「よし、今度こそアタリを引いてやるぞ!」

颯爽とバイクを走らせる、俺は自称トレジャーハンター。
名前は「ジャック」っていう。
とある街で「世にも美しいドラゴンの像」というお宝の情報を手に入れて、
それからそこら中を探し回ってるんだけど、どれも空振り。
そのドラゴンの像は、とても美しい宝石でできていて、
見る者を圧倒させるという。
そんなお宝があるんじゃ放っておけないってんで、世界を股にかけて探し回ってる。
今回は、ちょいと有力な噂話を仕入れたんで、
その噂の出所である秘境の村まで向かってるってわけだ。


なにを隠そう、無類のドラゴン好きの俺。
今までドラゴンに関するいろいろなお宝の噂を仕入れ、
そのいくつかを手に入れてきた。
まー、お宝といってもたいしたシロモンじゃない。
ドラゴンの絵が刻まれた金貨だったり、
「ドラゴンの瞳」って呼ばれている、その実だたの宝石だったり。
(その宝石にどのくらいの価値があると聞かれれば、たいしたこともない)
しかし、そのたび、ああ、本当にドラゴンがいないもんかな、
と思うようになっていった。
それ故、今回のドラゴンの像の噂は俺の心を駆り立てた。


噂の村まで行く途中、愛車のオフロードバイクでギリギリの道もあった。
もう少しキツい道のりだったらたどり着けなかったかもしれない。
ようやく村、というか小さな集落にたどり着いた頃には
すでに夜のとばりが降り始めていた。
集落に着くと、小屋から老人が出てきて迎え入れてくれた。
言葉が通じるか不安だったが、自分の知っている言語で会話できるようだったので
一安心してそっと胸をなで下ろしたのだった。


老人「こんな辺境にヒトが来るなんて珍しいこともあるもんだ」
ジャック「突然訪れてしまってすまない」
老人「いや、なにもないところだが休んでいくといい」
ジャック「ありがたい。少し世話になるよ」

簡単な会話を交わし、俺は老人の小屋に招き入れられた。

老人「して、なぜこんなところへ?」
ジャック「ああ…まあ、なんというか…」
老人「ハッキリせんな、言うてみい」
ジャック「うむ、実は、この辺りに『ドラゴンの像』が眠ってるって聞いてね」
すると、急に老人の顔が曇る。
老人「ああ…確かにその話は聞いたことがある。
   すでに何人かの者がそれを求めてやってきたな…」
ジャック「すると、もうすでに誰かの手に?」
老人「いや…みんな口々に『期待外れだった』と呟いて帰っていきおった」
ジャック「期待外れ…?」
老人「まあ、おぬしも実物を見てきたらどうじゃ?
   おぬしの期待通りかはそれでハッキリするだろうて」
ジャック「そうだな…せっかくこんなところまで来たんだし、
   拝むくらいはしてかないとな」
老人「像は洞窟にあるらしい。ここからさらに離れた場所にある。
   今夜はここに泊まって明日行くといいだろう」
ジャック「泊めてくれるのか?ありがたい」
老人「なにももてなしはできんがな」
ジャック「いや、宿があるだけでありがたい限りだよ」


その晩、俺はついに一睡もすることができなかった。
それはようやく像の手がかりが掴めたのに、
期待外れの代物かもしれないという話のせいだ。
まあ、明日実際に見てやるさ。
そんな感じで期待と不安が入り交じった夜が更けていった。


翌朝。老人に地図というには心許ない紙切れをもらい、
再び愛車のオフロードバイクにまたがって出発した。
集落からさらに1時間ほど走ったところに、それらしい洞窟を見つけたときは
さすがに心が躍る思いだった。

バイクを駐め、静かに洞窟に入っていく。
いかにもって感じの洞窟だ。
否が応でも胸の鼓動が高まっていく。
歩を進めるにつれ、辺りは暗くなっていく。
俺はランタンを灯した。
電池式のそれよりよほど俺はこのランタンを信頼していた。
洞窟の奥から微かに風が吹いてくるのを感じる。
どこかに抜け穴でもあるのだろうか、酸欠にはならずにすみそうだ。

さて、ゴツゴツの洞窟をしばらく歩いて行くと、
なにやら広場のような場所に出た。
ここだけなぜか地面が平らになっており、
なにか人工的なものを思わせた。
そして、顔を上げた瞬間、目に飛び込んできた。
ついに「ソレ」が。


目の前に現れたのは、紛れもない『ドラゴンの像』であった。
しかし……俺は今まで聞いていた話を思い出し、
なるほど……と感じたのだった。

宝石でできている、という噂のソレは、
一見すると岩肌と見間違えてしまったかもしれない。
そう、黒い像だったのだ。
宝石なんてまるで嘘の話であった。

しかも、それは見上げるほど大きい。
本当にリアルな像ではあったが、その巨躯はどうやっても持ち出せそうにない。
今まで聞いてきた、「期待外れだった」という話。
こういうことだったのか……。

しかし、遙々ここまでやってきたのだ。
このまま帰るのも忍びない。
俺は、そっとその『像』の脚に触れる。
ゴツゴツとしていて、本当によくできている。
いったいこれを作った者はどんな想いでこれを製作したのか……。
目を閉じて、そっと像の脚をなで回していく。
……そう、まるで生きているかのような……。

「グゴゴゴゴゴ……」

んッ!マズい、地震か……?
生き埋めになってしまう……!
そう思い目を開けた俺は、まさに目を疑った。

今まで像だったソレ。
瞳がランタンの明かりに反射して光る。
そして……動く!!
手を振り上げたドラゴン。
「ひ…ひゃあ!!」

しかし、その動きはとても素早かった。
俺は簡単にそのドラゴンにわしづかみにされてしまう。
巨大な手によって地面に押さえつけられてしまった形で
まるで身動きが取れない。

「くっ……は、離せ…ッ!」

精一杯の声でそう叫ぶと、ドラゴンが応える。

「ふ……まさか再びこうして動けるとはな。
 ニンゲンよ、我を目覚めさせたことは感謝しよう」

そう言い放ち、鼻で笑ったように感じた。

「か、感謝してるなら離せ!」

そう反抗するも、さらにギュッと押さえる力が増すだけだった。

ドラゴン「誰に向かって言っておるのだ?
     ああ、名乗っていなかったな。私はメレディス。
     昔この地を治めていたドラゴンだ。
     しかしニンゲンめ、我をこんな洞窟に封印しおって」

ジャック「そんな……」

メレ「なにを言っても無駄なことぞ。
   私にはニンゲンに対して怨みしかないわ。
   邪竜……そう呼ばれていたかの、確か」

にわかに俺に絶望心が芽生え始める。

メレ「おお、おお、その絶望に満ちた顔、堪らないではないか。
   そのまま取って食ってやろうと思ったが、
   私もずっとこんな洞窟で封印されていたからいろいろ疼くわ」

ジャック「な、なにをするつもりだ……?」

メレ「ふふ、まずはお主の精を搾り取ってやろう……」

メレディスはそう言い放つと、器用に俺の服を剥ぎ始めた。

ジャック「くっ……」
メレ「ほう、案外抵抗しないのだな。まさかまんざらでもないのか?」

服をすべて剥ぎ終え、生まれたままの姿にされてしまった俺を
左手で空中に掴みあげながら、メレディスは言葉を続ける。

メレ「私とてメスよ。ここが疼いて仕方ない……」

なにをし始めるかと思えば、突然目の前でメレディスが
自らの股間に存在する秘所を爪で弄び始める。

メレ「んく…っ…この感覚…久しい……」

時折黒い肌の間に見える、ピンクのそれを見ていると、
俺にもなんとも言えない感覚がこみ上げてきた。

ジャック「くぅ……」
メレ「ん…なんだお主、私を見て興奮しておるのか?
   ニンゲンにしては立派なモノがそそり立っておるではないか」
ジャック「こ…これは……っ」

そう、俺はかなり興奮していた。
あこがれだったドラゴン。
相手が邪竜という形であったにしても、
この世でまさか、しかもこんな光景を見ることができるとは……
しかし、依然手の中で拘束されたまま。
いつこのメレディスというドラゴンの機嫌を損ねてしまわないか不安で仕方なくもあった。

メレ「んふぅ…そろそろ頂くとしよう。
   ニンゲンのモノでは少々物足りぬが仕方なかろう」

メレディスは俺を再び地面に仰向けに押さえつけると、
自らの巨躯をゆっくりと俺の体を目がけて下ろしてきた。
そして、ぴったりと秘所が俺の屹立してしまったモノに狙いを定める。

メレ「行くぞ……」

ズチュッといやらしい水音を立て、蕾が俺のモノを咥え込む。
その瞬間、身体全身に電撃が走ったかのような快感が俺を襲う。

ジャック「はうッ!!」
メレ「んく…なかなかのモノではないか……
   ふふ、動かすぞ」

俺を押さえつけたまま、自らの身体を上下させ、
モノを扱きあげていくメレディス。
俺はなんとかこみ上げてくる感覚を抑え込むのが精一杯だった。

メレ「ふふふふ、いつまで我慢できるかな…?」

そう言い放つと、キュウっとメレディスの秘所がさらに締まる!
巨大なドラゴンだからと油断していた。
相手はかなりのテクニックの持ち主だったようだ。
人間のモノの大きさでさえ、対応して締め上げる。

ジャック「あく…ッ!があ…!!」
メレ「ふはは、いい声で鳴くではないか。
   食ってしまうのがもったいなく感じてきたわ」

しかし容赦なく扱きあげられていく。
俺が果てるまでそう時間はかからなかった……。

ジャック「う…うあぁぁぁぁッ!!」

ドクドクッと熱い白濁をメレディスのナカにぶちまけてしまう。

メレ「んっ…イきおったか。やはりニンゲンのモノでは満足できぬな……」

白濁を発射してしまい、快感の渦に打ち拉がれている俺をよそに、
メレディスは不満そうだった。

メレ「ふん……やはり取って食ってしまうか。」
ジャック「や…やめ……」

しかし、にやりとして舌なめずりするメレディスの様子を見て、
徐々に快感から恐怖へと感覚が遷移していく。

メレ「役立たずなニンゲンよ、私の胃袋に収まれ……」

メレディスの恐ろしい笑顔に俺の顔が引きつる。
食われる……そう思うと血の気が引き、
顔は文字通り真っ青だ。
俺は、ここで……死ぬのか……

やがて、あんぐりと口を広げたメレディスは、
俺の身体を持ち上げ、頭から口に押し込む。

ジャック「ああああぁぁぁああ〜〜〜!!」

絶望から俺は泣き叫んでいた。
しかし、それも虚しく、少しずつメレディスの口の中に押し込まれていく……。

目の前に広がるのは、正真正銘の「闇」。
その先は、巨大なドラゴンの胃袋だ。
唾液が潤滑油のように身体にまとわりつき、
暴れる気力も失った俺は、徐々にメレディスに飲み込まれていく。
足の先まで飲み込まれると、そこからは早かった。
スルンっと食道を降りていき、あっという間に胃袋へと飲み込まれてしまった……。





「ふぅ、なかなか食い甲斐があったわ……」

私はニンゲンを胃袋に納め、腹をなでる。

「ふふふふ、ここからが面白くなるぞ……」

十分に胃液がニンゲンの身体にかかった頃合いを見て、
私は次の行動に移る。

「うぅ…ッ!!ゲェっ!!」

先ほど胃袋に納めたばかりのニンゲンを吐き戻す。
そして、そっと胃液に侵食されはじめたニンゲンの身体を眺める。

胃液はニンゲンの身体を蝕んでいくが、
様子が普通ではない。
全身を覆った胃液が徐々に泡を立て始める。

「ふん……」

私はそのまま様子を見守っていく。
やがて少しずつ泡が消えていくのをうつろな目で見つめる。

メレ「おい、お主、まさか自分が死んだと思ってるんじゃあるまいな?」

吐きだしたものが、ゲホッと咽せたあと、息を吹き返す。

メレ「まったく、ほれ、自分の身体をよく見てみろ」
ジャック「……な、こ…これは……!!!」

心底驚いている彼に声をかけてやる。

メレ「なに、ニンゲンじゃ物足りないからな。
   お主ごとドラゴンに変えさせてもらったまでだ」
ジャック「まさか…俺が、ドラゴン……!?」

そう、泡の消えたあとに残ったのは、紛れもないドラゴンの姿であった。
メレディスよりは小柄ではあったが。

メレ「もうどうせニンゲンの世界には戻れぬだろう」
ジャック「く……」
メレ「せっかくドラゴンにしてやったのだ……」

ええい、なんともむず痒い感覚が私を襲う。
しかし、はっきり言い切ってやる。

メレ「私と一緒に暮らせ!異論はないな!?」
ジャック「まさか…それ、告白…?」
メレ「う、いちいち口答えすると本当に食うぞ!!」
ジャック「うわ、本気で恐かったんだから!!」
メレ「…ふん……。」

こうして、私に「家族」ができた。
悪くない感覚だ……。





ふぅ、まさか、俺自身がドラゴンになるなんて。
しかも、メスと同棲!?
ま、こんな暮らしもいいか。
どうせ「トレジャーハンター」なんてくだらないと思っていた矢先だ。
とことん楽しんで生きてやるさ!!





こうして、ジャックとメレディスの奇妙な同棲生活が始まったのであった。
もちろん、毎晩のように情事は繰り返されていたようであったが……。

コメントをかく


「http://」を含む投稿は禁止されています。

利用規約をご確認のうえご記入下さい

Wiki内検索

コンテンツ

カウンタとコメントフォーム

コメントフォーム

ezカウンター
介護求人弁理士求人仲介手数料 無料フレームワーク旅行貯金高収入復縁中国語教室 大阪介護ニュース

どなたでも編集できます