太陽がようやく暑くなってくる時間だったが2頭の竜はまだ眠気眼で飛んでいた。
青い空の下、2頭の竜とまばらにある雲の影だけが下の草原に映っている。
住処から目指す湖までそこそこの時間を2頭は飛行してきた。
途中後方の竜が何度も「引き返そう」と思い立ったが前方の竜にいさめられてここまできたのだ。

真っ白な体で前を飛んでいる♀の竜の名前はエミネス。
一児の母として、常に息子に愛情を注いできた母竜である。やや勝気ではあったが、さっぱりとしていて周りとうまくやっていける性格が幸いし母子家庭ながらいままで苦労してなんとか自分たちの縄張りと住処を確保してきた。
後方を飛んでいる青空のような全身青い色で覆われた若い竜の名前はヴァイン。エミネスの一人息子である。
エミネスとは対照的におとなしい性格だがしっかりしていてエミネスの至らない部分をよくサポートしてきた。
現在160歳でまさに成長期という年齢で筋肉もたくましくつきスマートな体つきで本気で飛べば母親にも劣らずといった感じだが今は眠気で人間の乗るヘリコプターと同等くらいの速度しかでていないだろう。

2人とも大きい羽のおかげで墜落せずにいるが風の気流にややふらつきながら飛んでいる。母子ともによく似た飛び方だった。
ようやく住処から離れた湖が見えてきて、他の先客の竜たちがまばらに水浴びをする姿が見えたのでエミネスがヴァインに声をかけた。
「ほらヴァイン、もう着くわよ。」
やっと着いたか、という表情でヴァインが目をこすりながらエミネスに、
「でも母さん、なんでいつもより遠い湖まで来なきゃ行けないのさ」
と愚痴をこぼした。
振り向かずに前を向いて飛んだままエミネスはそれに答えた。
「たまには別の湖で別の種族の竜たちとも接しないと大人になってからコミニュケーションがとれないで
縄張り争いなんかで面倒なことになるからよ。」
まだ青年のヴァインには分かったような分からないような回答だったがとりあえず「ふぅ〜ん」と言っておいた。
この母親には難しくつっこんで聞くと子供のようにむきになって説明するため余計分からなくなるので、半分ほど分かればあとで考えることにしてその場は流すようにしているのだ。
この点についてはヴァインのほうが大人である。

ヴァインは話題を変えることにして母親に今回の遠出の場所について訊ねた。
「で、今から行く所はどんな湖なの?母さん」
「さあ」
「初めていくのにまったく知らないの!?」
「・・・・・遠出は何も知らないところへ行くから面白いんじゃない。ばかねぇ」
「危険な種族の竜や毒をもった生物がいるかもしれないじゃないか!」
「なんとかなるわよ」
エミネスはこういう性格だとはヴァインもよく知っていたが今回は墜落しそうなくらいに脱力した。

 そうこう話しているうちに湖が目前に迫ってきた。
いきなり湖に降り立つのも他の竜に迷惑だとおもい2頭は湖の近くの森に降り立った。
「この森、空気もよくて明るくていい場所だね」
ヴァインが言うように、日光が程よく照らし歩いているだけで気分が良くなるような森であった。
適度な高さの木々、足元のやわらかい草や花。
あまり遠出しない2頭でもこの森の良い環境はすぐに理解できた。
「そうね。私たちの縄張りの森よりもいい場所ね。遠出したかいがあったわー。」
自分の縄張りを気に入っているエミネスも素直に感心した。

しかし湖に向かって歩いていくうちに別の事にも気がついた。
「・・・しかしやけにカップルが多いわね」
 エミネスがやや嫌な顔をしながらつぶやいた。ヴァインもそれには気がついていた。
森の木陰や洞窟の中に見える竜たちは絶対に♂♀のカップルだった。
しかも肌を寄せ合い新婚さんのようにイチャイチャしているのである。
「ちょっとあのカップルくっつきすぎじゃない!あっちなんて手を腰に回してるし!
ヴァイン!目の毒だから見ちゃだめよ!」
エミネスが母親として息子を悪い影響から守ろうと一人で騒いでいる中、ヴァインはいままで
見たことのないような光景に赤面しながらエミネスのあとを付いていった。
たしかにこの森にはヴァインには刺激的に思えるような光景を繰り広げるカップルが多々見受けられた。
「まったく!最近の若い竜は迷惑ってことを考えないのかしら!昼間っから!」
ブチ切れそうなエミネスは息子の手を強くにぎったままやや早足で湖へむかった。

 森を抜け、目の前に広がる湖はさきほどの森に負けず劣らず素晴らしい場所だった。
大きさ、水の透明度、空気のおいしさ、どれをとってもいままで
2人が味わったことのないようなものばかりだった。
これには先ほどの一件で頭に血が上っていたエミネスも一気に顔がほころんだ。
「あ〜やっとついたわ。それにしてもいい湖ねー!」
それを聞き、母の機嫌が直って一安心といったヴァインはようやく
目の前に広がる絶景を楽しむ余裕が持てた。

 エミネスは先ほどの一件を忘れるように水浴びの準備をしようとした。
「それじゃあヴァイン、森でいい石を拾ってき・・・いや!やっぱり私が行くわ!」
湖に着きドラゴン独特の角や爪を研ぐためのいい大きさの石を、いつもどおりに息子
にパシらせて拾わせようとしたエミネスであったが、さすがにさっきの森では、
ヴァイン一人でうろつかせるのはいろんな意味で危険と思ったらしい。
なんとなくこの行動を意味を察したヴァインは何も言わず森に
入っていく母を見送るしかなかった。

「ああぁぁ〜」
なんだかんだでいろいろあって忙しかったヴァインもやっと落ち着いて
大あくびをして一息ついた。
そして湖付近をよく見回してみると先ほどの森のようにカップルの姿はなく
大体は一頭か同性同士でいるのである。
目のやり場に困ることはなくなったがやや不思議に思っていると
ヴァインの横から声が掛かった。

「あのー。」
パッと横を向くとカールした大きい角とピンク色の体毛が目を引く♀竜が声をかけてきた。
「は、はい?」
母親やほぼ同年代の♂の竜友達としか話したことのないヴァインは200歳くらいの
年上のお姉さんといった♀竜に声をかけられすっとんきょうな声を出してしまった。
「今一人みたいだけど隣いい?」
いきなりしゃべりかけられてヴァインもちょっとびっくりしたらし
く、すぐには言葉でない。
返事を待たずに♀竜がヴァインの横に移動しさらに話を続ける。
「ねえ、ここに来るの初めてって感じだけど初めてなの?
私も2〜3回目なんだけどね、ここの湖に来―――」
「ちょ、ちょっと待ってください!」
この♀竜は話すのが好きなのかヴァインもあっけに取られていたが
ようやく強引に話をさえぎることができた。

「僕はいま一人じゃないです!」
ヴァインがまず最初の質問の答えを大きめの声で伝えた。
「え?」
♀竜がよく理解できないという表情をした。
「じゃあ男の子の友達も一緒なのかな?」
そのままの表情で質問をまたぶつけた。
「いえ、違いますよ。」
♀竜は今度はさらに分からないという表情になった。

そうこうしているうちにエミネスが森から石をいくつか抱えて戻ってきた。
「あら?ヴァインの知り合い?」
息子の隣にいる初めて見る竜にエミネスはやや戸惑いながら聞いた。
「いや、いま初めて会った竜だよ。」
ヴァインがそこまで言うと隣の♀竜がヴァインに向かって言う。
「君の連れってもしかしてこのおばさん?」
初対面の若い♀竜から言われたこの言葉にエミネスが
いままで蓄積されていたストレスもあったせいでついにブチ切れた。

「何ですって!誰がおばさんよ!まだまだ若い(つもり)わよ!
これでもこの子を産む前にに2頭の♂に同時に告白されたりしてたんだから!」
エミネスがここまで言うと♀竜は呆然とした表情のまま固まっていた。
「な、なによ・・・。なんか文句でもあんの?」
言うだけ言って少し冷静になったエミネスが呆然としている♀竜に続けた。
するとやっと呪縛から解けたという感じの♀竜が
「で、でもここの湖って恋人募集の竜が集う湖なんですよ・・・。
もしかして近親相姦ってこと・・・?」
予期せぬ言葉に母子同時にまぬけな表情、まぬけな声で答えた。

 考えても見なかった言葉にエミネスとヴァインは少し間が開いたあと
に2人とも同時に顔が赤くなった。
「そ、そ、そんなわけないじゃない!たまたま息子と来た湖が
そんな場所だなんて知らなかっただけよ!ほら、ヴァインからも言いなさい!」
エミネスが初対面の♀竜に誤解を解こうと必死に説明をし、息子にも助け舟を求める。
「うん。そんな場所だなんてほんとに知らないで来たんだよ。
僕も母さんも普通の母子の関係だよ。たぶん」
「たぶんってなによ!」
エミネスがいつもの倍の速さでツッコミをいれる。

 そのあとヴァインが落ち着いて♀竜に説明をし、どうやら誤解は解けていった。
「わかったわ。そういう事情なら2人とも早くこの湖から離れた方がいいんじゃないかしら?
ぼうやにもここは刺激的すぎるかもしれないしね(笑)」
意外にも物分りのいい♀竜だったようで、ヴァインをからかうようにやんわりと忠告した。
「う、うん。いまから母さんと相談して決めるよ。ありがとう。」

ポッ、ポツッ、ポツッ。
ヴァインが儀礼的に♀竜に感謝の言葉を言い終えた時、小雨が降ってきた。
「あら?朝はいいお天気だったのにこの辺は天候が変わりやすいみたいね。」
先ほどからやや黒い雲が来ていたのは見えていたがこんなに早く降り出す
とはみな予想もしておらず♀竜が声を漏らした。
「じゃあ私も住処が近いし退散しようかしら。じゃあねぼうや。
またその気になったらいつでもここであたしに声をかけてね♪」

♀竜はヴァインに向かって手をひらひらさせながら、小雨の中飛んでいく。
息子にモーションをかけるその♀竜を「キッ」と睨みながらエミネスがつぶやく。
「この空模様じゃあまだやみそうにないわね。途中で雷に打たれたりすると危険だし
不本意だけど森で洞穴でも探して雨宿りでもしてから行きましょうか。」
母は息子と一緒にあの森に入るのは気が進まなかったが、
ここでズブ濡れて待つよりはましだと思った。

しかし森で雨宿りができる洞窟を探すがすでに雨宿りをしている先客(もちろんカップル)
がいて、さすがにイチャイチャしているカップルと一緒に息子と雨宿りをするなど
エミネスには到底無理だったので、雨の中空きの洞窟を見つかるまでしばらく雨の中を歩くはめになってしまった。

「ふ〜〜〜」
やっとほどよい大きさの空いた洞窟に避難したときにはもう2頭ともびしょ濡れだった。
母子とも体を犬のようにプルプル振って水気を飛ばすが体毛がしっとりと湿ってしまった。
「水も滴るいい女ってことかしらね。」
「・・・。」
洞窟の暗い雰囲気を飛ばそうとエミネスがいつものように冗談を言うがこの日は妙な事
続きでヴァインもうまくツッコミが入れにくかった。
「それにしても濡れたせいで寒いわね・・・。」
濡れた体は2頭の体温を奪っていき、肌寒さを感じさせた。

「ヴァイン、もっと母さんの体にくっつきなさい。」
しばらくたってエミネスが声をかけた。
「え?」
「え?じゃないわよ。お互いくっついた方が温かいでしょ。」
エミネスが当然のことのように言う。
「そ、そうだけど・・・。」
ヴァインは森でのカップルの刺激的な光景やさきほどの♀竜の近親相姦という言葉
を思い出してしまい、母の体にくっつくのに抵抗があった。
「どうしたの?」
「あ・・・、うん。」
さすがに母に「女性として意識してる」など言えるはずもなく促されるまま
エミネスに寄り添う。
「ほら、もっとこっちに寄りなさい。」
大きな羽でヴァインを包み込むように体を寄せる。

体を寄り添わせているうちにエミネスはある変化に気づいた。
「ヴァイン、あなた心臓がずいぶん高鳴っているみたいだけど熱でもあるの?
雨に打たれて風邪でもひいたんじゃないの?」
体をくっつけていたのでヴァインのびみょうな変化に気づき心配する母。
「う、うん、大丈夫・・・。」
まさか実の母親にときめいているなどと、死んでも気づかれたくないヴァインは
そのことが頭をよぎり、ついあいまいな返事で答えてしまう。
それがいけなかったのかエミネスが余計に心配をし、
「ほんとうに?ちょっとこっちを向いて熱を測らせなさい!」
そういうと息子の体を強引に自分の正面に向ける。

「あ・・・」
少し間をおいて声を出すエミネス。
まさか母親に興奮して膨張している股間の肉棒を正面から、
しかも間近で見られるとは思っても見なかったヴァインは
下を向いて顔を真っ赤にしてだまったままだった。
エミネスもまさかこんな事態になるとは思ってもおらず数秒固まっていたが
「お、男の子だもんね。仕方ないわよ。」
母として精一杯息子を気づかったがヴァインはまだ黙ったままだった。

「お、お母さんのせいでそんなになっちゃったのかなあ」
何か言わなければならないと思ったエミネスはついとんでもないボケを言ってしまった。
「・・・・・・・」
いつものツッコミが来ると予想していたエミネスは、まさか本当に自分に対してそういう目で
見ているのかと、おもってしまうくらいこのときのヴァインは真剣な顔つきだった。
「まさか本気でそうなの?」
「・・・・・」
ヴァインも何か答えたかったが自分で口がまったく動かなかった。

しかしこのまま変な雰囲気でいるのも耐えられないと思ったエミネスははっきりと言った。
「どうなの?怒らないから正直に言って。」
「・・・うん」
ヴァインは数秒考えた後にうなずいた。
「そ、そう・・・なの・・・。」
エミネスも緊張からか、いつものような大きめの声は出せなかった。

エミネスが途切れがちに言う。
ヴァインは母がどんな顔で言ったのかを見る勇気が出なかった。
怒っているのかあきれているのかどんな表情で言ったのかわからないまま
下を向いているとエミネスが吹っ切れたように言った。
「じゃあ母さんが責任とって小さくしてあげる!」
「え・・・、ええ!?」

最初ヴァインは母がなにを言っているのかよくわからなかった
「そのまんまじゃつらいんでしょ。いいからこっちを向きなさい。」
開き直ったエミネスははっきりと言った。
完全に頭の中がパニックになったヴァインの耳には、いつもの威勢のいい
母の声が耳に届くだけでうまく理解できなかった。
その結果ヴァインは、抵抗できずにけっきょく無理やり体を正面に向けられてしまい、
エミネスの目の前に怒張した肉棒をさらけ出す格好になってしまった。
「(すごい・・・)」
エミネスの顔面30センチに息子の肉棒があらわれ息を飲む。
「(あたしのせいでこんなに大きくなったの?周りのせいもあるんでしょうけど・・・。
それにしても・・・おっきい・・・。)」
エミネスのほうも威勢よく言ったが実は内心まだ少しパニックだった。

「じゃあ、触れるわよ・・・。」
 これからどうするか一分先の行動さえ考えないままエミネスは手で、そっと息子の肉棒を握った。
エミネスはヴァインの熱く脈打つむき出しの男根を肉球ごしに感じた。
そして爪を立てないように気をつけながらゆっくりと動かす。
「うわ・・・!」
 息子の反応は敏感だった。握って上下運動を十秒もしないうちにヴァインは
母の手の中で達してしまった。
エミネスの肉球や柔らかい体毛、やや離れたエミネスの顔にまで濃い白濁液が飛び散った。

「きゃっ!」
 エミネスは驚いておもわずかわいい声を出してしまった。
こんなに早くヴァインが達するとは思ってもいなかったからだ。しかも思った以上の量を。
「あう・・・。」
 ヴァインは涙目になっていた。実の母の手で射精してしまったのである。
人生の中で1,2を争う恥ずかしさであろう。
しかも十秒足らずでいってしまったのだから。(性交渉未経験のヴァインには仕方ないことだが)

「元気ね〜、ヴァイン。」
母は照れ隠しなのか、涙目の息子を気づかったのか笑顔で言い、精液がかかった
自分の顔や手を拭く前に、白濁液で汚れていない自分の体毛で
ヴァインの肉棒の拭いたり後始末をし始めた。
すると、
「(あ、またおっきく・・・)」
エミネスが見た目ではっきり分かるくらい先ほどの硬さと大きさを取り戻していったのである。

「ふふ、やっぱり若いのね〜。」
エミネスがからかうように言う。
「初めてなんだし、仕方ないだろ!」
ヴァインは思わず叫んだ。
一回達して少し落ち着いてきたヴァインは、真っ赤な顔のまま腰を引こうとする。
しかし、エミネスは右手で肉棒を握ったままだった。
「まだ動いちゃだめよ。これが小さくなるまで母さんの責任なんだから。それに・・・」

そう言うとエミネスは空いている左手を、ヴァインの胸板に乗せゆっくり
ヴァインを後ろに倒していく。
これからなにをされるのかまったく予想できないヴァインは抵抗できずされるがままだった。
「ヴァインがエッチなことばっかりするから、母さんのほうも変な気分になってきたんだから。
ちゃんとヴァインも責任を取りなさい。」
そう言い終わるかと思うとギンギンに上を向いたヴァインの肉棒の先に何か
濡れた暖かいものが触れる。
「え・・・ちょっ・・・母さん!」
ヴァインは何か言いたげだったが、そのままエミネスが
紅潮した顔でにこっと笑ったかと思うと腰を沈めていった。

いままで味わったことのないような快楽がヴァインの肉棒を包み込む。
「く・・・ぅ!」
肉棒から伝わる母の高めの体温と、きつい圧迫感という初めての感触
にヴァインも顔をしかめて声を出す。
久しぶりの肉棒の感触と、息子の成長振り、息子のかわいい表情
に感激し目を潤ませながらエミネスも声を出す。
「あふ・・・ん・・・」

半分ほど入ったあたりでしばらく堪能していたエミネスが、ゆっくりではあったが
さらに腰を落としていく。
「ん・・・」
エミネスが長いことご無沙汰だったせいなのか、ヴァインの肉棒が大きいのかわからないが
奥に行くごとにかなり抵抗を感じる。
2人にはかなりの時間の経過を感じたが、どうにかエミネスが完全に
腰を落とした状態になった。
「んふふ。全部はいっちゃったわよヴァイン」
エミネスがかなりぎこちない笑顔でヴァインに言う。
エミネスのほうも気を抜くとイッてしまいそうだからだ。

ヴァインのほうも母以上に余裕がなかったが、下から母に言う。
「か、母さん、これって母子でまずいん―――」
そこまで言いかけるとエミネスが腰にギュッと力を入れ、ヴァインの肉棒を締め付ける。
「はぅっ!」
「いいの!これはヴァインの股間が苦しそうだったから母さんが
小さくしてあげてるだけなんだから!まずくないの。」
母がお姉さんのような口調で建て前を言う。

「で、でもこのままじゃ―――」
またヴァインが何か言いかけたが、今度はエミネスが上からヴァインの口を
自分の口でふさぐ。
「ん!?んん!」
ヴァインが思いがけないキス攻撃に目を丸くする。
エミネスもあまりキスの経験などなかったが、息子を愛する気持ちがあるだけで
かなり濃厚なディープキスになっていく。
息子のほうも次第に目がトロンとなっていき、舌を絡めていく。
んちゅっ・・・くちゅっ・・・
竜独特の長い舌が絡み合い卑猥な音を出していく。
お互い相手の口の中で、夢中で舌を動かし、
それと同時にエミネスが下のほうでも上下運動を繰り返す。

お互いの口内をしゃぶりつくし、やっとエミネスが自分の上体を持ち上げ口を離す。
しかしまだ母子の口から口によだれのアーチが2本、3本とつながっており、
とても激しいディープキスだった証拠が丸分かりだった。
長い口づけが終わりエミネスは下の結合部分に集中をする。
じゅぷっ・・・じゅぷっ・・・。
エミネスの愛液で水音が激しくなっていた。
「ああん・・・ま、まだイカないなんて・・・ヴァインたら・・・生意気なんだから・・・」
今回もすぐに息子がイくと思って余裕があったエミネスも焦りだしてきた。
まさか自分が性体験初めての息子にイカされるなんて母親として、女として
気の強いエミネスは意地でも避けたかった。

先ほど母の手で大量に出したばっかりのヴァインは初めての交尾だったが
まだまだねばっていた。
男として本能的にまたすぐに達するのは恥ずかしいという思いがあり、
それ以上に好きな母ともっとつながっていたいと思うようになってきたからだ。
そしてヴァインのほうからも腰をひねったり突き上げたりと動作を加える。
空を飛ぶ際の羽の動きを応用し、羽の力で腰を思い切り突き上げてみた。
ズンッ・・・!
「ああ!・・・あはあぁぁ!い、い、いっちゃう!」
急に下から不意打ちをうけエミネスに絶頂が訪れる。
すさまじいまでの快感がエミネスの全身を駆け巡った。

さきほどまで息子より一秒でも長く我慢しようと思っていたが、そんな余裕は
すでに消え去りもっと息子と感じたいとイッたあとも本能のままにひたすら締め上げた。
「も、も、もう・・・ヴァインも来てっ!」
エミネスは悲鳴に近い声を上げ、ぐいぐいと締め付けてくる膣圧にヴァインもついに達する。
「あああっ!い・・いくよ!」
そう言うとヴァインは母の奥にあふれ出すほどの量の精液を思いっきり爆発させた。

母子にとってずいぶん長いように思えた時間もやっと終了した。
お互い抱き合いその余韻にひたりながらエミネスが微笑みながら言う。
「ヴァインったらあんなに母さんをいじめて・・・。メスの竜にはやさしくしないとモテないわよ。」
「母さんがいるから別にもてなくたっていいよ。」
この言葉にどれほど母が感激したかヴァインには分からなかったが
母がさらに笑顔になったのでヴァインもなんとなくうれしかった。
照れ隠しなのかエミネスがさらに口を開く
「あ、さてはまた母さんにエッチな事しようとおもってるんでしょ。」
「さっきは母さんが先にイッちゃったから、次するときはもう少し我慢してよね」
「言ったわねヴァイン!」

そんな会話をしながらイチャイチャしているとやがて天候の方も回復してきた。
「あ、雲が晴れてきたわね。」
エミネスが雲間からこぼれる光を見て気づく。
「ほんとだね。じゃあぼくらも住処に戻ろうか。」
「え・・・ま、まだいてもいい・・んじゃない?」
エミネスがモジモジしながらヴァインに言う。
「だめだよ。ここにいたら母さんのかわいい声が他の竜に聞かれるかもしれないし。
それに僕らの住処だったらどれだけ大声でも平気でしょ?エミー。」
と、ウィンクしながらヴァインが言う。
「こらぁ!まったく生意気になっちゃって!」
エミネスが笑いながら怒る。

やっと出口に向かう母子。
洞窟から出るときにエミネスは先を歩く息子の背中を見ながら思った。
「(なんだか背中が大きくなった感じがするけど、もうヴァインも一人前なのね。)」
そんなことを思いながら森に出て周りを見渡す。
他の竜達も天候が回復して自分の住処に戻るのかカップルで仲良く飛んでいく姿が見える。
「じゃあ行きましょうか、ヴァイン。」
「うん。」
エミネスとヴァインも来た時と同じように飛び住処へ向かう。
いや、正確には来た時と違って母子手をつないで飛んでいた。
そして飛びながら時折、視線を合わせお互い微笑む。
すっかり天候も良くなり快晴が広がる青空に、負けないくらい鮮やかな青い仔竜と
その空に広がる真っ白い雲に、負けないくらいの純白の母竜は2頭で
どこまでも飛んでいけるかのように力強く輝いて見えた。

END

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