いよいよ彼女の最大の武器である竜膣がゆっくりと大口を開けていく。
そしてその熟れに熟れた肉洞からトロリと糸を引く愛液がペニスの上に垂れ落ちると、俺はまるで熱湯を浴びせ掛けられたかのような激しい熱さと想像以上の快感に悲鳴を上げていた。
ジュッ・・・
「うあぁっ!」
桃色掛かったナギの愛液が持つその恐ろしい程の威力に、今更ながら命の危険を感じてしまう。
「フフ・・・夫に初めて出遭った時もこうして肉棒に私の雫を垂らしてやったものだが・・・効くだろう・・・?」
「ぐ・・・あうぅ・・・」
ジュワジュワとペニスを焼かれているかのような筆舌に尽くし難い快感に、俺は耳まで浸かった温水の中で唯一自由の利く首を左右に振りながら悶え狂っていた。

ジュブ・・・ジュブブブ・・・
「ああぁぁ〜〜〜〜!」
だがそんな俺の凄まじい苦悶の様子に微塵の躊躇いも見せることなく、ナギがギチギチに張り詰めた肉棒をゆっくりと自身の膣へと呑み込んでいく。
ほんの一滴垂らされただけでも狂いそうになる程の愛液がペニス全体に塗り込められ、無数の肉襞が捧げられた獲物をじっくりと抱き締めていった。
ジュブジュブ・・・ジュ・・・
「がっ・・・あ・・・」
こ、こんなの・・・とても耐えられない・・・
恐らく事前に2度射精していなかったら、入れた瞬間に暴発してそのまま気を失っていたことだろう。
地獄の釜に投げ入れられた罪人を獄卒が棒で掻き回すかのように、膣内に備わった細かな柔突起と襞が愛液に焼かれる肉棒を容赦無く嬲り尽くす。
抵抗しようにも両腕を押さえ付ける胸ビレにはその重々しい体重が遠慮無く預けられていて、俺はボロボロと涙を流しながら彼女に許しを懇願していた。

「た、助けて・・・う・・・ぁ・・・助けてぇ・・・!」
「もう遅い・・・せめて、私に呑まれる前にそう言うのだったな」
だが既に雄を食らう愉悦と本能に浸っていた彼女はそんな俺の必死の命乞いを無情にも一蹴すると、恐ろしいことにペニスを咥え込んだままゆっくりとその身を前後に揺すり始めた。
ジュッ・・・ギュブ・・・グチュ・・・
「は・・・あぁ・・・」
ビュビュッ・・・
雄の老龍さえ一溜まりもないというそのナギの責めに、堪える間も無く3度目の精が搾り取られていく。
だが射精中にもかかわらず彼女が動きを止めてくれる気配は無く、俺は次々と噴出する白濁を抑えることも出来ないままただただ泣き叫んでいた。
ギュグ・・・グシッ・・・ゴキュ・・・
「ゆ、るし・・・て・・・あ・・・は・・・」
そして恐らくは最後の一滴だろう薄くなった精の残滓が搾り出された次の瞬間、俺はメキッと凶悪な力でペニスを潰れんばかりに締め上げられてそのまま意識を消し飛ばされたのだった。

カーン・・・カーン・・・カーン・・・
「ん・・・うっ・・・」
翌朝、俺はチャイムの音で目を覚ますと自分がまだお湯に浸かっていることに気付いてゆっくりを目を開けていた。
その眼前に、俺の体を胸ビレで優しく抱き抱えていたらしいナギの金色の瞳が揺れている。
「き、気が付いたか?」
「あ・・・う、うん・・・でも俺、何でまだ風呂に・・・?」
「私はお前の体を拭ける程器用ではないのでな・・・冷やして体を壊さぬよう、夜通し抱いていたのだ」
そっか・・・確かに胸ビレじゃバスタオルも上手く使えないだろうしな・・・
「それより、昨夜は少しやり過ぎてしまったな・・・その・・・済まなかった」
俺の制止を振り切って欲情に任せてしまったことを恥じているのか、ナギが申し訳無さそうに顔を赤らめる。
何て美しい海竜なんだろうか・・・
昨日の獰猛さがまるで嘘のようにしおらしいナギの弱り切った姿に、俺はまだ彼女と繋がったままだというのに思わず胸の内に浮かんだ言葉をそのまま口に出してしまっていた。

「俺は別に気にしてないよ。あんたのような美しい妻を持てるなんて・・・きっと夫は幸せ者なんだろうな」
「な、何を言うのだ!?」
グギュッ!ブシュッ・・・ドク・・・ドク・・・
「うあぁっ!」
その瞬間照れ隠しのつもりなのか突然彼女の膣が勢い良くペニスを捻り上げ、あっと言う間に再び絶頂の快感を味わわされてしまう。
「うっ・・・だ、大丈夫か?」
「あ、あぁ・・・特別サービスだと思っておくよ・・・」
正直に言うとまた意識が飛びそうな程の気持ち良さだったものの、先程まで以上に狼狽しているナギの様子に俺は俄かに荒くなってしまった呼吸を整えながら何とかそう声を絞り出したのだった。

それから数分後・・・
俺は体を洗い直して部屋に脱いであった服を身に着けると、風呂場で待っていたナギに別れの声を掛けていた。
「それじゃ・・・凄く良かったよ」
「そう言って貰えると私も気が楽だ・・・機会があれば、また指名してくれ」
「もちろん、そうするよ」
やがて部屋を後にすると、受付に戻るべく少しばかりフラ付く体をエレベーターへと乗り込ませる。
そして「B1」のボタンを押して扉が閉まったことを確認すると、俺は手摺りに寄り掛かりながらふと物思いに耽っていた。

何だかんだで昨夜は、自分でも思っていた以上に壮絶な経験をしてしまったような気がする。
これまで俺が相手にしてきた雌竜は誰もが皆1匹の例外も無く、獲物である人間の精を奪おうとその身を駆使して激しく責め立ててきたものだった。
だがあのナギに限っては、どちらかと言うとその強力過ぎる竜膣に入れても多少は耐えられるよう事前に軽く精を抜く為だけにあの艶かしい肢体で俺を弄んだのだ。
そう確信できる程に実際彼女の中は余りにも気持ち良かったし、朝にも1度搾られたせいもあって俺は今にも腰が砕けそうになってしまっている。
これでもし彼女が月に1度の特別な存在ではなく何時も店に居る雌竜だったとしたら、俺はきっと毎日あの美しい雌海竜にこの身を捧げていたに違いない。

ポーン・・・
やがて長い沈黙を挟んでエレベーターの扉が開くと、俺はその向こうにいた黒フードのお姉さんが想像していた通りの心配そうな表情を浮かべていたことに思わず苦笑を浮かべてしまっていた。
「お疲れ様でした。その様子だと、相当激しく責められたみたいね?」
「ああ・・・正直、本当に搾り殺されるかと思ったよ」
それを聞いて、彼女が可笑しそうにフフッと軽い笑みを漏らす。
「でも、ナギの方も結構あなたのことが気に入ったみたいよ。次は3月の16日に来るから、もし良かったら・・・」
「本当?だって、パートタイムの雌竜の予定は秘密なんじゃないの?」
「彼女があなたに伝えて欲しいって言ってたのよ。もちろん、指名するかどうかはあなた次第だけど」
あのナギが、ほとんど何も出来ずにただただ悶え転げていただけの俺をそんなに気に入ってくれたのだろうか?
或いは、昨夜や今朝のことで俺に何か負い目でも感じさせてしまったのかも知れない。
「その日は日曜日だね・・・もちろん、指名させてもらうよ。彼女に、そう伝えておいて貰えるかな?」
「ええ、良いわ。きっとナギも喜ぶわね。それじゃ、料金は8千円よ」

俺は手元に残っていた最後の1万円札を彼女に手渡すと、お釣りを受け取ったにもかかわらずまたしても随分軽くなってしまった財布をポケットにしまっていた。
「それじゃ、またお金を貯めて来ることにするよ」
「ええ、待ってるわ」
やがてそんな彼女の明るい返事を背に受けながら店を後にすると、俺は昨日までとは打って変わって晴れ間の覗く現実の世界へと足を踏み出していた。
今日は少し暖かいようだし、この調子なら恐らく電車くらいは運行を再開していることだろう。
仕方が無い・・・どうせ家に居ても退屈なだけだし、大学にでも行くとしようか。
それにまた店に行く為にも、お金を稼がないといけないしな・・・
目くるめく夢の世界から急に現実に引き戻された反動で俺は少しばかり暗い面持ちを浮かべてしまったものの、来月の楽しみが出来たことで前向きな気分もまだしぶとく生き残ってくれているらしい。
新しく生まれ変わった雌竜天国にまた足を向けるその日の為に、俺はすっと顔を上げると雲の切れ間から降り注ぐ明るい陽光に身を晒しながら家路に就いたのだった。

東京新宿歌舞伎町の一角に佇む、とある1軒の風俗店。
開店から1年の節目を迎えてリニューアルオープンを果たしたその店で、今日も大勢の男達が妖艶な雌竜と熱い夜を共にするのだろう。
この世に恐ろしくも美しい彼女達との出逢いを望む者達が居る限り、雌竜天国は大都会の片隅でひっそりと"獲物"達の訪れを待ち続けているのだった。

このページへのコメント

便乗者さんもお気に入りのキャラだったのですね。
楽しみにしてます!

0
Posted by mice 2015年03月26日(木) 16:50:43 返信

スノーは自分もお気に入りのキャラなのでその内出てくるかもです

0
Posted by SS便乗者 2015年03月26日(木) 00:32:21 返信

スノーが好きなので、輸出というか外伝みたいな感じでスノーのSSが読みたいです

0
Posted by mice 2015年03月25日(水) 06:00:37 返信

ナギが出てきたのが嬉しかった

0
Posted by めかたしし 2014年04月30日(水) 01:35:40 返信

肛門に尻尾が入るシーンが良かった
もっとそういうのふえないかなあ・・・

0
Posted by u 2014年03月05日(水) 03:12:18 返信

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